比企谷八幡、提督に着任する!?   作:しーや(厨二全開)

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お待たせしました!
ちょっと長めです!待たせてしまったので少しだけ長めにしました笑


彼と元帥

如月「それで?どうするつもりなのかしら?」

 

八幡「簡単だ。本営に掛け合うしかないだろ。」

 

長門「しかしだな..。人間に危害を加えた艦娘はほとんどの場合解体という処罰を受けるんだぞ?」

 

八幡「ほとんど..だろ?」

 

長門「?」

 

八幡「そりゃ何もしてない人間に危害を加えればそうなるんだろうが、今回は違う。しかも一般人ではなくこの国の為に戦う艦娘を指揮する提督ときた。まずこの情報は絶対に外には漏らしたくないはずだからな、もしいい答えを貰えなかったらこの情報で脅す。」

 

如月「い、一応貴方も本営側の人間でしょ?」

 

八幡「まあそうなんだがな。何がどうあれ今回の原因は本営側にあるだろ。まあお前らもだいぶやらかしてるからな、それなりの監視はつくかもしれないだろうが..。」

 

時雨「いや、それでも自分の味方を脅そうなんて普通しないよ?」

 

睦月「た、たしかに..。」

 

八幡「俺は本営のヤツらを味方だなんて思ってねーよ。舐めんな。」

 

睦月「お!つまり睦月ちゃん達の味方ってことだね♪」

 

八幡「..うるせーな。今回はたまたま原因を作ったのが人間だっただけだ。」

 

響「照れてるね」

 

暁「本物のレディーは黙ってるものよ」

 

ドヤ顔で言ってるけど、そういう事こそ黙っておくものじゃ無いの?めちゃくちゃ俺に聞こえてるんだけど?

 

八幡「はぁ..とりあえず報告しないとな。」

 

 

 

 

Prrrrr.....Prrrrr.....

 

??「はい。」

 

八幡「あ、どうも。俺です。」

 

??「あら。大本営にオレオレ詐欺とはいい度胸ですね。」

 

八幡「いや比企谷ですよ..ってあれ?おかしいな。葉風さんにかけたんだけど。」

 

大和「あぁ..提督なら今大本営で会議中ですよ。私は付き添いで着いてきている秘書艦の大和です。」

 

八幡「そーなんですか。ちょっと急用なんですけど..。」

 

大和「いいですよ。提督からは貴方から連絡があった場合、会議中でも教えて欲しいとの事でしたから。」

 

八幡「そ、そりゃどーも..」

 

葉風さん俺の事好き過ぎじゃね?俺そういう趣味ないんだけど..。

 

大和「では少々お待ちを..。」

 

だが大本営にいるなら丁度いい。

 

 

葉風「ごめんよ。待たせたね。」

 

八幡「いえ、大丈夫です。」

 

葉風「それで..話っていうのは?」

 

八幡「多分わかってると思うんですけど..例の艦娘達の事です。」

 

葉風「やはりか..こっちでもその話をしてた所なんだ。そっちは大丈夫なのかい?」

 

八幡「意外と大丈夫でしたよ。」

 

葉風「過去形..ってことはもしや..」

 

八幡「もう来てますよ。てか今います。」

 

葉風「くそっ..君は人質ってことか!」

 

え..なんか勘違いしてる?

 

八幡「あ、いやそういう訳じゃ..」

 

葉風「とりあえず落ち着いて聞いてくれ..今回の会議で艦娘達の捕獲作戦が決まった..詳しい日程は..」

 

八幡「だからそういう訳じゃないんですって..」

 

葉風「え?」

 

 

八幡説明中........

 

 

葉風「え、えぇぇぇ!?」

 

耳がキーンってなったんだけど..。この歳で耳鳴りで悩むとか悲しすぎんだろ。え?お前の人生の方が考えると悲しくなる?それは言うな..。

 

葉風「つまり..あの艦娘達と交渉して他の鎮守府の監査役にするって言うのが条件で一時休戦状態ってことかい?」

 

八幡「まあそんな所です。」

 

葉風「その条件は..少し厳しいかもしれない。どう言い訳しても人を殺めてしまってるんだから..。」

 

八幡「そういう俺達も変わりませんけどね。そもそも今回の原因は人間側にあるって言うのに全部悪いのは艦娘って事になるのは虫がよすぎるんじゃないんですか?」

 

葉風「それはそうなんだが..。」

 

八幡「そしてこの条件が受け入れられない場合この艦娘達の情報をマスコミにばら撒きます。世の中のマスコミはこういう軍事的なネタには食い付きがいいですからね。そして極めつけはこれ、艦娘達がこうなったのは提督から受けた暴力行為によるものから。こんな事実が世間に流れたら軍の信用なんて底辺に落ちる。調べてみたら艦娘の熱狂的なファンがこの日本だけでもかなりいるみたいですよ?」

 

葉風「僕達を脅すって言うのかい?」

 

八幡「脅すって..何いってんですか。穏健派なんてほざいてるならこのくらいの妥協案さらっと呑み込んで見せろって言ってんですよ。それともアレですか?穏健派とか言っちゃって人間と艦娘のいざこざは全て艦娘のせいにするってか?それじゃあやってる事は急進派よりタチが悪い。」

 

葉風「..こちらにも面子って言うものがあるんだ。君も人だ。分かるだろ?」

 

八幡「自分の地位を守る為に今までの自分を捨てるって言うならそんな地位捨ててやる。艦娘にも心がある。プライドだってある。それをわかっていて、それなりに優先してやるのが穏健派で、それを否定して兵器だと言ってるのが急進派だと思ってたが..違うみたいですね。」

 

葉風「その艦娘達の意見を聞いてあげたい..だがやり過ぎたんだ..。」

 

八幡「じゃあ仕方ない。条件が受け入れられないって言うならさっき言った情報..流させてもらいますよ。しかも俺っていう提督の太鼓判付きでね。」

 

葉風「ちょ..ちょっと待ってくれ。」

 

八幡「なんですか?」

 

葉風「僕1人で決定できる事じゃないんだ..。こっちで話し合わせてくれないか?」

 

八幡「まあそりゃそうですね。10分でお願いします。あ、あと言っときますけど、情報操作しようとしても確定的な証拠写真とか音声とか動画とか色々あるんで無駄だってこと理解してくださいね。10分過ぎても答えが出ない場合は情報を流させてもらうんで。」

 

葉風「わかった。そのまま少し待っててくれ。」

 

 

 

八幡「はぁ..疲れた。」

 

翔鶴「ふ、普通の提督は大本営を敵に回すなんてことしないですよ?」

 

八幡「お前の普通と俺の普通が違うだけだろ。俺にとってはこれが普通。」

 

響「いや流石に特殊すぎるよ..」

 

八幡「スペシャルってことだな。」

 

加賀「言うと思いました。」

 

八幡「そもそもボッチに味方なんていないんだよ。信じられるのは自分だけ。だから俺が信じたことは押し通す性分なんだよ。」

 

ま、昔は心の中だけだったけど..。今は権力がそれなりにあるからな。使える時に使っとかなきゃ損ってもんだ。

 

長門「これで通らなかったらどうするつもりだ?」

 

如月「私達の司令にでもなればいいんじゃないかしら?」

 

八幡「..えぇ。もう犯罪者コースまっしぐらじゃないですかぁ..。」

 

時雨「でも、本営を敵に回す事になるから結局犯罪者になるんじゃないかな?」

 

八幡「如月..お前らの司令としてやっていける気がしてきたわ。」

 

如月「ほんと..貴方みたいないろんな意味でクソな人間がいるなんて思わなかったわ。」

 

八幡「褒め言葉として受け取っておく..」

 

Prrrrr.....

 

大淀「本営からです。」

 

八幡「はい。」

 

??「君かな?巫山戯たことを言っているのは。」

 

八幡「はぁ..。俺は至極真面目なんですけどね。」

 

??「ハッハッハッハ!!!そりゃいい!!」

 

え、何この人。怖いんだけど。急に高笑い始めたよ。この世界にも材木座がいたの?死んでも着いてくるとかどんなストーカーだよ..。

 

平野「おっと..すまんの。ワシの名前は平野。一応元帥だ。最近の若いのはどうしようもない腰抜けばかりかと思ったが..君みたいなのがいるとはな!ワシは嬉しいぞ!」

 

八幡「そ、それは良かったです。」

 

平野「さて..監視役の話だが。5対5でなかなか決まらんくてな。なんだかムズムズしてしまって..ワシが勝手に監査役OKしちゃった♪」

 

いやいい歳こいて♪つけんなよ。それ許されんの小町か睦月だけだから。もしくはそれと同等の可愛さを持つやつだけだから..。

 

八幡「ムズムズって..まあどうも。通りではやい連絡だったんですね。」

 

平野「まあそこは気にするな。ただし条件がある。監査役にするのはいいんじゃが、それでも危険因子というのは変わりはない。そこでお前さんには監査役の監視役を命じる。」

 

八幡「え..マジですか?」

 

ただでさえ今忙しいのに..。え?書類とか任せ切りだろって?それはほら..あれだよあれ。あれなんだよ。

 

平野「当然じゃろ。お前さんが言いだしたことなんじゃ。最後まで責任も持て。まあ監査役の監視役の仕事は本営に悪い事してないか、どこを監査したかくらいで構わんよ。」

 

八幡「そ、そうすか..。」

 

追加の給料でるかな..。

 

平野「ただ監査した鎮守府がブラックであってもそこの提督は捕まえるんじゃぞ?間違っても殺さないように。それも監査役の監視役の仕事じゃ。」

 

あぁ..この人監査役の監査役ってなんか言いやすくてめちゃくちゃ乱用してるな?まあ分からなくもないけど。語呂がいいし。

 

八幡「まあ..分かりました。色々無理言ってすいませんでした。」

 

平野「気にするでない。元はと言えばワシらが原因じゃ。艦娘達だけに責任を負わせるのは可哀想じゃろ?」

 

八幡「ですね。」

 

平野「ま、仕事の方はいつ始めてもらっても構わん。以上じゃ。頑張りなさいな。」

 

八幡「はい!」




これからはギャグを多めにいれていきます!
なんというか少し疲れました笑笑

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