じゃあ俺、IS触らないで帰るから   作:Izayoisigu

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高下君と田中君には犠牲になってもらいます(ゲス顏)
そして一夏君、君には見損なったよ......(書いた本人)
気が付いたら5千文字近くになったなぁ.....(遠い目)


後お気に入り登録感想ありがとうございます。思った以上に伸びて草生えた。評価とかはぶっちゃけた話どうでもいいです。ただ読んで楽しんで貰えれば自分はそれで満足です。活動の方で主人公達にこんな事をやってくれとかあったら言って下さい。番外編とかでもよろしければの話ですが。さて、今度はいつ書こうかな。


3話

 

 

現在の時刻は12時15分。昼だ。田中は飯作ってくると言い今は台所に居る。

田中の部屋には一夏、悠、了、岳斗。4人で某ゲームスマブラをやってる最中に岳斗が唐突に一夏に話かけた。

 

「そうだ一夏、君にはいい物をあげよう」

「何ですかいい物って」

 

岳斗は器用にコントローラーを操作しながらポケットから財布を取り出し、中から一枚の写真を手に取り一夏に渡した。

 

「あの、これって」

 

まぁまぁと言いながら困惑する一夏を落ち着かせる。

 

「この写真に写ってる人誰だと思う?」

「岳斗さんの彼女さん...ですか?」

 

カチカチ....

 

「彼女じゃないよ、クフ....それ文化祭の時の女装した田中だよ」

「え!?」

 

ファルコーンパーンチ!!サスガcf

 

その写真には霊夢のコスプレをした田中が写っていた。しかも完全に女性にしか見えなくてクオリティが高い。

 

「その写真やるよ」

「あ、ありがとうございます?」

 

ヤメロォ!ホッピング テイテイハアアア!

 

写真を貰った一夏が何とも言えない表情をしていたが財布の中にしまったのを見逃さなかった3人である。

横では壮絶な戦いが繰り広げられている。ちなみに一夏と岳斗はもう倒されている。

 

「そういえばアイツ何作ってるんだろうな」

「なんだろうな」

 

田中の作る飯は普通に美味いのだ。流石に料理店には負けるが家で作る分には良いだろう。

 

「掴み下投げから空A→で確定でさよならぁぁぁぁ」

 

この技が使えるのはDXとXだけである。

 

「ファッ!?」

「「「さすがCF」」」

 

遅れて一夏も便乗。

 

「さすがCF」

 

順位は坂本、悠、一夏、岳斗。

 

「やっぱりホッピングおじさんとCFの試合は燃えるな」

「せやな」

 

そして次はチーム戦が始まった。

 

 

 

 

 

その頃田中の方は.....

 

 

「カボチャシチューうめぇ」

 

一人で飯を食っていた。自分の部屋に居る4人を置いといて。一応連絡をしたが気づいていなのだろうか?

呼びに行くのもめんどいし、いいや。

 

カチャカチャ

 

「ご馳走様」

 

いや―食った食った、飯食った後に胃の消化を少しまった方がいいが飲み物飲みたいんだ許せ俺の胃。テーブルに置いてるデカビタのキャップを捻りプシュっと良い音が鳴り豪快に飲んでいく。

 

「あ―この味が良いよなデカビタ」

 

なんか今更感凄いけどISって無限の可能性秘めてるよな例えば、愛犬ロボてつみたいな存在やし自己進化とかするらしいし後はなんだろうな非常用電気とか?

....いや待てよ、電気使えるのか?細かい事は気にしない事にしよう。あ、一夏君何時に帰るんだろう、めんどいけど聞きに行くか。

 

「よっこいしょ」

 

リングから出て二階に行く階段を上がり、自分の部屋のドアを開ける。

 

「ただいま」

「おかえり、飯は出来たのか?」

 

4人はコントローラーをカチカチしながら自分のキャラを真剣に操作していた。

 

「もう作って自分で食いました」

 

すると一夏以外手の動きが止まった。

 

「は?は?(半ギレ)」

「もう許さねぇからなぁ(棒読み)」

「じゃあオラオラ来いよオラァ!!(ガチキレ)」

 

田中は悠に連れて行かれた。この現場を見てる一夏は呆然として見てる事しか出来なかった。

何を彼らの怒りに触れてしまったんだろうという疑問だけが頭を埋め尽くされた。

 

「飯食いに行くか一夏」

「あ、はい」

 

3人だけリビングに向かい飯を食いに行ったが後の二人は一体何をしているかは不明。

 

「ところで、ワンサマーは何時に帰る?」

「3時には帰ろうかと」

 

ワンサマーは一夏のあだ名である。ゲームをやっている時自分だけプレイヤーネームが無い状態でやっていて自分で考えても思い付かなくて唐突に坂本さんから「今日から君の名はワンサマーだ」という名のあだ名を貰った。

 

「3時か、なら皆で出掛けるか」

「良いね」

「あぁ^~いいっすねぇ^~」

 

いつの間にか隣の椅子に座っていた悠。

 

「あれ、田中は?」

「田中には悔い改めてもらいました」

 

後ろを指差し、そこには半開きになった扉から安定の霊夢コスした田中が悠を涙目で睨んでいるが涼しい顔で口笛を吹いていた。

 

「こんにゃろおおお.....」

「こいつをどう思う?」

「凄く.......可愛いです」

 

岳斗と坂本が茶番を繰り広げていると一夏も巻き込まれてしまう。

 

「ワンサマーどうよあれ」

「あの、その、に似合ってます」

 

若干顔を赤くさせて答える一夏。

さて、一回整理しよう。むさ苦しい男5人で何をやっているのだろうか、一人は女装させられ他4名は田中をガン見、もし此処に常識人が居たら一人の男を襲おうとしている野獣共にしか見えない状況。

 

「うっし出掛けるぞ―」

「は!?この格好で外に出ろと?」

「当たり前だよなぁ」

 

悠に引きずられて行く田中、途中胸触るなとか尻揉むなと聞こえたがスルーしよう。

 

 

 

 

「何処行こうか」

「まさかの無計画だったんですか」

「いつもは田中の家でだらだら過ごしてるからなぁ」

 

4人集まっても遊びに行くのが面倒いし何よりも金使いたくない、それが一番の原因だろう。行きたい場所も大体行ってしまったから同じ場所に行ってもつまらない。

 

「ITK君は、何処行きたい?(マジキチスマイル)」

「ん―.....ゲーセン行きたいです」

「お、ええやん」

「久しぶりに行くか!」

 

俺達が住んでる所は全くと言っていい程ゲームセンターが無い、街とかに行かないと自分がやりたい台がないからあまり行かない三ヶ月に1回しか行かない程だ。

 

「一夏君が多分知ってる道まで案内するから着いたらバトンタッチお願い」

「分かりました」

 

だらだらと道を真っ直ぐに歩き、田中が作った曲を一夏に聴かせたり子供の頃に遊んだ指戦争をしたりと色々やった。すると田中が思い出した様に呟く。

 

「そういえば文化祭どうする?」

「あ―今から考えないと間に合わないか」

 

田中達のクラスは入学式から文化祭の事を考えないといけない。

別に入学式から考えなくても大丈夫なのだがやるからには徹底的にっと、担任が言うもんだから皆自重しない。こちらも負けてられんと競い合いが始まりレベルが一番低い奴が罰ゲームと言う謎ルールが作られてしまったから今から考えないとマズイのだ。

 

一番面白い事がチームを組むシステムと、知り合いなら誰でも参加可能と言う事だ。だが、その知り合いをチームに入れた瞬間からこちらのシステムに従って貰い、当然罰ゲームも問答無用で受けて貰う。

 

「一夏君もし良かったら参加するかい?」

「文化祭被ると思うので多分無理ですね」

「いや、他高と違って文化祭やるの夏休みだから安心せえ」

「そうなんですか?」

「校長が色々とな頭がおかしい人でな、良い意味の方でな」

 

一夏が少し考え、すぐに答える。

 

「(夏休みにやるなら大丈夫かな、弾と数馬も誘いたいなぁ鈴は母国に帰っちゃったし.....)俺の友達も誘って良いですか?」

 

「全然大丈夫だよ」

「なら、お願いします」

「おし、決まりだな」

 

 

あ、ここから知ってる道なので此処から案内しますねと一夏にバトンタッチ。運任せで歩いてが合ってて良かったと安心する4人。

 

一夏に着いて行って15分。そして着いたのが駅前の近くのゲーセン。後ろ4人も知っているらしくて「あ―此処か」という表情をしていた。歩いた時間は1時間10分微妙なタイム。

 

「着きましたし、何やりましょうか」

「一人一人のやるゲーム見て回るか」

「トップバッターは勿論言い出しっぺのITKニキと言いたい所だが田中に一票」

 

俺も田中さんに一票と一夏も便乗。大分馴染んできたのだろう。へいへいと適当に返事をする田中だが笑っていた、なんだかんだ楽しんでるようだ。

 

中に入るとゲーセンに居た殆どの人が田中注目した。それもそうだろうコスプレした状態でゲームセンターに来る人何て珍しいのだから。

中にはクオリティたけぇという声や可愛いとかナンパしようとする勇者やらだが、残念な事に彼女は....いや彼は男だ現実は何時も厳しい優しさ何て無いのだ。

 

「ダンレ○やってくるわ」

「その格好でやるとはやりますねぇ」

 

ダン○ボとは某踊る音ゲーで実際に踊るゲームである。財布から100円取り出し入れ、ゲームスタート。最初に選んだ曲はDi○uke

 

「何故それ選んだし」

「国民(一部の人)代表曲やし多少はね?」

「始まるから戻るわ」

「あい」

 

曲が流れ出し踊る。田中が踊ってる最中に次々とギャラリーが集まり、流れてる曲に笑う人や動画を撮ってる人が居る。

 

「凄い集まってますね」

「だな」

 

一夏達は黙って踊ってるのを見てるキレッキレな動きをしながら楽しそうに踊る田中を見て。

 

「一曲目終了したか」

 

坂本が呟き、こっちに戻ってくる田中をお疲れと。

 

「岳斗こっち来い」

「あ、おい」

 

田中に連れてかれる岳斗をドナドナで送る。次は何を踊るのか楽しみな3人。岳斗の顔がげんなりしているのが見てとれる。

岳斗が悠と坂本を呼び変わってくれぇと叫んでるが呼ばれた二人はざんねぇぇぇんと言いそうなイラっとする顔で腕を交差させバッテンマークを作り断った。

薄情者―!と言ってるが知らんぷりそして、二曲目が始まった。

 

「この曲って此処に来る前に聴かせてもらった曲だ」

「田中が作った曲もう配信されてるのか」

「これは岳斗お疲れ様ですわ」

「しかもあの映像ご本人二人だぜ」

 

二人に言われ一夏は台を見ると田中と岳斗が、映像の中で踊ってるのが見えたおまけに服装まで同じだ。

 

「カッコいいな」

「ワンサマーにもあんなのやってもらうからな文化祭」

「マジですか!?」

 

まさか自分が踊るとは思ってもみなかった。俺出来るかなと不安が煽る。

 

「マジやで、だから一緒に頑張ろうな」

「あ、おい待てい(江戸っ子)また楽器やるのか俺」

「お前以外適性いねぇよ」

「マァァァ!」

「田中も弾けるから大丈夫だろ」

「そうだよ(便乗)」

 

 

ギャラリーから拍手が沸き上がる。パチパチと田中と岳斗はお辞儀しながらこっちに戻って来た。

 

「あ―疲れた」

「俺は楽しかったぞ」

「こっちはしんどいはボケ」

「次は誰やる?」

「俺と悠はパス、岳斗は?」

 

疲れたからパスと言い自販機に向かって行った。

 

「ITKニキは?」

「ホッケーやりません?」

「それなら参加」

 

田中と悠もおkを出しホッケーの台に移動しチームは一夏、坂本チームと悠、田中チームに別れて試合が始まった。岳斗は観戦代金は4人で割り勘。

先攻は一夏チーム。

 

「行きますよ」

 

腕を振りかぶりシュートするが悠にカウンターを決められる。坂本が待ってましたと顔をし左腕を右に振ってブロック今度は坂本が左斜めから相手のゴールを狙って振り見事にゴールする。次は悠達の番。

 

「ぶち込んでやるぜ(ゴールに)」

 

悠が素早く腕を振りゴール。田中は一夏をブロックしたりカウンターをするが手が痛い。何だ彼奴らは、段々連携を取ってきてやりづらくなってきた。偶にパックが飛んで岳斗に当たったりして事故が有ったりなかったりと。

 

 

結果は一夏チームの勝利。坂本と一夏はハイタッチし坂本は賞品を求めた。

 

「勝ったんだから賞品くれ」

「しょうがねぇなあ~」

 

悠はポケットから携帯を取り出し坂本に動画を送った。

 

「ITK君は携帯復活したら送って上げようそれまでお楽しみに」

「ありがとうございます」

「んじゃ、帰るか」

「せやな」

「一夏君はい、俺達のメアド」

「あ、ありがとうございます」

 

ゲーセンから出て駅前の所で一夏から一言。

 

「今日は本当に楽しかったです!ありがとうございました!」

「ええよええよ、気にしなさんな」

「俺らも楽しかったし」

「お、そうだな」

「今度は友達も誘って来いよ」

「はい!」

 

じゃあ、またと言って一夏と別れて帰る俺達であったが、後ろから誰かが着いて来てる事に気付かずに.....

 

 

 

 

 

 

帰って来てすぐに寝た田中であったが物音が聞こえ起きてしまった。寝てる途中に起こされると機嫌が悪く、友人達からは何をするか分からない奴と言われる程寝起きが悪い。玄関の扉を蹴り開ける。

 

「うるせぇんだよ!!何時だと思ってんだよクソが!」

「ふぎゃ!?」

 

扉を蹴り開けた底には、うさ耳カチューシャを付けた変人だった。しかも気絶していてどうにも出来ない。

取り敢えずうさ耳を引きずり、リビングに寝かせておく。

 

さて、うさ耳の変人気絶させてしまったけど、どうしたらいいのやら。

 




ホッケーのあれの丸い円盤の名前忘れたんでボールで許してくれ。涙目の田中君可愛い。書いてる途中田君のr-18でも書こうかなと思ったがやめました、なんか書いたら戻れなくなってきそうだったので。(俺の代わりに誰か書いてくれ(他人事))

読みずらい、誤字脱字、指摘、話まとめれてねぇじゃねかハゲとかあれば遠慮なくどうぞ、俺だけじゃ酷い物作りそうなんで。(句読点の使い方難しい......難しい.....)折角のネットなんで有効活用しなきゃね。

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