一夏ちゃんを無双させたいが為のインフィニット・ストラトス   作:銭湯妖精 島風

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桜花作戦 2

 

 

大隊全機の着地を確認し、素早く指示を出す

 

「ラーズグリーズ各機、レーザーヤークトを敢行します。私に続いて下さい、フリスト及びレギンレイヴはハイヴ内への入り口を探して下さい」

 

私の指示を聞き返事が聞こえ戦術機が行動を開始する

 

 

「レーザー級に睨まれたら厄介です、出来るだけBETAを盾にする様に動きレーザー級を駆逐して下さい」

 

小刻みにフェイント等を入れながらBETAを駆逐しつつレーザー級を撃ち殺して行く

 

「レーザー級、目視で残り8」

 

「了解、地面からBETAが湧く事もあるので、注意して下さい」

 

部下の報告を聞き、目の前に居たグラップラー級を突撃砲から長刀に持ち替え斬り捨てながら注意を促す

 

そんなこんなヌルヌルとBETAの間をすり抜けつつ駆逐し、レーザーヤークトを完了する

 

「レーザーヤークト終了、ラーズグリーズ各機は残弾の確認をして下さい。補給が必要な場合は報告を」

 

粗方食い潰してしまった為、周囲を警戒しながら一息つく

 

とりあえず私が想定していたよりはBETAの数は少なく、特にレーザー級の数は少なかった

 

とはいえ、レーザーヤークトを敢行して小破程度の被害しか出していないのは束さんを筆頭に、この世界の技術がアチラより優れているからなのだろう

 

突貫作業で用意した特殊シールド、これが有ったからこそ、被害が最小限に保たれていると言える

 

特殊なナノマシンを用いた鋼材に特殊塗料を使用しているらしいのだが、私には良く分からなかった

 

まぁ元々は惑星間航行艦やコロニーの外壁材にする為に開発された物と束さんが言っていた

 

「まぁそもそも大気圏外での使用か大出力の艦艇に使用を前提にしているので、戦術機やISでは重過ぎて碌に持って動けないですけど」

 

だからこそ、大気圏再突入時に使用し着地寸前で乗り捨て無ければならなかった訳だ

 

「これを元の大きさの戦術機に搭載出来れば、アチラでも優位に戦えそうですが・・・高望みですかね」

 

軽く溜息をつき、弾薬を消費した部下の為に補給の申請をオペレーターにする

 

「デューカリオン了解、コンテナを投下します、降下予想ポイントを送信・・・着地まで約300秒」

 

「ラーズグリーズ・リーダー了解、では一旦補給を行います。コンテナ降下予想ポイントまで移動します、流石に居ないとは思いますが、落ちてきたコンテナに当たらない様にして下さいね?」

 

私の軽口に仲間が皆笑い移動を開始する

 

とりあえずレーザー級は見える範囲て駆逐しているから、次はハイヴへ突入を目指そう

 

と言っても入り口を探し出すのは意外と骨が折れる作業なのだ

 

アチラの様に何度も間引きや反攻作戦をして突入ポイントを割り出しているなら別だが、今回は事前に間引きをしていないし、入り口を探す時間すら用意していなかった

 

まぁ私達以外の2個中隊が捜索しているだけまだマシかも知れないが

 

 






とりあえず次はハイヴに突入したいなぁと考えてはいます


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