こっちあっち…いや逆だ?!×名探偵コナン~新探偵達の鎮魂歌・鬼の友達と名探偵~   作:Dr.クロ

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休日、どこかに遊びに行こうとした伊御達に依頼が舞い込む。


DETECTIVE.Ⅰ~依頼⇔出会い~

とある日の事であった。

 

伊御「ごめん。遅れた」

 

真宵「伊御さん遅れるなんて珍しいんじゃよ」

 

はちぽちに駆け込んでそう言う伊御に真宵はそう言う。

 

伊御「寝坊した」

 

京谷「おいおい…まぁ、全員揃ったし行くか」

 

佳奈「だね~♪」

 

答える伊御に京谷はそう言い、佳奈も元気よく言う。

 

正邪「何処に?」

 

姫「昨日話していた横浜にある有名なミラクルランドですよ」

 

真宵「そこに遊びに行くんじゃよ。忘れちゃダメじゃよ」

 

確認する様に聞く正邪に姫はそう言い、真宵も続く。

 

正邪「あ、そうだったな」

 

榊「おいおい忘れちゃダメだろ」

 

咲「正邪さんには初めての遊園地だもんね」

 

思い出したと手をポンとさせる正邪に榊は肩を竦めて、咲はくすくす笑って言う。

 

みいこ「あら皆、まだいてくれて丁度良かったわ」

 

榊「?どういう意味だよみいこ姉?」

 

するとそこに何かを持って来たみいこに榊は首を傾げる。

 

みいこ「これが紫さんから届いてね」

 

真宵「これ、ミラクルランドのフリーパスじゃよ」

 

佳奈「ええ!?これホント!?」

 

渡されたのを見て呟く伊尾の後にそう言う真宵に佳奈は目を輝かせる。

 

榊「んで手紙か?」

 

正邪「なになに……」

 

その後に手紙を読む。

 

『初めまして動物に好かれる音無伊御君とそのお友達の皆さん。手紙でごめんなさいだけどお願いがあるの。今日ミラクルランドで知り合いが知り合った探偵が人質を取られてしまってとある事件の調査を依頼されました。今夜の10時に同封したフリーパスと同じタイプのに細工された爆弾が爆発してしまいます。この事は人質の人たちは知りません。また、ミラクルランドのエリアから出たら強制的に爆発もしてしまうとの事。あなた方でその内の3人は探偵たちに同行して後の人達はミラクルランドに向かって人質に爆弾の事を気づかれずに護衛してください。私は別件で動けないのでお願い。八雲 紫 PS.同封したのには爆弾はついてませんので』

 

京谷「ば、爆弾!?」

 

咲「うそ!?」

 

正邪「これが!?」

 

手紙の内容に誰もが驚いて伊御から距離を取る。

 

榊「落ち着け皆!これには爆弾はついてないって書いてるだろ!」

 

真宵「スキャンした所、爆発物と思われるのはついてないんじゃよ」

 

それに対して榊が落ち着かせて、真宵がバイザーの様なのを付けてそう言う。

 

佳奈「な、な~んだ」

 

正邪「……おい、ちょっと待て。これには付いてなくてもこの手紙の内容通りならこの探偵たちが付けているのには爆弾がついているってことじゃないのか?」

 

安堵の息を吐く佳奈だが正邪のに誰もがあっ!?となる!

 

姫「もももも、もしかしてこの手紙に書かれてる人質の人たちは知りません。って言う事は!」

 

つみき「…爆弾が付いたフリーパスを装着してるって事ね」

 

真宵「しかもこれエリア外から出たら爆発となると超有名なスーパースネークに乗ったら確実にアウトじゃよ!!!!」

 

顔を青ざめて言う姫のを引き継いで言うつみきの後に真宵が頬を抑えて叫ぶ。

 

正邪「どういうことだ真宵!」

 

真宵「スーパースネークは走る道の途中がエリアの外に出てるんじゃよ!!」

 

京谷「んじゃあ早く行かねえとまずいじゃねえか!!!」

 

姫「は、早く警察に!!」

 

伊御「待て!」

 

聞く正邪に真宵は簡単に答えると京谷は青ざめて言い、姫も慌てて警察に連絡しようとして伊御に止められる。

 

正邪「警察はやめたほうが良いと思うぜ」

 

姫「どどど、どうしてですか!?」

 

伊御「姫、もう1つ手紙があった。読むぞ」

 

厳しい顔で言う正邪の後にそう言って伊御はもう1つの手紙を読む。

 

『忠告、警察には連絡しないで、依頼主は警察に教えたらその時点でフリーパスの爆弾を起爆させるわ。さらに言うと人質や探偵に付けられているフリーパスは外せない様にされていて無理やり外そうとすれば爆発を起こすわ』

 

榊「マジかよ!」

 

佳奈「つまり人質さんにそれを教えて外してってお願いしても無理って事!?」

 

正邪「ずいぶんと用意周到な依頼人だな」

 

もう1つの内容に榊は苦い顔をして佳奈も頬を抑えて叫び、正邪は顔を顰める。

 

伊御「それと…どうやらこっちが俺達に頼む本命みたいだ」

 

榊「もう一通あったのか!?」

 

正邪「三通目か」

 

続けて伊御の取り出したのに誰もが注目する中で伊御は読む。

 

『それからこれが本題。私が調べた所、その事件を調べる人たちをガイアメモリを持った者達が狙っている可能性があるの。本来なら専門家に頼むべきだけど有名な人物もいたら相手はどう言う風に出るか分からないからライダーになりたてでそこまで知られていないあなた達に彼らの護衛を頼みたいの。その探偵と人質の写真も同封してますので見てください』

 

真宵「マジですか!?」

 

正邪「あいつらみたいな奴らが居るのか……」

 

内容に真宵は驚き、正邪は顔を顰める。

 

初めて変身した時のを思い出しながら伊御は写真を取り出す。

 

榊「あれ、これって有名な眠りの小五郎じゃねえか?」

 

京谷「こっちは確か西の高校生探偵の服部平次で」

 

佳奈「あー!この子知ってる!怪盗キッドから宝石を守っているキッドキラーだ!!」

 

数枚の写真の中で1枚の写真を見て榊はそう言い、京谷と佳奈も写真を見て言う。

 

正邪「この白い奴は誰だ?」

 

伊御「怪盗キッドだな。彼も狙われてるのか?」

 

咲「だけど毛利探偵達と違って神出鬼没だからどうすれば良いのかしら?」

 

つみき「見かけたらで良いんじゃない?後は私たちと同じ高校生2人に小学生4人ね」

 

姫「あ、この子達知ってます!確か男の子2人とこのおかっぱ頭の子は江戸川コナン君と一緒にデパート強盗団を捕まえた子達ですよ」

 

1つの写真を見て聞く正邪に伊御は答えて、咲のにつみきが答えた後に姫がそう言う。

 

榊「この角みたいな髪型の女性は確か空手で有名な毛利蘭じゃねえのか?」

 

咲「そう言えばそうね。彼女もまた一緒って訳ね」

 

京谷「しかし面倒な状態だな」

 

気づいてそう言う榊のに咲も思い出して言い、京谷は頭を掻いてぼやく。

 

正邪「それより早く行かないとやばいんじゃないか?」

 

榊「確かにそうだな」

 

みいこ「それじゃあ行きましょうか。車は用意してるわ」

 

そう言う榊にみいこが手をパンとさせて注目を集めて言う。

 

伊御「別々で行った方がいいんじゃないですか?」

 

みいこ「途中までよ。紫から次に行きそうな場所を聞いてたの」

 

榊「マジかよ紫さんパネェ!」

 

聞く伊御にそう答えたみいこから出た言葉に榊は驚く。

 

真宵「流石は幻想郷の管理者なんじゃよ;」

 

伊御「情報を集めるのが早いのには俺も驚いた」

 

とにかく、伊御たちはみいこの運転する車で超特急で横浜へと向かった。

 

それで目的の探偵たちと合流するメンバーを話し合った結果以下の様になった。

 

探偵組と行動するチーム

 

伊御、榊、正邪

 

ミラクルランドで人質がエリアの外に出ない様に見ているメンバー

 

つみき、姫、真宵、佳奈、京谷、咲、みいこ

 

姫「三人だけで大丈夫ですか?」

 

榊「こういうのは少数精鋭の方が良いんだよ。手紙にも3人でって書いてあるし」

 

伊御「あんまり多いとかえって相手に妨害をさせやすいと思うからね」

 

探偵たちが通るであろう馬車道に着いて降りる伊御たちへ不安げに聞く姫に榊はそう言い、伊御も付け加える。

 

正邪「姫たちも気をつけてな」

 

伊御「エリアの外に行かない様にだけどフリーパスが爆弾だと気づかれない様に」

 

京谷「分かってるよ」

 

そう言葉を交わした後にみいこが運転する車が発進する。

 

榊「さてと、探しに行くか」

 

正邪「この近くだよないるのは」

 

右拳を左手の掌にパシーンとぶつけて言った榊の後に正邪が周りを見て言う。

 

伊御「ああ、情報通りならこの近くの筈だ…」

 

ば~か、ば~か!!無能な警察は消えろ!!

 

同じ様に見渡して伊御が言ってる時、変な声が聞こえてくる。

 

正邪「ん?」

 

榊「なんだ?」

 

伊御「行ってみよう」

 

聞こえてきた声に3人はした方へと走る。

 

ば~か、ば~か!無能な警察は消えろ!!

 

榊「また聞こえて来たぞ!」

 

正邪「あの人形から聞こえるな」

 

見えて来たので店の前に置かれている人形が口を動かして音声を発していて、警官と思われる男性が止めようと近づこうとしていた。

 

ば~か、ば~か!無能な警察は消えろ!!

 

伊御「…榊、俺は嫌な予感がする」

 

榊「奇遇だな親友、俺もだ;」

 

正邪「……まさか……」

 

???「…危ない!その人形から離れて!!爆発するぞ!!」

 

まだ言い続けている人形に伊御はそう言い、榊も冷や汗を掻くと子供の言葉と共に人形へと駆け出す。

 

爆発10秒前!!

 

伊御「予感的中か!」

 

正邪「そうだな!」

 

それに伊御は呟き、正邪は何かの布を取り出しながら続く。

 

9!!8!!7!!6!!5!!4!!

 

その間にカウントが進んで誰もが近くにいた子供を連れて離れるが1人だけまだわかってない子供がはしゃいで離れておらず、伊御はその子供を抱きかかえて離れようとし、正邪も布を構える。

 

3!!2!!1!!

 

ドカーーーーーン!!!

 

カウントが0になった直後、人形から光が発された後に爆発は起こる。

 

榊「伊御!神那!!?」

 

伊御「……大丈夫?」

 

叫ぶ榊だが爆発が収まって子供に安否を聞く無事な伊御と正邪の姿にほっと安堵する。

 

子供は無事で泣きながら親の方へと走る。

 

???「おい大丈夫か!」

 

そんな伊御達へ髪型が丸く抑えている男性が駆け寄る。

 

伊御「大丈夫です」

 

正邪「平気だぜ」

 

男性「そうか…」

 

???「横溝君!大丈夫かね!?」

 

2人のを聞いて安堵する男性にまん丸体系な男性が駆け寄って聞く。

 

男性→横溝「ああ、こっちは大丈夫だ目暮」

 

男性2→目暮「それはよかった…それにしても君たち、危ないじゃないか!もしかしたら死んでいたかもしれないのだぞ!」

 

横溝と呼ばれた最初に駆け寄った男性の言葉に目暮と呼ばれた男性は安堵した後に伊御達に怒鳴る。

 

伊御「すいません」

 

正邪「けどあのままだとさっきのガキが死んでたかもしれないぞ」

 

目暮「ぬぅ、そうだが…」

 

???「…ったく、子供に助けて貰い、あまつさえそう指摘されるとは最近の警察はなっちゃいませんなー…」

 

頭を下げる伊御の隣でそう言う正邪のに呻く目暮に後ろにいた男性がそう言う。

 

伊御達は彼が毛利小五郎だと気づいた後にさらに江戸川コナンと服部平次もいる事に気づく。

 

榊「本当に情報通りだったな(小声)」

 

正邪「そうだな(小声)」

 

目暮「なんだと!?先ほど爆発はキミのせいでなったんじゃないのかね!?」

 

小声でそう交わす伊御達を知らずに目暮は先ほど言った毛利の胸倉を掴んで叫ぶ。

 

毛利「よしてくださいよ。そんな証拠はどこにもない…はっきり言って迷惑なんスよ!!もう付き纏わないでいただきたいですな!!」

 

目暮「何~!!…!?」

 

それに対して自分の胸倉を掴んでいた目暮の腕を掴んでそう言い放す毛利に目暮は怒るが次の瞬間、目を丸くする。

 

伊御「?」

 

毛利「刑事辞めて正解でした…長生きしたいッスからねぇ…オマエら、行くぞ!!」

 

目暮の反応に疑問を感じる伊御だが腕を放してそう言って歩き出す毛利と付いて行く服部とコナンに2人に追おうと目で合図して2人とも頷いて続く。

 

目暮「………………」

 

???「警部…いいんですか?」

 

無言でいる目暮に部下である白鳥が聞く。

 

目暮「良いんだ…」

 

そう言って毛利達に背を向けて白鳥の胸をポンとする目暮にされた白鳥はその手の中にある奴に気づいて手で受け取ってみる。

 

そこには小さな紙にこう書かれていた。

 

『蘭や子供たちがミラクルランドで人質に、外へ出ると爆発するIDが手首に、極秘に蘭たちの保護をよろしく 毛利』

 

その内容に白鳥は目を見開き、毛利達を見る。

 

伊御「ちょっとすいません」

 

毛利「ん?君たちはさっきの…」

 

ちょっと離れた場所で声をかける伊御に毛利やコナン達は怪訝とした顔で3人を見る。

 

伊御「俺たち紫さんの依頼で貴方達の手伝いに来ました」

 

毛利「何?紫氏からだと!?」

 

コナン「お兄さん達って鬼矢さん達の知り合い?」

 

榊「いや、俺の姉貴が知り合いでその伝手で頼まれたんだよ。俺は戌井榊って言います。こいつは俺の親友の音無伊御に蛇正神那ッス」

 

服部「なあなあ?その紫って誰なん?」

 

告げた事に驚く毛利とコナンに榊がそう言って自己紹介する中で服部ははてなマークを浮かばせて聞く。

 

毛利「お前知らないのか!?俺たち探偵や刑事の間では有名な人だぞ!?」

 

服部「そんなに有名なんか!?…そうなるとあの親父ぃぃぃぃ~~隠しとったな」

 

そう言う毛利のに服部は自分の父を思い出しながら手の骨を鳴らす。

 

伊御「そ、そちらの事情は大体把握してます。ミラクルランドには俺達の友達が向かってます」

 

正邪「お前らのこれには爆弾がついているんだろ?」

 

伊御が言った後に正邪が右腕に付けたフリーパスを見せる。

 

服部「!それを付けてるって事は!?」

 

榊「大丈夫大丈夫、これはちゃんとした普通のでミラクルランドに入る為のだよ」

 

毛利「そ、そうか…しかしそうなると頼りにさせて貰うぞ」

 

驚いて聞く服部に榊は手を振って言い、毛利はそう言う。

 

遊び行くつもりだった伊御達に訪れた依頼その依頼で待ち受けているのは果たして…




キクヱ「こんにちわ~伊御君達の担任のキクヱですの~今回は出番のない私が謎を出題しますの~では謎その1~」

様々な模様の中でこれで決まりだと言う競技はな~んだ?

キクヱ「それでは次回、捜索⇔護衛をお楽しみにですの~」

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