比企谷八幡、提督に着任する!?   作:しーや(厨二全開)

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え?なんで急にやる気になってるかって?

そりゃ..読者の意思に答えるのが作者だろ( -ω- `)フッ


彼女らの選択は..

 

ーー食堂ーー

 

島風「あ!やっときた!おっそーい!」

 

八幡「おー悪いな。仕事が忙しくてな」

 

天龍「嘘つけ。」

 

電「嘘なのです。」

 

赤城「お腹すきました。」

 

暁「流石司令官ね!!」

 

おい..俺ってそんなに信用されてないの?てか赤城に関してはすまん。暁は....いい子だな。

 

八幡「..お前らなぁ..。まあいい。腹が減ってるところ悪いんだが少し話がある。今後、この鎮守府にかなり関わる話だ。」

 

龍田「話があるなら早くしてくれないかしら〜。」

 

お前らはいちいち突っ込まなくちゃやってられないのかよ。

 

八幡「残念だが少し長めな話になる。ここ最近鎮守府が潰される事件が多数発生している」

 

翔鶴「そんな話よく聞きますけど..」

 

八幡「まあ最後まで聞け。そりゃ潰しているのが本営や深海棲艦ならこんな話をお前らにしない。そして潰されている鎮守府はここの鎮守府と同じ..ブラック鎮守府なんだが、ここまで聞けば勘のいい奴なら..いや、お前らなら誰が犯人なのか分かるんじゃないのか?」

 

時雨「..もしかして..」

 

天津風「..信じられないわ」

 

八幡「そうだ..艦娘がしでかしたことだ。」

 

長門「それを何故私達に今報告する必要があった?余計な心配をするだけならまだしも士気にもかかわるぞ?」

 

八幡「そんなことは分かってる。だが一応..ここもブラック鎮守府だ。ここも潰される可能性も..かなり高確率である。」

 

睦月「睦月はこの鎮守府をもうブラックだなんて思ってないですよ?確かにまだ何人か心を閉ざしてる子もいるみたいだけど..」

 

八幡「それはお前らの主観から見た話だ。他のブラック鎮守府の艦娘からみたら提督は全員敵。そこの艦娘達を助けなくちゃ..なんて心情になるだろ。お前らだって前は俺の事を敵対心剥き出しで見てきたようにな」

 

加賀「つまり私達がどう思っていようと、その艦娘達がブラックだと思っていたらここを潰されると?」

 

八幡「そうだ。しかも相手は七つの鎮守府を既に潰してそこに居た艦娘達を仲間にしているらしい。」

 

時雨「まず数で負けてる..そして相手もそれなりに練度も高いとみると、絶体絶命だね」

 

八幡「全くもってその通りだ。そこで..だ。お前らはどうしたい?」

 

大淀「提督!?」

 

長門「それはつまり..その艦娘達の仲間になろうとここに残って戦おうと好きにしろ..という事か?」

 

八幡「..そうだ。お前らは前任に苦しめられてきた。その恨みがまだ消えてるわけないだろ?この中で、仕返しがしたい。恨みを晴らしたい。そんな事を考えた事がないやつがいるか?そんなはずないだろ。」

 

赤城「お言葉ですが、それだと前任と同じ事をすることになりませんか?」

 

八幡「それは否定しない。お前らにそうなってほしくないとも思ってるさ。けどな、お前らが仕返ししたいと言ってきたら俺は止められない。止めることが出来るほどお前らのことを知らないからな。それで止めるなんてことをするやつはただ自分を良く見せたい自己満野郎だ。俺はそんな奴になりたくない..だから選べ。残るか..去るか。」

 

電「司令官はその艦娘達が来たら..どうするんですか?」

 

八幡「どうするも何も..ただ白旗を挙げるさ。ボッチが数の暴力に勝てるわけないだろ?」

 

長門「それで殺されるかもしれないんだぞ?」

 

八幡「やれるだけの事はする..まあ何とかなるだろ。多分..」

 

神様も俺の体丈夫って言ってたし..多分平気だ。多分..

 

大淀「しかし..提督それでは人類が滅んでしまいますよ。深海棲艦に対抗出来るのは艦娘だけなんですから。」

 

時雨「確かに..そこはどうするんだい?」

 

加賀「重要な事なのだから..ちゃんと考えはあるのよね?」

 

八幡「え?..いや、全く。」

 

艦娘達「「....は?」」

 

長門「..ちょっと待て。提督は人類がどうなってもいいと、そう言ってることになるが..。」

 

八幡「いや、待て待て。俺は1度も人類のために深海棲艦を倒すだなんて言ったことないぞ?」

 

響「じゃあ..なぜ提督に?」

 

八幡「さあな。深海棲艦を倒すのは仕事だし、お金もらってるし、倒さないと飯も食えないし..」

 

艦娘達「「えぇ..」」

 

加賀「ダメな人だとは思っていたけれど..ここまでとは。」

 

八幡「..お前らはさ。俺に何を求めてるんだ?人類の救世主様にでもなって欲しいのか?」

 

時雨「そこまではいってないよ。でも少しは責任を持って..」

 

八幡「責任?それはなんの責任だ?人の命か?悪いがそこまで俺は考えてないぞ。俺が考えてるのは自分の為になる事だけだ。他人の為に働く気は無い。まして、人類がどーのこーのなんざお偉いさん方が決める事であって俺が決めることじゃない。」

 

長門「そうではなく..少しは提督としての自覚を持てと言っているんだ。」

 

八幡「自覚?悪いな。多分そりゃ価値観の違いだ。俺はこう思っていてお前らはそう思ってる。そもそも提督としての自覚を持っていたら町に巡回をまわさないなんて事はしない。」

 

どの道がこいつらにとって幸せなのかは俺には分からない。もしかしたらどっちも不幸かもしれないし、どっちも幸福なのかもしれない。でもそれを決めるのは俺ではなく、こいつらだ。ボッチは自由を求める。それゆえに誰かを束縛したりはしない。それが俺の意思。

 

八幡「さて..決めるのは今じゃなくていい。艦娘達がここを攻めてきた時、勝手にあっちにつけばいい。俺に報告なんてする必要はないからな。以上だ..それじゃ、いただきます。」

 

その日のご飯は珍しく..静かだった。




シリアスすぎて頭が疲れる。もっとギャグを混ぜたかったんだけどな〜。どんどん路線から外れていく気がしてならない。

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