ラフムに転生したと思ったら、いつの間にかカルデアのサーヴァントとして人理定礎を復元することになった件   作:クロム・ウェルハーツ

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8.行くのは待って欲しい……タイツ頂戴!

 いつの間に現れたのだろうか? 立ち上がる魔力の前に居た緑色の服を着込んだ男が冷たい目付きでラフムたちを見下ろす。しかし、目付きとは裏腹に、その顔は笑顔のままだ。

 彼に見覚えのあったマシュが声を上げる。

 

「レフ教授!?」

「レフ!? レフ教授だって!? 彼がそこにいるのか!?」

「うん? その声はロマニ君かな? 君も生き残ってしまったのか。すぐに管制室に来て欲しいと言ったのに、私の指示を聞かなかったんだね。まったく……」

 

 柔和な笑みが醜悪な笑みに変わった。

 

「……どいつもこいつも統率のとれていないクズばかりで吐き気が止まらないな。人間というものはどうしてこう、定められた運命からズレたがるんだい?」

 

 危険を感じる声。『そうだろう?』と言うようにマスターを見下す彼の視線。ついでに言うと、マスターの近くに戻っていたラフムを蟲でも見るかのような目付きを一瞬だけ向けてきた。外見だけで判断しやがって……。死んだ魚のような目だったら許せたというのに。

 

 素早くマシュが前に出て盾を構える。

 

「──! マスター、下がって……下がってください! あの人は危険です……あれは、わたしたちの知っているレフ教授ではありません!」

 

 が、状況判断ができない者が一人いた。

 マシュの注意も聞かず飛び出す影。オルガマリーだ。

 

「レフ……ああ、レフ、レフ、生きていたのねレフ! 良かった、あなたがいなくなったらわたし、この先どうやってカルデアを守ればいいか分からなかった!」

「所長! いけません、その男は……!」

 

 マシュの制止も耳に入れずにオルガマリーは緑色の服の男、レフ・ライノールへと駆け寄って行く。

 

「やあ、オルガ。元気そうでなによりだ。君もたいへんだったようだね」

「ええ、ええ、そうなのレフ! 管制室は爆発するし、この街は廃墟そのものだし、カルデアには帰れないし! 予想外の事ばかりで頭がどうにかなりそうだった! でもいいの、あなたがいれば何とかなるわよね? だって、今までそうだったもの。今回だってわたしを助けてくれるんでしょう?」

「ああ。もちろんだとも。本当に予想外のことばかりで頭にくる。その中でもっとも予想外なのが君だよ、オルガ。爆弾は君の足元に設置したのに、まさか生きているなんて」

「──、え? ……レ、レフ? あの、それ、どういう、意味?」

「いや、生きている、というのは違うな。君はもう死んでいる。肉体はとっくにね。トリストメギスはご丁寧にも、残留思念になった君をこの土地に転移させてしまったんだ。ほら、君は生前、レイシフトの適性がなかっただろう? 肉体があったままでは転移できない。わかるかな。君は死んだ事ではじめて、あれほど切望した適性を手に入れたんだ。だから、カルデアにも戻れない。だって、カルデアに戻った時点で、君のその意識は消滅するんだから」

「え……え? 消滅って、私が……? ちょっと待ってよ……カルデアに、戻れない?」

「そうだとも。だがそれではあまりにも哀れだ」

 

 ニッコリとオルガマリーだけを見つめて親愛を表すように笑うレフ。改めて言うけど、表情とは裏腹に彼の目付きは冷たい。

 

「生涯をカルデアに捧げた君のために、せめて今のカルデアがどうなっているか見せてあげよう」

 

 手に聖杯を引き寄せたレフの背後の空間が歪んだ。そこには真っ赤な巨大地球儀、カルデアスの姿。

 

「な……なによあれ。カルデアスが真っ赤になってる……? 嘘、よね? あれ、ただの虚像でしょう、レフ?」

「本物だよ。君のために時空を繋げてあげたんだ。聖杯があればこんな事もできるからね。さあ、よく見たまえアニムスフィアの末裔。あれがおまえたちの愚行の末路だ。人類の生存を示す青色は一片もない。あるのは燃え盛る赤色だけ。あれが今回のミッションが引き起こした結果だよ。良かったねぇマリー? 今回もまた、君のいたらなさが悲劇を呼び起こしたワケだ!」

「ふざ──ふざけないで! わたしの責任じゃない、わたしは失敗していない、わたしは死んでなんかいない……! アンタ、どこの誰なのよ!? わたしのカルデアスに何をしたっていうのよぉ……!」

「アレは君の、ではない。まったく──最期まで耳障りな小娘だったなぁ、君は」

 

 と、オルガマリーの体がレフの腕の動きと共に空中に浮いた。

 

「なっ……体が、宙に──何かに引っ張られて──」

「言っただろう、そこはいまカルデアに繋がっていると。このまま殺すのは簡単だが、それでは芸がない。最後に君の望みを叶えてあげよう」

 

 弱者を虐げる愉悦を感じさせる笑みでレフは宣言する。

 

「君の宝物とやらに触れるといい。なに、私から慈悲だと思ってくれたまえ」

「ちょっ──なに言ってるの、レフ? わたしの宝物って……カルデアスの、こと? や、止めて。お願い。だってカルデアスよ? 高密度の情報体よ? 次元が異なる領域、なのよ?」

「ああ。ブラックホールと何も変わらない。それとも太陽かな。まあ、どちらにせよ。人間が触れれば分子レベルで分解される地獄の具現だ。遠慮なく、生きたまま無限の死を味わいたまえ」

「いや──いや、いや、助けて、誰か助けて! わた、わたし、こんなところで死にたくない! だってまだ褒められてない……! 誰も、私を認めてくれていないじゃない……! どうして!? どうしてこんなコトばっかりなの!? 誰もわたしを評価してくれなかった! みんなわたしを嫌っていた! やだ、やめて、いやいやいやいやいやいやいや……! だってまだ何もしていない! 生まれてからずっと、ただの一度も、誰にも認めてもらえなかったのに──!」

 

 ──トウッ!

 

 ブシュッと水風船を針で突っついた時のような音がする。それはラフムの手元からの音だ。更にいうと、目の前の男の体がビクンビクンとしている。気配遮断スキルなんてものは持っていないけど、オルガマリー(デコイ)に注目していたレフの後ろに回り込むなんてのは簡単だった。洞窟の薄暗さとラフムの体の色が合っていたことも幸いしたしネ。

 

「カッ……ああ……クカッ……」

 

 右前腕で聖杯(水晶体)を取りながらラフムは口を開く。

 

「9:eu6p0w@r」

 

 我が師よ(師じゃないけど)。もとより石以外の配布に期待などしておりませんので。

 

 アゾット剣じゃなく、ラフムの腕がレフの胸を貫いていた。そもそも、オルガマリーに視線を向けていたレフだ。ラフムの姿なんて文字通り目に入らなかった。多分、レフはオルガマリーを殺す時に狂気を見せることでラフムたちが動けなくなると考えたのだろうけど、考えが甘い。チョコラテぐらい甘い。

 

 お約束? 知らんなァ!

 そんな感じで、上に浮かぶオルガマリーに気を取られているレフにそっと近づき、後ろから左前腕の爪をレフの背中に突き刺した訳だ。敵の前で慢心するとは……。

 

「q0:」

「貴ッ様……」

「!?」

 

 怖ッ!

 

 胸を爪で貫いているのに、言葉を発したレフは怖かった。

 うおおおお、幽霊こわい──! こわい──! こわい──!

 多分、理系で更に顔芸までしてくるレフが怖い。裸で豹と戦えるラフムでも、胸を貫かれて口から血を流して振り返るレフは怖かった。

 

 感情のままに腕を振り切る。

 ぐしゃりと嫌な音がしたと同時に赤い染みが洞窟の中に広がった。ラフムが腕を振ってレフの体が吹き飛ばされた後に壁にぶつかったんだね、わかるとも!

 

 罪悪感を覚えるものの、上から絹を裂くような音で意識を切り替える。レフの魔術で浮き上がった所長だ。レフの魔術が止まれば落ちるのは当然だろう。事実、繋がった空間の縁は縮んでいるし、その向こうには所長が落ちている姿が目に映った。

 

「ラフム! 所長を!」

 

 一瞬の迷い。マスターとマシュを特異点に残して置くことと、所長を怪我なく受け止めることを天秤に掛けた瞬間、マスターの声がラフムの耳に届いた。

 

「3e-@66666!」

 

『なあ、優勝したら一緒に暮らさないか』とオルガマリーに言った覚えはないしデコトラに乗ってもいないけど、どこまでも落ちていくオルガマリーになんとなく既視感を覚える。

 

 既視感を振り切り、地面を蹴った。マスターの指示に従い、閉じていく時空の孔に飛び込み落ち行くオルガマリーの体を優しく受け止める。ザビ子を受け止めた無銘みたいに『すまない、救出が遅くなった。これに懲りたら単独行動は控えたまえ』と言って……ダメだ、結局、殴られる。悲しいです……なんでみんな幸せになれないんでしょうね……。

 何のことか分からない人は、そのまま聞き飛ばしてくださぁーい(ロリブルマ並感)

 

 オルガマリーの体を抱えてシュタッと地面に降り立った。

 腕の中のオルガマリーも無事だ。ショックを受けた顔をしているものの、サルベージをしなくても救えたので、よしとしてくれることだろう。

 

 ラフムが降りた先はカルデアだ。カルデアスがあるレイシフトするための部屋。地面は罅割れそこかしこにある陥没には水が溜まっている。ぶっちゃけ、酷い状況。

 だけど、レフのテロによる火事は収められたのか火は消えていて安全そうだ。

 

「所長!」

 

 腕からオルガマリーを下すと同時にカルデアのスタッフが駆け寄ってきた。Dr.ロマンでもダ・ヴィンチちゃんでもない。レフの攻撃から生き残った20余名の内のFGOでは名も語られることもなかった一人だろう。

 

 駆け寄ってきたスタッフに何も言葉を返さずにオルガマリーはガタガタと震えている。それも仕方のないことだろう。信じていた人に裏切られて、更に残酷な殺され方をされそうになったのだ(彼女はもう死んでいる)

 スタッフへ返事もできないのも妥当であることだろう。

 

 けど、逆に考えるとこれはチャンスだ。

 

 傷心のオルガマリーを慰める→撫でる→ステキ! 抱いて!→ラフムさん、大勝利

 

 そんな計算式を頭の中で組み上げたラフムはオルガマリーに向かって右前腕を伸ばす。歯を鳴らしてカルデアのスタッフの注目を集めようとしたけど、逆に一歩後ろに退かれた。私は悲しい(ポロロン)

 しかし、光の粒子になっていくオルガマリーを救うためには、スタッフさんに頑張って貰わなくちゃ困る。

 

 そんな訳で、右前腕に引っ掛けている黄金色の水晶体、聖杯をスタッフに見せてオルガマリーに視線を向けた後、歯をカタカタ鳴らす。

 聖杯を使ってオルガマリーを救って欲しいという意志表示だ。

 しかしながら、スタッフはとても悲しそうな顔を浮かべてオルガマリーの前に跪く。

 

「所長。申し訳ございません」

「……」

「我々には所長を救う手立てがありません」

 

 ……え? 嘘だ。だって、聖杯があるし。

 

 歯をカタカタ鳴らした後、首を横に振る。しかし、スタッフの答えは首を横に振り返すというものだった。

 

「この聖杯は魔力リソースでしかない物体です。伝説で語られるように万能の力を持つようなものではありません。そして、今の所長の状態は残留思念というべきもの。死亡している状態です。所長を助けるには、生き返らせるという奇跡が必要になりますが、その奇跡を実現させるためには魔法であっても、できないことです」

「264……」

 

 思わず、フォウくんみたいな鳴き声が口から出てしまってスタッフの意見を否定したラフムとは裏腹に、所長は唇を噛み締めながらもスタッフの意見に頷いた。

 

「ええ、分かっています。分かっているのよ。けど、けど! なんで私が! なんで! なんでレフが! なんで私がレフに殺されなくちゃならないのよ! 信じてたのに! 信じてたのに! ……信じてたのに!」

 

 嗚咽混じりに言葉を繋げるオルガマリーに何も言えなかった。正直、彼女の命を聖杯で簡単に救えると思っていた。現実は非情である。

 薄くなっていくオルガマリーの体。せめて、彼女の精神だけは安らかになるようにと彼女の肩を軽く叩く。

 

「何よ?」

 

 すすり泣きながら振り返るオルガマリーへとラフムは上を指し示す。ラフムの腕が指すのは真っ赤に染まった巨大地球儀、カルデアスだ。

 アニメ版では思わず愉悦を感じれなくなるぐらいドン引きな凄い悲鳴を上げていたほどに痛そうなカルデアスタッチを決めなくて、まだ幸運だったとオルガマリーに示した。

 

 と、オルガマリーの顔が変わる。これまでの泣き顔から一転して戦う人の表情だ。

 

「通信を開きなさい」

「え?」

「早くしなさい! 私には時間がないの!」

「は、はい!」

 

 スタッフは手に付けたウェアラブル端末を操作して、通信画面を開く。空中に浮かび上がるのは色々な作業をしているカルデアのスタッフたちの映像だ。

 

「全スタッフに通達! これから、私はカルデアからいなくなります! ええ、分かっているでしょう? 私は死んでいるのですから! だから、これは所長としての最後の命令(ラスト・オーダー)! 我々の最後の希望、藤丸立香を全力で……全力以上でサポートしなさい!」

 

 オルガマリーは右腕を大きく振って見せる。

 

「逃げることは許しません。負けることは許しません。世界の命運は貴方たち一人一人の肩に掛かっているのですから。一人として欠けることなく世界を救いなさい!」

 

 次いで、オルガマリーは一つの映像の画面に着目した。

 

「ロマニ・アーキマン! 貴方にカルデアの全権を任せます。私の後任として役目を果たしなさい! 以上です!」

 

 空中の映像の一つ、Dr.ロマンが映る映像。ゆるふわ系三十路男子のロマニが真剣な表情でオルガマリーを見つめ返す。

 

「人理継続機関フィニス・カルデア“所長”、オルガマリー・アニムスフィア。貴女の命令(オーダー)は必ず果たしてみせます」

 

 空中に浮かんだ数々の映像。ロマニの声に頷いた通信先のたくさんのカルデアのスタッフたち──幾名かはオルガマリーの命令を守って作業をしっかりと続けている者もいる──が敬礼をしていた。

 それは、オルガマリーを認めたという所作だ。

 

 そのことに気が付いたのだろう。

 呆けたように一瞬、目を大きく開けた後、オルガマリーは何度も頷き、そして、嬉しそうに涙を流している。

 

 と、袖で涙を拭ったオルガマリーはラフムに振り返った。

 

「ラフム。アナタがカルデアスを示すことがなければ、“所長”として命を下すことがなかった。それに、私が認められることもなかった。……ありがとう」

 

 その言葉を最後に、オルガマリーの体は金色の粒子になって消えてしまった。

 遺されたのは彼女に使うことのできなかった聖杯という名のレベル上限の限界突破アイテムのみ。なんともやるせない心持ちだ。

 

「ラフム、ありがとう」

 

 項垂れていると目の前のスタッフの端末から空中に描かれた映像にいるロマンに声を掛けられた。ロマンに顔を向けて首を傾げる。何か礼を言われることをした覚えはない。オルガマリーを救えなかったし。

 

「君のお陰で冬木の特異点は修復された。君があのアーチャーを倒してなかったらと考えると、藤丸くんたちにより大きな危険が襲っていたかもしれない。君の行動が彼らを救った」

「MASTER……MATTHEW……」

「ああ、心配しなくても大丈夫。藤丸くんとマシュはレイシフトから無事帰還した。今はバイタルチェックをしている最中だけど、パッと見た所、特に問題はなさそうだしね」

「9tzq」

「うん、君の言葉は分からないけど気持ちは解った。二人とも無事で本当に良かった。それに、“所長”も君に救われた」

 

 再度、ロマンに首を傾げる。

 

「“オルガマリー”の独白を聞いていて思ったよ。思い知らされたという方が正しいかな? カルデアスタッフは誰一人として彼女を理解しようともしていなかった。カルデアの所長という立場から皆、彼女のことを所長としてあるべきだと考えていたんだろうね。そして、そのことはオルガマリー・アニムスフィアという女性も同じ考えだった。カルデアの所長として相応しい人物でなければならないと行動していた。彼女も彼女のことを認めてあげることが出来なかったんだと思う」

 

『けど』とロマンは続ける。

 

「君は違った。君だけはオルガマリーという人物を見ていた。所長という肩書もアニムスフィア家という家名も関係なく、オルガマリーを見ようとしていた。そして、彼女にカルデアスを示すことで、彼女が心の底から何をしたかったのか思い起こさせた。それが、マリーのじゃなくてカルデアの所長としての行為だというのは皮肉なものだけど」

 

 少し寂しそうに笑ったロマン。

 

「“オルガマリー”が最後に選択したのは自分の遺し方。彼女は“所長”としての最後を遺した。彼女の遺志を継ぐ覚悟を、彼女を認めたボクたちカルデアの全スタッフにさせてね。だから、全スタッフを代表して、改めて君に言おう」

 

 椅子から立ち上がったロマンは深々と頭を下げる。

 

「ラフム、ありがとう」

 

 その言葉はまだ早い。

 聖杯を掲げ、赤く染まったカルデアスへと顔を向ける。

 

「そうだね。これから、何度も君には戦って貰わなくちゃならない。ありがとうというのは早かったかな。じゃあ、こう言わせて貰うよ。ラフム、これからもよろしく」

 

『前に進むのをやめたらそこで終わりですもの』

 

 オルガマリーの声がしたような気がした。

 これから先、辛く怖い戦いの日々に巻き込まれていくのだろう。けど、立ち止まらない。その勇気。それが、オルガマリーからラフムに遺されたものだと思うから。

 

 力強くロマンに頷いた.

 

 




行っくぞー! マジックサーキットフルカウント! マーブルファンタズム!
ラフムーンの前に新たな敵が現れたの! その名は妖怪、竜の魔女!
怖い、私負けそう。月よ、もう一度愛を信じさせて。
そこに現れた助っ人!
え? マシュ! その竹輪どうするの?
次回、黒き泥人形ラフムーン!
──ドラゴンスレイヤー大会──
次回もあなたの心にマーブルゥ……ファンタズム!

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