一夏ちゃんを無双させたいが為のインフィニット・ストラトス 作:銭湯妖精 島風
よぉ、ライザ・フォルクだ
アタシの事を覚えてる奴、居んのか?
まぁいい、IS学園に配属されて早2週間以上が経過し、アタシは相棒が副担任をしている隣のクラスの1年2組の副担任をしている
まぁぶっちゃけ、サポートのサポートをする感じで大した仕事を任されてはいないから気楽では有る
そんな訳で今アタシは転入生・・・いや、時期的に言えば入学が遅れた感じの編入生を迎えに行く仕事を2組担任に仰せ使った
迎えに行くと言ってもモノレールのターミナル出口にだけど
そんなこんなで到着予定時間5分前にターミナル出口に着くと、既に活発そうなツインテールが小振りなボストンバッグを肩に掛けて辺りを見渡していたので
「あー・・・お前が凰 鈴音か?」
「え?あ、はい」
アタシが背後から話し掛けると凰は振り返り返事をした
「アタシはIS学園1年2組副担任ライザ・フォルクだ、お前は2組に編入される予定だ、まぁ詳しくは歩きながらだな、来い」
「はい」
そんな訳で歩き始めた訳だが、改めて見ると大分小柄だな
まぁISでは身長の高低は影響しないから、あんま関係ないが、こいつブレアより小さいんじゃねーか?
まぁアイツはウチの小隊で1番小さいけど、胸は1番デケェんだよなぁ
それはそれとして、凰の筋肉の付き方を見る限り、近接重視だな
ネコ科っぽい雰囲気に丁度良いかもしれない
「とりあえず、さっきも言ったが お前は2組に編入される予定だ、この後事務に行って入寮の手続きとかして貰うからな?なんか質問あるか?」
校門の前で振り返り、凰に尋ねると
「・・・織斑一夏、
「あぁ、いるぞ?それがどうした!」
公に
「一夏は何組ですか?」
「アイツなら隣の1組だ、そーいやアイツがクラス代表になったって真耶が言ってたな、まぁその口ぶりからして知り合いだったみたいだが、残念だったな」
守衛に身分証を提示し校門を潜り凰に言うと凰はニヤリと笑み
「先生、2組のクラス代表って決まってますか?」
「あ?あー確かこの前決まってたな」
チリチリとした空気を放ちアタシの言葉に更に嬉しそうに凰は笑む
「クラス代表って変われますよね?」
「まぁ、本人と担任と副担任の許可を得て変更手続きすりゃーな?お前、まさか」
アタシは凰がクラス代表の座を手に入れ織斑一夏と戦うつもりで居る事に気付き凰を見ると、完全にネコ科のケモノな眼をしていた
獲物を見つけたケモノの眼だ
「・・・しゃーねぇな、アタシが話を通してやるよ凰、その代わり 腹はくくれよ」
「はい」
凰の力強い返事を聞き頷く
あーやれやれ、エイダもこれぐらい活力が有ればモテんのに・・・あ、アイツ彼氏いたわ
ライザ、おぼえてましたか?w
ブレアとエイダは生徒として紛れ込んでますw