ブロント語を喋る初音ミクが未来を変えるとか言ってきた   作:タクティス・ハルバード=レミィ

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Twitterの初音ミクbotの為に書きました。これからよろしくお願いします。

@miku_naito→ブロント語を喋る初音ミクbot

ブロント語の誤字は誤解を招くため、使いません。

sYレなどを使う場合、もし何かあればsYレ(シャレ)にならんしょ?的な感じですね。


第0話 この言語しか分かんねぇよ!!>>プロローグ

 これは夢だろうか? 僕の名前は野比のび太。

 

 机でうたた寝してたら、引き出しが開いて僕の身体は宙を舞い、壁に激突。

 

 

 

 んで、目の前に女の子が居る人間らしい。

 

 モデル体型というやつらしく僕より身長が高い。

 

 青に『見える』髪、地面につきそうなクソでかいツインテール。

 

 袖なしの白シャツに青ネクタイという非現実的な格好は僕に夢を与えたの?

 

 黒に青い線が入ったスカートから覗く足は、しずかちゃんより上だよ!

 

『マスター、未来を変える為に来たけど……』

 

「へ?」

 

「ブロント語とオンドゥル語と淫夢語、どれがいい?」

 

 首をかしげて聞いてくる。未来を変えるってなんだ?

 

「まぁ座ってよ、淫夢語はなんなの?」

 

「君の未来はゴミ、はっきりわかんだね」

 

 座って女の子座りすると、僕の未来をさりげなく貶す。

 

「オンドゥル語は?」

 

「ギミノミライヲガエルダメニキタンレス!」

 

 おいおい、まともなの無いじゃん!

 

「ブロント語は?」

 

「ほう、私を座らせるとは経験が生きたね、ジュースをおごってくれる?」

 

 なんで褒めたからジュース奢れってなるの?

 

 つか、これ一択しかないだろ! なんなのこの人(に見えない)は!

 

『ブロント語で!』

 

「よろしくね、ところでなんだけど悲惨な結果があるわ」

 

 そう言うと、彼女は語り始めた。

 

 

 

「名前何?」

 

「初音ミクだけど?」

 

「そう、続けて、僕の名前は」

 

「もう知ってるから」

 

 なんか……緊張するなあ。

 

「マスターの未来は鉛のサビ並にゴミになってる」

 

「ひどい!」

 

「結婚をしても、すぐに離婚ってシャレにならんでしょこれは?」

 

「誰と結婚したの?」

 

 ミクは、俯き『ジャイ子』と言った。

 

 

 は? 嘘でしょ?

 

 僕は自然と背骨が曲がる。

 

「うわああ……」

 

「お前に未来はにい。と言ったらそれまでだけど、その為に私は来たっていうか連れてかれた」

 

「何か凄いの? 君って」

 

「ふっふー聞いて驚くなかれ! ジャジャーン」

 

 ミクは立ち上がると、何も無い空間に手を入れる。

 

『ネギットン・ソード』

 

 何かを詠唱したと思ったら、手を引き抜く!

 

 彼女の右手には……見た事のある野菜が握られていた。緑と白の。

 

 ネギやん、ネギですやん……ネギ……ネギですやん。

 

 ネギを大事に抱えて、同じ座り方をする。

 

 普通のネギやないか……ネギやん……ゲームオーバー。

 

「そのネギ何かある?」

 

「食べれるし、この尖った部分で更にダメージは加速」

 

 ほっほう? で?

 

「しかもA+の嗜好品だから、風味は絶大。最高率のダメージとそこそこの薬味になるのは明白に明瞭」

 

 あれぇ、おかしいな。全然高いネギにしか見えない。

 

「つまり、約立たずってこと?」

 

「は? 何言ってるの? この武器はその辺のヌコ型ロボットと違って次元を切り裂いて過去に行けるのに弱いわけがない」

 

 なんていう壊れ武器なんだ……。

 

 僕はメガネをクイッとして、見据える。

 

「人間にそんなことは出来ないでしょ?」

 

「残念、人間じゃなくて」

 

 自慢げに胸を張ると、ミクは横目でチラッと見てくる。

 

 

 

『――歌って踊れる謙虚なボーカロイド。自慢じゃないけどこのネギでキングベヒんもスを倒した事があるわ』と僕に言い放った。


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