インフィニット・ストラトス地球最強と呼ばれた人間の軌跡   作:ロール

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遅くなり申し訳ございません。
学校行事等が一気に重なり、少しずつしか書けずに遅れてしまいたました。

長い話は終わらせてそれではどうぞ!


第24話

第25話

 

千冬

「学園長どういうことですか!?」

 

千冬は轡木十蔵に詰めかける。

 

十蔵

「どういうことも何もそのままの意味ですよ,篠ノ之束博士にはある条件と引き換えにこの学園の整備士になって頂いたんです。」

 

千冬

「その条件とは一体…。」

 

十蔵

「それは今夜分かりますよ。それでは私は失礼します。」

 

十蔵はそう言うと去って行った。

千冬は大きく溜息をつきながら頭を抑えた。

 

千冬

「また厄介事が増えたな。取り敢えず織斑と篠ノ之は部屋に戻れ!」

 

一夏

「千冬姉!何で束さんが此処に居るんだよ!」

 

千冬は一夏の頭に出席簿をたたき落とし

 

千冬

「貴様は先程の話を聞いていないのか!?この学園の整備士になったと言っただろう!早く部屋に戻れ!」

 

千冬はそう言うと再び一夏の頭に出席簿を叩き落とし部屋に戻らせた。そこに摩耶が駆け寄ってきた。

 

摩耶

「織斑先生これからどうなるんでしょう?」.

 

千冬

「分からん。だが、問題が起こることは極力ないだろうな。」

 

摩耶

「それはどうしてですか?」

 

千冬

「基本束が企業に入ることはない。何故なら自分を理解しなかった人間が起こした企業に入るなんてありえない。だとすれば束が此処に来た時に起こした行動を振り返ってみてくれ。」

 

摩耶

「えーっと確か暁君に抱き着きましたね。」

 

千冬

「そう束は気に入った人間以外はまるでゴミを見るような目と対応をとる。しかし、暁兄の試合の始まる前に桐ケ谷の質問に辛辣な言葉すらも出ずに答えていた。さらには、暁兄が話しかけたトゥリニセッテのあの社員と普通に話していたところを見ると、私が束と会うこの数年の間に束を変える何かしらの事件もしくわ出来事があったのだろう。性格の変わったであろう束が好意を持っている暁兄に迷惑のかかることをするはずがない。」

 

摩耶

「だから問題が起こる可能性がないと…?」

 

千冬

「いや、起こらないという可能性はないだろう。だが、もし問題が起こっても暁兄が解決するだろうからな。」

 

摩耶

「そんな人任せでいいんですか?」

 

千冬

「おそらくこれから起こる事は暁兄でしか解決出来ない事ばかり起きるだろう。それに今、あいつと同じ企業に居てなおかつ実力が伴っているのは暁兄ぐらいだろうからな。新しくトゥリニセッテのテストパイロットになった桐ケ谷達でも協力しなければ無理なものばかりだろう。」

 

摩耶

「…何も起こらないといいですね?」

 

千冬

「まったくだ。」

 

そう言いながら千冬と摩耶は残っている仕事を終わらせるために職員室に戻って行った。そんな事を言われていることも知らない鏡夜達は鏡夜の部屋の前に居た。先頭で鏡夜を抱っこして歩いていた美九は鏡夜と自分の部屋の目の前で立ち止まった。そんな美九に疑問を抱いたのかアリスが声をかけた。

 

アリス

「美九?どうかしたのですか?」

 

美九

「何か嫌な予感がする。」

 

陽乃

「嫌な予感?」

 

美九

「うん。」

 

アスナ

「どんな感じなの?」

 

美九

「何となくだけど兄さん顔が赤くなる感じがするの。」

 

鏡夜

「ふえ?俺?」

 

アリス

「そうですか…本音鏡夜の目を塞いでください。」

 

本音

「了解〜。」

 

キリト

「極端な未来予知に誰もツッコミを入れないのか?」

 

ユージオ

「キリト、あまり気にしない方が良いよ。」

 

サチ

「キリトとユージオも目を瞑ってね。…瞑らないとどうなるか分かるよね?」

 

キリト

「わ、分かったよ。なあ、ユージオ。」

 

ユージオ

「う、うんそうだね。」

 

サチの言葉に冷や汗を流しながら、同意するキリトとユージオ。一方、アリスの言葉に本音は鏡夜の目の前に立ち、鏡夜の目を塞いだ。

 

鏡夜

「ねえ本音前が見えないよ?」

 

本音

「大丈夫だよ〜。きょうやんはまだ見なくていいからね〜。」

 

そして、美九の代わりにアスナが扉を開けた。アスナの開けた扉の先に居たのは、

 

楯無

「おかえりなさ〜いご飯にする?お「何してるの?お姉ちゃん?」げ、簪ちゃん。」

 

裸エプロンの格好をした楯無が居た。女性陣でさえ唖然としている中、1番最初に動いたのは簪だった。

 

「お姉ちゃん何してようとしたのかな?」

 

楯無

「そ、それは…。」

 

「お姉ちゃん?早く喋るのと、O・H・A・N・A・S・H・I☆してから喋るのどっちがいい?」

 

そんな簪に恐怖したのか「ひっ」という声を出した後

 

楯無

「喋ります!喋るからO・H・A・N・A・S・H・I☆だけは勘弁して!」

 

「それじゃあ早くね。」

 

楯無

「はい…。鏡夜君を誘惑しようとしました。」

 

「そう。それじゃあ皆からの判決を聞こうか?それでは皆さんせーのっ。」

 

サチ・キリト・ユージオ・楯無・鏡夜以外

「有罪」

 

「判決が出たからO・H・A・N・A・S・H・I☆しようか?」

 

 

楯無

「そんな!?待って!お願い!それだけはご勘弁を!」

 

「問答無用!」

 

その後、楯無は簪からO・H・A・N・A・S・H・Iを受けた。

 

ー続くー

 

 




どうでしたでしょうか?
次回はできる限り早めに投稿出来るようにしたいと思います。

それでは次回もお楽しみに!

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