なんにでも変身できるヒーロー志望ですが何か   作:輝く羊モドキ

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別名前回に続いてまたやらかしたんだねってお話



団体競技なのに結局個人種目になるお話

何やかんやあって騎馬戦のチーム決め!

 

「個性有りの残虐ファイト…か。つまり私はとりあえずポイント高いヤツと組んで高く飛んでいれば余裕で通過できるってことかな?」

 

「「「 ……!! 」」」

 

 

「「「「 お前()と組め!! 」」」」「わっ!」

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

いやー正直言って出久君と組めばトップ通過は余裕だと思うんだが、流石に断られてしまったよ

HAHAHA。

 

怒りのあまり結局仲の良い奴らと組んだぜ…

 

「という訳で皆よろしくね。」

「マァ、ワタシノ個性デハ今回ノ競技ニハ役ニ立チソウモナイカラ構ワナイガ…。」

「何言うてんねん。ロボなんちゃらパクっておいてよー言うわ。敵わんなぁ。」

「…なんというか張り合いでねえよなあ本当に…。ま、次で倒せば結果は一緒か。」

 

 

天 転々   20位通過。135P

安藤 露伊戸 7位通過。 200P

遊戯 融剛  4位通過。 215P

殺生石化太郎 2位通過。 225P

-------------------------------------

合計           775P

 

 

「…で、誰だコイツ。」

「今更かい!」

「ロイコ連れて来たら一緒についてきた奴。」

「ワタシノオマケ扱イデカマワンゾ。」

「ワイが構うわ!折角楽に勝てるっちゅー策があるんなら乗らな損やろ!物間の策なんかよりジューブン勝ち目あるわ!」

「あん?誰だ物間って。それと策ってなんだよ?」

「ああ、そりゃぁ「ヨセ、別ノクラスニソレヲ教エル必要モナイダロウ。」ん、まぁせやな。」

「ちぇ。まあいいや。そんな策ごと踏みつぶしたるわ。」

「…お前は終始浮いてるだけだろうに…。」

「何言ってんの、もしかしたら急に空飛んでくる奴が出てくるかもしれないじゃないか!爆豪とか出久君とか。」

「…あぁ。確かに飛びそうだ。」

 

「でもまあアレやな、楽に勝てるっちゅーても競技中はヒマやし、他の騎馬からP奪取したったるわ。」

「ん?騎手以外がPとってもいいのか?」

「ナンデモアリ。当然カマワンダロウ。」

「そうだねぇ。確かに待ってるだけってのは暇だもんね。」

 

『よォーし組み終わったな!!?準備はいいかなんて聞かねえぞ!!いくぜ!!残虐バトルロワイヤルカウントダウン!!』

 

「…おい化太郎、頼むから余計なこと考えんなよ…。」

「だいじょーぶだいじょーぶ。」

 

『 3!!! 』

 

「ちょっとばかし私も楽しむだけだから!!」

「馬鹿野郎!作戦はどうした!?」

 

『 2!! 』

 

「作戦!?知らんなぁ!!!」

「オイ発案者ァァァ!!!」

 

『 1…! 』

 

「…マァ、コイツノ適当ップリハ今ニ始マッタコトジャナイガナ…」

「勝てばよかろうなのだぁああああああ!!!」

 

 

『 S T A R T ! 』

 

 

「いくぜお前等!入試トップ通過の力見せてやんよぉぉぉ!!」

「あ、こいつ滅茶苦茶調子に乗ってるダメなパターン。」

 

 

 ◇

 

 

「作戦はこうだ。私が空高く高みの見物かますから、あとはまあ騎馬は組んでても独立行動しててもおk。」

「もはや作戦じゃないけど完璧だよなぁ…」

「なんや、ワイら暇やんけ。」

「カズアワセガホザイテイルナ。」

「おま…流石に怒るでほんま!」

 

 ◇

 

 

「ひゃっはああああああ!1000万P寄越せえええ!!」

「直前の話し合いってなんやったんやろ…」

「諦めろ…アレが化太郎だ…。」

「フン、アイツガ勝手ニオチルモノカ。ワタシラハ各自デPヲアツメルゾ。」

「せやなぁ。仮にアレのポイントが盗られたとしてもワイらが別口でポイント盗ればいい話や。」

「…じゃあ俺は折角だし轟でもおちょくってくるか。」

「…じゃワイは鉄哲にかましてくるわ。」

「噛マセ犬カナ?」「誰が噛ませ犬や!」

 

 

 

 

「いいぃぃぃぃずぅぅぅぅぅくくぅぅぅぅん!!!遊び~ましょーーーう(私の復讐につき合えェェ)!!!」

「副音声が聞こえる!!?」

「いきなりの襲来とはな……二組と一人…」

「というか一人飛んできとる!?」

「追われし者の宿命…選択しろ緑谷!」

「もちろん!!逃げの一手!!!」

 

「鉄哲ぅ!ちょっとツラかしぃや!!」

「っ転々!?お前騎馬どうしたぁ!!」

「ワイが単騎の騎馬や!ハチマキ寄越せやぁ!!」

「ばっ!アリかそんなの!!?」      「アリよ!」

「そういうわけや!ハチマキ掛けて勝負や!」

「お前掛けるもの持ってねえじゃねえか!柔造っ!」「けっ…!!」

「っ!足がっ、邪魔すんなや骨抜!!」

「馬鹿がっ!これはチーム戦だ、ハチマキを持ってないお前を相手にする時間なんてない!」

 

 

 

「サァ動キ回レクズ鉄共…!ソノ身朽チテモマタ生マレ変ワル…!」

《イエス・マム!!》「サー、ダ。」

 

『ウオオオオ!ロボ・インフェルノが何処からともなく会場内に現れたアアアア!!』

『あれはB組安藤の個性だな。恐らくただのロボじゃねえ。』

 

「オマエラ、騎馬ヲ崩サナイ程度ニ足ドメシロ!」

《イエス・マム!!》「サーダッテイッテンダロ。」

 

「一佳!こっちに来るよ!」

「全く…!随分生き生きしてるじゃん安藤!」

「ワルイナ、ワタシモ結局オトコノコナンダ。」

「どの顔で男の娘だって!?」「コノ顔ダヨワルイカ。」

 

 

 

「よう轟チーム。何処まで行くんだ?」

 

「なっ!?遊戯さん!!?どうしてお一人で!!?」

「やべー!トップクラスの才能マンがこっち来やがった!」

「上鳴、まだ放電するなよ。お前は切り札だ、まだ使いたくはねえ。」「お、おう!」

「あいつには前の借りを返さなきゃな…俺が…!」

 

「おいおい、そう怖い顔すんなって。どうせ俺にはお前の氷なんて効かねえからよ。」

「…!」

「そうだなぁ、もしかしたら炎の方なら効くかもなぁ。どうした?炎は使わないのかい?」

「 …… 」

「轟さん…。」「轟君!安い挑発だ!乗ってはいけない!」「…分かってるよ…」

「…ふん、やっぱりそっち()の話題は嫌らしいな。あんだけ横から妨害してきたのに一度も炎は使わねえんだ。そりゃ不思議に思うだろう?」

「…(ひだり)は使わねえって決めてるんだ。」

「あっそ、だから?そんなナメプで俺に勝とうってのは…

 

  100年早いんだよ!!『フュージョンアーツ』!!」

 

「オイオイ!何でか知んねえけど遊戯の奴キレてるぞオイ!」

「轟さん、ここは引きましょう!今遊戯さんの相手をするのは百害あって一利なしですわ!」

「…あいつがタダで逃がしてくれるとは思えねえがな。」

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

『7分経過した現在のランクを見てみよう!………あら!!?ちょっと待てよコレ…A組緑谷以外ぱっとしてねえ…ってか殺生石あれ…!?』

 

「単純なんだよ、A組。」

 

「……ファ!?ハチマキ盗られてる!?ちょ、『全員集合!!!』」

 

「んのアホォ!何物間如きにハチマキ盗られとんねん!!」

「褒メルベキハ物間ダ。僅カナ情報カラ化太郎ノ個性ヲワリダシタ…ナ。」

「おい、化太郎お前…」

「ちゃうねん!あの無個性顔が幽霊状態の私のハチマキをもってったんや!」

「ああ?マジか…。ちょっとまて、物間って言ったなあのタレ目、仮に化太郎の個性を知ったとしてもどうやって対処しやがった…!」

「可能性トシテハ一ツ。物間ガ化太郎ト同ジク幽霊化シタ。」

「…マジですか~…。確かに同じ幽霊同士なら触れても納得いくけども…。」

「そんな事が出来る個性なのか!その物間って奴は…!」

「…オイロイコちゃん。クラスメイトの個性をポンと言ってええんか…。」

「……アッ。」

「お前二度とワイを取り巻き扱いすんなや!」

「切れとる場合か!とりあえずポイント取り返す!そんでついでに1000万P取って1位取る!」

「ついで扱いされる出久君カワイソス。ってか爆豪チームも取られてるみたいだな、騎手の顔がヤベェ。」

「完全に敵顔だよなぁ。」

「いやマッタリしとる場合か!はよポイント盛り返すで!」

「ロイコ!とりあえずロボ集めて!一転攻勢でブチ切り返す!」

「マテ、ダイブ破壊サレテルカラ一回作リナオシテカラニスル。」

「おっけーね!テンコは融剛と組んで!取れそうなところからP取って!」

「化太郎はどうすんだ?」

「決まってんだろ?今爆豪とやり合ってるクソタレ目をブチ転がしてから1000万取る!」

「おま…レッドカードとんなよ!絶対勝つぞ!」

 

 

 

 

 

「ははぁ…凄いなこの個性!やりたい放題だ!」「ぐぅっ!」

「爆豪!くっそアイツ殺生石みたいな個性してやがる!」

「くそが!!!」BOOM

「僕の方が良いけどさ。」ガチガチ

「んなああー!硬化!?俺のか!?」

「コイツ…個性をコピーしやがった。」

「正解!良い個性だろ?」

「そうだな!でも私の方が凄い!」ボォォォォ

「おわ!熱っ!火球!?」

「ヘェイモノマネボーイ!借りモンの力で良い気になるにはまだ早いぜ!」

「君かしつこいなぁ。格付けは為された…だっけ?格下に足元救われる気分は…「どっそぉい!」っ!」

 

ドォォン

『何だあああ!!?隕石でも降ったかあああ!??』

 

「ぶあああ!殺生石!あぶねえじゃねえか!」

「何言ってんだ切島ぁ!お前が先頭騎馬じゃなかったら使ってねえよ!」「お、おう」

「っ!おい!今の崩し目的だろぉ!審判…て、物間!お前ハチマキ!」「…!いつの間に!?」

「ヒィィ~ハァァー!!!想像力ってのは無限大!世界を切り取るくらい訳無いんだよぉ!!」

「オイ手前!俺等のポイント!!」

「ほざけ爆弾ヘッド!今は私ンだ!悔しかったらかかってこーい!」

「っち!お前…!」

「よう、良い夢見れたか格下。ラッキーパンチでつけあがるのもお前の仕事だ。」

「…!!なら格下の個性に沈め!」「あー!オールマイトが凄いブーメランパンツはいとる!!」

「は?なにを言って」「!?物間!お前…重い…!!」「ちょ、無理無理無理いい!?」「何!?」

 

グシャァ!

 

「勘違いしてるようだけど私の個性は物の本質を簡単に変えるんだ。当然変化した物の本質に成りきっちまう。今のお前がオールマイトの体重250kg位になってるみたいにな。」

「ぐっ…クソぉ…!」

「イメージだけで変質出来るってのも困りモンだよな。私がどれだけの時間を重ねてこの個性を制御しきれるようになったと思ってるんだか。言っただろ?お前とは格が違うんだ!」

 

 

「いや一言も言ってねえよ。」

「あれ?そうだっけ。まあいいや。爆豪チーム、ポイントゴチになりまーす。それじゃあね~!」

「あ!待って殺生石!!」

「…クソっ!クソっ!クソっ!!!」「爆豪っ!?」

「一位だ!俺がとるのは完膚無きまでの一位だ…!奴に舐められたままで終われるか…!!!」

 

 

 

 

一佳(いぃち~か)ちゃん!ちょぉぉっとハチマキ貸してくれへん?競技終わるまででええから!!」

「ふざけんな!全くお前達は私らに何の恨みがあるんだ!」

「ちょっとハチマキ貸してくれるくらいええやん!減るもんでもナシに。」

「ポイントが減るだろうが!」

「…なるほど。アイツの個性は手がデカくなるのか。単純だが格闘戦じゃあ強そうだ。」

「せやろ?一佳(いぃちか)ちゃんはカワイイ見た目してゴッツう強いんやで。」

「確かにデカい手なんてどう相手取ればいいのか分からないな…俺以外には。」

ダッ

「っ!おりゃああ!」ブゥン「遅いよ。」トンッ

「…!跳んだ!?」「なら撃ち落とすまで!!」ブゥン「だから遅いっての。」クルッ

「…?!何で当たらないの!?」

「ふーん、格闘技でも習ってたのかな?その大きさと技の正確さだったら十分プロでも通用するんじゃないかな?

  初見なら…ね。」

 

「くっそ!上から目線に言いやがって!」

「やー、すまんね。そのくらいの大きさの手なら見慣れてるんだわ正直。」

 

『B組拳藤とA組遊戯の格闘戦!!拳藤の猛攻を避ける!!避ける!!避けるうう!!』

『遊戯は個性もさることながら体術も同年代とは一つ抜けてるな。それも才能というより膨大な努力の跡が見える。』

『そんなこたぁどうでもいい!いけェ拳藤!すかしたヤローをぶったおせー!!』

「公平さも欠片も無いなぁ実況。」

「余所見すんな!!」ブゥン!

 

「ああ、大振りを待ってたからつい。」スッ

 

『何だぁ!!遊戯が突然消えたぞ!何処に行きやがった!!』

「!どこに「後ろや。」は!」ビッ

「ポイント借りてくで一佳(いぃちか)ちゃん。」「お前いつの間に!!」

 

『遊戯の奴が消えたと思ったらいつの間にか後ろに居た天にポイントを奪われたぁ!!』

『元々二人居たのに片方ばかりに意識を取られる方が悪い。』

 

「お前地面に沈んだりできんやなぁ。大したモンや。」「そう言うお前は大したこと出来ないのか?」「なんや!喧嘩うってんねんやったら買うで!!」

 

「チクショウ!完全にやられた…!」「まだよ一佳!競技は終わってないわ!」

 

 

「『全員集合!!』」

 

「首尾はどうよ!」

「ばっちしだ。ほれハチマキ!」「あいよ!」ぐっ

「殺生石、エネルギーハドウダ?」

「ぶっちゃけ限界近い!もう飛べねえ!」

「了解シタ、騎馬を組メ。」

「残り時間は大体1~2分ってとこやな?こんだけポイント集めりゃ突破は確実やろwww」

「草生やしてんじゃねえ殺すぞ。」「怖っ!」

「まだだよ皆、気を引き締めろ!ポイントを取られたチームが私らを狙ってるぜ?ロイコ、マシンの具合は?」

「グレートダ。」

「おっけい!じゃあ1000万ポイント狙おうか!」

「ハァ!?ここからさらにトップ狙うんか!?」

「あったりめえよぉ!そうじゃなきゃ面白くねえだろ!?」

「おもろいおもろないちゃうやろ!このままキープすれば勝ち確なんやで!」

「だったらなんだってんだ。どうせ狙うならトップだろう。」

「ソウダ、ソウデナクテハ男ニ生マレタ意味モナイ。」「ワイ女やねんけど…。」

「そんなこと言ったら私無性なんですけど!?」「黙ってろ阿呆。」「酷い!」

 

「(なんやなんなんやコイツら…このままポイントキープすれば勝ちやねんで…?なんで敢えて一位狙おうとするん?)」

 

「理解できないって顔だな。」「!」

「『やるんなら常にトップをねらえ。』俺の父さんの言葉だ。トップを狙い続けなければ転げ落ちるだけだ、とも言ってた。」

「守レバ勝テル。ソンナ甘イ考エヲ許シテクレルヤツガコノステージニドレダケ居ルダロウナ。」

「…」

「そう言う事!さあとっととあの凍った特設ステージに乗り込もうぜ!じゃないと…」

 

「殺生石ィィィ!ぶっ殺す!!」

「私らのポイント返せ転々!!」

 

復讐者(リベンジャー)に殺されるぜ!!」

「うーんシャレにならない殺意が二方向から…」

「…!ああもうこうなりゃヤケや!!女は度胸!何でもやってみるモンや!!」

「行ケ!我ガ傀儡共!ヤツラヲアシドメシロ!『サテライトドローン』!!」

《イエス・サー!!》「ダカラマムダト…あ、合ってたわ。」

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

『逆転!!轟が1000万!!そして緑谷急転直下の0ポイントー!!』

 

「とここでチーム私見参!」

「ネーミング何とかならねえのかお前!」

「1000万ポイント寄越せやぁ!!」

「ドローン全滅!モウ部品モナイゾ!」

 

『更にサシ仕様のフィールドを飛び越えて殺生石チームが殴り込みーー!!』

 

「轟君に突っ込んで!!」

「上鳴がいる以上攻めでは不利だ!殺生石のPを狙いに行く手もあるのでは…」

「ダメだ!!殺生石くんには遊戯くんがついてる!常闇君の弱点がバレてる可能性がある!それに3組でハチマキの取り合いになったら1000万Pの把握が出来ない!ここしかない!!」

 

『更にリベンジャー達も飛び込んできた!!こりゃもうどうなるか分かんねえぞ!!!』

 

「突っ込め皆!轟ぃ!1000万P寄越せ!!」

「殺生石ィ!俺等のP返せ!そんで1000万P寄越せ!!」「同じこと言ってる!」

 

「あああああああああ!!!」SMASH!

 

「とった!!とったあああ!!」

『残り17秒!こちらも怒りの奪還!!』

「待ってくださいそのハチマキ…違いませんか!?」

「…!やられた…!!」

 

「まだだ!八百万!殺生石を…「私を…なんだって?」ッ!!」

「1000万P捕まえたァ!!」「上鳴!!」「うぇい!!」

 B Z Z Z Z T !

「あばばば!」「と…どけ!」ビッ「化太郎!」ドサッ

「ばばば…ぅぐ、1000万は死守!けど私らのPは取られた!」

「よおやった!これでトップや文句ないやろ!」「マダダ!」

「死ぃぃぃぃねェえええええ!」BBBBB!「ぶぉああ!ここで爆豪!?」

『そろそろ時間だカウントいくぜエヴィバディセイヘイ!10!』

 

 

『9!』

 

「ソレ寄越せえええ!!!」「死んでも渡すかあああ!!!」

BOOOOM!!

 

『8!』

 

「化太郎くんに突っ込んで!」

「おい殺生石ィ!こっちからも来とるで!」

 

『7!』

 

「返せ!」

「ウェーイ…」

 

『6!』

 

「オラァアア!」BOOM!

「ぐはぁ!」「化太郎!?」「エネルギーノ限界カ!?」

 

『5!』

 

「い、1000万Pは死守する…!」ぐぅぅ~

「チィ!これじゃねえ!」

 

『4!』

 

「ああああ!」SMASH!

「させねえ!ダメージフュージョン!!」バヂチ

 

『3!』

 

「転々!私を投げろぉ!!」

「っ!?」

 

『2!』

 

「クソ!やったらぁ!舌噛むなや!!」

「もう一回ィ!!」BOOM!「寄越せ!」パキ「ああああああ!」SMASH

 

『1!』

 

「真上に吹っ飛べ!『人間スリング』!!」

「エネルギー全部持ってけ!合技、緊急脱出ポット!」ボゥン!

「!?」「っ!クソがああ!」「な、待て!」

 

 

『 TIME UP! 』

 

『スゲー!!人間ってあんなに高く飛ぶモンなのか!!?鳥より高く打ちあがってるぞオイ!!!』

『言ってる場合か。あの高さから落ちたら死ぬぞ…!』

 

「…っ!いってぇ…最後なにがおきたんだ…?」

「大丈夫か切島!最後の最後で殺生石がロケットみたいにぶっ飛んで辺りを吹き飛ばしていったんだ!」

「…そうだ爆豪は!?」

 

「だあああああクソおおおお!」「元気そうだね…。」

 

 

「………くそっ…」

「うぇ~い…!」

「…ケホッ…大丈夫ですか飯田さん…!」

「あ、ああ…なんとかな…。あ!め、眼鏡が無い!」

 

 

「…あ。ゴホッゴホッ。あの馬鹿野郎(化太郎)味方ごと吹っ飛ぶ奴があるか…。」

「融剛!ハヤクオキロ!!化太郎ガ…化太郎が気を失ってるみたいだ!」

「…あ、あ”あ”!?アホかおい!!上かっ!!ヤベエ速度で落ちてきてるじゃねえか!!」

「ちょ!あない速度で落ちて来たら受け止めた側もタダではスマンで!!」

 

「化太郎くん!?大変だ!!麗日さん!」

「うん!あ、でもあんな速さじゃここから個性使っても危険や!」

「じゃあ危険じゃない所から個性使えば問題ないな!」「っ遊戯くん!」

「拳藤!!()ぇ貸せ!麗日!拳藤に投げられろ(・・・・・)!!」

「無茶苦茶だ!」「っ~!やるよ!命掛かってんならやるしかないだろ!」

 

 

「…たく、鳥より高く跳ぶ人間がいてたまるかい。」

「準備いいよ!」「投げたんはワイや、力貸すで!」「麗日さん…!」

「大丈夫!入試試験の時と比べたら全然平気や!」

「化太郎ハ…ココダ。計算上ココニ落チテクル!」

「でも幾ら軽くしても落ちてくる速度は一緒やし、大丈夫なん…?」

「その為の俺だ。化太郎が落ちてくると同時に俺が受け止め、個性で何とかする!」

「ダガ、オマエノ『ダメージフュージョン』ジャ化太郎ニ衝撃ガ残ルダロウ…!」

「何とかするんだよ!」

 

「来た!」

「行け!拳藤!天!」「いくで麗日ちゃん!」

「…超必!!」ポーーーン!

「と、飛んだ!!」

 

FLOAT「おりゃーーー!」タッチ!

 

「おっし!第一段階成功!」

「でもまだ凄い速さだよ!?」

「峰田!俺の足元にもぎもぎいっぱいつけろ!」

「っ!うおおお!」ポイポイポイ

 

 

 化太郎は今無重力状態、だが凄い速さで地面に向かってる。着地点には峰田のもぎもぎ。これで多少はクッションにはなるだろう。だがそれでも足りない。いくら無敵の化太郎と言ってもそれは個性ありきの無敵、個性が使えない強制睡眠状態のまま地面に激突したら化太郎は…!

 俺が何とかしなきゃ…!周りのヒーロー達はぼさっと突っ立ってるまま、教師たちじゃあこの状況に対応できる個性は…たぶん無い。オールマイトなら…だが何処に居る?俺が、俺が何とかするんだ!

 ダメージフュージョンじゃあ露伊戸の言う通り化太郎の衝突の衝撃は何とかできるが反作用まではどうしようもできない。なら化太郎が落ちてくる瞬間に融合して溜めておくか…?止まってる人間にならともかく相手は高速で落下してくる人間…人と物とじゃ融合し易さが段違いだ。それにストックした後出す時の慣性までは制御の対象外…結局地面と激突しちまう。

 どうする。今。イマ、今どうできる…考えろ。考えろ!

 

「化太郎くん!起きて!化太郎くん!!」

「緑谷!あぶねえから近づくな!」

「でもっ!化太郎くんが起きたなら自分で何とか出来るハズだよ!」

 

 確かに化太郎が起きたなら自分で飛べるだろうが…強制睡眠状態から起こすのは並大抵じゃ…!そういえば!

 

「緑谷!やっぱこっち来い!」

「ええっ!?」

「お前の個性で化太郎を浮かせろ(・・・・)!俺も力を合わせる!」

「!!」

 

 

「行くぞ!50%フュージョン…」「TEXAS(テキサス)…」

 

「エア・キャノンナックル!!」「SMASH!!」

 

ブオォォォ!

 

フワッ…

 

「おおおっし!勢いを削ぐことが出来た!!」

「化太郎くん!」「化太郎!」

ドササッ

「ぐえっ」「うぐっ」

 

 

「いってぇ…けど、無事なようだな…」「う、うん…」

「おい化太郎、大丈夫か?」

 

 

 

 

(˘ω˘)スヤァ…

 

 

 

 

「…は、ははは。こんだけ大騒ぎしてたのに良く寝てらぁ…」

「…あはは、化太郎くんらしいな。」

 

「おーい!殺生石は無事かぁ!?」

「ああ、無事だ。慌ててたこっちが馬鹿らしくなる程な。」

 

 

 

『終わってる雰囲気出してるとこ悪いが無事なら結果発表行くぞ!!』

 

 

 

(˘ω˘)スヤァ…

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

『一位!殺生石チーム!騎手が寝てて締まらねえな!!』

「だが宣言通り1000万P死守したって訳か…かっこいいが、本当に締まらねえ寝顔だぜ…。」

 

『二位!爆豪チーム!トップから一気にポイントを奪取したぁ!!』

「クソッ…」

 

『三位!轟チーム!一度は1000万ポイント取るもあっさり奪われた!』

「……」

 

『四位!鉄て…アレェ!?オイ!!!心操チーム!!?いつの間に逆転してたんだよオイオイ!!』

「ご苦労様。」

 

『五位!緑谷チーム!』

「……え、ええ!!?どうして…!」

「…さっきの騒動で伝えそびれてしまったが…」

「常闇君!?」

 

「最後の最後…お前の攻撃で生まれた隙を突いた。1000万を取るのが本意だったろうが…殺生石は許してはくれなかったがな。それでも一本、もぎ取ってきた。緑谷、お前が追い込み生み出した隙だ。」

 

『以上5組が最終種目へ…進出だああーーー!!!』

 





加減ってものを知らんのか化太郎。ついやっちゃったぜ。
思わず全力を出して、結果皆に迷惑かける。なるほど主人公じゃねえかおい。
え?方向性が違う?…HAHAHA。
オールマイトどうしたって?人前で変身するわけにもいかなかったから時間掛かっちゃったんだよ(適当




え?5組20人じゃトーナメントし辛い?



だれがトーナメントするって言った?


追記
作者の頭はアホなので細かい点数とか勘弁してください。

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