アキバ神拳伝承者の異世界譚(ハイスクールDxD+A)   作:グリムリッパー02

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次は長さを伸ばす。多分


ロリコンってどこまでがロリなのか教えて欲しい。

学校が終わり、放課後となった。

学校ではイッセーと、それからイッセーの友達の松田と元浜と知り合った。

2人とも中々面白いヤツらで、ゲームやアニメも嗜んでいたから話が盛り上がった。

…最終的にクラス全体の討論会になったけれど……

 

それから3人はその変態性でかなり嫌われ者、というより煙たがられているらしい。

犯罪者にはなるなよ?

 

とはいえ、なんだかんだ面白いクラスではあるし、友人もできた。

これからの学校生活も楽しそうだ。

 

 

「んで、ここがスーパー…っと」

 

 

そう呟きつつ、この当たりの地図を確認しつつ、スマホ(ついさっき契約した)の地図アプリと今来た道を見比べる。

今は家周辺の地理を覚えてる真っ最中。マッピングは基本だ。

 

 

「えーと、次が…おわっ」

 

「……ふにゃっ」

 

 

振り向きざまに突然、小さな子にぶつかってしまった。

その子もまさか振り返るとは思っていなかったのか、盛大に尻餅をついてしまっている。

 

 

「す、すまん!!大丈夫か?怪我ないか?」

 

「…………」

 

 

よく見れば少女のようで、その輝かしい白髪とは裏腹に表情は暗く、一点を見つめている。

ま、まさか、ホントに怪我を追わせてしまったんじゃ……

 

 

「………アイス」

「へ?」

 

 

少女の視線の先には崩れてしまった棒アイスが見るも無残な姿で地べたに転がっていた。

あー、なるほど…

 

 

「ご、ごめんね。せっかくのアイスを」

「……いえ、気にしないでください。前を確認しなかった私も悪いですから」

 

 

そうはいうが、彼女の面持ちは暗いままである。

うーん、まぁ仕方ない。

 

 

「それじゃ、俺が新しいの買うよ。どれがいい??」

「ほ、ホントです…あ、いえ。大丈夫です」

 

 

一瞬、その目を輝かせたが、しかしまたもや俯いてしまう。

なんだろう、このずっと欲しかったフィギュアを見つけて一応予算内ではあるんだけど、これ買っちゃうと今度出る新作ゲームが変えないなぁみたいな。

欲と欲のシーソーゲームに囚われたような、そんな見たことある目をしている。

 

 

「じゃあ代わりにこの辺のことを教えてくれ。安いスーパーとか軽食屋とか。俺この辺に越してきたばっかでよく知らないんだ。頼む!」

 

 

と、どこかで見た主人公の真似事をしてみる。

流石に不注意でぶつかってしまってアイスも落としてしまったままというのは、目覚めの悪い話だ。

というより、元とはいえ、アキバ自警団のメンバーとしてそんなことは許されない。

アキバじゃなくても、俺たちはその誇りを忘れたりしない。

 

 

「……まぁ、そういうことなら」

 

 

と、少女もどうやら許してくれたらしい。

 

 

「良かった、俺の名前は七瀬七志。君は?」

 

「塔城小猫です。宜しくお願いします」

 

 

なんとも礼儀正しい子だ。

 

とりあえず、彼女にこの辺のこと教えてもらう途中で新しいアイスを買おうと、心に決めたのだった。

 

 

 

 

「…あ、一応言っておきますけど私、貴方と同じ駒王学園の生徒ですからね?1年生です」

 

「マジで?!」

 

 

 

〜〇✕△□〜

 

小猫side

 

すこし、変なことになりました。

いえ、変なこと、と言ったら失礼ですね。変わったことになりました。

 

私は今、少し前から気になっていた喫茶店に来ています。

前々から、そのthe 喫茶店といった雰囲気は気になっていました。静かそうなのも、気になっていた理由の一つです。

ですがひとりじゃありません。

先ほどあった先輩、七瀬先輩。

彼に駒王町を案内している最中、「よってみないか」と誘われました。

私も気になっていたので驚きました。

でもそれより…

 

 

「…すごく、食べるんですね」

 

「ん?あぁ、これな。夕食前の軽い腹ごしらえだ」

 

 

テーブルの上にはサンドイッチからパスタ、ハンバーグやカレーなどの大量のご飯が並んでいます。

明らかに軽い腹ごしらえの量じゃないんですけが…

 

 

「にしても、さっきは悪かった。俺も不注意だったよ」

 

「いえ、さっきも言いましたけど私も悪いですから。それにパフェ奢ってもらってますし」

 

 

そういう私の前には大きなパフェが置いてあります。

先輩の奢りで、ここの看板メニューだそうです。

 

 

「いいさこのくらい。それに誰かと一緒に飯を食うのはいいもんだろ?」

 

「…はい。

…そういえば先輩は最近お引越ししてきたんでしたよね。

1人でここに来たんですか?」

 

「あー、まぁな。元々は妹がいたんだがちょっと訳ありでな」

 

 

ここに来るまでに先輩の話は色々聞きました。

なんでも急な家庭の事情で昨日駒王町に来たそうで、今日も初めて駒王学園に行ったそうです。

どおりで私のことを知らないわけでした。

 

 

「ま、これからもよろしく頼むよ。塔城」

 

「……はい。こちらこそ、よろしくお願いします」

 

 

なんにしても、あまり会話が得意じゃない私でも話しやすくていい人だと思います。

そういえば、面白いアニメとかも教えてもらいました。

契約者さんの中にはアニメ好きの人もいましたし、少し見てみましょうか。

 

 

「さて、んじゃ食うか!」

 

「……ほんとに食べるんですか、」

 

 

先輩はものの数分で食べ終わってました。

早食いコンテストにでたら優勝間違いなしですね。

 

 

 

 

〜〇✕△□〜

 

 

 

「いやぁ、食ったなぁ」

 

 

塔城と別れた後、俺は家に向かって歩いていた。

ここに来てまだ2日だが中々に面白い街だなぁ。アキバには劣るけども。

そういえば、、ここにもアキバあるよな?

週末には行ってみようか。

そん時は塔城誘うのもいいかもしれない。

なんかあの子、雫に雰囲気が似てるんだよな。

 

 

「ッ!」

 

 

突然、背後に殺気を感じて飛び退く。

見れば、この前のサイリウム?

 

 

「あっれぇ?アタシはずしちゃったっスか?」

 

「なッ!?」

 

上空、普通なら声がしない筈であろうところからの声に視線を上げ、絶句する。

ま、まさか……アレは!!

 

 

「まぁでもぉ、次当てれば関係ないっスよね!!」

 

「き………」

 

「ん?なんっスか?命乞いっスか?悪いけど聞いてらんないんッスよね」

 

「き、き………」

 

 

 

 

 

「金髪ゴスロリツインテールっ娘キタ━(゚∀゚)━!」

 

「なんでだぁぁぁぁああああ」

 

 

絶叫しながらサイリウムを投げてくる。またもやめちゃくちゃレベルの高いレイヤーさん。

って、だから危ないって言ってるでしょ!!

とりあえず掴む。

 

 

「ほんとに槍つかんだ!?チッ!レイナーレ様の言う通り変なヤツっスね」

 

「失敬な!!超紳士な俺に向かって何を言う!!」

 

「超紳士は光の槍なんて掴まないだろうが!!…アレ?超がついてるからもしかしたら掴めるの?」

 

 

なんかよく分からんが悩んでらっしゃる。

普通サンリウムくらい掴めると思うんだが。

まぁ確かに速度は殺人級だとはおもったけれど、

それと光の槍って、この人はあっちの世界(中二病)の方なのだろうか。

 

 

「まぁ、それよりよ、とりあえず降りてきてくれないかな」

 

「なんっスか?あ、もしかしてビビっちゃったんスか?そーっすよねぇ、怖いっすよねぇ!!アタシ堕天使ですしぃ〜、そりゃ普通の人間はビビっちゃうっスよね〜」

 

「いや。その…あの……」

 

 

あぁ、ある意味俺はビビってる。

下手したら俺は死んでしまうだろう。

彼女の雰囲気からして、そうなのだろう。

だとしたらここの判断を誤れば、俺は確実だ地獄行きだ。

 

 

「やっぱり命乞いっスか?イイっすよ!このミッテルトちゃんが聞いてあげるっすよ〜」

 

 

……覚悟を決める。

アキバ自警団は何者にも負けないんだ!!

 

 

「その………」

 

「なんスか?ほれほれ言ってみるっスよー」

 

 

 

 

 

 

「パンツが丸見えなんですが…」

 

「……………」

 

 

あ、降りてきた。しかも膝を正座見たいに抱えたまま、ぺたんって。なにあれ可愛い。

そしてやっぱあの羽いいなぁ、俺も欲しい。

 

 

「……………」

「……………」

 

 

目が合う。

真っ赤だ。めっちゃ真っ赤だ。

そしてすごい気まずい。

 

 

「見てんじゃねぇよ!!!」

「ええええええ!」

 

 

いや、飛んでたのそっちじゃん!!

ミッテルト?ちゃんは真っ赤な顔を、更に白黒させながらブンブンと手を振る。

なんだろう、起こってるんだけどものすごい可愛い。

 

 

「ばーか!ばーかばーか!!変態!鬼畜!エロ魔人!!あ、ああああんたなんか殺す価値もないわッ!このタコ!」

 

 

そう言いいながら半べそ書いて走り去っていくミッテルトちゃん。

飛ばないのはさっきのことがあるからなのだろうか。

 

そして、一人取り残された俺。

 

 

 

「………帰るか」

 

 

 

何故か少し、寂しい気持ちになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぅぅ、絶対!絶っっっっ対ッ殺してやるっス!!」




七瀬七志くん。
野生の幼女(見た目)ハンター。
泣かした幼女は数しれず、なんてことはなく妹もいるので基本子供好き。

塔城小猫ちゃん。
お菓子大好きな我らが白髪ロリ!!
ナナシくんの事は気に入った模様。さて、このあとどうなることやら。


ミッテルトちゃん。
槍を掴まれパンツまで見られちゃった不憫な子。
何故か馬鹿な子になってしまった。しかし反省も後悔はしていない。
人知れず、ナナシくんに復讐を誓う。
彼女の明日はどっちだ!



感想をくれた皆様、改めてこの場で御礼申し上げます。
何分飽き性なものでこの小説がいつまで続くかわかりませんが、それてまも皆様の応援の元頑張っていきたいと思ってます!!


あ、感想これからも待ってます!!見ると作業スピードが3倍になります。

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