じゃあ俺、IS触らないで帰るから   作:Izayoisigu

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隠れて投稿すればバレへんか...


21話

家の庭でお隣さん家のワンちゃんと日向ぼっこしてる。今日は良い天気でぼっこ日和だよ、本当。ちゃんとお隣さんから許可は貰ってる。まるで良い人ダァ.....いやまあ良い人なんだけどさ。それにしてもワンちゃんもふもふで良いわ。日向ぼっこする時はね誰にも邪魔されず、自由でなんというか救われてなきゃあダメなんだ。だから俺はタオルケットを毛布代わりにして、もふもふ枕で寝るんだ。

 

「ちょっと失礼するよ」

 

あ^~脳が溶ける^〜まるで中毒者みたいだ。

そんな事よりさ、最近何もやってねぇなPCでずっと動画見たりしててなーんにもやる気が起きない。あ!これ後でやろうってなるけど結局、面倒でだらだら過ごして一日が終わる事が多すぎる。大体その時って俺一人だからかな?他に誰か居たら違うんかな。多分そうだろうな、うん。

 

今度一人じゃない時に行動を起こしてみようかな、結局忘れてやらず終いだと思うけど。

 

「ラウラーちょっと待ってよ!」

「待たん!」

 

寝ようと思ったらちょっと覚えがある名前と声が聞こえたから起き上がって見ると厨二病とエーミールが居た。あらあら!この前速攻で逃げた奴が居るぞ。捕まえて台詞言ってもらわなきゃ(使命感)

 

「そうだぞー待ってよエーミール!」

「え?うわぁ!?」

「なんだ田中じゃないか」

 

エーミールに酷い驚かれ方したが気にしない。待ってやっぱ傷付いたわ許せねぇな?

 

「許せねぇなよなぁラウラ!」

「待て待て主語を入れろ。流石にそれだけじゃ分からん」

「そうだぞエーミール」

「ちょっと待って!それ田中さんが言われてる事だから!僕関係ないよ!」

 

ラウラを走って追いかけて来たシャルロットが息を切らしながら、的確なツッコミを入れてくが田中の方は何言ってんだコイツと何食わぬ顔で見てくるから若干イラっとしたシャルロット。

 

「いやね、ラウラ君。コイツ街で一回見かけて電話したんだよ。そしたら俺の顔を見ながら速攻で切りやがったんだよ」

「む、それはいかんぞシャルロット。ちゃんと説明して電話を切らないと」

「いやいやいやちゃんと僕は説明して、ちゃんと断ってるからね?話を模造しないでくださいよ田中さん!」

「しゃーねぇな今回だけだぞ?お兄さんとの約束な」

 

シャルロットのイライラゲージがどんどん溜まってく。今だったらISを展開してぶん殴っても許されそうと考える。考えてる中で田中がラウラを連れて寝てる犬の所まで行き、ラウラを寝転がせて犬を枕代わりにしてタオルケットを掛ける。丁度いい暖かさで眠くなるラウラ。人を駄目にするソファーの様な感覚に襲われる。一夏の家で体験して以来の感覚。これは駄目だと頭では分かってはいるが、太陽と犬が許してくれない。あぁ...駄目だシャルロット。私は負けてしまう。あの日、次は負けまいと決めていたのに2度目の敗北をしてしまう。早くここから抜け出さなければ。

 

「助けてくれシャルロット」

「そんなふにゃふにゃな顔で言われても困るよ流石に」

「私はまたふかふかな枕に負けてしまう。その前に...」

「そうだぞ早く助けてやるんだエーミール」

「田中さんのせいでしょ」

「あれ?僕また何かやっちゃいましたか?」

 

そう田中はキメ顔でそう言った。

 

「ぶん殴りますよ」

「怖いわー最近の若者ってすぐそれですよね奥さん」

「もー!僕怒りましたからね!1発殴りますからね!」

 

腕を捲って田中に近づき、殴り掛かる。顔面目掛けて右ストレートを放つ。

 

「ウゥエエエ...」

 

顔面かと思いきや、フェイントされてガラ空きになったボディにみぞおちに入って吐きかける田中。

 

「良いパンチだシャルロット。此処から解放してくれ」

「次から気を付けてよね田中さんに」

「善処する」

「ホントに」

 

ラウラを抱っこして救出するシャルロット。

 

「じゃあラウラの服買いに行くよ!」

「待て。私は急用を思い出した」

「駄目だよラウラ逃げようとしても今日こそは、絶対に買うんだからね」

「私は買わないぞ!」

「大丈夫だって僕が全部出すから安心してよ、可愛い服とかパジャマ見に行こうね」

「やめ、抱っこするな!助けてくれ田中!やめろー!」

 

連れてかれるラウラに向かって中指を立て、バジリスクタイムを踊って狂喜乱舞する。側から見たらただのキチガイだろう。可哀想な田中。

 

「たふぁいまー」

「ただいま戻りました」

「何してんのりゅーちゃん?」

 

シャルロットとラウラの入れ違いで、束とクロエが帰ってきた。庭の方で

バジリスクタイムをしてる田中を憐れんだ目で見る束とクロエ。

 

「何か合ったんだろうね」

「束様、早く中に入りましょう」

「そうだね」

 

バタンと扉が閉まる音が鳴る。

田中はというと犬を枕にして寝転がってる。今日も特にやる事がないなーと呟き、空を見る。

 

数カ所にデカい雲と小さい雲が散らばって見える。雲の上で昼寝とかやりたいな、ドラえもんとかで観たけど普通に羨ましい。束に頼んだら面白そうだからやってくれそうだけど何か違うんだよな。飛行機とかでっていうかホント何て言えばいいんだろう。言葉にする事が難しいな。まあこうふわっとした感覚?んー何か違うな。わかんねぇからいいや、思考を放棄して別の事考えよ。

 

 

言うても他にやる事なくね?大体のゲームはやったし、ソシャゲは別にって感じだしな、他に何かあるか?あー一つだけあったわ。ISでも調べるか束からISについて何か聞くのもアリだな。

でもなぁ聞いても何するよって話だよな。聞いたとしてもチンプンカンプンで呪文でも唱えてる様にしか見えないし、取り合えず家に帰るか。寝ようと思ったけど。ホラワンちゃんもお家に帰りなさい今日の日向ぼっこは終了だ。

 

 

 

 

「ただいま」

「お帰り何してたの?」

「悟りを開きそうだったから家に戻った」

「ん?」

「何でもないっすよホント」

「まあいっか」

 

もうちょいで15時か。こんな時間から酒を開けるな夜ご飯の時に寝るぞ良いのか?没収してやろうか?

忠告だけしとくか。

 

「酒を飲むなとは言わないがちゃんと夜飯食べれよ」

「はいはい分かってますよー」

「ホンマに?」

「本当本当」

「じゃあ嘘付いたらお前のPC無いのデーター全部消すけど良い?」

「流石に重すぎない?」

「何の問題ですか?」

「ないけど、私だけ何か損してる気がするのは可笑しいと思うなー束さんも何か欲しいよー」

「ちゃうねん損得とか無いから世の中平等であった事ないから悔い改めて、どうぞ」

「えぇ...」

 

 

束が座ってるソファーの横に座り一緒に番組を見る。特に面白そうな番組は無さそうこれだったら動画見てる方がマシ、最近になって思ったけどテレビじゃなくてスマホかPCばっかり見てるからテレビの存在感無いんだよ。テレビで映画とか見れるヤツ買ったけど結局スマホで寝転がりながら見てるからただの置物に進化しちまったよ。悲しいかな。束は何やってんだろ。

 

チラっと横目で見てみるとノーパソそ睨めっこしてた。何時持って来たの?それ僕知らないんですけど。そのノーパソがジャンクになるか束が飯を食べるか俺は、見守ってるよ。ぶっ壊すの俺だけど。

 

「ねぇさっきから私の事チラチラ見てたでしょ?」

「何も見てないですが...」

「嘘付け絶対私の事見てたぞ」

「見てたのノーパソなんですがそれは」

「は?」

「何で束を見る必要があるんですか」

「いやーそれはー束さんの魅惑のボディが、ね?」

「は?殺すぞ」

 

ソファーに付いてる引き出しからピコハンを取り出してピコピコと軽く叩く。

やめてーって言ってもやめません。やめろと言って止まる人は居ませんので我慢しようか。

 

「てか何やってんの?」

「いやーまどっちのISどうしようっかなて」

「あ、そうっすか頑張って」

「ちょいちょいもうちょっと興味もとーや」

「自分バカ何で分かんないっす」

「大丈夫だってISのコア私でもよくわかんないから」

「なんのフォローだよ、分からない物は作るなチクるぞ」

「誰に言うのさ」

「お前の妹とクロエに」

「タンマ」

「まぁどうでも良いのよそれは、ISとか俺には関係ないから。」

 

実際関係ないからね?ISの開発者と知り合いってだけで僕一切関係ないからね。IS起動させてないし!だから何もしてないからOKです!

まあさておき、束はPCと睨めっこしてるからやる事がないな。音楽聴きながら寝よう。リビングを出ようとした時に束に呼び止められる。

 

「ねぇ、これ触ってくれない?試しにさ。」

 

何か野球ボールより少し大きい球体を出される。何か光ってるけど、滅茶苦茶触りたくないんだが。

 

「何で?」

「君IS触ってないでしょ町中の防犯カメラと学校の防犯カメラ調べてさ、見ちゃったんだよねぇ〜私」

「何?俺とダンガンロンパやるって?良いよ」

「ダンなんとかは分かんないけど触るってことね」

「いや一度触ったから触らんよ先生。学校の防犯カメラ見たんでしょIS触ってシーンあるからアリバイちゃんとあるから」

「逆に聞きけど天災の前でそんな事言えるのかな?」

「防犯カメラに映ってる物が真実だよ」

「でも100円ショップで買った奴捨てたよね」

「ギフゥ!?で、でも家にちゃんとあるぜ腕のおもちゃが」

「それ昔に買った奴だよね」

 

クソ!何故バレてやがる後処理は完璧だった筈だ。防犯カメラに映らない様に捨てたなのに何故、待て違う防犯カメラから見えたのか?まさか

 

「やるじゃねぇか流石天災様だな」

「...馬鹿にしてるの?」

「馬鹿にしてるに決まってるだろ。こんな馬鹿な事やってねぇでまどかのISでも考えとけよ」

「あ」

 

ぽこぽこと叩いて来るが構わず自分の部屋に戻る。後ろから今度触ってもらうからねーと聞こえるが、知らない知らない。自分のふかふかベッドで寝るんだ。おやすみ。

 

 




久しぶりに書きましたけど、書いてる内によく分からなくなった。日常系目指したけど何か違う...違くない?本当にこれ小説と名乗って良いのか疑問に思ってきた今日この頃。どう書けば良いのか分からなくなった。でも、好きな様に書かせてもらいますのでまたいつか会いましょう。次の更新は未定です。

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