異世界から捻デレさんも来るそうですよ!?   作:ユキ擬き

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どうも入学前の課題が面倒いなと思っているユキ擬きです。
全然話が進まないですね。←自分のせい
でもコツコツ頑張ろうと思います!
そう言えばFGOをやっているんですが沖田さん
当たりました!悠木さんの声最高です!
それでは十話です、どうぞ!



第十話

八幡達は耀がガルドの影が見えたという屋敷に向かっていった。

八幡と耀は先行して行く手を阻む蔓を切って進んでいた。

「それにしても本当に邪魔だなこの蔓。無駄に硬いし」

「本当だね切っても切ってもキリがないよ」

「お二人に任せっきりになってしまいすいません」

「確かに二人にばっかり負担をかけるのは申し訳ないわ」

「大丈夫だよ、私たちがやるって言ったんだから」

「耀の言う通りだ、自分の出来ることをしてるだけだからな

適材適所ってやつだ。ん?お前ら見てみろガルドの屋敷が見えてきたぞ」

 

八幡がそう言い前を見るように促すと、蔓に覆われた屋敷が見えてきた。

「近くで見ると余計に禍々しいわね」

「そうですね、ですがここで止まっていられないです。みなさん

行きましょう!」

 

ジンの一言で警戒しながらも四人はガルドの屋敷に入った。

「罠はないっぽいな。耀は何か感じるか?」

「いや、大丈夫。それよりも獣の匂いが一切しない」

「そうか、分かった。それじゃここで役割分担しよう」

「分担ですか?」

 

ジンは訝しむような目で八幡を見る。

「ジン、飛鳥、二人にはここで出口を守りながら俺と耀が武器を

取ってくるまで待ってほしい」

「そういうってことは私たちがトドメを刺していいのかしら?」

「ああ、その認識で構わない」

「八幡、なんで私たちでトドメを刺しちゃダメなの?」

「それはだな、恐らくというかほぼ確実にガルドが鬼化していて、

さらに契約で俺や耀のギフトが効かないから攻撃する隙を作る

ことが出来ないからだ」

「じゃあなんで飛鳥さんにトドメを任せるんですか?」

「多分飛鳥なら隙を作りつつトドメ刺すことができるからだ」

「どういうこと八幡?」

「多分飛鳥のギフトならあの蔓を操ってガルドを縛ることが出来るんじゃ

ないかと思ってな」

「なるほどね。つまり八幡くん達が武器を

持ってきたら蔓でガルドを拘束そしてトドメを刺す、ということね」

「ああ、それで大丈夫だ。それじゃあ作戦開始だな。まず耀、ガルド

はどの部屋にいたんだ?」

「二階の端の部屋だよ」

「よし、それじゃあ行くぞ」

「うん」

 

そして八幡と耀はガルドのいる部屋の前に立つ。

「行くぞ耀。俺がガルドを抑える、耀は指定武具を取ってくれ」

「分かった、無理しないでね八幡」

「耀も無茶すんなよ。よし、行くぞ!」

 

八幡が勢いよく扉を開けるとガルドが狂ったような声を出しながら二人に

襲いかかるも八幡がギリギリで刀で抑える。

「ぐっ!耀!早く指定武具の回収を頼む!」

「任せて!」

 

ガルドは指定武具を取ろうとする耀を狙うがすぐに

八幡に阻まれる。

「お前の相手は俺だぞ!らッ!」

 

八幡がガルドの攻撃をいなし続けていると耀から声が上がる。

「八幡!武器とれたよ!」

「ナイスだ、耀!扉を開けといてくれっ!」

「分かったよ!早くきてね!」

 

耀は八幡の指示の通りに扉を開けたまま撤退した。

「よし!じゃあなエセ虎野郎!」

「GYAAッ!!!」

 

八幡はガルドを蹴りその勢いを利用し部屋から脱出し、

飛鳥達と合流した。

「八幡(君)(さん)!」

 

三人が心配そうな顔で八幡に近づく。

「大丈夫だった?怪我してない?」

「怪我もしてないし大丈夫だ」

「そっか、良かった」

「心配してくれてありがとな。ガルドがこっちに

くるかもしれないから一回外に出よう」

「分かった」

「そうね、でもガルドが屋敷から出なかったらどうするの?」

「その時は館を壊すなり燃やすなりすればいいだろ」

「それもそうね」

 

 

屋敷にいたガルドは自分の館の変化に気付き始めた。

屋敷が燃えている、それを即座に感じ取ったガルドは外にでる。

そして出た先には敵であるノーネームの面々がいた。ガルドは見境なく

四人に飛び掛かろうとするがいつの間にか蔓に体を拘束されていた。

蔓を千切ろうと必死に足掻くが解けないどころかどんどんと拘束はきつくなっていく。

すると飛鳥がガルドの前に立ち言葉を紡ぎ始める。

「知能があれば勝てたかもしれなかったのにね・・・・。

          でもまあ、その姿のあなたの方が素敵だったわ」

 

飛鳥がガルドの喉元を銀の十字剣で突き刺すとガルドは

灰となり森に生い茂っていた蔓が徐々に消えていった。

それと同時にギフトゲームが終わったことを知らせる黒ウサギの声

が森に響いた。こうしてガルドとのギフトゲームが終了した。

 

このギフトゲームが終了した後ガルドの傘下だったコミュニティ

がノーネーム本拠に集められていた。

その裏でジンは不安に駆られていた。

「昨夜の作戦……僕を担ぎ上げて、やっていけるのでしょうか?」

「他に方法は無いと思うけどな。御チビ様が嫌だと仰るのなら、止めるぞ?」

「いえ、やっぱりやります。僕の名前を全面に出すという方法なら、万が一の際にみんなの被害も軽減出来るかもしれないですし。僕でも皆の風よけぐらいにはなれるかもしれない」

「そうか・・よし、そんじゃ腹括れよ御チビ」

 

そしてジンと十六夜がガルドの被害者達の前に立ちギフトゲーム

のことを報告すると全員大声をあげ喜んだ。

しかしここで一人の男がジンに質問する。

「1つお聞きしたいことがあるのだが・・・・」

「なんでしょう?」

「私たちはこれからあなた方ノーネームの方々の傘下になるのだろうか?」

 

この質問により一瞬にして辺りは静まった。

それもそうだろう。自分のコミュニティが旗印や名前のないノーネーム

の傘下につくかもしれないのだから。

この質問にはジンは顔が強張った。

助けて貰いながら感謝の言葉を口にするでもなく、失意の思いを口にされた。

とても歯がゆい。

「今より“フォレス・ガロ”に奪われた誇りをジン=ラッセルが変換する!代表者は前へ!」

 

十六夜が高らかに宣告する。

一気に人々の的になる十六夜とジン。

十六夜がらしくない物言い続ける。

「聞こえなかったのか? お前達が奪われた誇り――“名”と“旗印”変換すると言ったのだ!コミュニティの代表者は前へ!列を作れ!“フォレス・ガロ”を打倒したジン=ラッセルが、その手でお前達に返還していく!」

「ま、まさか」

「もう、諦めていたのに……」

「俺達の旗印が返ってくるのか……!?」

 

被害者達がどよめき一斉にジンに群がった。

またも十六夜は声を張り上げ全員に呼びかけた。

「列を作れと言ったんだ!それができないのならお前らはガルドと同じ

品性のない獣と同じだぞ!」

「おい御チビ、流れは作ってやったんだ後はうまくやれよ」

 

十六夜はジンから離れ八幡のところに向かった。

八幡は十六夜に気付き話しかける。

「お疲れ、十六夜」

「ああ、本当に疲れたぜ。声を上げるだけこんな疲れるとはな」

「それより、飛鳥見てないか?ガルド倒した後にどこかに行ったまま

姿を見せなくてな」

「そうか、そんで何で俺に話したんだ?」

「俺は飯作りがあるから探しに行ってもらおうかと思ってな」

「なるほどな、分かったちっと探してくる」

「悪いなあとでお前の好きなやつ作っとくから」

「そいつは楽しみだ、んじゃ行ってくる」

 

十六夜はいろんなところを探し、ノーネーム本拠の裏のところで

飛鳥を見つけた。

「おっ、いたいた。おーいお嬢様」

「あら、十六夜君。どうかしたの?」

 

飛鳥は明らかに元気が無く、無理に笑っているようだった。

「何か、悩みでもあんのか?」

「ええ、まあ・・・・」

「そうか、無理に聞こうとは思わんが吐いちまった

方がいいこともあるぜ」

「そうね、それじゃあ聞いてもらおうかしら」

「ああ、聞いてやるよ」

 

飛鳥は最初は話すのに迷っていたが徐々に喋り始めた。

「ガルドを殺した時はこんな外道死んで当然、って思っていたのだけど

いざ自分がガルドの命を奪ってしまったと自覚するといくら外道でも

命を奪うということをした私は正しかったのかなって思ってしまったの」

 

飛鳥が喋り終えると黙って聞いていた十六夜が喋り出す。

「そうか・・・。俺は気の利いた言葉とかは言えねえ

けど、今みたいに話を聞いてやるくらいはできる。

だからこれからはもう一人で抱え込まなくていいぜ」

「ありがとう・・・十六夜君・・・」

「大したことはしてねえよ」

「それでも・・・ありがとう・・」

「そうか・・・」

 

すると飛鳥は十六夜の手を握る。

「ちょっとの間・・・・貸してくれる・・・」

「ああ、好きなだけ貸してやる」

「・・・っ・・ありがとう」

 

飛鳥の声は震えており、十六夜も手の甲に液体が落ちる感覚から

飛鳥が泣いていることを察した。

30分ほど経ったころ飛鳥が手を離し十六夜を見る。

「どうした、お嬢様もういいのか?」

「ええ、ありがとう十六夜君。随分と楽になったわ」

「そうか、それじゃあ八幡が飯作って待ってるし帰るか」

「それは楽しみね、さあ行きましょうか」

 

二人は本拠に歩いて帰った。いつもより近い距離で・・・

 

 

 




あとがき座談会のコーナー!
ユ「はい今回の座談会は十六夜さんではないゲストの方をお呼びしました」
八「おっ、今回は十六夜じゃないのか。誰が来るんだ?」
ユ「今回はこの方です!どうぞー!」
耀「どうも、春日部耀です」
ユ「はい!今回はゲストとして耀さんに来てもらいました!」
八「よろしくな、耀」
耀「うん」
ユ「耀さんと言えば八幡さんのヒロi八「ちょっと黙れ、作者」
あれれ〜照れちゃっt八「フッ!」・・ゴフッ!」
八「耀今のは気にすんな、続けるぞ」
耀「う、うん。でもほっといていいの?」
八「すぐ復活するから大丈夫だ」
耀「分かった」
ユ「二人ともひどくない!?・・・まあ自業自得
何ですが・・・。それより今回は十六夜君にフラグ立ててもらいました!」
八「結構他のでもこういう展開みtユ「シャラップ!」・・分かったよ」
ユ「これぐらいしか今んとこ立てようがなかったんです」
耀「まあ、作者の言い訳は置いといて次の話はどうするの?」
ユ「次は八幡君の新たな武器というか設定にもあった村雨を入手
する話にしたいと思います」
八「刀が二本ってことは二刀流ってことか」
ユ「そうですね、個人的に刀に二刀流ってロマンがあって
好きなんで」
耀「作者、今回はこれでお終い?」
ユ「いえ、最後に一つ私のことではないのですが・・・・・
    竜ノ湖太郎先生ラストエンブリオ第4巻発売決定おめでとうございまーす!」
八「そういやそうだったな、俺らも早く今の話まで追いつかないとな」
耀「そうだね、ということで作者頑張れ」
ユ「まだまだ遠い先のことでありますがやれるところまでやりたいと
思います!それでは今回はこれで終わりです!」
耀「せーの」
ユ・八・耀「「「また読んでくれ!(ね!)(ください!)」」」

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