なんにでも変身できるヒーロー志望ですが何か   作:輝く羊モドキ

35 / 42
本編の投稿が遅れ過ぎてすんませんっしたァァァァ!!!
でも不定期更新ってタグあるから大目に見てねェェェェ!!!

?「もっと”コツコツ”書き進めろよ。」ツクテーン

というわけでチートが過ぎて雄英がヤバイ。そんなお話です。


理不尽を覆してこそヒーロー

ヒーロー最強議論。

 

それは昔から、それこそヒーロー社会黎明期から密かに行われている。

勿論大体の人はオールマイトこそ最強だと言うだろう。

しかし一部の人はそれを否定する。

例えば、海の上で戦ったなら。

例えば、新月の夜に戦ったなら。

例えば、人混みの中で戦ったなら。

例えば、切り立った崖で戦ったなら。

様々な前提条件においてなら戦闘力はオールマイトを超えると言われるプロヒーロー(スペシャリスト)は少ないが挙げられる。

 

そして、友乗(ゆうじょう)ヒーロー『フレンドシップ』もその一人。

条件は『プレイメイトが近くにいる事』。

不特定の相手とチームアップする事より特定の相手と抜群のコンビネーションを発揮する事に主眼を置いた、現代のヒーロー社会において少し異質である『ゲームマスターズヒーロー事務所』の副長を務める彼女と戦って逃げられた(ヴィラン)は一人もいない。

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

「さぁ、私と楽しく遊びましょう融剛?」

「ま、マジで言ってんのかよ母さん…!」

「…えっ、母さん?」

 

「あら、どうも初めまして。(わたくし)、その子の母親の遊戯 彩子(さいころ)です。」

「あ、俺は砂糖力道…っす。」

 

 

 

「いやちょっと待てェ!!ハァ!?遊戯お前の母親ってヒーローだったのか!!?と言うかえっ!?『フレンドシップ』って子供居たのかっ!!?」

「うるせえ砂糖、あとこの事は誰にも話すなよ?」

「お、おう…。(マジかよ…!確かに遊戯はただ者じゃねえって思ってたが…まさかあの、完全に謎だらけのゲームマスターズの子供とはな…。)」

「うふふ、さてさて?じゃあ挨拶も済んだことだし…ホンキ、出すぞ?」

 

硬質な何か(・・)が地面に落ちる音がした。

 

「ッ!!逃げるぞ!!」

「えっ、あ、おい!」

 

融剛はその場から全力で逃走を始める。

そして少し遅れて砂糖が融剛を追いかける。

 

その直後

 

「良い目だ。ドーン!!」

 

隕石が落ちてきた。

 

「…は?」

「呆けてる場合か!!逃げるんだよ!!」

 

融剛は砂糖の腕を引いてはそのまま引きずらんばかりに急いで逃げる。

数瞬後、隕石が地面と衝突する。

 

 

 

 

僅か1分にも満たない時間で小さな町は殆ど壊滅してしまった。

隕石が降ったにしては被害は小規模だが、この惨状がたった一人で為されたとは誰も思わないほどに酷い有様であった。

 

「…お、おい。コレマジか…!本当にあの人相手にしなきゃなんねえのかよ!」

「クソっ…!町への被害は一切考慮無しか!」

 

「当然だろう?今の私はヴィランなのだから。むしろ町ごとお前達を潰してやろう!」

 

硬質な何か(・・)が地面に落ちる音がした。

そして空から複数の隕石が降り注ぐ!

 

「さあかかって来いヒーロー共!ここが貴様らの墓場だ!!」

「ふざけんな!これの何処が試験なんだよおおおおお!!!!」

「うおおおおお!!!死ぬ!?これ死ぬ奴ぅぅぅ!!!」

 

隕石が町中に降り注ぐ。衝撃波を出しては町だった残骸を吹き飛ばしていく。

 

 

 

「…はぁ。だから『あの子等』を呼んだのは間違いだってのに…」

 

 

-----------

 

-------

 

----

 

 

『殺生石………それに遊戯…。それぞれある意味問題児ですが、プロヒーローにも劣らない実力を持っている上に弱点らしい弱点も無く、他の生徒と比べて実戦経験が豊富で個性も強力。正直、私を含め今回の試験は雄英にいる教師が相手では『試験』にはならないでしょう。』

『ならどうするんだ?ほぼ無条件で合格にさせる訳にもいかないだろう。』

『ええ…。そこで不本意ですが、試験相手として外部のヒーローを呼びます。』

 

ザワッ…

 

『異議あり!生徒の事をよく分からない様な外部のヒーローを呼ぶのはそれこそ試験にならないでしょう!?』

『確かにそのようなヒーローを呼んだのなら試験にはならないでしょう。しかしもし、我々以上に彼らの事を知っているヒーローが居るとするならば?』

『そんな人なんて何処にも………まさか!?』

『ええ。遊戯融剛の両親であり、プロヒーローである『ゲームマスターズ』を呼びます。調べによれば、遊戯も殺生石も小学生の頃から彼らの下で厳しい訓練を受けていた様子。ある意味、我々よりも彼らの試験相手に適任でしょう。』

『成程…。長い間彼らを育て続けたヒーローなら確かに試験相手としてこれ以上ない程に適任だな。』

『し、しかしゲームマスターズのお二方は教職免許を持っていないですし…』

『どうなんですか校長?』

『教職免許を持ってなくても試験という短期間だったら問題ないさ!』

『だそうです。』

『そ、それに彼らに突然試験相手をしてもらうってのも…』

『既にゲームマスターズには話を通してあるので問題ないです。』

『根回し良すぎない!?』

『…ミッドナイトさんは何かゲームマスターズに会いたくない理由でもあるんですか?』

『はあ!?無いわよそんな物バカ言わないで鞭で打つわよ!!』

『キャラ崩壊し掛けてるぞ。』

 

『…さて、ならば殺生石と遊戯にはゲームマスターズの何方かにお願いするとして次の生徒は…』

『待ちな。例えあの二人が試験相手として適任でも、私は反対だよ。』

『リカバリーガール…。』

『あの二人は加減ってモンを知らない。生徒と一緒に試験場を吹っ飛ばすのがオチさ。』

『しかし彼らは都市部で活躍するヒーロー…。彼らが必要以上に街を破壊したとは聞いた事はありませんが。』

『そりゃあの子等が二人揃って活動しているからさ。昔あの子等がばらばらだった頃はそりゃ酷いもんだったさ。』

『………そのような話は聞いた事ありませんが。』

『ま、結構昔の話だから今の子じゃ聞いた事も無いのもしょうがないさね。』

『結構昔って…。』

『…しかし、実際問題彼ら以外に試験相手として都合がつくプロが居ないのも確か。』

 

『では採決しましょう。ゲームマスターズを試験相手として招く事に賛成の方、挙手を願います。』

 

 

----

 

-------

 

-----------

 

 

「やれやれ…。この惨状を見たのなら意見を変えるだろうさ。もう遅いけど。」

 

試験開始僅か1分。リカバリーガールはそう独り言ちた。

出張保健所の中にあるモニターには各々の試験会場が映っている。

しかしそのモニターの中で『2か所』画面が激しく動き回っている。

 

「カメラロボも忙しなく動いてるじゃないか全く…。壊れないと良いんだけどね。」

 

その2か所とは、ゲームマスターズがそれぞれ担当している場所だった。

片や隕石が降り注いでは無差別に破壊をまき散らし、

片や多種多様なモンスターが暴れまわり、

試験をモニタリングする為のカメラロボは既に何台か壊れたのだろう。残された数台で必死に生徒を映す。

 

「ちゃんとあの子等にカメラロボの存在を教えたんだろうね…。」

 

教えてたとしても既に忘れてそうだけどね…

そうしてため息を吐きながら他の試験会場の様子をみるリカバリーガールだった。

 

 

 

友乗ヒーローフレンドシップ。

個性、友情ダイスパワー。

サイコロを振って出た目の数だけ個性を使えるようになり、更にサイコロを振って威力や発動数を決めることが出来る個性。

先程の隕石はサイコロを二つ振り、『触れた物を瞬間移動させる個性』と『物を引き寄せる個性』と『質量を増減させる個性』の3つを即席で縒り合わせ、更に威力4倍値を引いた結果である。

更にサイコロを振ることで、先ほどの隕石をサイコロの出目の分だけ落とし、さらに振った場合出目の分×先ほど落とした隕石数を落とす事が出来る。

 

「マジかよ!フレンドシップの個性の謎が漸く分かったがどうやって勝てばいいのか尚更分かんなくなっちまったぞ!!」

「落ち着け!一見馬鹿げた個性だが弱点もある!あの手の発動系の組み合わせだったならもう一度サイコロを振らない限り次の発動は無い!これ以上サイコロ振ったら自分にも被害が及ぶだろうからもう無いって考えてもいいだろう。そして使える個性を決めるサイコロを振ってから5分で今まで出た目はリセットされる!」

「ってことは…!」

「後4分弱…。それまでに倒す!」

「っ!分かった。一気に行くぞ!!」

 

 

 

「…なんて思ってるんだろう?」

 

硬質な何か(・・)が地面に落ちる音がした。

 

「嘘…だろ…?」

「マジ…かよ…?」

 

「ふむ、『6』か。まあ良い。今の私はヴィランだからな。目的のためなら手段なんて選ばない。ここで死ぬがいいヒーロー共!」

 

ある種の狂気が場を満たした。

 

 

 

 

大地が 揺れる

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

「っ!とと。やれやれ、今のはフレンドシップの仕業だな?一人になったらすぐこれだ全く…。」

 

「う、おおおおおおおおお!!!」

「…」

 

「…こっちもまぁ…。5分足らずで終わったようなモノだな。」

 

「おらああああっ!!殺生石ぃ!起きろぉ!!何とかしてくれ!!!」

「………無理………動けない………。」

 

・殺生石 化太郎 ATK 0  DEF 0

 E.呪縛の足枷(じゅばくのあしかせ) 攻撃的行動不可、逃走不可

 E.魂魄牢(ソウルメイデン) ATK・DEF0、移動制限、攻撃対象に選択不可

・切島 鋭児郎 ATK 1700 DEF 2500

 E.磁手甲(じてっこう) DEF+500、逃走不可

 

 

・プレイメイト ATK 2000 DEF 1800

 E.指揮棒(バトルタクト) 自分フィールド:ATK・DEF+700

 E.超圧縮おもり ATK・DEF半分

・キングゴブリン ATK 2300 DEF 1500

・コボルト ATK 1700 DEF 1200

・魔物召喚士 ATK 0 DEF 2000

・スケルトン ATK ? DEF ?

 

「さあどうした?時間いっぱいまでこいつ等と遊び続けるのか?」

「キリねーよオイオイ!ブッ倒してもブッ倒しても…次から次に出て来やがる!!」

 

・切島 鋭児郎の攻撃。SKLIT!コボルトを撃破した。

・キングゴブリンの攻撃。大棍棒の一撃!切島鋭児郎は防ぎ切った。

・魔物召喚士が詠唱を終えた。デッキからゴブリンが飛び出した。

・スケルトン『骨折り損のくたびれ儲けって奴だな。スケルトンだけに。』

 

「だぁああ!!また出てきやがった!!」

 

「…ふむ。切島鋭次郎…か。」

 

プレイメイトは手元の資料を見る。A組の教師であるイレイザーヘッドから直接渡された資料だ。そこには切島の成績と性格、戦闘傾向が細かく書かれていた。

 

「(…ふん、成程な。良くも悪くも真っすぐ単調。個性を見るに肉弾戦が得意…。傾向からしてもここで逃げる選択はないな。ふぅむ、磁手甲は着けない方がよかったな。まあいい。この布陣を突破出来ないようなら所詮そこまでだろう。問題は…。)」

 

「………ぅー………。」

 

「(化太郎君…まだ目は死んで無いようだな。しかし、その二つの装備は君を封じるためだけに探した特別なカードだ。今の君ではどうやっても逃れられんぞ。)」

「チクショウ!だったら直接大将首を狙う!」

 

・キングゴブリン攻撃。ボディプレス!切島鋭児郎は回避した。

・切島鋭児郎はキングゴブリンを踏み越え、跳躍した。

 

「成程、良い手だな。誰にでも思いつくという点を除けば。」

 

プレイメイトは手に持っているタクトを振るう。するとゴブリンが糸で引かれるように切島に飛びつく。

 

「うおっ!離れろ!」

「抑えてろ。魔法(マジック)カード発動!サイクロンボム!」

「っ!なん…うわぁ!!!」

 

魔法(マジック)カード『サイクロンボム』の効果。『磁手甲』を破壊し、相手一体の攻撃力の半分のダメージを与える。

 

切島の両腕に着けられた『磁手甲』が粉々に砕け、そこから突風が吹き荒れる。突如生まれた突風に抵抗できずに吹き飛ばされた切島は地面を擦りながら化太郎に衝突した。

 

「ギュプゥ…。」

「ぐぅっ!わ、ワリィ殺生石。大丈夫か?」

「これで大丈夫に見えるんなら眼科か精神科行けよ…。」

「大丈夫そうだな。」

 

「さて、これで戦況は元通り…。さあ行けモンスター共、蹂躙せよ!」

 

タクトを振るう。モンスター達が陣形を組んで化太郎達に襲い掛かる。

 

「だぁぁ!また来やがった!」

「切島君、私の後ろに。」

「殺生石!動けるのか!?」

「無理。でも動けないなら動けないなりに色々試すさ。」

 

・殺生石化太郎の特殊スキルが発動した!

 

化太郎が伸ばした両腕から針と糸が打ち出される。それがキングゴブリンに突き刺さった瞬間、化太郎は膝をついた。

 

「おいっ!?大丈夫か殺生石ぃ!!?」

 

『…ん、やっぱりこれなら行けそう…ね!』

 

・キングゴブリンは錯乱した!

・キングゴブリンはわけも分からず暴れまわった。ゴブリンを倒した!魔物召喚士を倒した!スケルトンを倒………せなかった!

・スケルトン『やれやれ、急な反乱とかショッキング(・・・)だぜ。』

 

「すげえな!あのデカブツをコントロールしやがった!!」

『私の精神を軽く注入しただけさ。所詮アレは生き物じゃあ無いからね…。』

 

「ふっ。化太郎君、君はやはり昔から変わらないね…。

 

悪い意味で。」

 

魔法(マジック)カード『精神毒(マインドヴェノム)』の効果。相手に操られている自分のモンスターを全て破壊し、破壊したモンスターの数×1000ポイントダメージを与える。

 

「あ、ぐぅぅあああああああ!!!」

「殺生石っ!!!」

 

・殺生石化太郎の身体に毒が回る!一時的に行動不能になった!

 

「化太郎君。君は昔から、誰かと協力するより先に自分一人で何とかしたがる………言わば癖の様なものだ。悪い事ではないが…所詮一人、出来る事は限られる。だからこそプロヒーローは複数人で分業し、自分の得意な事に集中するんだ。雄英に入って少しは変わるかと思ったが…。化太郎君、そんなに君の周りの人間は頼りないのかい?」

「な”っ…にを…っ!」

「今だって切島君を不必要に下げているだろう?それは攻撃に巻き込まない様にするためかい?それとも足手纏いを退けるためかい?」

「違うっ!!切島君は足手纏いなんかじゃない!!」「だったらどうして力を合わせて勝ちに来ない!?」「っ!?」

「化太郎君。君は結局、今になっても一人で何とかしようって思っているんだろう?まあ、もし切島君がただの一般人だったのなら正しい考えだけど。」

「…」

「しかし、融剛から聞いてるよ?最近はちょくちょくクラスメイトと一緒に特訓しているらしいね。昔と比べたら随分とコミュニケーション能力が上がったな。」

 

「おらああああ!!!」

「おおっと。会話の邪魔をしないでほしいんだが…サンズ!」

『あいよ。』

 

切島の突進の向かう先の地面から巨大な骨が突き出てくる。咄嗟に骨を殴りつけて回避したが、攻撃の勢いは完全に無くなってしまった。

 

・切島鋭児郎の攻撃!SKLIT!!スケルトンが妨害をした!

・スケルトン『そんなに急ぐなよ。骨休みしてこうぜ?』

 

「そいつの足止めを頼むぞ。」

「ああ。まあ…適当にやるよ。」

 

・装備カード『決意(Determination)』の効果。ATK・DEF+0、決意で満たされる。

 

「っ!(こいつ…さっきまでのモンスターとは全然(ちげ)ぇ…!)」

「よう。何やら急いでいるようだな。」

「そこをどけ!」

「おーおー、随分殺気立ってるじゃねえか。急いでもなんも良い事なんて無いぜ?まあ…」

 

「俺と最悪な時間を過ごしたいってんなら別だがな。」

 

切島とスケルトンが一瞬でその場から消え去った。残像すら残らず、まるでカット編集の様に跡形も無く。

 

「っ切島君!!」

「慌てるな。そうそう遠くまで行ってないさ。」

「クソッ!この拘束を放せ!」

「何を言うかと思えば…。今の僕はヴィランだぞ?ヒーローの言う事なんて聞かないだろう。」

「畜生…!」

「やれやれ全く…。ヒーローがヴィランにいいようにされてりゃぁ世話無いな。」

 

 

「(考えろっ!考えろっ!!どうすればこの状況を打破できる!?)」

「『魂魄牢(ソウルメイデン)』のテキスト外効果でキミは幽霊になろうとも物理的な拘束から逃げられない。魂魄牢(ソウルメイデン)を破壊しようにも呪縛の足枷(じゅばくのあしかせ)の効果で攻撃行動をとれない。そして僕は魂魄牢(ソウルメイデン)の効果でキミを攻撃出来ない。お互い手詰まりだ。ここで時間が過ぎるまでゆっくり過ごそうか?」

「(何か…何か手がある筈!状況をひっくり返す逆転の一手が!)」

 

 

「力無き正義が如何に無意味な存在か、改めて教えてあげようか。」

 

 




ゲームマスターズマジヴィラン。
もうこいつ等がラスボスでいいんじゃないかな。

スケルトン「俺?俺はただのジョーク好きなスケルトンさ。」
融剛「Gルートのトラウマ的存在っぽい。」
化太郎「世界一エロ絵の多い骨っぽい。」
スケルトン「お前は最悪のTOMを過ごしたいのか!?!?!?!?!?!?!」
「「最悪のTOMって誰だよ!!!」」


化太郎「テキスト外効果ってなんだよ!(マジ切れ」
?「クリボーは触ると爆発するぜ!」
プレイメイト「つまりそういう事だ!」
融剛「俺ルールって事ですねわかります。」



『デクとサウザンドフェイスのプロヒーロー考察!!』

「今日のプロヒーローはこの方です!!」
「…えっ!?なんか急に始まったんだけど!?聞いてないよボク!!」
「うるせえ合わせろ。」

・友乗ヒーロー フレンドシップ

「彼女の個性は運に左右されるが、まあトンデモナイ性能の個性で御座います。」
「個性名『友情ダイスパワー』(公式発表)!フレンドシップの友達の個性を一時的に借りる個性だ!」
「デメリットを無視すれば超威力の攻撃を連発出来る。破壊力で言ったらオールマイトの全盛期以上は出せるね。」
「勿論ヴィラン退治だけじゃなく救助活動にだって使える凄い個性だよ!」
「その運任せな個性を使いこなせるのも、頭の回転速度が化け物染みてるからなんだじぇ。」
「個性の使用時間が5分だからね…。出た目を確認してから使う個性を選択する訳だから考える時間の分だけワンテンポ遅れるんだ。」
「更に発動系の個性は追加でサイコロを振らないと発動しないってのもデメリットなんよ。代わりに異形型ならば追加でサイコロ振らんでも5分間なら使い放題なんよ。」
「そう言えば物間くんの個性は、5分間人の個性を使うことが出来る個性だったね。」
「同じ様に人の個性を使うことが出来る個性だけど、発動条件が片や触れるだけ。片や友達になり、サイコロを振らなきゃいけないと。」
「手軽さで言えば物間くんの方が扱いやすい個性かな?」
「複数の個性を同時に使えて、威力も追加で増大出来る方が良いと思うべ?」
「でもいざという時の即効性で言ったら物間くんの個性が有利だと思うないや待てよもし周りに人が居ない状況だと仮定したのなら既に条件を半分揃えてサイコロを振るだけのフレンドシップの方が良いのかもしれないなだけど緊急事態に悠長にサイコロを振ってられるだろうか」ブツブツブツブツブツ
「ちなみにフレンドシップが振るサイコロだが、文字通りに『骨身を削って』産みだしてるから個性の連続使用はそのまま命に直結するぞ!少ない回数なら老廃物やら伸びた爪やらで何とかなるけどな!」

今日は此処まで。シーユーネクストタイム!


次回!化太郎がダークサイドに落ちるってよ!お楽しみに!!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。