比企谷八幡、提督に着任する!?   作:しーや(厨二全開)

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なんか数十分目を離したらお気に入りが2桁言っててビックリしました!!
UAも500を超えていてとにかく驚きです..


彼は彼女達をみて初めて悲しむ

大淀は皆で話し合った結果と言った。でもそんなの

 

八幡「そんなの俺には関係ないだろ。お前ら艦娘にとって提督っていうのはクソみたいな存在なのは良くわかった。正直自分で言うのもあれだが俺も相当クズ人間だからな、方向性は違くともお前らにクソだと思われるのは必須だろうな」

 

大淀「何が言いたいんですか?」

 

八幡「お前らの絆は所詮飾りってことだ」

 

大淀「っ!!!あなたは!!」

 

八幡「なら誰か一人でも皆のために前任の提督に逆らおうなんて思うやついたか?まあもしかしたら前任はお前らの誰かに殺されたのかもしれんが」

 

大淀「逆らえないのは..人質をとられていたからです。自分達の姉妹艦が囚われているから不容易な行動はとれなかったんです!」

 

八幡「へぇ..で?じゃあ姉妹艦以外がその夜のお相手とやらに任命された時は?誰か私がやりますなんて名乗りでる奴はいたのか?」

 

大淀「そ、それは..誰だって嫌ですから仕方なく..」

 

八幡「だから飾りって言ってんだ。自分が助かりたいが為に他の艦娘を犠牲にしてたんだろ?それを絆って言うなら俺は、相当友達がいた事になるからな」

 

おっと、シリアスに混ぜて自虐ネタを入れてしまった。俺の悪い癖だな..テヘペロ。うんキモイ

 

大淀「..やっぱり、あなたも前の提督と変わらないのですね」

 

八幡「クソな所は変わらんかもな。むしろちゃんと仕事してくれた前任の方がマシかもな」

 

大淀「そうですか」

 

八幡はその場を去る。場所は変わって司令室

 

八幡「1週間何をしようか。ま、とりあえずベストプレイス探しでもするか」

 

散策を開始して30分

 

八幡「とりあえずここにするか。日差しもいい感じだし、海風も感じられる。ゆっくりするには素晴らしいい場所だ」

 

その場所とは鎮守府をでてすぐの所にある防波堤のような所である。

 

八幡「ま、とりあえずやる事やったし帰るか。提督らしい事はなんもしてないけど」

 

帰りの途中に食堂らしき場所が目に入った..

 

八幡「..何、食ってんだあれ」

 

駆逐艦だろうか、その子が持ってるトレイの上には黒くドロドロしたものと変な固形物が乗っている

 

おいおい..冗談だろ?艦娘の主食ってあれなの?..この匂いは、オイル?..燃料か!!なるほど..食費を削るなら食事という行為を補給にすればいいって考えか。

 

八幡「ま、理にかなっていて、効率的だ。でも..非人道的だ」

 

そう呟き司令室にもどり資料を漁る

 

八幡「これか..まあこんなもんか?どのくらい必要なのかよく分かんないんだが」

 

ん〜こういう時人を頼れる人間が羨ましい..。聞きたいけどなんせコミュ障なもので聞けない。くそぅ!!どーすればいいんだ!!

 

と、頭を悩ませていると

 

コンコン..

 

大淀「失礼します..書類をお持ちしました」

 

八幡「お、おう。ありがとう..なぁ大淀」

 

大淀「..な、何でしょう」

 

なんで怯えてんだよ、俺が悪いの?ただ質問しようとしただけなのに..聞こうにも聞けないよ。俺、意外とヘタレなのか

 

八幡「いや、悪い。何でもない」

 

大淀「そ、そうですか。それでは失礼します」

 

そう言って部屋を出る

 

八幡「はぁ..まあ他に何にお金使っているか調べてからだな。めんどくせー。でも食費に関しては専業主夫の仕事だから仕方ないか」

 

未だに専業主夫を諦めない八幡である

 

八幡「まあ結果と言っては..電気代は普通に払ってるが、食費は全部自分の金にしてるって感じか。そう言えば前任の資産ってどうなったんだ?」

 

色々資料を漁った結果、半分は親族もう半分は鎮守府のになってるらしい。

 

八幡「なるほど..とりあえず電気代のことも考えてこのくらい食費にまわすか」

 

金を封筒に入れて厨房にいく八幡

 

今の俺、超仕事してる感あるくね?こりゃ一大事だ!!この俺が仕事してると小町が知ったら..って今考えると小町以外まとも話す人いなかったのか?ま、小町いれば充分だな。うんシスコンじゃない

 

八幡「あのぉ..ここには責任者みたいなのはいましゅかね」

 

超仕事してる感だしてもやはり八幡は八幡であった

 

??「て、提督さん!?あ、えっと間宮さん」

 

間宮「鳳翔さんそんなに慌ててどうし..提督さん」

 

鳳翔「えっと..間宮さんに用があるみたいで」

 

おどおどしながら答える

 

俺ってそんなに怖いのか?この目を除けば意外と高スペックな顔してると思うんだけど。やっぱり目なのか目なんですね!!八幡悲しい..

 

間宮「なんの..用ですか?」

 

八幡「あ、えっと、食費の件なんですけど..」

 

思わず敬語になっちゃったよ!この空気どうにかして!!神様仏様助けて!!

 

と、ふざけたことを考えていると間宮が目の前から消え

 

八幡「..え」

 

土下座していた

 

間宮「これ以上資材を削られたら子供達全員にですら補給がままなりません..。私でよければ何でもしますから!これ以上はやめてください!!」

 

今の話を聞くと補給のための燃料ですら削ってたってことか。効率的を通り越して非効率的になっちゃったよ。前任は意外と考えることは冴えてんだなって思ってたけど前言撤回..論外だ

 

八幡「はぁ..食材って今どのくらい残ってんだ?」

 

間宮「え..あ、もうないです」

 

八幡「なるほど..つまりはここ最近はあの燃料と変な固形物だけしか食べてなかったわけだ」

 

間宮「はい..半年前から、完全に」

 

八幡「一つ質問いいか?」

 

間宮「は、はい」

 

八幡「艦娘は普通の食事をとっても平気なのか?」

 

間宮「も、もちろんです!」

 

正直食事の方も補給に殆ど近いものって考えてたけど違うのか。補給と食事は別でも平気..ね。前任がやってきたことを参考にした俺が馬鹿だったか

 

八幡「はぁ..まあいいや。ほれ、今月の食費だ」

 

そう言って紙をみる

 

鳳翔「こ、これって!?」

 

間宮「ほ、ほんとにこんなに!?」

 

八幡「たりるか?」

 

「「は、はい!!」」

 

泣きながら言うもので八幡は顔を逸らしてしまった

 

八幡「そのだな..1週間仕事無しって言ったけど食材を町に買いに行ってくれないか?俺が行っても荷物が多すぎて無理だわ」

 

間宮「わ、分かりました!!」

 

八幡「明日の朝からちゃんとした飯を食べさせてやれ。そんで食費を出すかわりに条件がある」

 

一気に2人の顔が暗くなる

 

八幡「俺のご飯も作ってくれ」

 

キョトンとした顔をしている2人

 

間宮「そ、そんな事でいいんですか?」

 

八幡「ま、確かにこの金額でご飯作るだけってのは割に合わないな」

 

鳳翔「な、なら..」

 

八幡「悪いが俺には毎朝早起きしてご飯を作る気力が全くもって皆無だ。でも食べなきゃ腹減って死んでしまう。まあ..あれだ..今まであのアホみたいな環境で頑張ってくれてたからな。そのお詫びだ」

 

間宮「そ、そんな..」

 

八幡「俺は貸しを作るのは好きだが借りを作るのは嫌なんだよ。ほら、時間なくなるぞ?さっさと買い物いけ」

 

そう言って厨房を後にする八幡

 

今まで頑張った..か。何知ったふうな口聞いてんだか。相手の事を理解するなんて無理、そりゃ欺瞞だ。そんなありがた迷惑な言葉なんざいらなかったな。多分俺みたいな底辺の人間が言うんじゃなくて、周りの、少なくともあの2人の努力を知ってるやつが言うべきだったな。俺も..甘いな。ま、だからマッ缶が好きなんだよね。どうでもいいですねすいません。




意外と沢山の人が見てくれてることに感激です!
これからもよろしくお願いします!

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