IS世界に世紀末を持ち込む少女   作:地雷一等兵

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タイトルからもう展開が分かってしまう方もいるかと思います。

これで学年別個人トーナメントは終わりになります。

では本編をどうぞ↓


第76話 う、美しい…ハッ!?

「さぁ…て…。お時間ですよ~。」

 

「……。」

 

強張った顔で軽口を叩く南美。その横では簪が無言で深呼吸をする。

簪の瞳はどこか思い詰めており、殺気に満ちている。

 

「簪…、私達なら勝てるよ。」

 

「ああ、分かってる。」

 

すくっと立ち上がると簪はカタパルトに入り、玉鋼を装着する。

その様子に一先ず安心した南美も同じように隣のカタパルトに立ち、ラストを身に纏う。

 

「勝つ、そのためにも目の前に全力だよ。」

 

「勿論だ。私の持てる全力で叩き潰す。」

 

隣同士の二人は顔を合わせて笑う。そこには決勝戦に向けた気負いはない。

そして一息ついた彼女らは正面を向く。

 

「日本代表候補生、フリーパイロット、更識簪、玉鋼…。正面から行かせてもらう、それしか能がない。」

 

「Last of century enterprises社テストパイロット、北星南美、ラスト。出撃ぃいいいいっ!!」

 

二人はカタパルトから急加速してアリーナの空に飛び立った。

 

 

 

「行こうぜシャル。優勝まであと1つだ。」

 

「うん、あと1つ、絶対に勝つよ。」

 

カタパルトに入った二人はそれぞれの専用機を纏って笑い合う。

とてもリラックスした様子で話し合う二人は爽やかで、青春とはこのことかと思わせる。

 

「じゃあ先に行くぜシャル。」

 

「オーケー、ボクも直ぐに行くよ。」

 

ドヒャアドヒャアとカタパルトとブースターの音を響かせてこちらの二人もアリーナに飛ぶ。

 

 

 

「来たね来たねぇ!!かかってきなよぉ!!」

 

「織斑一夏ぁ!!貴様を!ここで!叩き潰す!!」

 

一夏・シャルロットペアよりも先にアリーナで待機していた二人は、彼らが出てきた瞬間、テンションマックス状態で叫ぶ。

その歓迎ぶりに二人は武器を手に取ることで答える。

 

「オレだって待ち遠しかったっての、さぁ殺り合おうぜ!」

 

「南美、手加減なしだよ!全力でボクらは勝つ!!」

 

一夏は身の丈ほどの刀を握りしめ、シャルロットは両手に重火器を取り出す。

この一試合を一目見ようと、アリーナの観客席は満員、中継映像を映すスクリーンの前も生徒達で溢れ返っていた。

 

 

「どっちが勝つか…。」

 

「南美よ、南美!って言うか、南美と簪に勝ってもらわないとあたしとセシリアの立場がないっての!!」

 

「そんなのはこちらも一緒だ。嫁に勝ってもらわねば箒と私の立つ瀬がない。」

 

「こういうのは勝った方が強い、でよろしいのでは?」

 

やんややんやと言い合いを始める鈴とラウラを嗜めるようにセシリアが呟く。

その言葉に二人はむぅと頬を膨らませる。

 

しかしそれでも関心は試合に向いているようで、四人はアリーナに視線を投げる。

 

 

 

「…どちらが勝つのか…。」

 

KGDO警備員の待機室の中で狗飼はモニターを眺めながら呟いた。

その隣でモニターを眺める面々も低く唸る。

 

「あの男の子が先輩に教わった子なんですよね?」

 

犬走が興味津々な様子で尋ねる。

質問に黙って首を縦に振ることで肯定した狗飼は手元のお茶を飲み干して、再度画面に目を向ける。

 

「鈴が負けちゃったアルからね、私はボスの娘が勝つと思うヨ。」

 

「私は白い方が勝つと思います。」

 

「ほう、その心は?」

 

「何となくです。」

 

狗飼の横ではグスタフと弥子、虎龍が試合結果を予想し合う。

娯楽の少ない状況の彼らにとって、これは絶好の機会でもあるのだろう。

 

 

 

「簪…。」

 

「分かってる。高度な柔軟性を保ちつつ、臨機応変に対応すればいいんだろう?」

 

「分かってるならよし。」

 

二人は言葉を交わすと会戦に向けて距離を開ける。

南美はいつものように体から余計な力みを取り去り、簪はフル装備する。

 

 

「シャル…。」

 

「うん、サポートは任せてよ。一夏はいつも通りに突っ込んで!」

 

一夏とシャルロットの二人は南美達とは対照的に距離を開けず、近い距離を保つ。

すでに決勝戦開幕まで秒読み状態、会場は固唾を呑んで見守っている。

 

 

 

「フゥウウウウウウウッ!!」

 

「ズェアアアアアアアッ!!」

 

南美と一夏の声が響き、同時に金属音が鳴る。

そして密着した状態から二人とも攻勢を展開する。

 

「シャオッ!ショオ、ウリャッ!」

 

「ズェアッ!ちぇすとぉおっ!!」

 

南美は手数を重視し、関節や急所に拳を突き込み、一夏はそれを食らいながらも豪快に刀を振り下ろす。

 

「そろそろ行くぜ!零落白夜!!」

 

最初の一合いから、二人は同時に距離を取る。

そして一夏が刀を握り締めると刀身が仄かに光を放つ。

 

「短期決戦って訳ね。そう簡単に行くかな?」

 

零落白夜の発動を確認した南美はニヤリと笑う。

 

「1発当たればこっちのもんだからな。逃げ切れると思うなよ?」

 

「一撃当てれば良いのはこっちもさ。忘れたとは言わせないからね。」

 

 

互いに互いの武器をちらつかせ、間合いを図る。

そして数メートル、ISならば一瞬で詰められる距離まで近づいた二人は同時に仕掛ける。

 

「ズェアッ!!」

 

「南斗獄屠拳っ!!」

 

上段から振り下ろす一夏に対して南美は下に潜り込んで蹴りを放つ。

南美の蹴りは一夏の腕を捉え、振り下ろされる刀を止め、その衝撃で一夏を数メートル後方に押し下げる。

 

「まだまだぁ!!」

 

そしてすぐさま体勢を整えた南美はブースターを入れて、一気に距離を詰める。

 

「シャオッ!」

 

勢いそのままに一夏をアリーナの壁に向けて蹴り飛ばす。

そしてそれを追従しながら南美は両腕をゆっくりと回し、一夏が壁に激突する直前、南美は上空へと跳ぶ。

 

「南斗究極奥義!断己相殺拳!!」

 

南美は上空から下にむけてエネルギーの刃を複数放つ。それは空中で複雑に軌道を変えながら、跳ね回り一夏に牙を剥く。

 

「もういっちょ行くよー!」

 

そしてエネルギーの刃によって受けた衝撃で体が浮いた一夏に南美は更なる追撃をかける。

 

「トベッ!ウリャッ!」

 

浮いた一夏の体を更に浮かせるように下段から手刀を振り上げ、狙い通りに浮き上がった一夏に極上のアッパーを決める。

 

 

 

「パイルバンカー!そいつは素敵だ、大好きだ!!」

 

シャルロットのパイルバンカーを見た簪は興奮した顔で叫ぶ。

そして拡張領域からとある兵器を取り出す。

 

「しかし私はこれも好きだ。」

 

簪が取り出したのは88mmの大口径砲だった。

それを簪は構えてシャルロットに照準を合わせる。

 

「ファイエルッ!!」

 

ロックが完了した瞬間、躊躇いなくぶっぱなす。

大口径の銃口から放たれた榴弾をシャルロットは身を捩ってかわし、簪に肉薄する。

 

「この距離…、獲った!!」

 

大口径砲の内側に入り、懐に潜り込んだシャルロットはパイルバンカーを引き絞る。

だが、そんなシャルロットの顔に銃口が突きつけられた。

 

「とっつき直撃はノーセンキュー。」

 

ズドンッという轟音と爆発と一緒にシャルロットの体が後ろに吹き飛ぶ。

 

「っ…、何が…?」

 

地面を転がったシャルロットは直ぐに起き上がり、簪に目をやる。

簪は大口径砲を投げ捨てており、手には小さめのハンドグレネードが握られていた。

 

「そう簡単に懐を取らせるわけがないだろう?」

 

ドヤァという効果音がつきそうなくらいのどや顔で簪はシャルロットに言う。

その態度にシャルロットは露骨に態度に出さないものの、イラッと来ていた。

 

(絶対にこれをぶち当てる!)

 

内心ピキピキ来ているシャルロットは心の中でそう決意した。

 

 

「シャオッ!ショオ!フゥ…カクゴ──キリサケッ!」

 

「かっ、はぁ!?」

 

蹴りあげられ浮いた体に連続してエネルギーの刃が打ち込まれ、白式のシールドエネルギーがごっそりと減る。

 

咄嗟に零落白夜を解除したことで、致命傷にはならなかったものの、ピンチには変わらない。

白式はどさりと音を立ててアリーナの地面に落ちる。

南美はすぐさまバックステップで倒れた一夏から距離を取った。

 

「…くそ…。」

 

長い間壁際でリンチされていた一夏は刀を杖にして立ち上がる。

しかし目には未だ闘志が宿っており諦めてはいない。

 

「やっぱ強いなぁ、南美は…。」

 

刀を握り直し、いつものように正眼に構えた一夏はぽそっと呟く。

それを聞いても南美は揺るがない。隙の1つも作らずに一夏の一挙手一投足に警戒する。

 

「けど、だからこそ燃える!だからこそ戦い甲斐があるってもんだよ!」

 

ギラつく瞳で笑う一夏、その笑顔に南美も同じような笑顔で返した。

 

「だったら、言葉は不要…。かかってくるが良い!」

 

「当たり前だ、行くぜ南美!!」

 

一夏は高速で踏み込む。南美もそれに負けじと踏み込んだ。

 

踏み込みの速度を活かして南美は右拳を一夏の顔面に打ち込み、一夏は顔を強打されながらも上段から振り下ろす。

 

「もういっちょ!!」

 

「まだまだぁ!!」

 

二人は止まらない。

南美は左腕を引き絞り、一夏の顎目掛けて振り上げる。一夏はそれを見てからがら空きになっている南美の右脇腹を蹴りあげた。

 

「がっ!?」

 

「ちぃ!?」

 

結果としては相打ち、両者ともに体が伸び上がる。

次に先に動いたのは一夏だった。

 

「ズェア!」

 

刀を振り上げ、南美の体を浮かせる。そして自身も飛び上がり追撃した。

 

「はぁ!ぜぇりゃ!ちぇすとぉお!!」

 

振り上げた刀を振り下ろし、南美の脇腹を蹴りつけ、踵落としでアリーナの地面に叩きつける。

 

「ぐっ?!」

 

「零落──白夜ぁあ!!」

 

また刀の刀身が鈍く光る。

そしてアリーナの床に倒れている南美に向かってその刃が振り下ろされる。

 

 

 

「ファイエルッ!!」

 

肩と背中の兵装から大量のミサイルが放たれる。

津波のように大挙して押し寄せるミサイルの波にシャルロットは引き撃ちしながら回避する。

 

「逃げてばかりか?そんなことでは勝てんぞ!!」

 

「攻撃させる気もないくせに!!」

 

「よく分かったな。ハーハッハッ!!」

 

逃げ回るシャルロットに向けて簪は大声で笑いながらガトリングをぶっぱなす。

ガトリングの発砲音と排薬莢の音が響き、簪のテンションは上がっていく。

 

「まだまだ行けるぜぇ!ミナミィイイイッ!!」

 

「調子に乗るなっ!!」

 

ミサイルとガトリングの弾幕をかわしながらシャルロットはアサルトライフルで撃ち返す。

だが玉鋼の装甲はアサルトライフルの銃弾で多少傷がつくだけで、小揺るぎもしない。

 

「貧弱!貧弱ぅ!!」

 

左手のガトリングをパージし、新しくグレネード砲を取り出して撃ち返す。

 

「ハッハー!!」

 

「くそっ!!」

 

近寄れない弾幕にシャルロットは歯噛みして悔しがる。

ギリギリと苦虫を噛み潰したような顔は普段のシャルロットからは想像できないものだ。

 

「How do you like me noooooow?!」

 

今日一番のハイテンションでグレネードを全弾ぶっぱなす。

放たれた榴弾は爆発を引き起こし、大量の砂塵を巻き起こした。

 

「おやぁ、やり過ぎたかな?」

 

巻き上がった大量の砂煙に簪は首を傾げる。

そんな分厚い砂のカーテンの中を的確な操縦でシャルロットは簪の裏を取る。

 

(これなら、行けるっ!!)

 

完全に裏を取った、そう確信したシャルロットはパイルバンカーを装備している左腕を引き絞る。

あと数メートルの距離まで迫った時、簪が振り返りシャルロットと目があった。

 

「とっつきはお前の専売特許ではない、ということだ。」

 

簪の右腕に装着されていたのは巨大な杭。

いや、それは杭と呼ぶにはあまりにも大きく、分厚く、重くそして大雑把過ぎた。

それはまさに鉄塊だった。

 

ISの身の丈ほどもあるであろう巨大なパイルバンカー、それを簪はシャルロットに向ける。

 

「か、回避っ!?」

 

「逃がさん!!」

 

シャルロットが身を捩ってその射線上から逃れようとするよりも早く、鉄塊が射出された。

その鉄塊は高速で打ち出され、シャルロットを襲う。

認識が早かったのがシャルロットを救ったのか、鉄塊は直撃しなかった。

しかし、擦っただけでシャルロットのシールドエネルギーをみるみる削る。

 

「ぐっ、うぁ!?」

 

膨大な質量の持つ暴力的なまでのエネルギーによってシャルロットは吹き飛ばされた。

すでにシールドエネルギーは底をついてしまっていた。

 

「私の背後を取ろうとした時点で貴様は負けていたのだよ、優等生。」

 

「ぇ…?」

 

鉄塊をパージした簪は倒れているシャルロットに歩み寄る。

シャルロットは朦朧とする意識の中で、注意を簪の言葉に傾ける。

 

「砂煙で視界が塞がったとき、お前は正面から私に接近するべきだった。わざわざフェイントを入れながら背後に回って私にアレを装備する時間を与えてしまったのだから。」

 

簪はメガネをくいっと上げる仕草をして、眼下のシャルロットを見る。

 

「だが、久々に熱くなれた…。楽しかったぞ、シャルロット・デュノアよ。」

 

ニィと笑顔を浮かべた簪はシャルロットの隣に腰を下ろす。

そしてシャルロットを抱き起こして座らせた。

そして鉄塊から受けた衝撃でふらつくシャルロットに肩を貸す。

 

「あとは見届けるだけだ。あの二人の戦いの結末をな。」

 

そう言う簪の視界の先には、対峙する南美と一夏がいた。

 

 

 

「ハァ…、ハァ…。やるもんだね…。」

 

「南美こそ、よく粘る…。」

 

睨み合う二人はどちらもボロボロだが、端から見ている者に取っては一夏の優勢に映っている。

シールドエネルギーの残りは一夏があと3割ちょっと、南美に至ってはもう1割を残すのみとなっていた。

 

(零落白夜の一撃…、アレをもらったのがでかすぎる…。エネルギーサイクルのシステムがなきゃ今頃エネルギー切れだ…。仕方ない、アレを使うしかないか。)

 

「行くぞ南美…!勝たせてもらう!!」

 

一夏が最後の一合に挑もうと足を踏み出す一瞬前、南美は両手をついて逆立ちの体勢から空中高く飛び上がる。

 

「南斗水鳥拳奥義!」

 

宙を舞う南美は逆立ちの体勢から半回転して両腕を広げる。

その所作の一つ一つの洗練された動きに会場の視線は釘付けになった。

それはシャルロットや簪もそうであり、一夏も例外ではなかった。

その動きに見惚れた一夏は握っていた刀を落とす。

 

「………、ハッ!?」

 

「飛翔…白麗!!」

 

我に返るも、既に手遅れであった。

青白く光る水鳥の両手は振り下ろされ、白式の装甲に深々と食い込みシールドエネルギーを一瞬で0にした。

 

「くそ…、あと1歩、だったのによ…。」

 

「末恐ろしいよ、これを使わなきゃ私は負けてたんだから。」

 

一夏のシールドエネルギーが0になったことで決勝戦は決着となり、それを告げるブザーが鳴る。

それによって一斉に我に返った観客達による1歩遅い歓声がアリーナを包み込んだ。

 

 

「あいつ、どんだけ強くなってんのよ!?」

 

「我が嫁ながら、凄まじい成長速度だな。」

 

「…少し、背筋が寒くなりましたわ。」

 

「一夏……。」

 

専用機組の面々は勝った南美よりも、その南美に食らいついてみせた一夏への驚愕を隠せないでいる。

はっきり言って異常、人よりもISに触れてきた彼女達にとって一夏の成長速度は異常の一言だった。

ISを学んで1年どころか、半年も経っていない彼がその僅かな時間で企業のテストパイロットと同等のステージに立てるまでに登り詰めたのだ。

“才能”という言葉だけで片付けるにはどうにも納得できないそれに、彼女らは言葉を失った。

 

 

 

「ンムハハハハ!!とってもスウィートな気分だよ南美ィ!練乳をイッキ飲みしたみたいになぁ!!」

 

「イェーイ!優勝したぜぇ!ヒャッハー!!」

 

「…………。」

 

優勝した二人は控え室の中で手放しに小躍りして嬉しがる。

そこにタイミング悪く来てしまった報道部の黛は“なぁにこれぇ?”と言った顔でその様子を眺めているしかできなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「…いっくん負けちゃったかぁ…。…慰めてあげたら少しは好きになってくれるかな?いや、でも、落ち込んでる時につけこむのは人として…。でもでも、二人っきりの時に……。」

 

薄暗いラボの中で一人、篠ノ之束は画面に映る映像を眺めながらぶつぶつと独り言を呟いていた。

だが暫くしてハッと我に返ると、ブンブンと頭を振って携帯電話を手に取る。

 

「妄想してる場合じゃなかった…。箒ちゃんの為にも頑張んなきゃ。」

 

小刻みに震える手を鎮めるように束は深呼吸を繰り返す。そしてようやく手の震えが治まると、携帯電話の発信ボタンを押した。

 

「──prrrrr prrrrr prrrrrガチャ ハイハーイ、聞こえてるかなぁ?」

 

電話の相手は3コールで電話に出ると、束とは正反対のテンションと口調で捲し立てる。

それでも慣れているのか、束は多少顔をひきつらせながらも応答する。

 

「ふ、藤原…。あ、あのさ、例の話、お願いしても良いかな?」

 

「良いよぉ、試合の光景は見たし。ビビっと来たよ、ありゃ逸材中の逸材さ。ん~楽しみだ。」

 

束の提案に男は二つ返事で返す。

 

個人トーナメントの裏で何が行われていたのか、それを知っているのは当人二人だけである。

 

 

 





「う、美しい…ハッ!?」→ざっくり
という王道パターンでした。ホントはサラダバーさせようかとも思ったのですが、南美の性格上ガチの大会ではわざと負けようとはしないと思ったので。
ガチの大会では、ですが。

簪ちゃんはもはやフリーダム枠ですね、ちかたないね。
鉄塊まで使い始めたらもう、ね。


さぁ束さんの知り合いが出てきました。
一体何者なんだ…。

それと余談ではありますが前話の後書きで言っていたFateのサーヴァントがMUGENから出てくる話なんですが、書いて投稿しました。
タイトルは「Fate/zero×MUGEN」です。
気が向いたら読んでみてください。

アンケートはこちらから↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=160780&uid=171292


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