Alternative Frontier    作:狼中年

10 / 17
設定 Muv-Luv編

人物紹介

 

◎篁 唯依(たかむら ゆい)

 

 17歳 日本の譜代武家出身の女性衛士。 

 階級は中尉。

 コールサインはホワイトファング1。

 戦術機の操縦者としての技量は優秀で、基本的には礼儀正しく凛々しい女性だが、気弱な面もあり他者にそれを見せようとはしない。

 料理が得意で、特に肉じゃがは絶品とのこと。

 試00式武御雷・先行量産試作F型(専用カラーの山吹色)に搭乗し、近接戦闘において抜群の操縦技量を発揮する。

 BETAの本土上陸に伴い首都・京都の防衛ライン構築のため、訓練生でありながら繰り上げ任官で少尉に任ぜられ、嵐山守備中隊の第2小隊長として嵐山補給基地の防衛任務に駆り出され、この戦いで親友と恩師を失い、たった一人生き残ったという悲惨な経験をしている。

 発足を予定しているXFJ計画への参加を検討されていた所、急遽マクェクスに出向となり、オーバーテクノロジーを使用した戦術機とバルキリーのハイブリッド機開発に従事する事となる。

 

◎神宮司 まりも(じんぐうじ まりも)

 

 26歳。 富士教導隊所属で衛士訓練学校の教官。

 階級は軍曹。

 特殊任務部隊であるA-01部隊(イスミ・ヴァルキリーズ)の衛士はまりもの教え子であり優秀な教官でありながら、77式撃震で94式不知火を撃破する程の優秀な衛士でもある。

 香月夕呼からの要請により教官をしている為、一時的に軍曹に降格しているが、本来の階級は大尉。

 政治から外交までこなす才媛であり、衛士としてもトップクラス。

 現在の乗機は94式不知火。

 マクェクス出現後、またもや夕呼に要請され、同艦にてアドバイザーを務める事となる。

 

◎香月 夕呼(こうづき ゆうこ)

 

 26歳。 階級ではないが技術大佐相当官。

 物理学者でもありオルタネイティヴⅣの最高責任者。

 オルタネイティヴⅣの完遂を全てにおいて優先しており、その為にはあらゆる犠牲を容認し、冷酷な決断を下す。

 常にクールな佇まいを崩さず、本心を表に出す事は滅多に無い。

 自身の研究以外に兵器の改良や作戦立案など、多方面に才能を発揮する本物の天才。

 神宮司まりもとは腐れ縁の関係であり、マクェクスのアドバイザーに指名したのも夕呼である。

 現在は表立って行動はしていないがマクェクスが持つ技術力に興味を示し、どの様に利用するか画策中。

 

◎煌武院 悠陽(こうぶいん ゆうひ)

 

 17歳。 日本帝国の現・政威大将軍。

 妹が居るが煌武院家では"双子は世を分ける忌児"とされ、妹は遠縁の御剣家へ養子として出されている。

 高貴で冷静沈着な性格だが、妹より幾分穏やかである。

 戦術機への搭乗資格を得たならば、妹に自身の専用機である武御雷・先行量産試作R型、延いては後に正式採用されるであろう、武御雷R型を下賜しようと考えるなど、離れ離れの妹を深く想っている。

 マクェクス出現後の明星作戦で帝国軍が助けられて以来、かの者達に多大な信頼を寄せ、積極的に繋がりを築こうとしている。

 

機体紹介

 

◎F-4J 77式 撃震(げきしん)

 

 第1世代機であるF-4ファントムを日本でライセンス生産した戦術機。

 近接格闘戦を重視した日本の独自改修が繰り返され、アメリカ軍の最終生産型F-4Eに相当する性能を獲得している。

 BETA侵攻に備え、西部方面軍を中心に帝国軍で最も多く実戦配備されているが旧式化は否めないく、世代交代は間近である。

 

◎F-4J改 82式 瑞鶴(ずいかく)

 

 77式撃震を斯衛軍用にカスタマイズした機体。

 実戦で得られたデータや衛士の戦訓などを徹底分析して機体を再設計、ベースとなった撃震より軽量化され機体性能も大幅に向上している。

 撃震を上回る格闘性能の獲得のため、整備性・生産性を犠牲にしている側面がある。

 撃震同様に旧式化している。

 

◎F-15J 89式 陽炎(かげろう)

 

 日本帝国軍が第3世代水準の純国産戦術機開発(後の94式不知火)へ向けノウハウを得る為、第2世代機であるF-15イーグルをライセンス生産した戦術機。

 しかし、技術格差が大きかった事により国産機開発期間の延長が決定され、純国産戦術機の生産配備までの繋ぎとして本格導入される事となった。

 陽炎はアメリカ軍のF-15Cをベースに戦術戦闘OSの換装、フレーム及び関節部の耐久性向上等、撃震と同様に近接格闘を重視した日本独自の仕様変更が施されている。

 

◎94式 不知火(しらぬい)

 

 アメリカ製戦術機への依存からの脱却が目的で開発された日本帝国初の純国産戦術機であると同時に、世界初の第3世代型戦術機。

 本土防衛軍の帝都防衛第1師団や富士教導隊(アグレッサー部隊)など、帝国軍の精鋭部隊に配備が進められており、国連軍ではA-01部隊にのみ配備されている。

 現在の戦術機の中では高いレベルの性能を持つが、帝国国防省の高い要求に応えるべく突き詰められた設計により改修・発展の余地が無く、現場からの改修要望に対して十分な対策を採れない技術的な問題点がある。

 また、背中だけでなく両肩にもオプションマウントが内装されており、自律誘導弾システム(ミサイルランチャー等)などの大型火器を装備することも可能。

 

◎試00式 武御雷(たけみかづち)先行量産試作型

 

 82式瑞鶴の退役を控えて開発された日本帝国軍の第3世代純国産戦術機。

 現行の戦術機の中で最も優れた性能を誇る。

 戦術機としては高性能な機体であり、帝国軍の戦術思想を反映するかのように剣術を主体とした近接格闘性能に特化している。

 その反面、自律誘導弾システムや追加装甲の装備・運用は考慮されておらず、整備性・生産性を犠牲にしてでも高性能化を極限まで追求した設計の為、機体を稼動させるには職人的技術を持つ専属の整備チームが随伴するほどの高度な整備支援体制が必要。

 年間30機程度の生産が限度とみられ、将軍専用機及び五摂家出身者、五摂家の警護を担当する独立警備小隊、斯衛軍最精鋭のみに配備される予定である。

 この武御雷は将軍専用機、及び五摂家のR型、五摂家に近しい有力武家と譜代武家のF型、一般武家出身者のA型、武家出身ではない一般衛士用のC型等が設計されている。

 将軍専用機、及び五摂家が使用するR型と武家以上の衛士が使用するF型・A型、一般衛士用のC型では頭部の装飾・形状や装甲の表面処理、機体出力などに違いがあり、その中でも将軍専用機に至っては完全なワンオフチューンアップが施され、生体認証によるロック機構まで備えていて、その性能差は他の機体に比べ1.4倍もの差がある。

 現在は先行量産試作機が数機、生産・配備されている程度である。

 




 第8話、ではなく設定です……

 本編だと思っていた方、大変申し訳ございません!!
 物語も丁度、区切りとなったので、主人公達と絡むであろう原作キャラの紹介をしようかと。

 そして、書いてて、ビックリ。
 原作キャラの年齢がサッパリ解らない!
 知ってる方がいらっしゃったら教えてください。

 感想や意見、評価等がありましたら、宜しくお願いします。

 次回は本編です。
 では、また次回で。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。