東方英雄伝 ~ラノベの主人公が幻想入り~ 【完結】   作:カリーシュ

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どうも、最近になって『東方英雄伝』といったら普通は銀河英雄伝説とのクロスのことを言うと気付いて愕然としているうp主です。
クト「どうも、デアラ最新刊でファントムの正体予想が当たって嬉しいクトです」
つー訳でデアラ16巻&バレット発売だぁあ!
ク「ああ、そういえばうp主は、デアラで一番好きなキャラは狂三だっけか?」
そのとーり。だから滅茶苦茶嬉しい。
ク「13から15巻スキップしてまで買ってたからなぁ…
正直辛いんじゃないか?二亜とか、六喰とか、分からないキャラもいるんだろ?」
それでも構わない。
ク「その心は?」
カワイイは正義(ジャスティス)。取り合えずアイザックはボコられればいい。映画バイオのラスボスと苗字一緒だし。
ク「さいで」



それぞれの日常
25話 士道編:悪霊退散!博麗の神主!?


 

―紅魔郷宴会終了後、ある日

―博麗神社

 

 

博麗霊夢は、縁側に横になって煎餅をバリボリと齧っていた。

 

「……暇ね」

 

「暇なのかー」

 

「……何で居るのよ、ルーミア」

 

「しどーが居ていいって言ったのだー」

 

「……この神社の巫女が誰か、再確認する必要があるかしら?」

 

「家事全般こなしてるしどーの方がヌシに見えるのだー」

 

「うぐっ!?」

 

「このあいだも、誰かがれーむのこと『ヒモミコ』って呼んでたのを聞いたことあるのだー」

 

「くぅっ!? る、ルーミア、その辺にしt」

 

「んー?そーいえばれーむ、昨日か一昨日にしどーのこと『母さん』って呼んでt」

 

「もうやめてええぇぇぇぇぇえ!?」

 

「……何やってんだお前ら?」

 

「あ!しどーなのかー!」

 

「べ、別に、何でも無いわよ」

 

「? まあいいか。それより霊夢、付き合ってくれないか?」

 

「ファッ!?」

 

「大胆なのかー」

 

「…ん? 買い物にってことだぞ。このあいだの宴会の余り物も、もう無いしな。食料とか消耗品とか買い足したいんだよ」

 

「え?あ、そ、そう」

 

「私はチルノちゃんたちと遊んでくるのだー。いってきますなのだー」

 

「おういってらっしゃい。晩メシまでには帰れよー」

 

「……もう完全に主婦の台詞ね。

 

ていうか1人で行きなさいよ」

 

「いやだってホラ、オレ真っ直ぐにしか飛べないし」

 

「気合でどうにかしなさい」

 

「無茶振り!?」

 

 

 

〜巫女精霊移動中〜

 

 

 

―人里

 

 

「…そういえば、なんだかんだでここに来るのは初めてだな」

 

「それもそうね。士道が幻想入りしてからは弾幕ごっこばっかりやってた気がするわ」

 

「あはは…」

 

「…満足に飛べるようになるまで続けるからね」

 

「orz」

 

「……あの、道の真ん中で四つん這いにならないで下さい。手を踏んでしまいます」

 

「いいのよコイツ傷の治り早いから―って、阿求じゃない」

 

「お久しぶりです、霊夢さん」

 

「知り合いか?」

 

「まあね」

 

「初めまして。稗田阿求といいます」

 

「五河士道だ」

 

「士道さん……あ!この前の異変の解決者の1人でしたか!」

 

「…なんで知ってんだ?」

 

「天狗の新聞に書いてありましたよ」

 

「天狗って新聞書くのか!?」

 

「書くわよ。…ゴシップばっかりであんまりアテにならないけどね」

 

「読んでみますか?知り合いの貸本屋にあったと思いますが」

 

「頼む」

 

「この道を真っ直ぐ行った先の右側にありますよ」

 

「ありがとう。ちょっと行ってくる!」

 

 

〜精霊離脱中〜

 

 

「新聞を読みたがるなんて……外の世界は分からない習慣があるのね」

 

「彼、外来人なんですか?

 

……ところで霊夢さん?」

 

「何よ?」

 

 

 

「…彼とはどこまで?」

 

 

 

「……はぁっ!?!?」

 

「え?だって同居してるんですよね?

 

幼子の声を聞いたって噂もあるんですよ!?」

 

「な、ないないない!絶対に無い!!ていうか噂の発信源誰よ!?」

 

「里の1人が依頼に行った時に聞いたらしく、そのまま逃げ帰って来たんですよ」

 

「なんで逃げるのよ!?ていうか近くまで来たなら賽銭入れてきなさいよソイツ!!」

 

「見つかったら脅迫(夢想封印)されると思ったんでしょうね」

 

「しないわよ!?

 

……ていうか阿求?やけに詳しくない?その人って、」

 

「まあまあその話は置いといて。その依頼の話をしましょう」

 

「ちょっと待ちなさ「謝礼金」おし乗ったぁ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―夜

―人里 物陰

 

 

「……それで?結局依頼ってなんだったんだ?」

 

「さっきも説明したでしょ!『夜な夜な幽霊が出るから、除霊をする』っていう簡単な内容よ」

 

「幽霊なんてそんなポンポン出るのか?」

 

「なんでも、阿求の家の資料室にあった古い手紙を開けてから目撃されるようになったそうよ。調べてみたら、昔、その手紙には書き手の霊が憑いてて、成仏させた筈っていう記録があったらしいわ」

 

「…よくそんな記録があったな」

 

「その書き手が当時の結構なお嬢様だったそうよ」

 

「成る程。

 

…成仏したんだろ?無関係じゃないのか?」

 

「ボコして聞き出すなり、さっさと成仏なり除霊なりさせたら終わりよ。

 

…シッ!言ったそばから来たわ」

 

 

建物の陰から、噂の柳の木を見ると―

 

長い髪の女性が、いた。

 

そして―

 

 

(う、うわ!?出た!?)

 

(さっさと三途の向こうまでぶっ飛ばし――え?)

 

 

…1人の男性が駆け寄った。

 

手元には、手紙のような物もある。

 

 

「……」

 

「……」

 

「……誰が幽霊?」

 

「……逢引って……私の出番……」

 

「ま、まあいいじゃないか。見てるのも悪いし、さっさと帰ろう―」

 

 

―ドサッ

 

 

「―ぜ……」

 

「……間違いないわね。

 

 

悪霊よ」

 

 

柳の木の下には、―

 

 

倒れた男性と、不自然に宙に浮いた女性の霊がいた。

 

 

「」

 

「チッ!

霊符『夢想封―」

 

「―」

 

 

―フッ

 

 

「…取り逃がした、か」

 

「え!?ちょ、消えた!?」

 

 

 

―翌日の夜

 

 

「さあ!リベンジよ!!」

 

「カエリタイ」

 

「却下」

 

「ダニィ!?」

 

「…お前ら仲良いんだぜ」

 

 

前日と同じ物陰には、霊夢、士道の他に、魔理沙がいた。

 

 

「なんで私まで…」

 

「いざとなったらぶっ飛ばす(マスパ)からよ」

 

「士道の『砲』じゃダメなんだぜ?」

 

「やらせるつもりだけど、……」

 

 

「な、なあ?ミスったら末代までた、祟られるなんてこと、な、ないよな…?」ガタガタ

 

 

「察したんだぜ」

 

「まったく……大丈夫に決まってるでしょ」

 

「本当にか?」

 

「祟りだろうが封印だろうが、私に掛かればイチコロよ!」

 

「…」

 

「……なによ、その不満そうな目は?」

 

「…いや、別に。(フラグにしか聞こえない)」

 

「それじゃあ―

さーいしょーはグー!ジャンケンポン!」パー

 

「うお!?」グー

 

「だぜ!?」パー

 

「ひ、1人負け…」

 

「ちょうど良かったわ。はいこれ」つ紙切れ

 

「なんだコレ?なにに使うんだ?」

 

「その手紙のニセモノでアイツ(悪霊)の注意を引きなさい。私たちがその隙に背後からぶちのめすわ」

 

「はぁ!? ちょ、え!?」

 

「大丈夫よ。万が一火力不足だった時用に魔理沙もいるんだし。

ていうか魔理沙。キンジはどうしたのよ?」

 

「……ちょっち色々あって魔力も体力も使い切ってるから留守番なんだぜ」

 

「……まさかとは思うけど、妖怪の山か?」

 

「そのまさかなんだぜ」

 

「へ?私の所には何の連絡も来てないけど?」

 

「あー……キンジが文の新聞にキレてな。元々アイツ外で、えっと、ますこみ?と何かしらあったらしくてな」

 

「昨日の新聞の特集欄か……まあ確かにアレはないな」

 

「…その件は文をとっちめて聞き出すとして。

 

―来たわよ」

 

 

昨日と同じ柳の木の下。再び霊が現れた。

 

まるで、何かを待っているかのように佇んで。

 

 

(ほら士道!逝ってきなさい!)

 

(霊夢、漢字が違うんだぜ)

 

(逝ッテキマス)

 

((士道ォォォオ!?))

 

 

物陰から、なるべく自然に歩き出す。

 

霊が気がついたように士道を見る。

 

が、長い髪のせいで、士道からは霊の顔は見えない。

 

 

(落ち着け……1人じゃないんだ……イザとなったら灼爛殲鬼で……)

 

 

10メートル。

 

 

 

5メートル。

 

 

3メートル。

 

 

1メートル。

 

 

(―ん? ええ!?)

 

「き、君は―」

 

「「もらったぁぁあ!!」」

 

 

ゴキンっ!!

 

 

「ここで会ったが100年目!今度こそキッチリあの世へ」

 

「ちょっと待て霊夢!? その人生きてる!」

 

「待たないわよ!アンタのせいでこんな夜遅くまで待たされて―

 

は!?」

 

 

「きゅ〜……」

 

 

「「阿求!?!?」」

 

「やっぱりか」

 

「え、ちょっ、私たち思いっきり殴っちゃったんだぜ!?」

 

「……」

 

「……」

 

「……」

 

「…逃げるわよ」

 

「おう」

 

 

ピュー

 

 

「お、おい! 待てよ霊夢! 魔理沙!

 

…ったく」

 

「」

 

「…どうすっかな、これ」

 

 

 

 

 

 

―翌日 朝

―稗田家

 

 

「―う、う〜ん…」

 

「起きたか、阿求?」

 

「えぇ、おはようございま、す―

 

キャャァァァア!?」

 

 

バチーーン!

 

 

 

「―すいません!すいません!!」

 

「いや、急に寝室に入ったオレも悪かったからさ」

 

「ありがとうございます。

…ところで、何故士道さんが私の家に?」

 

「あー、そのことなんだけどな。実は―」

 

 

〜精霊説明中〜

 

 

「―そうなんですか。ご迷惑をおかけしました」

 

「いや、うん。憑かれてたっぽいとはいえ、殴っちまったこっちもこっちだからさ」

 

「気にしませんよ。

…それにしても、優しいんですね。士道さん。 あまり他人と関わらない霊夢さんが夢中になるわけです」

 

「? それって、どういう―」

 

「そうだ!士道さんのこと、『幻想郷縁起』に載せてもいいですか?」

 

「? 幻想郷…ごめん、なんだって?」

 

「私が昔から書き続けている資料集のような物なんですけど…実物を見た方が早いですね。ちょっとお付き合いお願いします」

 

 

 

―稗田家 書斎

 

 

「―これが、『幻想郷縁起』です!」

 

「…ごめん、どれがだ?」

 

 

士道の目には、部屋を埋め尽くす大量の紙が見えた。

 

至る所に色付きの付箋が貼ってあるから、細かく整理されてることは分かりけど……

 

 

「ああ、

 

 

この部屋にあるものは、全て『幻想郷縁起』です」

 

 

「……はい?この量を、君が?」

 

「正確には、私で9人目ですが」

 

「? ? ?」

 

「あはは…簡単にいうとですね。私は、これまで8回転生して、ここまで書いてきたんです。

 

『1度見たものを忘れない程度の能力』を持った初代の稗田阿礼が、人里に妖怪や幽霊についての資料を残す為に書き始めたものが、これ(幻想郷縁起)なんです。その阿礼が8回転生したのが私。9代稗田阿求です。

…といっても、資料や書物以外の記憶の大半は転生の度に失われていますが」

 

「…成る程。先祖代々、ずっと昔から書き続けてるってことか。違う点は、書いてる人の中身が同じってことで」

 

「その理解で正しいです」

 

「…それで、オレを載せるっていうのは?」

 

「これには、妖怪や幽霊だけじゃなくて、それを退治する人、今でいう異変の解決者も載せるんです。霊夢さんはもう書いてありますよ」

 

「…オレなんかが、か?」

 

「はい!なにせその欄は、―

 

 

『英雄伝』っていうタイトルですから!」

 





ク「さてと、うp主……
私が言いたいこと、分かるよな……?」
終わり方が中途半端?ゴメンナサイ打ってる途中で力尽きてこうなった。
ク「違ぁぁぁう!! 更新だよ!いくらなんでも遅すぎんだろうが!!」
クトやクトや。
ク「ンだよ?」
G級バルク一式最大まで強化すると武器ネコ飯も込みで防御力900代行くんだな。
ク「ざけんなモンハンかよ!?」
でもスキルがちょっちうp主のプレイスタイルに合わないの。
ク「知・る・かぁぁぁあ!!!
魚竜『理不尽攻撃』!!」
亜空間タックルはダメェェェエ!?

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