じゃあ俺、IS触らないで帰るから   作:Izayoisigu

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次は自殺する主人公のIS物語でも書くか。


15話

「ごっほごっほがっは!」

 

咳がひでぇな風引いたか?風引く要素無かった気がするんだがな、学校で誰か引いてる奴は居なかったハズだ。

いや、坂本が居たじゃねぇかクソが。

一昨日凄い咳とか鼻水酷かったじゃねぇか、何で気付かなかったしふぁー。

兎も角今日は休もう、学校に連絡しないと。

 

「もしもし田中です」

『どうした、遅刻しますってか?』

「坂本に風邪うつされたので休みます」

『そうか、お大事に』

 

電話は切れ、リビングに行きたいが、頭がぼーっとして動くのが怠くてベッドから出たくない。

身体を引きずって行くか?階段で滑り落ちると思うから却下、じゃあどうするか?決まってんだろ毛布に包まって降りよう。

 

「動け、俺の身体!」

 

身体を横にして端っこを掴みグルグルと回り部方巻みたいなのが完成。

転がって移動したいが先ずは扉を開けてからだ。

 

おっとっとペンギンみたいな歩きになってしまったが仕方ないが、これで扉まで行けるぞ。

風邪の状態でジャンプ何てしたくない頭が揺れてる状態なのにジャンプしたら昨日食った物を吐き出す、絶対に。

ドアノブまで来たが顎を使って開けるか、身体を使って開けるか、いや、顔を使おう。

膝を少し曲げてドアに顔を押し付けて無理やり開ける。

 

「あ、転がって降りられないじゃないか」

 

転がれるっちゃ転がれるがギリギリだ。

頭が禿げるはこれじゃ、仕方ない毛布置いてくか。

一段一段慎重に降りる。

足滑らせたくないからな痛いのは嫌いだ。

リビングに着き、薬が置いてある棚を探る。

お、あったあった。

風邪薬の中を開けるが空っぽとかマジかよ、買いに行くとかめんどくさ。

マスクも無いとか大丈夫かこの家。

 

「行くか」

 

棚から薬用の金を取って音楽を聴きながら外を出る。

 

 

 

 

「やっとチャンスがきたわ」

「いや、スコールあのクソ餓鬼に復讐したいのは分かるがここまで準備いるか?」

「何言ってるのよあの子は篠ノ之博士と共に生活してるのよ何か隠し持ってるのに違いないわ」

「それもそうだな」

 

彼女らが持って来たのはスナイパーライフルに睡眠弾、麻酔弾を高いビルから撃つ気だ。

一言も喋らずに違うビルでライフルを構えてるMは直接殴り込みに行った方が早いだろう、という感想だった。

 

「何だキャプテンティー◯とは」

 

田中の携帯をハッキングしてる今は謎の音楽で集中出来ない。

ならハッキング止めろと言うがしたいけど出来ない、GPSで位置確認してるからだ。

 

「クソ!キャプテンって誰だ!おいオータム」

『何だよ』

「キャプテンティ◯モとは誰だ、気になって集中出来ん」

『私が知るか』

「使えんな」

 

てめぇ!とプライベートチャンネル越しに怒鳴ってくるが切断する。

さて、やるか。

一回深呼吸して息を止め、スコープを覗きクロスヘヤにターゲットを合わせ。撃つ。

 

田中は突然右にズレて麻酔弾は当たらなかった。

 

「何!」

『どうしたのよM』

「スコール弾を躱された。いや偶然か?偶然で済ませてたまるか」

 

Mから弾を躱されたとの情報が入りその情報でオータムが笑っていた。

あんな止まってる様な的を外すか?と私が当ててやるよ、といいMと同じく息を止めて撃つ。

狙ったのは背中、相当の事がなければ外れない。

 

 

 

 

 

「このタイミングでしゃがんで横にステップでそこから何だっけな」

 

地面に弾がめり込む。

外した。

そう、外したのだあんなにデカイ口を叩いてこの有様横で見ていたスコールは、オータムに肩に手を置きサムズアップしていた。

 

「待て待てスコール。あれは偶然だよ偶然次は当てるから見とけよ」

「頑張ってね」

 

オータムにエールを送りスコールも構える。

二人は慎重に狙うがターゲットの動きが激しくなり、狙いが中々定められない。

チャンスを待つ3人そのチャンスは案外早く来た。

3人同時に別々の場所に撃つ。

スコールは頭、オータムは背中、Mは左足に。

 

 

「ん!おえぇぇぇ!!」

 

頭に向かって放たれた弾丸は地面に手を置かれて躱され背中に撃った弾丸も躱された。

足に撃った弾丸は足を引っ込まれて当たらなかった。

 

「なぁ、もう弾ねぇぞ」

「Mはある?」

『あるわけないだろ、急ぎで作った睡眠弾と麻酔弾何て実弾ならある』

「次は家にお邪魔しましょうか」

 

ビルから去り次の準備に取り掛かる3人だった。

 

 

 

 

 

「薬飲んで寝るか」

 

ピンポーンとチャイムが鳴る。

誰だよこちとら具合悪いのに、また鳴りやがった連打すんなよ今出るからさ。

あー頭いてぇ。

 

「はい、どちら様?」

「こんにちは、私こういう者何ですか」

 

名刺を渡され見てみるとIS企業の方だった。

俺の家に何の用だ?ISにとの関係は皆無だぞ、取り敢えず追い返すか。

 

「すみません帰ってもらえませんか?」

「そこを何とか」

「あんねゴッフ、ISとの関係は皆無なのその企業が来ても意味ないですよ。そんじゃ」

 

閉めようとしても閉まらない。

下を見てみると足を挟んでやがる、昔の営業マンかよ辞めろよ。

扉をガンガンとやる。

 

「お話だけでもって痛てぇんだよクソ餓鬼!」

「ウチにはティーモしか居ないのでこれで勘弁してくれません?」

「それはいいから早く入らせろ!私の足が死ぬ」

「はぁ......Come on little beat♪」

 

扉をまたガンガンと閉めたり開けたりを繰り返して、足を使えなくさせる。

これが一番手っ取り早いからいいよな、営業マンには。

 

「痛い痛い!分かった取引をしy痛いんだよ!」

 

ついに攻略方をしった営業。

簡単な話、扉に手を突っ込んで無理やり引っ張ればいい。

けどな、俺が突然前に押したらどうなる?ならやってみよう。

 

「うぉ!?」

「そんじゃ」

「待ちなさい!」

「あの時のおばさんやん」

「誰がおばさんよ!」

 

次に足を突っ込んで来たのは金髪のおばさんだった。

何で居るんだよ病人を静かにさせてくれよ、いい加減にしてくれ。

寝たいんだ俺は、なのに君達は俺を寝かせてくれない。

 

「うるせぇ!俺は寝たいんだよ風邪で!」

「痛いから!足変形しちゃうから!」

「貴様手をあげろ」

「あ?」

 

後ろを見たら小さい千冬さんが居て銃を構えてる。

はて、どうしましょう。

全然頭回らんから正直な話詰んでるな、何でこう、束といいこの営業マンといい扉が好きなのかね。

俺には理解不能だよ、全く。

 

「ホントもう勘弁して......」

「いいから手を挙げろ」

「だから手挙げてんだろ」

「扉を閉めまくってる手もだ」

「仕方ない」

 

手を扉から離して両手を上にあげ、そのままリビングに歩く。

 

「何処に行く気だ?この状況で」

「風邪薬飲ませろお前らが来たお陰で飲めなかったんだよ」

「.....」

 

リビングに行きテーブルに中途半端な物があり薬を取り出して、水を流してまた新しい水に変えてから飲む。

よし、要件聞いて寝るか。

 

「要件は?」

「篠ノ之博士を渡せ」

「篠ノ之?居ないわそんな人」

「惚けるなちゃんと家を出る写真もある」

 

ミニ千冬さんに写真を見せられ、写って居たのは束の格好をした俺だった。

 

「ゴメンそれ俺だわ」

「は?」

 

マジかよニコ生の罰ゲームで束の格好した時の写真撮られるとかマジかよ、誰だよ盗撮した奴ぶち殺してやる。

 

「目の所見てみろ若干違うだろ。後ビデオカメラ片手に出かけるか?」

「待て、これが本当に貴様か?」

「はぁ.....ちょっと待ってろ束の格好してやるから」

 

 

 

 

数分後。

オータムとスコールも復活しリビングでMに説明を受けて大人しくリビングで待機し、田中を待つ事にした。

幾ら何でも時間掛かり過ぎじゃないか?と思う3人。

椅子から立とうとした時に扉が開いた。

 

「あぁごっほごっほ垂れ目再現すんの疲れた」

 

マスクを付けた篠ノ之博士が居た、ただし胸がない博士が。

 

「クオリティ高過ぎじゃないか?」

「ふぅーん?もう貴方でいいんじゃない?」

「流石に駄目だろスコール」

「寝て良いか?」

「駄目よ」

 

そんなやりとりをしてると田中の後ろの扉が開きスーツの人が入って来た。

 

「ただいまーりゅーちゃ?何で束さんの格好してるの?」

「やっぱ居たじゃねぇか!」

 

田中にエルボーして気絶する田中と謎の3人組と篠ノ之束本人が居た。

 

 

 




数日置いて書いて見たら中々書けないね。

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