⑤ challenge the special Chicago pizza
島に戻ると一時間くらいしか過ぎてないけど取り敢えず ( お腹空いたな… ) そう思ってたら月見さんが
「 どうでしょうか? 今から忍田さんが言っていたスーパー銭湯に行って汗を流しませんか?
それに『 そろそろ振り袖が仕上がる頃だ 』、とも言ってましたし入泉チケットもあるから良いんじゃないんかな? 」
そう言って俺を見るから
「 うん、多分そろそろだと思う… そろそろ振り袖が仕上がる頃だと思うし入泉チケットもあるから、良いんじゃないんかな? 」
俺がためらい勝ちにそう答えると
「 あぁ、ヤツが自画自賛していたヤツな… 」
そう言って嘆息する城戸さんに
「 似合わないって言って断ったんだけどねぇ… お店の人に良いようにおだてれて俺が可愛いなんて洒落にならん冗談真に受けて高い振り袖仕立ててるんだから困った人だよね? 」
そう呆れて言う俺に
「 六花は本気で自分の事を可愛く無いって思っているのか? 」
そんな笑えない事を言ってくる太刀川さんに
「 可愛くないし勘違い出来るお目出度い性格、つか脳内お花畑じゃないんですけどぉ? 」
そうおどけて答えると
「 俺は真剣に聞いているんだが? 」
そう言われちまって
「 そんなの… 自分が可愛く無いって現実を真っ正面から認めろっつうの? 三輪とは違う意味できつい人だね? 太刀川ってさ…
んなことをねっ…改めて自分の口で言わせるなんてマジ酷くね?
まぁ、泣いてみたって現実は何も変わりゃしないんだけどね… 」
肩を竦めながら溜め息を吐いてそう言う俺は間違ってないはずだ
取り敢えず、湯上がりに着る浴衣も慣れてきてナチュラルに右前で着てるんだけどちょっとだけ手伝ってもらえば着れるようになってきたんだぜ♪ エライだろ? フンス
スーパー銭湯に行って… あれ? 俺、女湯にすっかりなじんでるんじゃね? 髪の毛ますます延びてきたから手入れが面倒になってきたしな
「 あのさ、月見さん… そろそろ髪をバッサリ切ろうかと思うんだけどどれくらい切ろう 「 ダメ、もったいないっ! 」 …イヤ、もったいないって言われても髪の毛自分で手入れも出来ないんだけど?
今だって自分で出来ないんで月見さんにやってもらってるんだけどそれっていい加減、女子力低いよね? 」
そう俺が言ったら
「 女子力を気にするのでしたらまずその一人称の俺をやめなさいね? 」
何て事を言われてしまったんだが… まぁそのうちに直すつもりだしその気になればちゃんと出きるんだから放っておいてもらいたいのだがな
とは言えなぁ~っ… 俺も雪ノ下が髪を切るナンって言ったら多分もったいないって言うん… あれ? 雪ノ下って誰だ? …
頭にフッと浮かんだんだが… まぁ良いか? その内わかるか忘れるかどっちかだろうからな
「 わかったよ、月見さんが手伝ってくれる内は切らないし、自分でちゃんとやれるようになるのが早かったら切らないからちゃんと教えてよ? 」
そう言って当面は切らない事を約束した 」
「 行き付けのヘアサロンを紹介してくれるらしいがあんまし三門の街を歩き回りたくないんだよなぁ~っ… 、六花的にはな 」
そんな事を考えながらコーヒーを飲みながら待つ三人の元に寝ている陽太郎を連れていきちょっと早いが昼飯を食うことにして
「日替わりランチ… ( 挙手する三人 ) を四人前と… 「 シカゴピザ、チャレンジコース 」 」
太刀川さんの声に被せてごく軽い調子でいったのにナンか絶対無理っ!みたいな空気の四人は全部平らげても甘いものは別バラっ♪
シカゴピザ五枚を完食しただけじゃあきたらずにジョッキに盛られたチョコパフェまで一人で完食って我ながらこのとどまる所を知らないこの食欲ってどうなってるの?
因みに今回のクリア報酬は入泉券11枚綴り一枚です
「 ふうっ、さすがにちょっと食べ過ぎたかな? 」
そう言って溜め息を吐くと
『 あれだけ飲み食いしといてちょっとかよっ!? 』
って、そんな突っ込みを一斉に入れられたけどな
腹ごなしに三輪とリズゲーを対戦して圧勝、ザマァミロっ♪
こちとら曲がりなりにも踊り子のスキルを持ってる本職?ナンだからなっ♪
って、アレ? ナンか俺の周りにスゴい人だかりができてるんですが…
その後月見さんの提案で皆でプリクラ… 意外にも城戸さんも嫌がらなかった
その後、振り袖を見に行くと他のお客さんに
「 早くも七五三の支度ですか? 」
と、言う悪意のない言葉に落ち込みそれを聞いた三輪のヤツがニヤリと笑ったのがムカつくんだが
そして忍田さんに謎の対抗意識を燃やす城戸さんが… ってか俺って七才児に見えるのかよ?
でも、そうなると六歳も下のチビ相手にムキになってるとも言えるんだぞ?
俺が七才児に見られてニヤリと笑った三輪、残念だがお前にもそんな盛大なブーメランが帰って行ってるの気付けよ?
陽太郎のおむつにミルクとおやつにジュースを買い俺も自分のプリンを買って今日のおやつにするつもりでいたらよくわからん対抗意識を燃やす城戸さんにジュニア用のにブティックに連れていかれ…
暫くの間、月見さんに着せ替え人形として扱われていたんだが結局城戸さんが買ってくれたのは羽織袴で結局は振り袖を作ったお店で買ったんだよな