じゃあ俺、IS触らないで帰るから   作:Izayoisigu

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んー普通だな!


16話

「束様起きましたよ」

「了解ーで、まどっちのなら作ってもいいよ」

「本当ですか、でも」

 

起きたら何か話してるな、何の話か分からないが俺には関係ない事だろう。

まだ身体が怠いな、ちゃんと効いてると思うが疑問に思うんだよね、薬。

カプセル製だから効果が遅いのか早いのか、よく分からんな薬関連。

 

まだあの3人は居るが知るかそんな事。

ミニ千冬さんが微妙に見てくるが無視。

冷蔵庫に有るデカビタを1本取り水分補給、風邪引いててもデカビタの味が分かるってイイよなだから好きなんだよ。

今更だけどさ、束と俺の身長そんなに変わらないんだよね、何か女性に身長抜かされた時って異常に敗北感するんだよ。

 

「何だ?」

「何でもない」

 

さっきから俺の事チラチラ見てくるな、言いたい事があれば言えよ。

察しろとか無理だから、ちゃんと言わないと伝わらないから人間って。

......何だよさっきから次は3人共俺の事見てくるし何の用なの!イラっとするからやめてくれ。

 

「何なの君ら束と話してんだろそっちに集中しろよ」

「田中さん服装だと思われます」

「あ、そういえば束の服装だったか。ありがとうクロエでも、着替えるの面倒いからこのままでいいよ」

「そうですか。私にもデカビタ下さい」

「ほい」

 

服装だったか。

何か下半身がスースーすると思ったらスカートだったな、すまんね3人組。

束って科学者だけど薬って作れるのかな後で聞いてみよう。

座る場所ないから束の隣に座るか。

 

「お隣失礼」

「胸が有ったら束さんのドッペルゲンガーだね」

「そうか?」

「私は思うけどね後これ付けて完成」

 

束にウサ耳を付けられて何か勝手に動くな、これどうなってるんだ?これも後で聞くか。

 

「そうそう結局君達なんなの?」

「我々亡国機業は」

「いや、それはどうでもいいんだよ」

「では何と?」

「何がしたいの?嘘の名刺渡してさ、束を渡せとか世界征服でもしたいの?それとも戦争でもしたいの?」

 

俺がそんな事言ったら黙ってしまった。

当たってたの?適当に言っただけなのに、最近のテロとか組織とかそんなのばっかりなの?

ジャック・ザ・リッパー的な物かと思ったが違った様だ、少し残念だな殺人鬼の名言カッコいいから好きなんだよね。

 

まぁ、勝手に期待して勝手に失望するのは間違いなんだがな。

一番俺が嫌いな事だ、勝手に色々期待された後にいざやって終わったら失望されて拒絶され、その時は殴ってやろうかなって思ったな。

懐かしいな、小学校の頃よくあったな。

 

「飯食ったら俺寝るわ」

「わかったよ〜」

「後で薬用しときますね」

「あんがと、それで君達の中で料理出来る人いないの?」

「一応出来るが?」

「よし手伝え」

「何でだよ」

 

仕方ない、ここで魔法の言葉を使うか。ただの煽りだけどな。

 

「出来んの〜?君にぃ?」

「はぁ?出来る事をみせてやるよ」

 

この人みたいな性格は大体この言葉に乗せられるから使うと効果的だ。

何で乗るかは知らんけどな、本当何でだろうな。

 

「(乗せられたなあの馬鹿)」

「(ちょっとオータム!?)」

「束様この中で料理が出来ない組と出来る人の違いがイマイチ」

「くーちゃんそれは気にしたら駄目だよ」

 

ふむ、今度教えてやるか簡単な物から。

と言ってもレシピ本見せながらやるだけだから失敗は起きないから大丈夫だろ、初っ端からアレンジしなければ誰も失敗しねぇよ。

 

「何入れてんの君」

「あ?ソースだが?」

「ウスターソースいらねぇよシチューに」

「私は入れた方が美味いと思うがなぁ」

「何ナチュラルに仲良くなってんだよオータム」

 

なんか喧嘩始まったんだけど他所でやれよ。

あ、オータムお前除外な、台所から。

名前は今知った、だが名前は無い。

川柳になりそうだな(小並間)そんな事はどうでもいいか

それにしても暇だな、適当にお題、課題でも出すか。

 

「束とクロエー」

「ん?」

「何でしょう?」

「後お前らもだ、君達に問題です。俺は何時死ぬでしょうか?」

 

いきなり俺がお題出した瞬間呆然としてるんだが、そんなに可笑しいか?このお題。

答えモロ言ってるもんだが大丈夫だろう、小学生でも解ける問題だからな。

 

「貴様が死ぬ時なんて分かるか」

「はい正解。早かったな正解出るの」

「早回答かよ」

「因みにこの問題を難しく考えると解けないからご注意。束とクロエ本当に計算してただろ、死ぬ時なんて閻魔しか分からんから計算してもオジャンだよ」

「でも計算したら後2年ぐらいだよ」

「こっちは6年ですね」

「違う世界線の奴らだろそれ。シチュー出来たわ」

 

棚から食器を取りご飯を先に入れてその上からシチューをかける。

別々で入れたら洗う物増えて嫌なんだよ、俺は。

結局は男の料理だ、文句は受け付けんよ。

 

「ごっほごっほ失敗したなお粥かゼリーでも作れば良かったわ」

「作った物は仕方ありませんよ」

「せやな」

 

一人金髪さんが篠ノ之博士が二人居てシュールだわと言ってるが何、食いたいの?飯。

 

「ほい」

「ありがとうございます」

「彼奴らにも食わせるか」

 

ソファーの裏にあるショットガンを出して二人に向ける。

このショットガンは偽物だ勿論、親父がスポンジから色塗って作った物だ。

何で作ったのかは知らん。

 

「飯食うの?」

「要らん」

「私は食べてこうかな」

 

オータムは食うのかミニ千冬さんは食わないって言ってるから、後から要るって言っても自分で出せよ。

 

「何でこう、俺の家は魔環境に進化するんだ?」

「さぁ?」

「私も分かりません」

「どう思うよ金髪さん」

「私に振られましても」

 

疑問に思う事が一つ、何で俺ら仲良く飯食ってんの?

あんたらテロリストだろこんな事しちゃ行けないと思います、僕。

サザエさん世界でもないよ、愉快にテロリストと飯食う機会なんて。

俺はどうしたらいい?パトラッシュ。

そんな事考えても天使は来ないのさ悲しいかな。

 

「てか帰らないの?」

「これ食べたら帰りますわ、日を改めてまた来ますけど」

「あーそうなの俺に迷惑かけなければ何でしていいから」

「貴方結構適当なのね」

「面倒臭いのが嫌いな人だからな」

「ふーん」

 

興味なさそうにそうって言ってシチューを食べてく。まぁ、いいか。

どっちみち俺に迷惑かけなければどうでもいいしな、本当に。

話は変わるがどうしようかね文化祭。

最後俺一人で何かするっても、何かつまらん。

どうせなら誰かを巻き込みたいな、例えば束とクロエ......後で聞くか。

最近後で聞こく事が増えてるな、歳かな?まだ18歳で老人とか嫌だわ俺。

 

「ご馳走様。美味しかったわ中々、それじゃあ失礼します」

「じゃあなクソ餓鬼」

「失礼」

 

変に礼儀正しいテロリストって何だろうな、やっぱサザエさんワールドの住民じゃね?あれ。

 

「じゃあの」

「またね〜」

「またのお越しお待ちしております」

「いやクロエ。ここお店じゃないから」

「忘れて下さい」

 

顔真っ赤だな林檎見たいに。

木村冷えてっか〜?これは違うな、煽りや。

彼女らも帰った事だし聞くか。

 

「なぁ、二人共。ウチの文化祭に参加しないか?」

「んー人が多い所は嫌だからやめとくかな、ごめんね」

「私もちょっと」

「そうか、別に気にしなくていいぞ。今年もニコ生で放送されるからそっちで観れると思う。観なくても、観てもどっちでもいいしな」

「大丈夫だよ束さん特性ステルスカメラ君で観るから!」

「流石ですね。無駄な高技術を使う事は」

「最近くーちゃんが冷たいと思う束さんでした。丸」

 

 

 

 

「すぅ.....すぅ....」

 

田中が寝てる部屋に束がこっそり侵入し毛布を捲る。

 

「ぐへへ太もも白くて細いなぁ」

 

スカートから出てる足を何処かいやらしい手付きで触る。

田中はあの後クロエから薬を貰って、飲んで寝た。

着替えないままで。

これが運の尽きだろう、可哀想に。

 

「いやあスベスベだ〜」

「っん....」

 

妙に色っぽい声を出す。

 

「えへへへ〜」

「何やってんの?」

「え〜と何でしょうね?」

 

夜中に誰かの叫び声が上がり、クロエに絞め殺されたらしい。

 

 

 


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