一夏ちゃんを無双させたいが為のインフィニット・ストラトス   作:銭湯妖精 島風

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震える時空

 

 

デューカリオンが出港し大気圏離脱をして作戦地点へ到着まで1時間を切った

 

私達、強行軌道降下部隊は急拵えの大気圏再突入殻に戦術機を纏い収納されて行く

 

用意出来た対レーザー級対策の武装も使用準備が進んでいる

 

「はぁ、大気圏再突入殻に収納されるコレ、毎回いたずらした子供がお仕置きで物置に閉じ込められる気分になりますね」

 

「なんすか、それwまさか隊長のトラウマっすか?」

 

私の隣で収納されていたブレアが私の呟きを聞き、笑いながら訪ねてくる

 

「経験はありませんよ?あくまで気分です」

 

そもそも お仕置きされる程ヤンチャしていないから、経験は無い

 

そんなこんなブレアと身にならない話をしていると、作戦開始時間間際になった様で艦内スピーカーが全開になり

 

「先のIS学園 襲撃により、奮戦が功を奏し襲撃者の撃退に成功した、しかし貴重な装備と襲撃者の命を失ってしまった。彼等に施された外道な行いを我々は誓った、彼等の無念を晴らし彼等の様な存在を出してはならないと、それが我々へ課せられた責務に他ならない!

 

我々は元凶たる黒幕の所在を突き止めた、だが奴等は地球外生命体により既に壊滅し、また地球外生命体は我々人類へと牙を剥いた、既に奴等は我々人類を滅ぼす準備を着々

と進めている。我々が為すべき事、それは女尊男卑など下らない風潮を蔓延させる事か?下らない国同士のイザコザを起こす事か?否、断じて否である。今、我々がすべき事は地球外生命体 BETAを駆逐し、人類を救う事だ!

 

その為に、今・・・彼等が旅立つ、我らが希望を背負い孤立無援の敵地へ赴こうとしているのだ

 

歴史が彼等に脚光を浴びせる事が無くとも、我々の胸に刻みつけよう、名を明かす事を許されない彼等の高潔を魂に刻み付けるのだ

 

旅立つ同胞(はらから)よ、諸君を戦場に送り出す我等の無能を許すな 、願わくば、諸君の挺身が、若者を戦場に送る事無き世の礎とならん事を」

 

「・・・姉さん」

 

恐らく全国へ向け生で放送したのだろう、わざわざ私達の為に

 

私達の中にブリュンヒルデの名を知らない者は居ない、IS搭乗者最強の姉さんに鼓舞されてヤル気が上がらない人間は居ない

 

私は姉さんに感謝し、必ずBETAを駆逐する事を誓う

 

「軌道降下開始まで5分、本艦による艦砲射撃及びスケアクロウ、AL装備後に戦術機部隊の降下を開始します。作業員は待機場へ退避を」

 

オペレーターの言葉を聞き、精神集中を始める

 

自分の中にあるスイッチを入れ行くイメージだ

 

そして、イメージするのは常に最強の自分と憧れ敬愛する最強の実姉の背中

 

 






なんかグダグダしてしまった


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