なんにでも変身できるヒーロー志望ですが何か   作:輝く羊モドキ

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さて、化太郎はステインに無事会えるのでしょうか。
それと今回もオリキャラが出るのですが…深く考えずに見てください。


一週間ジョブトライアル

「融剛…」

「…」

 

「『ゲームマスターズ』から指名来てるな…。」

「…」

 

 

 

 

「俺はこれだけ指名来てるからな。目に入らなかったってことにする。」

「あ!ズルッ!!」

「というか家に来ればいつでも似たようなことしてるのにあえて職場体験で行く必要あるか?」

「…」

 

 

「私も目に入らなかった!」

「よし。」

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

職場体験当日

 

「コスチューム持ったな。本来なら公共の場じゃ着用厳禁の身だ。落としたりするなよ。」

「はーい!!」

「伸ばすな、『はい』だ芦戸。くれぐれも失礼のないように!じゃあ行け。」

 

「楽しみだなあ!」

「おまえ九州か、逆だ。」

「…」

「轟、一緒に行こうぜ。」

「…?なんで。」

「えぇぇ、おま、なんでって…聞いてないのかよ。俺もエンデヴァーヒーロー事務所行くんだが…。」

「そうか。」

「そうか。じゃねえよ軽いな!」

 

「…殺生石?大丈夫かおめぇ、顔色悪いけど。」

「…大丈夫じゃない。これから一週間もさとりんと会えないなんてぇ…。」

「…お、おう。」

「…はっ。こっそりさとりん持っていけばいいんじゃないか!?荷物として!!」

「それは犯罪だ、よせ…。」

 

 

 ◆

 

 

でーんしゃにゆられーてー、どーこまーでーもー。

 

…は行かないけど、終点についたので降ります。

 

手元の紙には、駅から徒歩30分って書いてあるんだけどそれって何の拷問かしら。

 

いや本当何なんだよこの駅、外出たら街灯しか見えねえ…。ここ日本なのか…?

 

 

 

…グンマー。都市伝説だとばっかり思っていた。

 

 

 

あー…こんな街灯しか目印無いのにこんな地図はケツ拭く紙にもなりゃしねえ…

 

仕方ない、鳥になって飛んで行くか…。

 

 

 

!殺気!?

 

 

      ダァーーン!!

 

 

っ!銃声!?何処から!!

 

 

「ウオオオオオヲヲヲヲ!!ニクニクニクニクニクゥ!!!」

「ツカマエロ!サバケ!!クライツクセェェ!!」

 

 

ギャァァァ!原住民が襲ってきたァァァァ!!!

 

 

     ダァーーン!!

 

 

狙いは完全に私じゃないですかーヤーダー!!

 

 

「ミナイトリダ!クエ!クイツクセェェェ!!!」

「ウォーオオオ!ウォーオオオ!!」

 

 

うわああこっちくんな!!

 

 

「ウテェ!ウテェ!!」

「ジメンニタタキオトセェ!!」

 

 

    ダダダダダダ!!

 

 

自動小銃!?猟銃ですらねえ!!くっそ!完全に殺す気だな!!

 

「銃砲刀剣類所持等取締法違反及び殺人未遂の容疑で確保させてもらう!」

「トリガシャベッタ!?」

「メズラシイ!クワズニミセモノニシテヤレ!!」

 

マジでグンマー世紀末かよ!?明らかに犯罪者だけどグンマー法で特例的なのがありそうだなぁ…

 

仕方ない、一切の怪我をさせることなく捕獲する!

 

「ヒャッハアアアアア!!ブチヌケェェェ!!」ダダダダダダ!!

「シャベレリャツバサノイッポンニホンナクテモイイヨナァアアアア!!!」ダァーーン!!

 

私を銃で捕らえるなんてミニガンでも無理だよ!!

 

「行くぞ、必殺!!」ユラァ…

「ナァッ!キエタ!!?」

「ドコイキヤガッタトリヤロウ!!」

 

 

パ ァ ン !!

 

 

「ナ……ガッ……」ドサッ

「……バカナ……」ドサッ

 

「『鳥獣拳:陽炎』…いい悪夢(ユメ)みろよ。」バサッ

 

やれやれ、とんでもない所に来ちゃったもんじゃ…。とりあえずこいつら紐で縛っとこ。

 

 

「あはははは!お見事じゃないヒーローのタマゴちゃん?」

 

「何奴!?」

 

「ふふふ…安心しなさい、敵じゃないわよ。」すぅ…

 

 

うわっ、街灯の影から出てきた!?

 

…というか貴女は!!

 

 

「やっほー。キミが雄英から職場体験に来たコね。うーん、高校一年にしてグンマーの市民を捕獲できるなんて流石雄英って言ったところかしら?それとも貴方の実力?」

「ルーナーさん!見てたんなら助けてください!!」

 

私の職場体験先のヒーローがそこに居た。

 

「っていうかグンマーの市民!?あれ犯罪者じゃないの!?」

「あら、『銃を使う程度』で犯罪者になるんだったら幼稚園児から皆犯罪者よ?」

「グンマー怖ェ!!」

「ふふっ。……さて、ようこそ『僅かな悪と一かけらの正義と欲望が跋扈する世界』へ。貴方は見事に『選ばれ』ここで活動できる『資格』を得たわ。」

「えっ?えっ?私職場体験に来たんだよね?ゲームの世界に来てないよね!?」

「ゲームの世界…ね。ある意味この世界はその通りよ。」

「???」

「…まあそれは追々話すわ。にしてもどうやら見込んだ通りね。体育祭を見た時からもしかして…と思ってたんだけど。」

「えぇ~っと…とりあえず色々聞きたいことがあるのですが…。」

「あら、ここでゆっくり立ち話かしら?私は別に構わないのだけど……」

 

 

「ヒャッハアアアアアア!!ヒーローダ!ヒーローガイタゾォォォォ!!」

「ツカマエロォォォォ!!」

「ケンショウキンハオレノモノダァァァァ!!」

 

 

「いやなんでだよ!!?」

「まあそういう事よ。ほら、早く私の事務所に行きましょ?」

「え!?あ、ハイ!!」

 

 

 

 

 

「さて、もう必要ないかもだけど改めて自己紹介するわよ。こういう様式美は大事よ?」

「…はぁ。」

「さあはじめまして。私は宵闇ヒーロー『ルーナー』よ。よろしくね?」

「え、っと。幻想ヒーロー『サウザンドフェイス』です。よろしくお願いします。」

「あらぁ、ヒーローとしての心構えも出来てるのね。私も雄英で学べば良かったかしら?」

「…あのー。相棒(サイドキック)の方々は今居ないんですか?」

「あらあら、良く調べてるわねぇ…、感心感心。そうね、二人はもし貴方が『選ばれなかった』時の保険として『表』に置いてるわ。」

「…選ばれなかった?表?」

「それと後一人は…「戻りましたー!」丁度きたみたいね。」

「あー今日も疲れたなぁーっと…。あ、君がもしかして職場体験に来た子?うわぁ!近くで見るとやっぱり可愛いお面だね!どこで買ったの?」

「これですか?これは気が付いたら持ってました。」

「なんじゃそりゃー!」ケラケラ

「リグル、自己紹介なさい。」

「あっははーごめんごめん。蠢蟲ヒーロー『リグル・グロウフライ』よ、知ってる?」

「知ってますよ。強さのワリに人気が低いヒーローだって。」

「どっへぇー、ハッキリ言っちゃう子だぁー。」

「そうねえ、確かに全然人気無いどころかヴィランっぽいなんて良く言われてるわね。」

「えーん、二人とも酷いよぉ。人が気にしてる事グサグサ言うー。」

「…それで、選ばれなかっただの表だのの説明をお願いしたいんですけど…。」

「…そうねぇ。まあ隠すことでもないし、何より『資格』があるものねぇ。」

「『資格』!?凄い!その年で『資格』まで取ったなんて!流石準優勝!!」

「やめてぇ、私の黒歴史ぃ…。」

「えー!?凄いと思うんだけどなー。準優勝!凄いぞ準優勝!!」

「ふぇぇ…。」

「リグル、大人気ないことしないの。」

「大人をからかった罰だよーだ。」

「『大人』気ないって言ってんのに…。」

「グボァ!!」

「あらぁ、リグルを撃沈させるなんて凄いわねぇ。でも話が進まないからそろそろ黙ってね。」

「はい。」

「…いいもーん。大人っぽくなくても身長あるもーん……。」

「だから話が進まないって言ってるでしょ踏みつぶすわよ。」「アッハイ。」

 

「…さて、どこから話しましょうか…」

「あ、じゃあここ『グンマー』ってなんなんですか?」

「…そうね。そこから話したほうが説明がし易いか。簡単に言えばここは『外の世界と隔離された別世界』とでも言いましょうか。」

「…隔離された…世界?」

「そーそー。この世界は、君たちが普通に暮らしてた世界とは隣り合わせ。でも決して混じり合う事の無い世界なんだ。」

「…??」

「まあ、現実離れしてる話よねぇ…。でもそれが事実だからしっかり認識しなさい。」

「…わかりました。」

「良い子。貴方はここに来るとき電車を使ったでしょう?電車から駅に降りた時、選別は既に始まっているの。」

「そして君は選別を抜け、見事に『選ばれた』ってわけ。」

「……それはつまり、『グンマー(こちらの世界)に入る事が出来た』って事ですか?」

「そうよ、賢いわね。」

「…選ばれる基準は?」

「…分からないわ。より正確に言うのなら確証が持てないって所かしら。」

「たぶんソレが分かるのは『グンマー(この世界)の生みの親』だけじゃないかな。」

「…世界の生みの親…!?個性ですか!?」

「…そうかもしれない。そうじゃないかもしれない。」

「私達は(なが)い事この世界で活動してるけど、まだまだ分からない事がいっぱいあるんだ。」

「……それっておかしくないですか。グンマー(この世界)私達が住んでる世界(あっちの世界)が隔離されてるのなら、私はどうして貴女達の活躍を知っているんですか?」

「…ふふふ。本当に賢い子ね。好きよ?」

「私も貴女方は好きですが流石にそういう相手には見えないので。」

「あらら、フられちゃったわ。」

「もー、話進まないって言っておいてー。」

「ふふっ、ごめんなさいね。質問の答えだけど、そうね。憶測も混じるのだけど構わないかしら?」

「はい。」

「さっきも言ったのだけど、この世界はあっちの世界と隣り合ってるの。隔離されてる世界だけど、お互いがお互いの世界に干渉しあってるのよ。」

「つまり向こうの世界で何か大災害が起きたとしたら、こっちの世界にも何らかの影響が起きるんだ。逆もまたしかり。」

「そして不思議な事に、こちらの世界にいる(ヴィラン)を倒すと、あちらの世界の(ヴィラン)も減るそうなの。私は直接見たことは無いんだけどね?」

「私はルーナーが表の世界で(ヴィラン)退治したとこ見たことあるよー。なんていうか、ルーナーの幻影が(ヴィラン)を捕まえた後、すぐに消えちゃうんだ。」

「…なるほど。確かに神出鬼没のヒーローって言われてますね。それで表って?」

「貴方が普通に暮らしてる世界の事よ。ここグンマーと表裏一体。つまりこっちが裏。あっちが表。」

「……『資格』とは?」

「資格…それはこの世界のシステムであり、言うなればロールプレイングね。」

「…役割(ロール)演技(プレイング)?」

「この世界がゲームみたいって言ったでしょ?そういう事よ。貴方がグンマーの市民を無力化したことで、貴方はこの世界において『ヒーローの役割』の資格を得たの。」

「逆に市民を殺しちゃうと『ヴィランの役割』の資格を得ることになるんだよ。」

「…」

「そして市民にすら勝てない存在…それはこの世界にいる資格が無いとされるわ…。」

「マジっすか…。もし私があの一般人?相手にずっと逃げてたら…。」

「…この世界から消えてた可能性は高いわね…。」「怖っ!!」

 

「…お二人はどうしてこの世界に居続けるんですか…?」

「…そうね。それは私たちが『選ばれてしまった』から…かしら?」

「ん~、理由なんて後から色々つけれるよ。私はこの世界を見捨てたくなかった。」

「それに私とリグルだけじゃないわ。心強い仲間があと二人もいるもの。」

「…それは相棒(サイドキック)ですよね。この世界には他のヒーローは居ないんですか?」

「…居ないことは無いわ、ただ信用が出来ない。特にこの世界じゃね。」

「…それってつまり

 う う う う う う ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ ぅ う う

 

「!!」「!!」

「わっ!何ですか!?」

 

「丁度いいや。早速私達の職場体験と行こーか!」

「『サウザンドフェイス』!個性の使用を許可します!!ただし手出しはなるべく控えて、生き残る事に全力を掛けなさい!」

「っ!了解です!!」

 

 

 

 

「おっかしいなぁ!元々夜間の活動を重点的に行ってる事務所だからここに来たのになぁ!!」

「あっはは!だったらちゃんとあってるよ!ただ昼も夜も一切関係ないってだけだけど!!」

「『サウザンドフェイス』!そっちに一人行ったわ!!」

「ういよ!おまかせあ~れ!『軍隊蟻大行進!!』」

「ふわー凄い!そんな事も出来るんだ!参考になる!!」

「リグル!貴女職場体験に来た子に、しかも初日から負けてるなんて恥ずかしくないのかしら!?」

「おぅぃえ!『サウザンドフェイス』!!しっかり見てね!これが範囲攻撃の神髄よ!『バタフライストーム』!!」

「どぅわああ!!危ないっすよリグルさん!!」「でも当たんなかったでしょ!」

「足止めよくやったわ!トドメは任せなさい!『ダークネスフィアーズ・ノックダウン』!!」

 

ド ド ォ ォ ォ ォ ォ ン

 

「…ひょー…もうあの人一人でいいんじゃないかな。」

「えぇ~、それ君が言う~?」

 

 

ヴィラン・市民全員行動不能。ヒーローの勝利。

 

 

「…本当にゲーム染みてますね…。」

「そうね、でも遊びじゃないわ。私達が負けるって事は死ぬより酷い目に合うかもしれないの。」

「…めっちゃ男共ギラついてましたね。流石エロカッコイイヒーローナンバーワン。」

「あら?別にミッドナイトみたいな露出してるわけでは無いのだけど。」

「ふふふ~。何も脱げばエロいって訳じゃないの~。ねー?」

「まあ私には性欲無いんでエロいとか分かんないですけどルーナーさんからはグッと来るものがあります。」

「あらあら、ありがと。」

「…それで、なんでいきなりヴィラン&市民連合と戦う羽目になったんです?」

「ヴィラン役にどうやら洗脳系の個性を持ってる奴が居たみたいね。」

「まあ洗脳してもむしろ武器使わない市民とか壁にしかならないねー。」

「…それと分からないことが、なぜヴィランは私を見て『カモだ!賞金よこせぇ!』なんて言ったんです?鳩に変身したつもりでしたが…」

「そういう意味じゃないわよ…。この世界ではヴィランもヒーローも懸賞金がかけられてるの。勝てば倒した相手の懸賞金ゲット+自分の懸賞額アップ。負ければ…まあ良い目には遭えないことは確かね。」

「そして懸賞金目当てに市民が私達を攻撃してくることがよくある…というかいつもあるんだ。」

「修羅の国かよ。というか本当にゲームじゃないか…。」

「…そうね。私達の目的の一つに、この世界を壊すってのがあるわ。」

「…この謎だらけの世界をですか?」

「そう。味方は相棒(サイドキック)だけ。他のヒーロー達は頼れない。敵は常に多数。そしてどうすればこの世界を壊せるのかもわからない。」

「…」

「…怖気付いたかしら?大丈夫よ、ここから逃げても。表の世界に出るルートはあるわ。職場体験も、表の私の事務所で行える。だから…」

「…」

 

「だから…なんです?私が尻尾撒いて逃げるとでも?」

 

「…!」

「謎だらけ上等!こちとら未だに自分の事だって謎だらけだ!他のヒーローは頼れない?貴女達がいる!敵は多数?だからなんだ!ヒーローが逃げる理由にはならない!!!」

「!!」

「私は幻想ヒーローサウザンドフェイス!!夢想を、空想を、妄想を、幻想を!現実に写す千の顔!!不可能を可能に変えてやる!!」

 

 

 

「一週間!!職場体験の一週間でこの世界をぶっ壊す!!文句あるか先輩ヒーロー!!!!」

 

 

 

「…」「…」

 

 

「ふ、ふふふ、ふふふふふ。」

「っく、くくく、あははははは!!凄い啖呵切ったじゃないか!!ええ!?私たちがこの世界で何年活動してると思ってんの!!私たちがどれだけ時間を掛けてこの世界の謎に挑んできたって思ってるの!!私たちがどんな犠牲を払ってこの世界に居続けてると思ってんの!!?」

 

 

    「 知らん!! 」

 

 

「 」

「確かに貴女達はこの世界を壊したかった、壊せなかったのかもしれない。でもこれからは私がいる!だから大丈夫!!」

「…」

「……ルーミア…、あ、ルーナー。」

「いいわ、今だけルーミアでも。」

 

 

 

 

大丈夫!!サイキョーのアタイがついてる!!

 

 

 

 

「…ふっ。懐かしいわね……。」

「…」

 

「いいでしょう『サウザンドフェイス』。1週間。貴方を正式な相棒(サイドキック)として認めます。」

「!!」「ルーミア!正気!?」

「ええ、明日になればあと二人もこちらに戻ってくるわ。でも二人からの信頼を得たかったら自力で何とかしなさい。」

「勿論!自身の価値を認めさせるのがヒーロー志望の仕事ですから!!」

「…うふふ、よく分かってるじゃないの。その件に関しては私は手を貸さないわ。リグル、貴女もよ。」

「…。本気なんだね、ルーミア。『サウザンドフェイス』はあの子じゃないんだよ…。」

「…ええ、分かってるわ。可能性を感じた。それだけよ。」

「ふっふっふ。今日の私の活躍をもってすれば信頼を勝ち取るのなんてすぐだね!」

「あら?あの程度の敵なんて私達皆揃ったら一瞬よ?」

「あー、むしろ今日は足手まといがいた分遅かったかなー?」

「えー!?そんなー!!」

「…ふふっ、プロ相手に調子に乗るのはまだ早いわよ?」

「ぬぅ…」

 

「(…まぁ、ルーミアがこいつ見てあの子の事思い出すのも分かるけど…あの二人は一筋縄ではいかないでしょーねー、)」

 

「ならば次からは私が先制攻撃を…」

「あら?チームワークも取れない相棒(サイドキック)は要らないわよ?」

「にゃ、にゃぁ…。」

 

「(…まあ、なんだかこいつなら本当にやっちゃいそうだねぇ…。)」

 

「さあ、じきに夜になるわ。夜になるともっと(ヴィラン)も市民も活発化するわよ!気合い入れなさいな!」

「イエスマム!!」

相棒(サイドキック)にそんな呼び方させた覚えはないわよ?」

「あひぃ」

 

 

「本当に大丈夫かなぁ…」

 

 

 




盛大に続かない。という訳で化太郎はしばらくログアウト。お前本当に主人公かよぉ。

次回!融剛が燃え盛るぞ!恐らくな!


察しのいい方はオリキャラにン?と思うでしょうが…シーで。


『サウザンドフェイスのプロヒーロー考察!!』


宵闇ヒーロー ルーナー
個性:闇

質量を持った闇で攻撃、防御、移動、隠密と色々出来る。常闇君の上位互換だろうか。
更には日中だと高硬度、月下だと大質量と隙が無い。体から切り離してもある程度操れる。
闇を纏った格闘戦が好みらしいが、真骨頂は闇を飛ばして攻撃する計算され尽した弾幕戦。一撃当たれば体勢を崩し、二撃、三撃と次々食らってしまう。自身の闇に沈んで隠密行動も得意らしい。
防御不可能の特別な闇が使えるらしいが、生物相手ではオーバーキルなのでまず使わない。

評価:ステキなお姉さんだが、闇の恐怖を自在に操ることからきっと怒ると怖い。


蠢蟲ヒーロー リグル・グロウフライ
個性:女王蟲

身体からこの世に存在しない蟲と呼ばれる物を産みだし、自在に操る個性。一人軍隊。
産むと言っても産卵するわけじゃなく、身体のあらゆるところから涌き出てくる。見た目ホラー。
様々な種類の蟲がいるらしく、戦闘では毒蟲を。救助活動では薬蟲を主に使う。
蟲の力で相手を捕捉し、毒を注入して相手を昏倒させる戦法を好むが、真骨頂は大量に産み出した蟲を使った物量戦。生き延びたかったら逃げるしかない。

評価:シラフで笑い上戸なのだが、時折可哀想に思える場合が。イジラレ妹ポジ。

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