竜の騎士八幡の闘い~敵はネイバーフット   作:春の雪舞い散る

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【3年くらい前】
  二宮  加古  諏訪
 時枝  佐鳥  堤
 綾辻  出水  加賀美  天羽
 烏丸  影浦
 宇佐美  三上  辻
 国近  小佐野  北添
                                                                                                                                                                                                                                     
 

  



風間さんと冬島さん

 

 

 ①  そうだ職安に行こう

 

 俺、陽太郎、風間さん、冬島さん、北添さん、影浦さん、小佐野さん、三上さん

 

 別枠で後に陽太郎に奴せ雷神丸と名付けられるカピバラ

 

 俺、風間さん、北添さんに三上さんが魔法の絨毯で先行…

 

 「 あのぉ~っ… 三上さんは、できれば馬車に戻って 「 イヤよっ! 」 い、イヤよじゃなくて馬車に比べたら危険なんだから… 風間さんも笑ってないで三上さんに馬車に戻るように言ってくれませんかね? 」

 

 そう言って溜め息を吐いて

 

 ー デルパっ! ー

 

 「 硬弾、三上さんを頼むな… 三上さんにはこれとこの 『 硬弾 』 を預けますから… って俺の話聞いてます? 」

 

 あまり聞いてなさそうな三上さんにそう言ってみたら

 

 「 大丈夫、大丈夫、ちゃんと聞いてるよぉ~っ、ってこの子って桐絵ちゃんのお気に入りのピカチューと色違いなんだね? 」

 

 そう聞いてきたから

 

 「 属性が違いますからね… だから色違いは他にもいますよ 」

 すぐに硬弾に馴染んでいる三上さんを見ながらそう言って暫く考え込んでから

 

 「 三上さん、魔物使いのスキルって要りますか? 多分センス有りますよ? 」

 

 俺の言葉に食い付いてきた三上さんが

 

「 じゃあ私もポケモンマスター目指せるの? 」

 

 ってちょっとチョッと三上さんや、ポケモンじゃないからね? そう思いながらニコニコ顔の三上さんには言っても無駄っぽく

 

 「 はぁ~っ、まぁ良いです… 取り敢えず職安に行き、そこでスキル付与をしてもらいましょう

 

 他の皆さんも予定変更になりますが… それで良いですか? 」

 

 そう確認取ったけど、特に異存はないらしく行き先がダーマの神殿に変更することになった

 

 

 魔法絨毯での移動は馬車に比べて快適だ

 

 揺れや振動がなく… 静か…

 

 「 三上さん、もう少し静かにできませんか? それに俺の手はシェーカーじゃないんでそんなに振り回してもナニも出てきませんからいい加減離してもらえませんかね? 」

 

 そう言って溜め息を……

 

 「 ナンか来る、スゴいスピードで接近中っ! 三上さん、手を離せっ! 迎撃できないっ!

 

 ー バギクロス ー 」

 

 三上さんの手を振りほどいた俺は、まだ見えない敵に向かって真空の刃を放ち… 確かに手応えはあったのに敵には何のダメージも与えてないことまでわかって…

 

 「 お前達は何者だっ! 」

 

 風間さんと斬り結んでいるヤツがそう叫ぶから

 

 「 いきなり切りかかってくるヤツには俺達が何者だろうと関係ないだろ?

 

 それにのろまなお前の部下達がやっと追い付いてきたけどご苦労さんっ♪

 

 ー ギガデインっ! ー

 

 ……………弱っ! と、ゆーかナニアレ…耐久値低すぎじゃね?

 

 と、ゆー訳で援軍は来ない… 「 あれは別に仲間じゃ… 」 」

 

 そう言って苦痛に顔を歪めるソイツの膝が落ちたのを見て

 

 ー ホイミ ー

 

 と、回復呪文を唱え応急手当てだけした

 

 未だ敵か味方かハッキリしない今の段階では、これ以上これ以上の治療をする気も必要もない… コイツ、もしかしなくてもヒュンケルか? アバンの使徒の…

 

 まさか大魔王が復活したとかシャレにならん冗談は言わないよな?

 

 「 ひとつだけ教えてくれ… アレって魔王軍… まさか大魔王が復活したとかシャレにならない冗談は言わないよな?

 

 勇者とその仲間達に倒された大魔王が勇者不在の今、復活とかシャレにならないんだけど? 」

 

 ( それ、全くシャレにならない事態だぞ? )

 

 そう思っていたら

 

 「 残党の寄せ集めにすぎんがその寄せ集めを煽ってる者達の存在こそが今の悩みかもしれない 」

 

 そう言って溜め息を吐いてからそのヒュンケルのそっくりさんは俺達の装備を見て

 

 「 鎧の魔槍や魔剣、魔甲拳に似た何かを感じるんだが… 」

 

 そう不思議に呟いた

                                

                                     


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