比企谷八幡、提督に着任する!?   作:しーや(厨二全開)

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いやぁ..お待たせしました。
ちょっと失恋というものをしましてね..塞ぎ込んでました(๑>؂•̀๑)テヘペロ

やはり俺はぼっちでいいや


彼は彼女らの大切さを理解する

あれから全員目覚めて傷が癒えるまでと、体が本調子になるまで休暇とさせた。あれは俺のミスだ。アイツらがそれなりに練度があるからといって安直な編成をしてしまった..。

 

八幡「後悔しないように..ってやってきたんだがなぁ。もっと学ぶことがあるってことか。」

 

あれから2日。皆いつも通り過ごしているが海は深海棲艦が活発な活動を見せている..と、本営から通達があった。これは何を意味するかは素人でも分かる。この先、そんなに遠くない未来、大規模な作戦があるかもしれないという事だ。

 

八幡「もっとあいつらの事を知らなくちゃならない..か。」

 

あれだけ出来る限り関わりたくないと啖呵をきった手前、色々聞づらい面がある..。

 

八幡「けど、これ以上あいつらを傷つけたくない。結局の所責任は俺に来るわけだし。」

 

どうしたものかねぇ..。

 

 

コンコン..

 

八幡「どうぞ..」

 

大淀「失礼します。..えっと大丈夫ですか?」

 

八幡「え?なにが?」

 

大淀「顔色が少し良くないみたいですけど..」

 

八幡「ばっか..この顔色はデフォルトなんだよ。こういう顔しておけば服屋行っても店員に話しかけられないから色々と便利なんだぞ?」

 

大淀「..そうですか。あまり無理なさらないでくださいね?」

 

八幡「....あぁ。」

 

そう優しくされると対応に困るんだよ。女神かと思っちゃったじゃん!ちなみに天使枠は小町で埋まっている

 

大淀「こちらが資料です。目を通しておいてください。」

 

八幡「あんがと。..一ついいか?」

 

大淀「?はい。」

 

八幡「お前は遠くないうちに大規模な作戦があるかもしれないって知ってるだろ?」

 

大淀「はい。」

 

八幡「自信が無いのは今に始まったわけじゃないが俺なんかが指揮をとれると思うか?」

 

くだらない..。そう分かっていながら聞いてしまうほど、俺の心は弱かったのか。ただ俺は大淀に慰めて欲しいだけじゃないかと、情けないったらありゃしない。

 

大淀「そうですね。恐らく無理でしょうね。」

 

八幡「はっ..だろーな。」

 

意外だな。今までのこいつらなら素直に言うなんてことしなかったってのに。

 

大淀「ですけど..あなたは一応ここの提督です。新人だろうとベテランだろうと、やらなくてはならないんですよ。それは艦娘も同じです。」

 

八幡「....なるほどな。悪いな変なこと聞いて。」

 

大淀「いえいえ。フォローはします。自分の仲間が沈むのは嫌ですから。」

 

八幡「はっ..俺も沈むと色々とめんどくさいから嫌だわ。天龍とかうるさそうだしな。」

 

そう考えると沈ませるわけにはいかないな。天龍めんどくさいし。

 

大淀「まぁ..まだ決まったわけじゃないですし」

 

八幡「そうだな。さて..マッ缶でも飲んで..」

 

Prrrrr.....

 

八幡「?..はい。」

 

葉風「やぁ..」

 

八幡「葉風さん?どうしたんですか?」

 

葉風「不味いことになった。」

 

なんだ?大規模作戦の話か?

 

八幡「この前の深海棲艦の話ですか?」

 

葉風「いや..それとは別件だよ。ただその深海棲艦の話よりもかなり厄介な話だ。」

 

八幡「は、はぁ..」

 

葉風「ブラック鎮守府..君達の所も以前はそう呼ばれていたのはしってるね?」

 

八幡「はい。」

 

何の話をしているのか全くわからない..。ブラック鎮守府..

 

葉風「ここ最近、その鎮守府が七つ潰れている。」

 

八幡「それは..穏健派にとっていいことなんじゃ?」

 

葉風「そうもいかないみたいなんだ。なぜ潰れていると思う?あれだけ悪行を上手く隠してきた提督達がなぜ今になって突然、鎮守府を潰されているのか。」

 

その言い方だと潰しているのは本営の人物じゃないってことだよな。想定外の事態..深海棲艦に潰されたってわけじゃないだろうし..

 

八幡「おいおい..もしかして、」

 

葉風「話が早くて助かるよ。君の察した通り艦娘達が鎮守府を潰している。しかも潰した鎮守府の艦娘を仲間に引き込んで今ではかなりの人数になってるよ。」

 

八幡「..笑えない..が因果応報ってやつ、かもしれませんね。」

 

葉風「そうなんだ。そこが一番の問題で、彼女達は苦しい過去を持っている。そしてそれを僕達は見逃して来てしまったのも事実。僕達は知らなかった、関係ないなんて言葉は通用しない。」

 

八幡「..それで、具体的にはどうするんですか?」

 

葉風「交渉を持ちかけるしか今のところ手段がない。それと君にこれを報告した理由は他にあるんだ」

 

あ..そういえば俺の所も

 

八幡「ここもブラック鎮守府でしたね..」

 

葉風「一応..元だけどね。注意しておいてくれ。話は以上だよ。それじゃ..」

 

八幡「ちょ..って切れてるし。来た時どーすればいいんだよ。」

 

 

 

 

 

そうしてあれこれ悩んでいると夕食の時間になっていた。

 

八幡「あぁ..もうこんな時間か。飯を食う前にあいつらに報告しないといけねーなぁ..俺もう本当に社畜だよな。」

 

そうして執務室を出ると..

 

長門「ん?なんだ提督か。」

 

八幡「....長門か。」

 

「........」

 

空気重っ!!!

え、何この状況!俺からなんか話題振らなきゃ行けないの?いやいや無理だ..思い出せ中学の頃を..あれは日直だった時、ペアが女子で放課後プリントをまとめて先生に提出する時だった。廊下を歩いてると話すこともなく空気が重かったのを今でも覚えている。その空気を変えようとした俺が馬鹿だった。

 

「き、今日..雨降るんだってね。」

 

「どうして話したくないって雰囲気伝わんないかなぁ..」

 

あの時の目を今でも忘れられない。まるでゴミを見るような..おい。誰か今、「いや、お前ゴミだろ笑」って思っただろ。俺は地球に優しい存在だ。エコな存在なんだよ。つまりゴミはない。..多分

 

 

そして今..超あの時の状況と酷似してるんですけどぉ!!

 

長門「おい..」

 

八幡「は、ひゃい!」

 

テンパってかんでしまった..。

 

長門「...ど、どうしたんだ?」

 

何故か心配されてしまった..。

 

八幡「いや..びっくりしただけだ。んで?どーした?」

 

長門「あぁ..何やら気を落としているみたいだったからな、この前の事を気にしているのかと..」

 

こいつら急に優しくなって何なの?怖いんですけど!!

 

八幡「気を落としているのはほぼ毎日なんだが。」

 

長門「それは知らん。」

 

おい..それは知っとけよ。

 

八幡「まぁ..気を落としてるわけじゃないんだが。色々とありすぎてな。」

 

長門「色々?」

 

八幡「..この後話す。」

 

長門「そうか。」

 

話すと言っても..さほど長くなるわけじゃない。ただ聞くだけ、お前らはどうするのかと。

 

 




これからは平日に出来る限り投稿します!..多分!!

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