先生が戻って来るまでは自習かな？
他のメンバーたちは本を読んだり駄弁っている
すると、姫路が明久に近付き話しかける
「あ、あの…吉井君」
「ん？姫路さん？どうかした？」
「その…あの時 ありがとうございました！」
「大丈夫だよ？それより姫路さんは大丈夫だった？」
「はい！吉井君のお陰です」
そう…あれはクラスの振り分け試験の日
僕はテストを受けていると突然 姫路さんが倒れた
「姫路さん！」
「吉井 座りなさい…今はテストの途中だ」
「そ、そんな！姫路さんが倒れたんですよ！！」
「姫路 途中退室は点数は無しになるがいいか？」
「は、はい…退室します…」
姫路は息切れをしながらそう言った
「なら、皆の邪魔にならないように退室しなさい」
「なっ！先生！姫路さんが可哀想です！一人で行けそうではありません！」
「吉井 座りなさい…お前も点数無しにするぞ」
「構いません…テストよりも人が大事です！教師なら分かるでしょ！僕も退室します！…大丈夫？姫路さん？」
「吉井君…ごめんなさい…」
明久は姫路をおんぶし教室を退室した
そして、二人はFクラスになった。
「姫路さんが無事でよかったよ」
「はい！ありがとうございます」
「…明久…」
「明久は優しいやつじゃのぅ」
「あれ？ムッツリーニと秀吉！二人もFクラスだったの？」
木下秀吉と土屋康太
１年の頃の友達で秀吉とは小学生の時の友達だ
秀吉には双子のお姉さんがいるがここにはいないし
賢いからAクラスにいるかも知れない
「うむ！ワシもあの教室で受けてたからのぅ…だから、ワシもFクラスに来たのじゃ」
「…俺もだ」
「そうか…二人ともありがとうね」
明久は二人に感謝していると明久のケータイが鳴る
「ん？誰だ？…はい、吉井です」
『繋がったようだね？壇 黒谷です』
「壇さん！何故、僕の番号を」
『学園長から聞いたんだ…吉井君 キミに患者だ
バグスターウィルスの患者がDクラスにいる』
「バグスターウィルスの患者ですか？それは誰ですか？」
『Dクラス代表の平賀源二君だ…バグスターウィルスを見つける時は聴診器のボタンを押すと体を調べてくれる…そして反応があったらドライバーを使ってくれ そうするとドライバーから発生するゲームエリアが現れバグスターが強制的に姿を表す…そして、吉井君が倒すんだ 』
「分かりました…やってみます！」
明久はケータイを消すと立ち上がり
三人に言った。
「ごめん！少し用が出来たから行ってくるよ！」
明久は急いでDクラスに向かうと
丁度Dクラスから平賀が苦しそうに教室を出ていた
「大丈夫！？」
「くっ…はぁ…吉井くん？…何故 ここに？…」
「平賀君…少し調べるよ」
明久は聴診器のボタンを押すと
平賀のからだを調べるとウィルス反応がしていた。
「…やっぱり壇さんの言う通りなら…平賀君 歩ける？」
「あ、あぁ…俺の体に何があるんだ…」
「平賀君！僕が何とかしてみせる！ますば何処か広い場所に…」
明久は平賀を取り合えず屋上に連れていくと
平賀を地面に寝かすと明久はドライバーを腰に当てると
ベルトが装着される。
「吉井…助けてくれ…」
「大丈夫…僕に任せて」
明久は胸ポケットからガシャットを取り出し
ガシャットを起動させる。
《マイティアクションX！》
ガシャットを起動させるとゲームエリアが展開され
チョコみたいなブロックが辺りに配置される。
風が明久の髪をなびかせると
明久は笑みを浮かべる。
「平賀の運命は…俺が変える！！
変身！！」
左にあるドライバー中央寄りのスロットにライダーガシャットを挿入する。
《ガシャット！レッツゲーム！ メッチャゲーム！ ムッチャゲーム！ ワッチャネーム！？アイム ア カメンライダー！》
明久は二頭身のゆるキャラに変身した。
「…ん？お？おー！すげぇ！マイティだ！」
明久は自分の姿に興奮していると
平賀の体から茶色いのデカイバグスターが現れる
「コイツがバグスターか…俺がノーコンテニューでクリアしてやるぜ！」
明久の初戦闘が始まる。