インフィニット・ストラトス地球最強と呼ばれた人間の軌跡   作:ロール

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遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
これからも投稿が遅れる可能性がありますが
許していただけるとありがたいです。

それではどうぞ!


第8話

鏡夜side

 

あの後俺も更識家に行った。

更識家の前に行くとお母さん達に抱き付いて

泣いている美九達が居た。

お母さん達は美九達を優しく抱きとめて

 

「無事で良かった。」

 

と言っていた。

そして、俺を見つけると楯無さんが近付いて

来て

 

「娘達を助けてくれてありがとう。

だけど1人で行くのは関心しないな。」

 

と言ってきた。

俺はそれを聞いて

 

「すみません。次からは気を付けます。」

 

と言った。

そう言って

 

「とりあえず離してあげたらどうですか?

もう夜も遅いですし、早く寝ないと明日にも

影響しますよ?」

 

と言った。

楯無さんは

 

「そうだね。とりあえず詳しい話は

明日にしようか。」

 

と言い刀奈さん達を移動させた後俺の方を

向いて

 

「それじゃあ説明してもらおうか。」

 

と言った。

俺はそれを聞いて

 

「とりあえず夕ご飯食べたりお風呂入ったり

した後でもいいですか?」

 

とお腹を抑えながら言った。

楯無さんはそれを見て苦笑しながら

 

「そうだったね。それじゃあまた後で説明

させてもらうよ。」

 

そう言われ俺達は一旦解散となり家に帰って行った。

 

〜数時間後〜

 

俺は更識家の客室に居た。

いやぁあれから大変だったな。

え?なんでかって?

それはねお風呂の時いつもなら1人で入るはずの

美九が

 

「お兄ちゃん一緒に入って。」

 

と言ってきたからなんだ。

さすがの俺も焦ってお母さんとお父さん

に助けを求めたけど

 

「一緒に入ってあげなさい。」

 

と言う言葉に撃沈した。

それから俺は顔を輝かせた美九に連れられて

一緒にお風呂に入ったんだ。

ロリコンじゃないからR指定のことは起こらなかったよ?

本当だよ?嘘じゃないよ?そして、それからがまた

びっくりしたのが美九が寝る時に俺のベッド

に入って来たんだ。俺は説明があるから早く

行きたかっんだけど美九のあの涙目からの上目遣い

には勝てなかったよ。

というわけで俺は美九に添い寝をした。もちろん

俺は寝ずに美九が寝たことを確認して静かに

ベッドから抜け出して更識家に向かったんだ。

そして、客室に入って来たところで 楯無さんから

 

「さあ。早く教えてくれるかな?」

 

と言われ

 

「まあ。落ち着いてくださいよ。今から説明

するので。ところで此処に居る人達はどんなこと

があっても俺の事を他人に話したりしませんよね?」

 

そう言った。

俺以外の人達は互いに顔を見合わせ頷きあい

 

「ああ。絶対に話さないと約束しよう。」

 

と楯無さんが代表で言った。

俺はさらに

 

「お父さんお母さん、俺がどんな人間でも

俺は2人の子供で居ていいのかな?」

 

と言った。

お父さんは

 

「当たり前だ。お前が何者でも俺達の息子だ。」

 

「そうよ。だから安心して。」

 

と言ってくれた。

俺はそれを聞いて安心し

 

「さて。俺がどんな人間かを説明する前に俺は

話した後はすぐに寝るつもりだから本当の姿に

戻ってから話そう。」

 

そう言い首を傾げているお母さん達をよそに

 

「魔封じの鍵[ホーリーロック]封印を容姿の封印

を解除。」

 

俺がそう言うと俺の体が少しずつ白い霧に包まれ

ていき顔が女の子のようになり、体が少し華奢

になりさらに髪が伸び艶のあるピンク色に変わり

こう言った。

 

「俺は前世の記憶と力を持った人外に近い

人間だよ。」

 

鏡夜side終了

 

楯無side

 

私は、今驚いている。

それは、全てを説明してくれると言った鏡夜君が

突然霧に包まれたかと思うと美少女とも呼べる

見た目に変わっていたからだ。

そして、鏡夜君は驚きの事実を言った。

 

「俺は前世の記憶と力を持った人外に近い

人間だよ。」

 

僕は耳を疑った。

前世?人外?

そんな疑問をよそに鏡夜君は話を進めていく。

 

「まあ。いきなり前世やら人外なんて言われても

信じられるわけがありませんよね?お母さんには

信じられる人達には説明してもいいって言われて

いるけど、どうやって証明しようかなぁ」

 

そんなことを言いながら悩んでいるところに

鏡華さんが、

 

「じゃあ、鏡夜が言っているお母さんに

ついて教えてくれる?」

 

と言った。

僕は、ハッと我に返り

 

「その話は僕も聞きたいな。」

 

と言った。

鏡夜君は

 

「まあいいか。えっと、それじゃあ俺が

言ったお母さんについて説明しますね。

簡単に言うと神様です。それも全ての

始まりを司る原初の神様です。俺は

一度死んだんです。」

 

そう言った。

僕は理解が追いつかない頭を必死に

働かせながら

 

「その原初の神が君かあの時言った

お母さんで死んだ君を転生させた

そういう事でいいね?」

 

と言った。

鏡夜君は頷きながら

 

「そうです。死んだ俺に息子にならない?

と言って了承した俺のもう一度生きたい

という願いを聞き入れてくれた俺の恩人兼

お母さんです。」

 

「そうか、それじゃあ君は前世とやらで

何をして死んでしまったんだい?」

 

僕はそう言った鏡夜君に聞いた。

鏡夜君は俯きながら決心を決めた顔をして

 

「俺は前世では俺の体に封印された魔神

と戦って相打ちになって死んだんです。」

 

僕は驚きながら

 

「魔神と戦って相打ちってどういう事な

んだい?」

 

鏡夜君は

 

「そのままの意味です。俺は世界を滅ぼせる

魔神と戦って相打ちになって死んだんです。

そう簡単には信じて貰えないでしょうから

俺の固有結界に案内して俺の中にいる人達に会って

俺の過去を見れば納得してもらえるでしょう。」

 

そう言うとまた首を傾げている僕達をよそ

 

「体は願いで出来ている

血潮は想いで心は希望

幾たびの戦場をこえて腐敗

ただ一度の敗走もなく

たった一度の勝利さえも

理解さえもなし

担い手は此処に一人

星々の丘で平和を願う

故に我が生涯に意味はいらず

この体は

全ての人々の無限の願いで出来ていた。」

 

鏡夜君がそう呟くと黒い奔流が発生して

目を閉じ奔流が収まった事を確認すると

そこには星の光以外は全て黒一色の

世界があった。

楯無side終了

ー続くー

 

 

 

 

 

 

 

 

 




最後はfateの無限の剣製の詠唱
を少しアレンジしたものです。
さてこの後はどうなるのでしょうか。

それでは次回もお楽しみに!

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