葉風「もしもし?」
八幡「ど、どうも..」
なんか凄く..ムズムズするんだが。
葉風「君から連絡とは..珍しいこともあるものだね。それで?何の用だい?」
八幡「前任の提督の悪行はどのくらい知ってますか?」
葉風「そんな探らなくてもいいさ。単刀直入に頼むよ」
さすが大将ってところか..。まあそっちの方が楽だからいいけどな。
八幡「分かりました。実は....」
葉風提督に如月のことを説明した
葉風「なるほど..残念ながらこっちにはそんな情報は流れてはいない。でも前任の提督がよろしくやっていた他の提督が一人いるんだが」
八幡「まぁ、十中八九そいつですね」
葉風「まあだろうね。そいつも悪行を働いてるから、艦娘の売買はしてても不思議じゃない」
八幡「どうにか出来ないですかね?」
葉風「どうにかしてあげたいが..証拠がないんだ。それがあれば本部に掛け合えるんだが」
やっぱりそうなるよな..。そんなに簡単な話しじゃないから仕方ない。
八幡「証拠ですか..。こっちの資料はうちの艦娘が手当り次第漁ったんですけど、殆ど破棄されていたらしいです」
葉風「やっぱりか..。ならこっちでも前任の提督の事を再度洗ってみる。時間はかかるかもしれないが」
八幡「いえ..それで構いません。というか、有難うございます。何から何まで..」
葉風「いやいいんだ。君はその鎮守府を変えてくれると僕は信じてるからね」
八幡「いや、そんな....って切れてるし。過大評価しすぎだろこの人」
やっぱり好きになれん。さて..睦月にどう説明するかな
睦月「提督さん?終わりましたか?」
なんかドアから覗いてらっしゃる。うん。可愛いですねぇ..。っと危ない危ない。変態になる所だったよ。
八幡「あぁ、とりあえず目星はついたが、証拠がないからこっちは動けん」
睦月「そっか..まあ睦月は提督さんが何とかしてくれるって信じてますから」
八幡「あざといな..まったく」
睦月「む〜、何ですがそれ..バカにされてる気がします」
八幡「ハイハイ..。じゃあとりあえずお疲れ様のマッ缶を」
睦月「ちゃんと持ってきましたよ♪睦月ちゃんの匂いつきです!」
何この子...惚れちゃうからやめて?勘違いしちゃうから!
睦月「勘違いしちゃってもいいんですよ〜?」
八幡「やめとけ..。俺とお前じゃ釣り合わん」
睦月「睦月はいつでもOKですから♪」
え?なにが?思春期の男の子には刺激が強すぎないですか?勘違いどころか間違い犯しそうで怖いんですが
八幡「え..えっと」
睦月「何キョドってるんですか気持ち悪いですよ?」
八幡「もうお前帰れよ。俺の純情をかえせ..」
睦月「腐ってそうなのに純情って..ぷぷぷ〜♪」
ハイハイ可愛いですね〜
睦月「じゃあ帰りますねー!サヨナラです!」
八幡「おう」
そう言ってスタスタと帰る睦月であった
大淀「無事に終わって何よりです」
八幡「ぬぉわぁ!!?」
大淀「ど、どうしました?」
普通に変な声出たよ恥ずかしぃ!!てかこの感じ久しぶりだなおい!!
八幡「ビックリさせんなよ..」
大淀「し、失礼しました?」
なんで疑問形?まあいいかマッ缶でも飲んで落ち着こう
八幡「とりあえず..現状の問題の解消はできたな」
大淀「解消であって解決ではないですけどね」
八幡「解決は..正直難しいだろうな。証拠がそうそう見つかるとは思えないし、そもそも如月自身が無事かも不明ときた」
状況は最悪中の最悪..打開策は葉風さん頼りだからな。俺ができることなんてやっぱり何一つ無い...いやあった。
八幡「俺が..その前任の提督とよろしくやってたヤツと交流を持てばいいんじゃないか?」
大淀「は?」
八幡「そうすれば..少なからず内情とか分かるし、弱味も」
大淀「やめてください。貴方はもともとクズですが本物のクズではありません!そこまで..堕ちないでください」
そこまで熱心に言われるとは....若干怖いぞ?
八幡「わ、分かったから!怖いから!」
大淀「ならよろしいです!それでは仕事がありますので!」
そう言って出ていってしまった..。
俺って大事に思われてるの?思われてないの?どっちなの?誰か教えてください..
1日1回ペースって意外ときつい笑