IS世界に世紀末を持ち込む少女   作:地雷一等兵

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どうもどうも

この話の前に1個前の「出揃う人外ども」を読んでおくことをオススメします。


第5回モンド・グロッソ 国家代表

各国の現在の国家代表。

国家代表の肩書きは時としてリアルチート、人外などが代名詞として使われる。それほどまでにどの人物も人間を止めた規格外ばかりである。

(表記は『代表者名/専用機名』となっています。)

 

 

アメリカ代表

 

・ハスラー=ワン/ナインボール

…第3回モンド・グロッソからアメリカ代表を務めており、第4回モンド・グロッソ覇者。4代目ブリュンヒルデである。本人が頑なにブリュンヒルデと呼ばれることを拒否するため、周りは彼女のことを「闘技場の覇者《マスター・オブ・アリーナ》」と呼ぶ。

赤いカラーリングと左肩に書かれた⑨のエンブレムがトレードマークの専用機“ナインボール”を操る。

機械のように正確無比な機動と射撃、そして土壇場で相手の懐に飛び込む度胸の持ち主。

ISパイロットとしてだけでなく、ビリヤードプレイヤーとしても有名であり、専用機名のナインボールもそこから来ている。

 

 

 

イギリス代表

 

・インテグラ=ヘルシング/キング・アーサー

ブリテンの英雄、アーサー王の名前を冠する第3世代機を与えられた女傑。若くして国家代表となり、第4回モンド・グロッソに出場している。

実家はイギリスの中でも名門中の名門で、いわゆる一つの良家のお嬢様。

生身の剣技でもかなりの実力を有しており、与えられた専用機との相性は抜群である。

正々堂々と正面から討って出る戦い方を好み、どんな相手にも全力を尽くすスタイル。

 

 

 

イタリア代表

 

・アナスタージア=ブロット/アナザーブラッド

イタリア代表を務める妖艶な女性。まず専用機を着た姿からしてエロいと評判である。普段着も赤いドレス調の服なのだが、スカートが透け透けで下着が見えてしまっている。

そんな性的な人柄と本人の露出が相まってメディア露出は少なめである。

しかしISの実力は確かであり、第4回モンド・グロッソでは完封勝利を納めることもあった。

戦い方は後の先を取るのが非常に上手いタイプで、相手に仕掛けさせてからその上を行く、相手の裏をかくという戦い方をする。

 

 

 

スイス代表

 

・イザベル=ローエングラム/ギルガメッシュ

英雄王の名前を与えられた第3世代機を持つスイス国家代表。拡張領域と空間を繋ぎ武装を射出する特殊兵装を使用したトリッキーな戦い方をする。

とてもプライドが高く、見下されることをかなり嫌っている。また気に入った相手を自分の側に置きたがる傾向がある。

ライバルであるベルンカステル氏のことを気に入っており、態度には出さないものの毎年行われる国家代表選考会での勝負を楽しみにしている。

 

 

 

スペイン代表

 

・ソフィア=ドラゴネッティ/恋するドラゴン《ドラゴン=エナモラーデ》

もともとはイタリアで生まれたが、幼い頃にスペインにある母親の実家へと引っ越した。そのため、今ではスペイン語、イタリア語、日本語、英語が喋れる。

物心つく前から母親から父親との馴れ初め話やらを聞かされて育ち、ロマンチックな恋愛に憧れるようになる。両親譲りのロマンチック思考と母親譲りの恋愛脳、父親譲りの行動力を遺憾無く発揮し、出会いを求めてIS乗りを志し、見事国家代表へと就任した。

周囲からライバル扱いされているイタリア代表のアナスタージアとの第四回モンド・グロッソ準々決勝の試合は今でも語り草である。

 

 

 

中国代表

 

・李青蘭/陽蜂

無邪気な子どもっぽさを残した少女。しかしその性格と外見とは裏腹に搭乗する専用機“陽蜂”の弾幕性能は他の国家代表のものと比べてもかなり高く、相手の技量次第では一方的な展開に持っていける。その反面、近接戦への備えはまるでなく、近寄られたら終わりである。

弾幕戦に特化し、格闘戦能力のない彼女の機体があっさりとアンジェ・オルレアンに敗北したのを見て、中国各企業は格闘戦もこなせる機体の開発に力を注ぐようになった。

 

 

 

ドイツ代表

 

・ヒルデガルト=ワーグナー/ラインの乙女《Frau der Rhein》

11歳からテストパイロットを務め、ロシア代表の更識楯無の最年少記録に並ぶ13歳という脅威の若さでドイツ国家代表を任されることとなった天才少女。年齢よりも幼く見える。変態的な変則機動と適格な射撃を持ち味としている。瞬時加速を連続で吹かして切り返す様はまごうことなき変態である。

しかしヒルデガルト本人の人柄は外見相応の幼いものであり、褒められたがりである。

先代の国家代表、ミュカレ氏をして“稀代の大天才”と言わしめ、ドイツ空軍幕僚兼初代代表のハンナ・ウルリカ・ルーデル氏から大絶賛されるほどの実力と才能を持つ。

 

 

 

日本代表

 

・井上真改/斬月

3代目日本国家代表を務めるサムライ乙女。寡黙で常に凛とした彼女に憧れるファンは数知れず。

マシンガンとフラッシュボム、そしてブレードだけを装備した潔い機体“斬月”を操る。瞬発力に特化した機体構成をしており、「斬月の視界に入っている=死」が普通に有り得てしまう。

半端に引き撃ちしようとすると急加速による肉薄からの一撃で簡単にお陀仏となる。

雲長流居合術「幻影博文流円月剣」の達人であり、その居合の速度は常人では目に見えないほど。

 

 

 

フィンランド代表

 

・スミカ=ユーティライネン/コーラルスター

2代目国家代表で第3回から今に至るまで代表の座を守り続けてきた。軽い口調で話すため、親しみを持たれやすいイメージがあるが、それは上の人間から指示されたからやっているに過ぎず、本当の話し方は割と過激。

血筋を辿ると、フィンランド軍のリアル人外であるエイノ・イルマリ・ユーティライネンやアールネ・エドヴァルド・ユーティライネンの家筋に繋がるという噂が真しやかに囁かれている。

一応対テロ対策組織の一員で、1つの部隊の指揮を任される立場の人間である。わりと偉い人。

 

 

 

フランス代表

 

・アンジェ=オルレアン/オルレア

フランス代表であり、近接戦の技量で言えば織斑千冬に最も近いと言われている女性。

マシンガンとフラッシュロケット、そして高出力ブレードと武装構成は井上真改の“斬月”とほぼ同じである。

両者ともお互いを意識しているようであるが、二人の過去に何があったのかは不明。今でも時折インターネットや週刊誌でも色々な噂が囁かれている。

第2世代の試作機をベースにした機体を用いているが、フルチューンされもはや別物と言って差し支えない極端に尖った性能とアンジェ氏の卓越した技量によりそれを感じさせない強さを誇る。

 

 

 

ロシア代表

 

・更識楯無

ロシア国家代表とIS学園生徒会長を務めている女傑。10代にして一人で自身の専用機を組み上げ、国家代表に就任するなど規格外のことを平然とやってのけた。

国内で行われた選抜試験では、堅実な戦い方を好み、モンド・グロッソという大舞台でも歳の割に落ち着いた戦い方をし、勝利を納めていく彼女の姿にファンとなった人は少なくないという。

彼女との戦いは見えない何かとの戦いだと、他の国家代表達は語っており、特にアンジェ氏は楽しそうに話していた。

 

 

 

 





もちろん、ここに載っていない国もモンド・グロッソには参加しています。


これで年内の投稿は最後になります。

では皆さん、よいお年をノシ

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