なんにでも変身できるヒーロー志望ですが何か   作:輝く羊モドキ

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原作で出てきそうで出てこなさそうなそれでいて普通に出てきそうな設定を風呂に入ってる時に思いついて本編そっちのけで書きたくなったので

書く。

あいかわらず時系列とか気にしない方向で。

-登場人物-

・亀子 映子
3年。内弁慶。

・鹿苑寺 再生
2年。経営科。

・物書 文具
3年。やれやれだ…系。


それいけ雄英新聞部!!

・【ビッグ3】波動ねじれ、現在交際中の男性あり!?

 -相手は謎の仮面の男か。

・根津校長、双子か!?

 -保護者会に参加中のはずが何故校庭に?

・【イケメン】一年体育祭一位の轟焦凍の素顔に迫る!

 -強さの秘密は日常に有り!?

・文化祭、メイドカフェならぬチアカフェ流行の兆し?

 -一年A組、小さき巨人(リトルジャイアント)峰田 実が語る。

・スペースヒーロー『13号』気になるコスチュームの中身は!?

 -予想だにしない正体を見よ!!

・18禁ヒーロー『ミッドナイト』まさかのヌード!?

 -放課後の美術室で起きたXXX!!

 

 

 

「うーん…。」

「どしたッスかブチョー。」

「いやさぁ、なんというかネタが無いなぁって思ってねぇ。」

「っは、○日もビックリの嘘八百記事ばっか書く部長が何言ってんだ。馬鹿なの?死ぬの?」

「あ”?お前インクの海に沈めんぞボケぇ。」

「誰にモノ言ってんだクズ部長。印刷してやらねえぞ?」

「ごめんなさい私が悪かったです。」

 

ここは雄英高校の何処かに存在する新聞部部室。詳しい場所は教えられない。

何故教えられないのかというとこの新聞部、非公認なのだ。

万が一強硬派であるイレイザーヘッドなんぞに見つかったらまた新聞部が解体されてしまう。

という訳でひっそりと活動しているのだ。

 

「あ”ー!もうすぐ月末だってのに全然ネタがあがらないぃー!」

「ぶっちゃけ新聞なのに月刊ってどういう事なんスかねぇ…。」

「学生活動だからいいんですぅ~!」

 

「という訳で明日まで各自で一つネタあげてきなさい。部長命令ね。」

-非公認新聞部部長 亀子(かめこ) 映子(えいこ)-

個性:スクープ(自称)

彼女の目に映った衝撃映像は全て写真に収められるのだ!!

 

「はー、ま~た始まったッス。ブチョーのメンドクセー命令に四苦八苦すんのも飽きたッスー。」

-非公認新聞部インタビュー担当 鹿苑寺(ろくおんじ) 再生(さいせい)-

個性:ボイスレコード

何時間でも音を記録できるぞ!記録した音声は再生、編集、削除等自在に加工できる!

 

「はー…なんで俺こんな所にいるんだろーなー…。」

-非公認新聞部書記兼印刷担当 物書(ものかき) 文具(ぶんぐ)-

個性:自動書記

寿限無だろうが般若心経だろうが彼の操る鉛筆にかかれば10秒も無く書き写せるぞ!

 

「決まってるじゃない。ドケチな先生のせいで学校のコピー機使えないんだから、代わりにアンタに働いてもらわないと学校中に張りだせないでしょ?新聞。」

「良いじゃないッスか物書先輩、報酬あるだけ。オレなんか無報酬ッスよ?無報酬。」

「何言ってんのよ、雄英卒業したら新聞社に口利きしてやるって言ってんのに。アンタもう就活勝ち組よ?分かってんの?」

「何時も虚構新聞並の文章書いてるブチョーの口利きなんて信用ならんッス~。」

「んだとオラァ!!」

「Hey後輩、お前さ、俺がコイツの出鱈目な新聞複写すんのにどんだけ心労掛かってると思ってんの?考えても見ろよ、クソつまらない文章を延々と書き写し続けるんだぜ?だと言うのに報酬がラーメン一杯とか舐めてんの?」

「何よー。あそこのラーメン美味いじゃない。」

「少なくともあの定食屋で食うもんじゃないだろ…。」

「あら、良いの?運が悪いとあそこの亭主に何喰わされるか分からないわよ?」

「…何喰わされた?」

「スルメのピーナッツバター焼き………。」

「Oh…。」

 

「よし、分かったわ。じゃあこうしましょ。アンタ等が明日までに使えるネタあげて来たら一つにつき一枚脱ぐわよ?」

「「………」」

 

 

「「まな板に脱がれたところで。」」

「よぉしお前等そこに並べ。明日の新聞の一面はお前等の惨殺死体だ。」

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

結局3人でネタ探しをすることになった。

 

「やっぱ話題性って言ったら一年A組でしょ!!」

「最初っからそこ行けよクソ部長。」

「馬鹿言ってんじゃないわ!話題が話題だけに校内新聞の記事にしにくいのよ!それに何よりあそこの担任がイレイザークソトンカチヘッドなのよ!」

「イレイザークソトンカチヘッドとかいうパワーワード止めろ。」

「なんでクソトンカチヘッドなんスか?」

「それはあれよ…頭の固い先生だから………ああもう説明させんな!フィーリングで分かりなさいよ!!」「ッス。」

 

そんなこんなでつきました1-A教室前。

 

「今の時間イレイザーヘッドが居ない事は確認済み!行くわよ突撃取材!!」

「何について聞くんスか?」

「んなもんテキトーでいいのよテキトーで!!」

「それのどこが取材だ。」

「という訳でお邪魔するわよA組諸君!ちわー!新聞部でーす!!!!」ガラッ

 

 

「あ"あ"っ!!?誰だテメエ!!!」

 

 

ガラピシャッ

 

「こ、こ、こ、ころされるかとおもた…。」

「ブチョーってなんで内弁慶の癖に突撃取材とか言ってるんスかね?」

「馬鹿だからだろ。馬鹿だからだろ。」

 

 

 ◇

 

 

「つーわけで我等新聞部が一年A組を取材しに来たッスよー。」

「邪魔だモブ共!!!」

「まーまーそう言うな爆豪後輩。時間は取らせねえよ。(それほどはな。)」

「爆豪お前…ついに先輩にシメられる時が…!」「来ねえよクソ頭!!!」

「え、えひゅ、えぅ、えっと、い、いんたヴゅーいいでひゅか!?!?」

「何言ってんですか貴女。」

「クソ部長、お前もう黙ってろ。」

「はいはーい注目ー!とりま早速インタビューしていくッス。まずはクラス委員からインタビューするッス!クラス委員、誰ッスか~?」

「俺がクラス委員ですが!」

「おー、君がクラス委員ッスか。まずは自己紹介するッス。自分二年の鹿苑寺ッス。」

「俺は飯田天哉です!」

「テンヤ君ッスね。見たッスよ~体育祭、騎馬戦、超加速!!実にヒーローっぽい必殺技じゃないッスか!」

「むっ!?そ、そうだろうか?」

「そうッスそうッス。あんな超速、普通なら誰も対処できねーッス!かっけーッス」

「ふ、ふむ、そうだろう!」

「テンヤ君一家はヒーロー一家ッスね。お兄さんの件は残念ッス…、インゲニウム、立派なヒーローだったッス。」

「ああ…俺にとって兄は目指すべき目標だ。勿論今でも。」

「雄英卒業後はインゲニウムを継ぐんスか?」

「ああ、そのつもりだ。俺はインゲニウムの名に恥じぬ立派なヒーロになる!」

「ありがとうございますッス。これでインタビューは終了ッス。」

「こちらこそありがとうございました。」

「あ、ついでになんスけど、この中でインタビュー向きな人を紹介してくれねッスか?」

「む?インタビュー向き…か…。」

 

「インタビュー!?私やるやる~!!私をインタビューして!!」

「俺!そう言うの俺やりたい!!一度でいいからインタビュー受けてみたかったんだよ!!」

「そう言うの僕が向いてる奴☆」

「ウチ受けてみたい。」

「はーい!俺とかインタビューいつでも行けますよ!!」

「俺!俺!!俺をインタビューしてくれ!!」

「ケロ。」

 

「流石ヒーロー科。我が強い。」

「あ、あはは…。」

「ところで君は緑谷出久君だな。今色々と話題沸騰中の。」

「え、ええ!?僕ですか!!」

「なんだ、インタビューは嫌か?」

「い、いえいえいえ!!決してそういうわけじゃ!」

「じゃあ早速インタビューしようか。あ、俺は物書 文具。3年だ。」

「え、ええと…緑谷出久です…。」

「体育祭でも見たけど、凄いパワーだね。」

「え、あ、ありがとうございます…。」

「オールマイトに似てるけど隠し子か何か?」

「ブフゥー!!」「うわっ汚っ!」「あ、す済みません!!」

「…図星?」

「いえいえいえいえいえ!!!違いますよ!!そんなんじゃ無いですから!!」

「…ま、そうだよね。オールマイトは一撃ぶっ放す度に大怪我しないもんね。」

「そそそそうですよ。ナニイッテルンデスカーモー。」

「でもオールマイトが萎んでる時と今のキミの雰囲気似てる。」

「ブフゥー!!」

「Hey、素直に吐いちゃえよ。オールマイトとどんな関係なんだ?」

「い、いえその…えっと…それは…。」

 

「緑谷は重度のオールマイトオタクなんだよ先輩。」

 

「あ、化太郎くん…。」

「っ!おま…君は…。」

「どーもー、体育祭2位でーす。」

「あ、ああ…それより、オールマイトオタクとは…?」

「うん。1年が全寮制になったのは知ってるよね。」

「勿論。結構なニュースだからね。」

「そん時に出久君の部屋を見させてもらったんだけど一面オールマイトグッズでね。ヒく。」

「ヒく!?酷くない!?」

「おっおう。」

「元々似た個性持ちだし、オールマイトに少しでも近づこうと雰囲気作りから入るのも可笑しくないでしょー?な、出久君?」ウインクバチコーン

「う、うん。そうそう。(…ありがとう化太郎くん。)」

「そ、そうかい…。」

「あ、そだ。出久君のオールマイト顔芸見る?激似だよ?」

「え、遠慮しとく…これでインタビューは終了だ…。」

「えー面白いのに。」

 

 

「でよ!俺がそこで全力でビリビリ~っと!」

「でもその後上鳴アホになって使えなくなったよね。」

「うぐっ!」

「しかもすぐにヴィランに捕まるし。」

「ぐぐぐ!」

「遊戯に助けて貰わなかったらどうなってた事か…。」

「グゥの音も出ない!」「出てるじゃねえか。」

「あーハイハイ、そーッスねー。」

 

 

「あのー、大丈夫ですか?」

「だゃひっ!だいでょーぶでふ!!」

「大丈夫に見えないんだよなぁ…。」

「しょ、そょれよいrきになう男性とか居ないんでしゅ、すか?」

「え、なんて?」

「うりゃらかさん!貴女の好きな人とかどうでしょう!?」

「えぇっ!?ウチ!?」

「ええ!あなたかりゃ恋する乙女の空気が出ておりゅますから!!」

「いやっ!そんな!えと、そういうあれじゃあ…ないです…。」

「じゃあどんなアレでしょう!?」

「…うぅぅ…。」

 

 

「お前等、何やってる…!!」

 

 

「あ、相澤先生。」

「ゲェッ!!イレイザーヘッド!!」

「え、アレがイレイザーハンマーヘッドッスか?」

「ばっおま!!」

「誰がサメみたいな頭してるって?」シャッ!

「ギャッ!」「グエッ!」「イデッ…ッス。」

「お前等新聞部だな…?活動停止処分じゃあ不足らしいな…!!」

「い、いやぁイレイザーヘッド。ご機嫌麗しゅう。」

「ち、違いますよー。新聞部違いますよー。今日はただの知的好奇心で来ただけですよー。」

「そ、そーッス。別にA組にインタビューとかしてないッス。」

「…はぁ。まあいい。」

「(えっ?許された?私達今許された??)」

「(ま、待て、これは罠だ。孔明の罠だ。)」

「(なんでもいッスけど苦しいッス…!)」

「お前らの処分はミッドナイトに一任する。」

 

「「「えっ」」」

 

「最近ミッドナイトはイライラしてるそうだ。理由は知らん。ま、ご愁傷さまって奴だな。」

「まままま待ってくださいイレイザーヘッド!いや相澤先生!!嫌だ!!まだ嫁入り前なのに!!」

「死。死のループ。決して脱出できない地獄の迷宮…!」

「馬鹿な…そんな横暴許されるはずがないッス!!訴えてやるッス!!ペンの力で戦うッス!!」

「雄英の校風は『自由』。そう言う事だ。除籍されるよりマシだろ。」

 

「「「い、嫌だあああああああああ!!!!」」」

 

 

 

 

 

「…結局何だったんだ?」

「知らん。」

「そう言えば新聞部の新聞って見たことねえな。」

「案外見せられるものじゃ無かったりして。」

「18禁的な意味でか!?」

「小学生の作文的な意味でかも。」

「(両方正解。)」

 





勢いだけで書いた。今は後悔している。

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