なんにでも変身できるヒーロー志望ですが何か   作:輝く羊モドキ

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別名その場のノリで書き続けてここまで来ちゃったけどこれもうどうやって収拾つけりゃいいんだだれか教えてくださいってお話。


小話

「ねえ殺生石、アンタんちって外食もままならないくらい貧乏って言ってなかったっけ…。」
「確かにあんまり外食に行けないけど…それがどうしたの?」
「いや、さっきあれだけモリモリ食ってたじゃん?あれ屋台のでしょ。お金どうしたのかなーって。」
「…それはね。」
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「たこ焼き一つくださいな。」
「あいよ!一つ500円ね!」
「…あの、今持ち合わせなくて…」しなっ
「エロッ!!無料で!!」
「ありがとー!!」


「…ほうほう。」

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「で私も試したら「うまく行ったってか何してんだお前。」
「あなたそれでもヒーロー志望なの?」
「え、だってそれやってたのプロヒーローのMt.レディだったし…。」
「ええぇ…」


神もサイコロくらい投げたくなるよってお話

「…へいへいボンバーマン。私と戦う前からそんな汗だくでどうしたんだい?」

「うるせえ。テメエをぶっ殺す!!」ハァ…ハァ…

「ほぉん?お前が私を殺すどころか怪我、血の一滴流すことが出来ると思われてるなんて心外だなぁ。」

「…!!」

「現実見ろよ、お前と私じゃゾウと蟻のフン以上の差が有るってよ。」

「ぶっ殺す!!」

 

 

『START!!』

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

「……」

「かっちゃんは…化太郎くん相手にどう戦うんだろう…。」

「緑谷でも予想出来ねえか…。」

「うん、というより化太郎くんが全く分からないっていうか…あ!分からないっていうのはそういう意味じゃなくて「分かってるよ。俺だってアイツの事分かんねえ事だらけなんだから。」

「…ねえ、遊戯って殺生石と一緒の中学通ってたんだよね。」

「一緒の中学どころか週に3~4回は戦闘訓練してたさ。」

「じゃあ化太郎くんのクセとかも…」「ああ、知ってる。」

 

 

「あいつは戦う度にほぼ別人みたくなるって事をな…。」

 

 

『START!!』

 

 

 B O O O O O M  !!

 

 

「ぶぁっ!!爆豪の奴いきなりぶっぱなしやがった!!」

「なるほどな、入場したときから肩で息してたように見えたが、要は最初の一撃の為に汗を流してたわけだ。」

「か、かっちゃんは汗を爆発させてるから基本スロースターターなんだけど、最初の一撃の為にわざわざ汗を掻いてくるなんて…!」

「それだけアイツの初撃を警戒したって事だろ。だがそれだけじゃあ爆豪も前の二人と同じ結末を辿るだけだ。」

「あ!見て!殺生石が…!」

「…あの構え…。OFF波動か!!」

「おいおい、また主審とセメントスぶっ飛ばす気かよ。」

「ああ、流石にミッドナイト怒ってる…。」「当たり前だよなぁ。」

「でも一切聞いてねえなアイツ。」

「…おかしい、変だよ!化太郎くんが同じ手を使うなんて!」

「…そうだな、たぶんあれは爆豪からの一撃を誘ってる。要はフリだ。」

「えー!なんで一発で爆豪倒さないのー!?」

「倒さないじゃなくて倒せないんだろ。」

「え?なんで?」

「あいつの個性はイメージが基本にして全てだ。つまり爆豪は一撃で倒せる奴じゃないって思ってるんだろ。」

「……それってつまり私達は一撃で倒せる程度の相手だと思われていた訳でしょうか…。」

「…あ、やべ。口が滑った。」

「遊戯ちゃん、言って良いことと悪いことがあるわ。」

「爆豪が動いた!」

「…!跳んだ!!」

「何する気だ…」

「もしかして必殺技的な何かじゃ…。」

 

 

榴弾砲着弾(ハウザーインパクト)!!

ドッ

 

 

ゴォォォォォォン

 

 

「な!んて威力っ!」

「爆風スゲェ…!」

「分かってたことだけどやっぱ強個性だよなほんと…!」

「化太郎くんは…!」

 

 

「居ない!?ステージ上の何処にも!!」

「…上だ!」

 

 

オオオオオオオオオオオ!!

 

 

「…んだよ…。何なんだよマジで!マジで何なんだ化太郎は!!」

「なんだあれ…竜…!」

 

 

「り、り、リオレウスだあああああああああああ!!!」

 

 

ゴアアアアアアア!!

 

 

「は、はは。スマブラの次はモンハンかよ……滅茶苦茶にも程があるだろ…?」

「大盤振る舞いってこういう事を言うんだね。」

「正気になれ葉隠!言ってる場合か!?」

「おいおいおい!爆豪あんなモン見たら流石に降参…。」

「…する気0だな。」

 

 

BBBBBBBB!

 

 

「マジかおい!あんなモンに立ち向かっていきやがった!」

「そうか!確かにあれはデカいけど一度背中に回ったら…!」

 

 

ゴアアアアア!!

 

 

「…流石に許しちゃくれないですよねー。」

「か、火球放ちやがった…あんなモン直撃したら死んじまうぞオイ…。」

「…いや、どうやらただのハリボテみたいだ。火球が着弾したところ見ろ。」

「…え?あれ、なんともなってない…。」

「んー?つまり当たったらどうなるの?」

「…まあ。良くて場外。悪くて意識不明ってとこか?なんにせよあんなモンに変身してはいるが中身は化太郎だ。」

「…いや、全然安心できる要素じゃないんだけども。」

「二発目くるぞおお!」

「…!かっちゃん!危ない!!」

「マジか馬鹿!」

 

 

ゴアアアア!

BOOOOOOM!

 

 

BOOOOOOM!

グアアアアアア!

 

 

「…は、マジかアイツ。いかれてんじゃねえの…?」

「火球を正面突破しやがった…。」

「そんで口の中に飛び込んで爆撃とか…お前ドラゴンスレイヤーかよ…。」

「うわぁかっちゃんまだ追撃する気だ…!」

「…おいおい、首にしがみついて…まさか首を落とす気じゃ…!」

 

 

BBBBBBBBBBBBBOOOOOOOOM!

 

 

「やりやがったああああああああ死んだあああああああ!!!」

「うるせえ峰田、死んでねえよ…!別の姿に変身しただけだ…!」

「今度はどんな化け物に変身する気よ!」

「…人?…違う、人じゃない。何だあれ、デカい…?」

「…まじか。ああまじか。あれは…」

「おいおい、竜退治の次は鬼退治かよ…。爆豪の奴一日で伝説作りすぎ…。」

「何なのアイツ…もう爆豪題材にした絵本が売れるレベル。」

 

 

おおおおおおお!

 

ドゴン!!

 

 

「うわ!一撃でステージ割りやがった!!」

「流石に爆豪も冷汗が止まんないみたいだね!」

「葉隠お前それが素なのか!?混乱してるのか!?」

「…もうプロのヒーロー達これただの見世物としてしか見てねえよ。」

「そりゃそうだろ…俺だってこんなんテレビ越しで見てたらポップコーンとコーラの準備するわ。」

「うわぁ、爆豪も連打するけど全然通用してない…!」

「…というか爆豪、あんな高威力の爆撃連打して腕大丈夫なのかよ…。」

「最初の一撃、必殺技、竜退治の連撃、そして今。タフネスの権化かよ…。」

「!!鬼の金槌の一撃が来るぞ!」

 

 

ドゴン!!

 

 

「死んだああああ!爆豪死んだあああああ!」

「だから死んでねえよ!ってかいつの間に爆豪顔に張り付いてやがる!!」

 

 

BBBBBBBBBBB

 

 

「猛爆撃!!これには鬼もひとたまりもない!」

「ひゃー!爆豪はイヌサルキジ要らずだ!」

「分かった葉隠お前錯乱してるだろ!お前完全に錯乱してるだろ!」

「あ!化太郎くんがまた変わっていく!」

「竜、鬼ときて今度はなんだよ。虎か?熊か?」

 

 

「 お前はここで終わりだがな! 」

 

 

「ぬえだああああああああ!」

「ぬえってあの伝説の?」「伝説って?」「ああ!」「やっとる場合か!」

「ぬえ…確かに化太郎みたいなというかそのものというか…。」

「ぬえ…その正体はなんなんだ…!」「わからぬえ。」「しらぬえ。」「お前等…。」

「今度は弾幕はって近寄らせない気だ!」

「爆豪…あの弾幕を避けられるのか!?」

「やったぬえ。」「お前マジでいい加減にしろ!」

 

「…化太郎は…何が狙いなんだ?こんなわざわざ消耗するような戦いをして…。」

「わからぬえ。」「しらぬ「次それやったら例え女の子だとしても顔殴るから。」…」

 

「…もしかしてだけど…選手宣誓の時のあれかな…。」

「…あれ?既に格付けはなされたってやつか?あんなんただの挑発じゃないのか?」

「もし…もしあの宣言が本気だったとしたら…。」「うわあああ爆豪のヤロー女の子の顔面爆殺したああああああ!」「全国のぬえちゃんファンの皆さんごめんなさい!」

「…もうなんだか慣れてきた自分がいて怖いわ。」

「奇遇だねあすっ…ユちゃん。僕もだよ…。」「自分のペースでいいのよ。」

 

 

「わーたーしーがー!

 

             変身してきた!!!」HAHAHA

 

 

「おおおおおオールマイトォォ!??」

「ちょっ!流石にそれは拙くないか!?」

「もはや何でも有りなのね。」

「分かってたけど…分かってたけど!」

「爆豪の奴も固まってやがる…!」

「無情…。」

「マズい!かっちゃん!!」

 

 

DETROIT SMASH!!

 

 

「あああああ!流石の爆豪もオールマイトには勝てねえよおおお!!」

「…いや、あれはオールマイトじゃねえ。所詮偽物だ。」

「偽物でも観客席の下の壁吹っ飛んでるじゃねえか!!十分化け物だ!!」

「!かっちゃん!!」「!?上だ!」

 

 

榴弾砲着弾(ハウザーインパクト)!!

 

ドッゴオオオオオオン!!

 

 

「ち、直撃した!?直撃したよな!!」

「殺生石の事だ、また何か隠し玉を使うに違いない…。」

「あー!見て!!」

「…マジかよ……本格的に心をブチ折りに来てやがる…。」

「…!脳無!!?」

 

 

 

GRAB

 

BBBBBBBBB

 

 

 

「ああああああ爆豪が捕まっちまったああああああ!」

「逃げようとしてるけど…離れられない…!!」

「攻撃が全然効いてねえ……!」

「化太郎は何を…投げるつもりか!?」

 

 

 

THROOOW

 

BOBBBBB

 

 

 

「上手い!爆風でギリギリ場外は免れた!」

「でも追撃してきてるぞ!爆豪ぅ!!!」

「おい!何とかしろ爆豪!!」

「かっちゃん…!」

 

 

閃光弾(スタングレネード)!!

 

 

「うおっ!眩しっ!」

「閃光っ!あんな器用な事も出来るのかっ!」

「やっぱアイツ性格クソだけど才能の塊だな…。」

「脳無も怯んでる!チャンスだ!」

「イケェ爆豪!!」

「爆豪!!!ぶちかませェ!!」

「爆豪!!!」

 

 

BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBOOOOOOOOOM!!!

 

 

「出たァァァァ!!爆豪の絨毯爆撃ィ!!!」

「倒せー!爆豪ー!」

「爆豪!!爆豪!!」

 

ば・く・ごう!ば・く・ごう!ば・く・ごう!ば・く・ごう!

 

「…この会場の雰囲気、なんだか嫌ね…。」

「蛙吹もそう思うか。でもコレすらも化太郎の掌の上っていう気がしてならねぇ…。」

「かっちゃん……」

 

 

OOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!

 

 

「!!!?」ビリ…

「ンだっこれ!!!」ビリ…

「耳がっ!!」ビリ…

「あああ頭が割れるぅぅぅぅ!!」ビリ…

「怪音…!!」ビリ…

 

 

 

「と、止まった…?」

「…は、勝負は!?」

「かっちゃん!」

 

 

ガラッ…

 

 

「かっちゃんが…負けた…?」

「嘘だろ…?あんだけ大暴れしてた爆豪が負けたって…?」

「おい。オイオイオイオイ!!じゃあ誰があんな化け物に勝てるんだよ!!」

「勝てねえ…こりゃもう優勝は決まっちまったな…。」

「あんな相手に…どう戦えば…!!」

「…クソ…。」

 

「(飯田くん…轟くんも……。もしかして、化太郎くんの狙いはこれ…?)」

 

「格付け…か…。」「遊戯くん…?」

「分かってたとはいえ、改めて化太郎は残酷無比だな…。爆豪を『使って』俺等から戦うっていう意欲を殺しにかかった。あんなモンにどうやっても勝てねえって、イメージを刷り込まれた…。」

「……!」

「そうやって対戦相手に絶望を刷り込んで、自分の勝率を確実な物にさせる…。全く、大した作戦だぜ。」

「遊戯くん…」

「(だからって負けるわけにはいかねえぞ…!なあ、露伊戸…!)」

 

「(…今融剛ト目ガ合ッタキガスル…。融剛モ似タヨウナコト考エテルナ…。)」

 

 

 

「ば…爆豪くん戦闘不能!勝者、せ、殺生石くん!」

 

 





なお試合後モリモリエネルギー補給した模様。

爆豪!君は確かに強かった!竜も鬼も退治出来た!だが、しかし、まるで全然!化太郎を倒すには程遠いんだよねぇ!

化太郎を倒すにはシンプルで強い。じゃあダメなんです。
万能には万能を、チートにはチートを、外法には外法を。何でも有りには何でも有りを。




さー、どうやってこのチート倒そう…。

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