テストなどいろんな用事が重なってしまい書けませんでした。
投稿ペースは色々落ち着いたら定期にしようと思います!
それでは第五話です!どうぞ!
八幡が店に入り白夜叉による箱庭の説明が始まった。
「さて、改めて自己紹介をしておこうかの。私は四桁の門、三三四五外門に本拠を構えているサウザンドアイズの幹部の白夜叉だ。黒ウサギとは少々縁があってな。コミュニティが崩壊してからもちょくちょく手を貸してやっている器の大きな美少女と認識しておいてくれ」
「その外門って何?」
耀は疑問を率直に述べる。
「箱庭の階層を示す外壁にある門のことです。数字が若いほど都市の中心部に近く、同時に強大な力を持つ者達が住んでいるのです」
「……超巨大タマネギ?」
「いえ、超巨大バームクーヘンではないかしら?」
「そうだな一番それがしっくりくるぜ」
「そーいや最近バームクーヘーン作ってねえな」
「確かに最近食ってないな。八幡のバームクーヘン」
問題児達の身も蓋もない発現に黒ウサギはガックリし、白夜叉は
ケラケラ愉快に笑った。
「ふふ、うまいこと例える。説明するなら、東西南北の四つの区切りの東側にあたる。外門のすぐ外は世界の果てに向かい合う場所じゃな。世界の果てには強力な恩恵を持った者達が住んでおるぞ」
「ふふ、うまいこと例える。そのたとえなら今いる七桁外門はバームクーヘンの一番薄い皮の部分に当たるな。更に説明するなら、東西南北の四つの区切りの東側にあたり、外門のすぐ外は“世界の果て“に向かい合う場所じゃな。あそこにはな、コミュニティには入っとらんが強力な恩恵を持った者達が住んでおるぞ
−その水樹の持ち主などな」
白夜叉はうっすら笑い黒ウサギの持つ水樹に視線を向ける。
白夜叉が言っているのはトリトニスの滝を住処にしている蛇神の事だろう。
「して、一体誰が、どのようなゲームで勝ったのだ?知恵比べか?勇気を試したのか?」
「いえ、此処に来る前に十六夜さんが素手で叩きのめして来たのですヨ!」
黒ウサギが自慢げに言うと、白夜叉は声を上げて驚いた。
「なんと!?クリアではなく直接倒したとな!?ではその童達は神格持ちの神童か?」
「いえ、黒ウサギはそう思えません。神格なら一目見れば分かるはずですし。」
その横で八幡が呆れていた。
「世界の果てまで行って何やってんだよ」
「いや景色を見てたら偉そうに試練を選べー、とか言ってきたからな。
俺を試せるか試した」
「しかしそいつも災難だったな、十六夜に殴られるとは」
ヤハハ、と笑う十六夜。それを見てまた八幡は呆れる。
そこでまた黒ウサギが白夜叉に気になった事を聞いていた。
「白夜叉様はあの蛇神様とお知り合いだったのですか?」
「知り合いというよりアレに神格を与えたのはこの私だぞ。もう何百年も前の
話じゃがな」
そういって白夜叉は無い胸を張り、呵々と豪快に笑う。
だがそれを聞いた十六夜は物騒に瞳を光らせて問いただす。
「へえ?じゃあオマエはあの蛇より強えのか?」
「ああ、もちろんだ。東側の階層支配者だぞ。この東側の四桁より下で私に並ぶものはいない、私は最強の主催者なのだからの」
その言葉に十六夜・飛鳥・耀の三人は目を光らせ、八幡は嫌な予感を感じながらも様子を
伺っていた。
「そう・・・・ふふ。ではつまり、貴女のゲームをクリア出来れば、私たちのコミュニティ
は東側で最強のコミュニティという事になるのかしら?」
「無論そうなるのう」
「そりゃ景気のいい話だ。探す手間が省けた。」
そして闘争心を込めた眼差しを白夜叉に送る3人。
白夜叉はそれに気づいた様に笑いを上げた。
「抜け目ない童達だ。依頼しておきながら、私にギフトゲームで挑むと?」
「え?ちょ、ちょっと御三人様!?」
「少しは落ち着けよ。お前ら・・・」
「よいよ黒ウサギ。私も遊び相手には常に飢えている。それにアホ毛の小僧は
いいのか?」
「俺は負ける勝負をしない主義だからな。後、面倒い」
「ほぼほぼ後半が本音じゃな・・・。それでは始める前におぬしら三人には聞かなければ
ならない事があるの」
白夜叉は”サウザンドアイズ"の紋が入ったカードを取り出し、壮絶な笑みで一言、
「おんしらが望むのは“挑戦”かそれとも
─────“決闘”か?」
刹那、四人の視界が輝きにに覆われた。
すいません。時間が取れず少なめになってしまいました。
時間が取れればたくさん書きたいと思います!
それではまた次の話しで!