なんにでも変身できるヒーロー志望ですが何か   作:輝く羊モドキ

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中学校入学初日にしてマスクマンの異名を勝ち取った化太郎。
高校入学初日ではどんな異名を勝ち取るのでしょう。

それと察しのいい方ならわかると思いますが、主人公が色々はっちゃけます。
他のキャラのお株を奪いまくります。
なんだよそれゆるさゃなへぞ!!ってお方は無理せず最後まで見て行ってください。

……というかコッチ書くの楽しすぎてメインの小説全然手を付けてない…。


化太郎、また試されるってよ。

やほーディアフレント(*´ω`*)

突然でなんだけど遅刻しそうなんじゃぁ(´・ω・`)

まあどうせ入学式とかガイダンスとかだから別にいいよね(/・ω・)/

一応学校には連絡しといてんけど担任の先生にあったら連絡よろちくビーム(*^^*)

安堂と一緒のクラスに成れなかったのは残念だけど同じ学校に入学できただけでもよしとしましょー(*´ω`*)(*´ω`*)(*´ω`*)(*´ω`*)

 

「……」

 

 

ピロン♪

 

P.S

融剛の事だからクラスの女の子とすでにフュージョン(意味深)したのかなぁ?

(*´ω`*)(*^^*)(´・ω・`)((+_+))(*´ω`*)

 

「(あいつのラインうざっ)」

 

『 思わねーよてめーどこ中だよ端役が! 』

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

『『個性把握…テストォ!?』』

 

「(あー、似たような事家でもやったなぁ。)」

 

 高校生活の始まり、入学式。…のハズだったんだが、何がどうしてこうなったんだか。

 ”自由”が校風、先生側も然り、ねぇ。話には聞いてたがなかなかどうして…。あ、そういえば一応伝えておかなきゃな。

 

「相澤先生、いいですか。」「なんだ、遊戯。」

「一人遅刻してくるって話、聞いてますか?」

「聞いてるよ。入学初日から引ったくり犯捕まえるとは奇天烈な奴だな。」

《ひったくり犯捕まえたって…!?》

「…そうですか。聞いていたのなら大丈夫です。」

「そうか。ならお前も50m走の準備をしろ。」「はい。」

 

 …入学初日にひったくり犯捕まえるとか……アイツ何でそういう変な運持ってるんだろうな。

 

 

 ◇

 

 

 50m走。早い奴はやっぱりというか早いな。…折角だしとりあえず今の俺がどれだけやれるか試してみるか。…それに最下位は除籍…か。

 

「全く、除籍なんて嘘に決まってますのに…」

「本当にそうか?」「…え?」

 

 あ、いけね。つい口に出しちゃった。

 

「それはどういう意味でしょうか?まさか本当に除籍するとお考えなのですか?」

 

 あぁ、なんか見た目からして面倒な奴だったのに…まぁ、口に出しちゃったものはしょうがない、答えるとするか。

 

「あの先生、つまらない嘘は吐かないだろってことだ。」

「どうしてそのように思ったのですか?」

「ん~。何というかなぁ。ああいうタイプの人は非合理を削っていくタイプの様に見えたからかなぁ。」

「…非合理?」「ああ。」

「俺の予想だけど、多分最下位ってのは方便で見込み無しと判断したら除籍ってのが真実なんだろうよ。」

「…つまりそれは見込み無しと判断されたのなら…」

「最下位じゃなくても除籍処分だろ。」

「ッそんな訳「有るんだよなぁ。」?!」

「単純な話、先生一人で一クラス22人見るより、見込み無しって切り捨てていって見込みのある奴だけに付きっ切りで指導してる方がより良いヒーローを育てられるって事だ。」

「…そんな事……。」

「まあ、ヒーローを名乗る有象無象が増えまくった今の時代だからこそって奴だろ。見込み無しって判断されない様にお互い頑張ろうぜ。……えーっと?」

「あ、八百万 百ですわ。」「遊戯融剛だ。よろしく。」

 

 うーん、優等生。

 

「ほら、次八百万さんの番だろ。気張れよ。」「え、ええ。」

 

 あ。アイツ遅刻してるって事は今のこのクラスは奇数って事だ。つまり…俺一人で走るのか?!やだなぁ。

 

 

 『世界は平凡か?』

 

 

 …あ?なんだ?凄まじく嫌な予感が…。すでに走り終えたクラスメイト達もきょろきょろしている。

 

「ね、ねえ。今のって…。」「いや…まさか、な。」

 

 

  『未来は退屈か?』

 

 

「や、やっぱりこれって…!」「おい、何処だ。何処に居るんだ!?」

 

 

   『現実は適当か?』

 

 

「嘘!?何で!??何でここに出てくるの?!」

「…!あそこだ!!」

 

 

    『安心しろ!それでも生きる事は劇的だ!』

 

 

 こんなアホな事するのはアイツしか居ねえよなぁ。

 

「うわ!めだかちゃん!めだかちゃんがいる!すげえ本物だ!!!」(スマンそれ偽物)

 

「そんな訳で本日から箱庭学園…じゃなかった、雄英高校ヒーロー科に入学した黒神めだ…でも無かった。殺生石化太郎だ!学業・恋愛・仕事・友人関係全てに渡ってなんでも相談を受け付けるわけでは無いが相談があるというのなら乗ってやろう。」

 凛ッ!

 

 …アイツ遅刻しておいてよく堂々とあんなこと出来るよなぁ。ホラ見ろ。クラスの奴ら全員アゴ外れてるんじゃないかってくらい吃驚してるぞ。

 

「え?あのお面は殺生石?あれ?でもあの時もっと…あれぇ??」

「あのお面って、もしかしてあの時助けてくれた人…なのかな…?」

「ウヒョー!すげえおっぱいだぜ…!あんなに出してるんだからもう揉めって言ってるようなもんだよなぁ…!」ハァハァ

 

 …例外がいたようだ。何かムカつくから蹴り倒しておいた。丁度良い身長なのが悪い。

 

「先生。遅刻して済まなかったな。だがせめてグラウンドに居るなら何かしら情報を残しておいてくれないか?おかげで体育館に突撃して要らぬ恥をかいた。」

「それは悪かった。だが考えなしに体育館に突撃する方も悪いな。それと殺生石、その恰好は何だ?」

「あはは、実は昨日めだかボックスを読みだしてな、ついついこのような姿に。」

(((自由すぎる…!)))

「そんな事は聞いていない。…まあいい。早く体操服に着替えろ。個性把握テストの最中だ。」

「着替えたよ。」

(((いつのまに?!)))

「なら50m走だ。遊戯、お前と走れ。」

「…化太郎と走るくらいなら一人がいいです。」「酷い!お前それでも親友か!」

「走るついでに親友なぎ倒していくやつが何処に居るんだ?あ”あ?」

「…てへぺろ♪」

(((なんだこれ…)))

「いいからとっとと準備しろ。」ギロッ

「…はいな。(この人が担任か。なんで私の担任って皆目つきやばいんだろうね?)」

「(その一端はお前が担ってることを自覚しろ馬鹿。)」

 

 

 ◆

 

 

《位置ニツイテ、ヨーイ…》

 

結局一人で走る事になったよ!まず先に親友から走る。

 

『縮地』を使う親友にとって50mなんてとても短い距離だ。だけど縮地一回では50mまで跳ぶことは出来ないからなー。

 

親友は少し前傾姿勢を取っているだけで特に構えらしい構えはしていない。強いて言うなら地面に少しめり込んでるくらいかな?

 

《スタート!》

 

合図と同時に地面から打ち出される親友。さながらロケット頭突きの如く頭から飛んでいく。

 

かなり早いけどやっぱり50mには届かない。あのままじゃ頭から落ちて顔面ズルズルになるぜ。

 

「よおっっとぉ!」

 

おお!ハンドスプリングの様に地面に一度手を付いて瞬間融合。そしてすぐに自身を打ち出した!

 

なるほど。確かに足で着地した後跳ぶより手で着地したほうが融合速度が速い分さらに早く動けるね。

 

《3秒89!》

 

ひゃー3秒台!めっちゃ早いねぇ!コレを超える記録なんて

 

「すげえな遊戯!飯田には劣るがそれでも2位だぜ!」

 

居るのかよ!マジか!雄英すげええ!

 

「まあ、自慢じゃないが小さい頃から個性訓練してるからな。」

「いいなぁ!個性訓練できるような場所があって!家で個性使うと危ないんだよなぁ。」

 

…親友にもう友人が出来てる…サミシイ…サミシイ…

 

…いや、まだだ!ここから一気に逆転してクラス全員マブダチにしてやんよ!

 

 

「…それに、多分3位になるぜ?」

「はぁ?なんだそりゃ?」

「つまりあの変な奴の方がお前より早いって事か?」

「…まあ、見てれば解かる。」

 

 

やっぱあれだよな!マブダチって言うくらいだから実力を認め合う~みたいな感じだよな!

 

よっしゃ!ここで一発ドカンと大記録だしてやるぞ!

 

スタートポジションにセットアップ!いくぞぉ~。変身ッ!

 

「うわっ!何だアイツ!急に光り輝きだした!」

「アイツは変身するとき、その時の気分で変身エフェクトがかかるんだ。」

「え!?変身!!スゲエ!アイツ変身するのか!!」

 

変身完了ッ!私は普通の魔法使いだぜ!

 

「うわ!魔女っ娘!魔女っ娘だ!」

「なんだ?あいつめだかちゃんに変わる個性じゃないのか?」

「…オイオイ、ウソだろ!あれって間違いなく魔理…」

 

《位置ニツイテ、ヨーイ…》

 

彗星…

 

《スターt「ブレイジングスター!!!」ゴオオオオオオオオオオ

 

《0秒98!》

 

「イエーイ!好記録ぅ!」

 

「…ぜっ」

 

「「「「0秒ぅぅぅぅ!!!???」」」」

 

 

 

 

*****

 

 

 

その後も……

 

握力測定!

「コレ万力に変身すればよくね?」ギュゥ

機械「やめてっ!こわりぇりゅぅぅぅ!」

 

 測定不能!

 

 

立ち幅跳び!

「ちゅんちゅん!」バササササ

測定器「校舎の裏までは無理っす。」

 

 測定不能!

 

 

反復横跳び!

「見ろ!巨大昆虫6本足ステップ!」ガサガサガサ

融剛「キモイ!測定しづらい!てかそもそも横跳びしろよ!」

「なにっ!これじゃいかんのか?!」

 

 記録0回!

 

 

「どーなってんだあいつ!滅茶苦茶強個性じゃねえか!」

「…僕が速さで負けるなんて…」

「殺生石!お前なんにでも変身できるのか?!」

「おう!何でもござれよ!」「マジでか!じゃあさ「めっちゃエロい教師になってくれ!」

「性欲全開かよ!いいよ!」「いいのかよ!」

「いくぞ!体はミッドナイト、顔は相澤先生!へ~ん「待て待て待て待て!!なんてクリーチャー生成しようとしてんだ!」

「え、だってそのまま変身したらつまんないかな~って。」

「無駄なサービス精神!!」

「お前等、ふざけてると除籍するぞ…!」

 

 

 ◇

 

 

ボール投げ

 

 

うーん相澤先生があの『イレイザーヘッド』だったなんて。まさか私の天敵ともいえるお方が担任だったとは…。

 

「まさかお前の天敵が担任になるとはな。偶然か必然か…。」

「な、なーに。個性消されたくらいで戦えなくなるなんてヒーロー失格だろオイ…」

「どの口が言ってんだ馬鹿。お前攻撃も防御も回避も全部個性だよりじゃねえか。」

「グヌヌ、融剛がそれを言うのかな?ダメージフュージョンだよりボーイ。」

「別にお前と違って素の格闘技も鍛えてるからある程度は問題ねえよ。」

「…あ、出久君、やっぱ個性持ってたんだ。」「露骨に話題変えたな。知り合いなのか?」

「まあね。融剛に出会う前からの友達で、入試の時に再会したんだ。」

「へー。お前に友達いたんか。」

「ねえ泣くよ。ほら泣くよ。今泣くよ。」

「やめろ。冗談だから。ほら、相澤先生はドライアイなんだってよ。」

「おー。つまり付けこむならそこか。いかに見られないようにして目をつぶすか考えよう。」

「…というかなんで敵対すること前提なんだよ…。」

「…え?だって世の中何があるか分かんないし。相澤先生と戦うことになるかもしれないじゃん?」

「……果たしてそうだろうか。」

「あ、そろそろ融剛は準備しといた方がいいんでねいですか?」

「…おー。そうだな。じゃ、手伝ってくれ。」「おっけいアイボー」

 

 

 

 

「じゃあ次。遊戯……?!」

「えー!ちょっと!二人とも何してんの!?」

「「何って…」」

 

ドドドドドドドド

 

「全力で殴ってます」「殴られてます」

(((マジで何してんだー!?)))

 

「遊戯お前…ドMなのか!?」「ちげえよ峰田はっ倒すぞ!!」

「遊戯はただ殴られて嬉しいだけだよ!」ボコボコボコボコ

「だからちげえって言ってんだろボケが!」カウンターキック!!「ゴプェ」

 

「そもそも痛くも無いから問題なしだ!」「絵面に問題あるんだよなぁ。」

 

「個性を最大限有効活用する!まあ見てれば解かる!」

 

ザッ

 

「遊戯の個性って殴られて効果を発揮するって事か…?」

「あながち間違いじゃないでぇ!」「!?測定不能女子!」「今は男子だ眼鏡君!」

「眼鏡君?!」「…今は?」

 

「融剛の個性はその名も融合!何でも融合出来る個性や!」

「マジかよ!遊戯といいお前といい強個性の群れかよ!」

「否定はしない!ただ使いこなせるようになるまで時間が掛かっただけや!」

「話を戻すで!融剛の個性の真骨頂!それは受けたダメージを自身と融合して攻撃力に変換することができるんや!」

「はあ!?なんだそのチート!無敵じゃねえか!」

「まあそうやな!でも弱点が無いわけでもないんやで?まあええわ。ホレ、融剛がボールを飛ばすでぇ。」

 

融剛はボールを真上に高く投げた。…あーなるほど。さながらテニスのサーブみたいな感じで飛ばすんか。

 

ぐぐぐっっと力をためる。100%の開放なんて久々に見るなぁワクワク。

 

 

「ダメージディフュージョン…」

 

 

ボールが落ちてきた。

 

 

「100%…」

 

 

身体を弓のように引き絞った。………………今っ!

 

 

「キャノンシュートォォォ!」

 

 

 ゴッ

 

 

      ッッオオオオオオオオオオ!!!!

 

 

「うわっ!!風が!!」

「ヒョー!前見た時よりかなり威力上がってるぜ!」

「これっ……すごっ……!まるでオールマイトみたいだっ!!」

「いやいや、流石に片手で天候変えられるほどじゃあないでしょ。」

「こ、これは大記録が期待できますわね…!」

 

「…」

 

「相澤先生!今の記録は?!」

「あのスゲエパンチだ!1キロはいったんじゃねえの!?」

 

スッ

 

 

58m

 

 

 

「…え?」

「おかしいな。58mって見えるんだけど。」

「うーん。私も眼鏡買おうかな。目がぼやけてるみたいだ。」

「いやいやいや。ぜってえ機械が故障してるって。だってあの威力だもんな。」

 

「…」

 

「ねーねー。60m線の付近に大穴が開いているように見えるんだけど。」

「奇遇ね。私にもそう見えるわ。」

「さっきの衝撃で地面がはがれちゃったのかなー?」

 

「…」

 

 

「「「…」」」

 

 

「失敗しちゃった」テヘペロ

 

「「「「「 アホかぁぁぁぁ!!! 」」」」」

 

 

遊戯融剛 ボール投げ 記録 58m

 

 

(ついでに)

殺生石化太郎 ボール投げ 記録 850m

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

持久走

 

「八百万さん!バイクなんてズルい!」「これも個性のうちですわ。それに私はまだいいじゃありませんか…」

 

「どけどけー!魔理沙様のお通りだぜぇぇ!!」ゴオオオオオオ

 

「…空を飛ぶお方に比べればこの程度……」「ああ……うん……」「走れよ」

 

 

上体起こし

 

「倒れるだけで腹筋ワンダーk「それだとマットに肩つけられないから測定できないよ。」マジかあ。」

 

 

長座体前屈

 

「のびーるアーム(物理)」「うわあ腕がどんどん伸びてく!」

「……ゴムゴムの「それ以上はいけない。」

 

 

全種目終了

 

 

「んじゃパパっと結果発表」

 

「…なあ、最下位が除籍ってやっぱり本気なのかな…。」

「えっ、なにそれ。除籍?」

 

ちょっと。私そのルール聞いてない。

 

 

「ちなみに除籍はウソな。」

 

「君らの最大限を引き出す、合理的虚偽。」

『『『はーーーーーーー!!!!??』』』

 

まって。話について来れない。

 

「…やっぱり嘘でしたわね。」「…最下位は順当に行けば緑谷だ。だけど多分ソフトボール投げの時に見込み有りって判断したんだろうな。」

「……ところで遊戯さん。」「ん?なんだ?」

 

「あなたって多分って言葉好きなんですね。」「…ほっとけ。」

 

ちょっと、融剛が知らないうちに女の子と仲良くなってる。

 

ちょっと遅刻しただけなのにもう置いてけぼり食らった気分だよ…。




すまない飯田君。A組最速は君ではなくなってしまって。
すまない八百万ちゃん。万能ポジション奪ってしまって。
それと峰田。ことあるごとに化太郎に変身願うのは止めなさい。

そして化太郎。明日から測定不能マン呼ばわりは覚悟しろよ。

一応補足

この世界にはジャンプコミックはありますし、その他創作物も普通にあります。
今まで素敵な巫女や実力派エリートに変身したのも、知る人が見れば「え?コスプレ?!完成度高!」となります。
そんでもって平然と変身しながら登校してますが異形型の個性がそれだけで警察のお世話にならない様に、化太郎も街中で変身して暴れたりしなければ見逃されます。というかまず気付かれません。

気付かれなければ犯罪ではないのだよ!こいつ本当にヒーローになっちゃだめだろ。

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