IS世界に世紀末を持ち込む少女   作:地雷一等兵

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今回は短いです。

では本編をどうぞ↓


第36話 少女達の休日part2

ジョインジョインジョインジャギィ サウザァ

オブツハショウドクセネバナランナ ホザキヤガレェ デデデデザタイムオブレトビューション バトーワン デッサイダデステニー

 

─中略─

 

ウケテミルガイイナントホウオウケンオウギテンショウジュウジホウッ オシモウスグアナタノセイテイジュウジリョウハカンセイスル

ウィーンサウザァパーフェクト

 

「うわらばっ!?」

 

「下がれ、この下朗がっ!」

 

対戦で負けたソフトモヒカンは大きな声を上げなら後ろに倒れる。

鈴はスッと立ち上がり、男を見下ろすように立ち強い口調で言い放った。

 

「誰もこのあたしに勝つことは出来んのだ! ワハハハハハハッ!!」

 

鈴は高らかに笑い声を上げると満足したのかそのまま一夏達の方へと戻っていく。

 

 

「しゅ、修羅だ、名もなき修羅が来やがったぁぁ!!」

 

鈴に圧倒されたソフトモヒカンは情けない悲鳴を上げながら奥の方へと逃げる。

その声に反応した数人の男が鈴の方に目を向ける。

 

「名もなき修羅…だと?」

 

「カチコミか…。珍しい、惹かれるな。」

 

「てか、可愛くね? もろ好みだわ。」

 

「ロリコンめ…。」

 

「つーか、大会中なんだけど…。珍しくみんなが野試合してなかったから良いものの…。」

 

鈴に向けられた視線はどれも好奇心に溢れていた。

それは突然現れた修羅に対する興味であり、関心である。

突如として現れた鈴に騒然となるTRF‐R店内で、ある一団が遠巻きに彼女を見ている。

 

「ぬぅ…、奴はまさか…。」

 

「知っているのか眉毛!?」

 

その一団とはこのTRF‐Rが誇る修羅達の一角であった。

その中の1人、眉毛が鈴の操るサウザーの動き、そして彼女自身を見て小さく唸る。

 

「ああ、恐らくだが彼女は“ファリィ”というRNの修羅だ。こことは別のゲーセンのトップに立つサウザー使い…。いつも帽子を被っていたせいで顔は知られていないが、あのサウザーの動きは間違いない。この1年は活動目撃がなかったが、まさかここに来るとは…。」

 

「眉毛さんとどっちが強いんすか?」

 

眉毛の横にいる修羅のこあらが尋ねる。その質問に眉毛は少しばかり考え込むような様子を見せる。

 

「…分からん。ファリィのコンボ精度はノーサレベルだった、1度何かが刺さればそのまま削りきるだろう。オレだってワンコンで殺しきる自信はある、多分だが、五分五分だろうよ。」

 

そう言いながら苦虫を噛み潰したような顔を浮かべる眉毛の視線はずっと鈴の背中を追いかけていた。

 

 

 

 

 





凰鈴音(CV:銀河万丈)の誕生した瞬間である。


そろそろ番外編を投稿しようかとも思いますが、北星父と母の馴れ初め話を複数話に分けて投稿する予定なのですが、需要があるのでしょうか…。



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