東方魂恋録   作:狼々

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どうも、狼々です!
活動報告にも書いた通り、私は投稿環境に難があり、ある曜日と時間には投稿できません。
詳しいことは、お手数ですが、活動報告をご覧になってください。
今回は本当に少しだけ、コメディを入れました。
皆さんとしては、こういうコメディ要素は今までより多目にあった方がいいのですか?
要望があったときに増やそうと思います。
では、本編どうぞ!


第6話 武器と能力は使いよう

刀、か……悪くはない。リーチもそこそこあり、距離を詰めやすく、取りやすい。のだが……

 

「刀、かぁ……悪くはないんだがな……」

「何か問題でもあるの?」

「修行したところで俺に扱えるのか?いくら5年あるとはいえ、刀握ったこともない素人がどうなるかくらい目に見えてるだろ」

「ああ、そういえば、天には伝えてなかったわね……」

「何をだ?」

「『あなたがこの幻想郷を救うのに適役だ』って言った意味よ」

「で、それが今の話と何の関係がある?」

 

紫が一拍置いたことで緊張感が増す。

 

「天の能力についてよ。天の能力は外の世界で少しだけ、だけど()()()()()()()()

 

「……はぁ!? 俺が、霊夢や魔理沙、紫みたいな感じのか?」

「ええ。戦闘特化能力って訳でもないけど、何にでも使えると思うわ」

 

戦闘特化じゃないのはともかく、俺に能力があったとはな……

俺は視線で紫に能力の説明を促す。

 

「天、あなたの能力は、『努力が実りをもたらす程度の能力』だと思われるわよ」

 

はは……それはまぁ、随分と……

 

「俺にお似合いの能力だな」

「ええ、そうね。勉強以外にも使えると思うわよ」

「……ちょっと待て、何で俺が勉強を努力の対象だと思った? スポーツでも、芸術でも色々あるだろ」

「だって私、2、3年前からあなたには目を付けて観察してたもの」

 

あ~なるほどな、2、3年前から見られてたのか。それなら知ってて当然だな!

…ん? 今さらっと問題発言が出てた様なきがしなくもn……待てよ……?

 

「……おい紫! てめぇストーカーだったのかよ! 見損なったぞ、おい!」

「仕方ないじゃない。外の世界で少しとはいえ能力使ってんのよ? 気になるじゃない」

「何でそれが大義名分みたいになってんだよ! ならないからな? 俺のプライバシーはどこいった!?」

「まあまあ、いいじゃない。それより、自分の能力、気にならない?」

「……で、結局のところ、その『努力』でどうなるってんだよ」

「いい、天の能力はね、努力に見合った成果が約束されてる上、その成果が普通よりも格段に大きいの」

「ってことは、努力の成長は急速かつ、成果も保証ってことか。見合ったってのは、頑張りが大きければ大きいほどそれなりの成果がついてくるってことか?」

「ええ、その通りよ。努力量と成果は比例するわ」

 

なるほどな、俺の努力次第では刀を扱うのも夢じゃないってか。

じゃ、決まりだな……

 

「……よし、わかった。刀を使う方針でいこうか」

「決まりのようだし、私が天の未来の師範とその主に話をつけておくわ。主の方とはずっと前からの親友でね、多分話は通ると思うわ」

「サンキューな」

「いえ、いいのよ。私が呼んだんだもの。あと、今日のところは博麗神社に泊めてもらいなさい。明日から5年は主のところで住みなさい」

「わかった」

 

俺がそう言うと紫はスキマの奥に消えていった。

……さて、宴会の続きを再開しますか。




ありがとうございました。
能力自体はあまり強くないですが、使い方によっては化けますね。
前回、UAの数が150いったことに歓喜していたのですが、
今日見てみると200に到達……!
嬉しい限りです。
見てくださる方はいないんじゃないかと若干思い始めてました。
ではでは!


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