東方英雄伝 ~ラノベの主人公が幻想入り~ 【完結】   作:カリーシュ

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約二週間!お待たせいたしましたー!!
ハーメルンよ!私は帰ってきた!うp主だ!
クト「どうも、アホうp主のツッコミ兼ストッパー(?)、クトだ。
…にしても、そこそこ空いたな。何かあったのか?」
ぶっちゃけフツーにパソコンいじる時間がなかった。
ク「さいで。
まぁ、こんなうp主だが、ゆっくりしてやってくれ。
じゃ、妖々夢、スタート」


白玉楼の幻想殺し
12話 妖々夢 開始


 

―春

 

―博麗神社

 

 

「霊夢ーー!!」

 

 

ドッゴォォォオン

 

 

「箒で突っ込みつつ橘花で着地するのやめなさい」

 

「霊夢!異変なんだぜ!」

 

「人の話を聞きなさい!!」

 

 

「ヒスって無いのに大技お疲れ」

 

「…寒い…士道テメェ…のうのうとコタツでぬくぬくしやがって…」

 

「いやオレも4月にもなって雪は異常だと思うぞ?」

 

「なら動けよ」

 

「寒いから断る」

 

「灼爛殲鬼あんだろうが!」

 

「アレ本人には全然熱が伝わらないんだよ」

 

「あんだけボーボーと燃えててかよ!?グエッ!?」

 

「出発だぜ!!」

 

「だから首!首絞まって――」

 

「…生きて帰って来いよー」

 

「…士道」

 

「新しいミカンか?ちょっと待ってろ」

 

「違うわよ!?今あるの食べたら私たちも行くわよ」

 

「ん、りょーk」

 

 

ドッゴォォォオン

 

 

「霊夢ならそう言うと信じてたんだぜ!」

 

「」

 

 

「…戻して来てもらっていいかしら?」

 

「…あいよ。ルーミア、留守番頼めるか?」

 

「分かったのだー」

 

 

 

 

 

―紅魔館

 

 

「さ、寒い…」プルプル

 

「寒いね、お姉様…」プルプル

 

 

「…咲夜、ほれ。ハンカチ」

 

「ありがと…貴方の分は?」

 

「気合で止める」

 

「流石」

 

 

「さ、咲夜ー!キリトー!」プルプル

 

「お呼びでしょうか?」

 

「予想はつくけどな」

 

「ま、薪ってまだある?」プルプル

 

「いえ、そろそろ在庫がきれる頃かと」

 

「じ、じゃあ異変を解決してきてくれるかしら?」プルプル

 

「了解しました」

 

「キリトォ…寒いよぉ…」プルプル

 

「待ってろ速攻で元凶ブチのめして来るからな」

 

 

バタンッ

 

 

「「…」」

 

「「今日中に、片付ける!!」」

 

 

 

 

〜巫女魔法使い従者精霊武偵剣士祈祷中〜

 

 

 

―霧の湖 上空

 

 

「―これで揃ったわね」

 

「いつもの面子だな」

 

「…約2名顔面スプラッタの跡があるけどな」

 

「ウルセェ」

 

「霊夢、アテは有るんだぜ?」

 

「私のカンは魔法の森の上空が怪しいって言ってるんだけど…その前に、冬の妖怪を拷も…訪ねようとおもってね。ちょうど向こうから来てくれたみたいだし」

 

 

「――この私を倒す、ねぇ…貴方たちにそんなこt」

 

「士道」

 

「熱符『砲』」

 

「ヒトのセリフの途中ー!?」

 

 

ピチューン

 

 

「じゃあキリキリ吐きなさい」

 

「グゥ…」

 

(鬼だ)

 

(尋問科にスカウトされそうだな)

 

「さっさと吐かないと――」チャキッ

 

「ひっ!?」

 

((針、太ぉっ!?))

 

(従者コンビ仲良いんだぜ)

 

「はいごーよーん」

 

「分かった話す!話すわよ!」

 

(なんかデジャビュ)

 

(あったなあんなこと)

 

「話すっていっても何も知らない!春が森の上空に集められてるってことくらいしか知らない!!」

 

「そう…いーち」

 

「カウントダウン!?」

 

「ぜろ。

 

霊符『封魔針』!」

 

「ウソだッ!」

 

 

ピチューン

 

 

「さて、こんな寒い中働かされる鬱憤は晴らしたし、魔法の森に行くわよ」

 

「戻るのかよ」

 

「そうなるんだぜ」

 

「…誰もレティを心配しないあたり、かなり幻想郷に毒されてるわね」

 

「「「ピチュっても直ぐ復活するしな」」」

 

「…やった(拷問した)私が言うのも何だけど、アンタたち本当に外来人?」

 

「…多分、気にしたら負けなんだぜ」

 

 

 

―魔法の森

 

 

「」プルプル

 

「ど、どうしたんだぜ、急に震えて?」

 

「…何か言ってるわね」

 

 

「ニンギョウコワイニンギョウコワイニンギョウコワイニンギョウコワイニンギョウコワイニンギョウコワイニンギョウコワイニンギョウコワイ」ブツブツ

 

 

「いやお前の方が怖い」

 

「空気の壁ブチ抜く奴が怖がる人形って…」

 

 

「魔理沙ー!」

 

 

「」ビクゥッ

 

「お!アリスー!」

 

「魔理沙ー!」ダキッ

 

「うお!?落ちるんだぜ!ていうかキンジ落ちたんだぜ!」

 

「回収済みです」

 

「なら良いんだぜ」

 

「チッ――」

 

「?」

 

「何でもないわ」

 

「まあいいんだぜ。それより、今起きてる異変について何か知ってるんだぜ?」

 

「そうねぇ…私に弾幕ごっこで勝てたら教えるわ。でも私が勝ったら――」

 

「早く勝負なんだぜ!」

 

 

〜魔法使い戦闘中〜

 

 

「…なんか言いかけてたけどいいのか?」

 

「大丈夫だろ…」

 

「キンジ生きてたのか」

 

「勝手に人をピチュらせるな」

 

「「へ?お前人なの?」」

 

「そっくりそのまま返すぞ人外共」

 

「で、何が大丈夫なのよ?」

 

「ああ。魔理沙の奴が、物だけじゃなく技まで盗めるってだけだ」

 

「「「「?」」」」

 

 

 

「蒼符『博愛のオルレアン人形』!」

 

「儀符『オーレリーズサン』!」

 

 

バシュシュシュシュ!

 

 

「えぇ!? 弾幕が跳ね返って来た!?」

 

「へへ!これぞ『鏡撃ち(ミラー)』なんだぜ!」

 

 

 

「…ワオ」

 

「他にも二重跳弾と、前に弾幕輪切りにしてたな」

 

(…私、博麗の巫女として必要なの?

 

…ちょっと真面目に修行しようかしら)

 

 

ピチューン

 

 

「勝ったぜ!」

 

「…しょうがない、教えるわ。

 

…せっかく魔理沙とイチャイチャ出来ると思ったのに」ボソッ

 

「?」

 

「何でもないわ。それで、異変について?魔法の森の上空に穴が空いてるのよ」

 

「穴?どこにあるんだぜ?」

 

「…もしかして、冥界?」

 

「多分ね。じゃあ私は帰るわ」

 

「おう!またなーなんだぜ!」

 

 

 

―魔法の森 さらに上空

 

 

「…ここが、そうみたいだな」

 

「何か白いモヤモヤしたのが出てきてるけど、これは?」

 

「それ、幽霊よ」

 

「「へー」」

 

「怖ッ!ていうか士道とキリトはもっと驚けよ!」

 

「いや、神社への依頼で悪霊退治もあったし」

 

「ウチなんてガチのホー○デッ○マ○ショ○だし」

 

「オイバカヤメロネタ元が危険だ」

 

「此処でウダウダしていてもしょうがないぜ!早く入るんだぜ!」

 

「ハイハイ――ん?霊夢、どうした?」

 

「――何でもないわ。行きましょう」

 

(この冥界への穴、おかしいわ。まるで――

 

 

結界そのものを一撃で破壊した、そんな開き方――)

 

 

 

―冥界

 

 

「…白いモヤ以外何もないな」

 

「…やっぱりおかしい」

 

「? 何がだ?」

 

 

「霊的な者の気配がしなさ過ぎる」

 

 

「? そうなんだぜ?」

 

「…誰かが、追い払った…?でもどうやって…?」

 

 

「侵入者なんだよー」

 

 

「「!!」」

 

 

ジャキッ

 

 

「いきなりナイフと銃なんだよ!?」

 

「なら急に現れるな」

 

「…それでもココは通せないんだよ!」

 

「って、よく見たら橙じゃない」

 

「知り合いか?」

 

「大結界のもう1人の管理者の式の式よ。じゃあ今回の異変は紫か藍が関わってるの?」

 

「紫しゃまもらんしゃまも関係ないんだよー」

 

「じゃあなんでアンタがココにいるのよ?」

 

「頼まれたんだよー」

 

「頼まれた?」

 

「そうなんだよー。ほんとは誰か来たら知らせるだけでいいんだよー」

 

「なら通しなさい」

 

「でも、ここを通したらあの人とぶつかるんだよー。あの人は弾幕を撃てないから、私も戦うんだよー」

 

「…そんな奴が冥界にいて、よく無事だったわね」

 

「あの人はちょっと変わった力を持ってるんだよー」

 

「力?」

 

「知りたかったら、ここを通るんだよー!」

 

「…誰が出る?」

 

「私が行きます」

 

 

〜従者戦闘中〜

 

 

「分からないんだよー!!」

 

 

ピチューン

 

 

「終わりました」

 

「…やっぱ時間停止ってエグいな」

 

「始まった瞬間囲まれてるからな。武偵としての任務なら即降参だな」

 

「うわーん!!」

 

「あ、逃げた」

 

「ほっときましょ。さっきの話が本当なら次は瞬殺できるわ」

 

 

 

―白玉楼 入り口

 

 

「こんな色の灯籠、初めて見たんだぜ」

 

「幻想郷では常識に囚われてはいけない」

 

「そうだったんだぜ!」

 

「キンジ、アンタホントに外来人?

 

…武偵法5条は?」

 

「行動に疾くあれ。会敵した瞬間ピチュらせろ」

 

「ガッツリ毒されてるー!?」

 

「みょん!?超危険人物みょん!?」

 

 

「「「「「「…あ」」」」」」

 

 

「え…あ!

 

し、侵入者め!何をしに来たみょん!」チャキッ

 

「…剣士ね」

 

「オレの出番だな」ジャキッ

 

「ふー妖怪が鍛えたこの桜観剣に、切れない物などあんまり無い!!」

 

「あんまりかよそこはハッタリでも何も無いって言っとけよ」

 

「う、うるさいみょん!」

 

 

 

〜剣士祈祷中〜

 

 

 

「小手調べに――

 

斬符『スネークバイト』!」

 

「みょんっ!剣士なら弾幕なんて使わず堂々と切りかかってこいみょん!」

 

「それもそうだな!

 

『ホリゾンタルスクエア』!」

 

「あの、スペルカードルールまもっt」

 

「ウオォォォオ!!」

 

「はあぁぁぁあ!!」

 

 

ギャリギャリギャリギャリギャリッッ!

 

 

「やるみょん。ならこれはどうみょん!」

 

「二刀流、ならオレも―」

 

「左右同じ長さでマトモに振れるワケが」

 

「『ジ・イクシリプス』!」

 

「み"ょん"ーーーーー!?」

 

「スペカーーー!!」

 

 

「み…ょん…」

 

「ラストは弾幕にするよ。さっきからスペカルールに従えって後ろがうるさいからな。

 

投符『バレットシュート』!」

 

 

 

 

「――妖夢!危ねぇ!」

 

 

 

パキンッ

 

 

「なっ――」

 

「―」

 

「弾幕を、触っただけで消した!?」

 

 

「…お前らが、橙の言ってた侵入者か?」

 

「だったらなによ。私たちは異変を解決しに来たのよ」

 

「…地上で冬が続いてるのは、確かにこっちが悪い。でも、これは俺に出来る恩返しで、花が見たいって言った幽々子の為なんだ。女の人1人の我儘すら叶えられねぇ幻想なら――

 

 

――まずはその『幻想』をぶち殺す!!」

 




ク「ねえねえうp主」
なんだよ今次の話の細かい調整やってr
ク「長くない、コレ?話の展開も早いし」
…13話が丸々vsイマジンブレイカー&説明回だからな。
3話で一区切りルールだと、こうなっちまうんだよ。
ク「そーですか」
…ん?それだけ?
ク「キンジの早苗化やキリトの咲夜化に関しては突っ込まん」
そーなのかー。

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