一夏ちゃんを無双させたいが為のインフィニット・ストラトス 作:銭湯妖精 島風
決闘(笑)から数日が経った今日この頃、今日はISの基本的飛行についての実践の授業が有り、グラウンドに出ている
快晴で良かった
決闘(笑)後、セシリア・オルコットは彼に負けた事で心を入れ替えたのか、クラスメイトと私達に謝罪してきた
1番罵倒されていた彼は持ち前の性格からか、彼女を許しクラスメイト達も彼女を許した
それから数日間 彼女を観察しているが、やたら彼へのアプローチが多い様な気がしてならない
まさか、先の一件で落ちたとかは無いと考えたい
落ちてたら、流石にチョロ過ぎる
そんな訳で、私は動ける服装をして姉さんと山田さんの隣に立つ
「では今日から本格的にISの実践授業を始める事になる、ISは使い方次第では自分も他人も容易く傷付け、容易く人を死なせる、気を引き締めて臨む様に」
そう言い姉さんは、生徒を一瞥する
それにしても、白ジャージと竹刀がよく似合うなぁ姉さん
私は姉さんと色違いの同型の黒ジャージを着ている
山田さんは緑のジャージを着ているが、胸部故にかファスナーが上まで閉まらずインナーが見えている
恐るべし山田真耶
「では専用機持ちに手本となるISの基本的な飛行を実践して貰う。織斑、オルコット、篠ノ之、前に出てISを展開しろ」
姉さんに声を掛けられた3人は返事をして前に出て、それぞれ安全な距離を取って、それぞれのISを展開する
「この様に専用機は搭乗者が任意で即時展開が可能だ、真壁先生 ルートを3人へ転送を」
「はい」
タブレットPCを持っている私に姉さんが指示を出してきたので、3人にルートを転送する
「3名はルートに添い飛行をしろ、では飛べ」
セシリア・オルコット、箒、彼の順番で飛んで行く
箒と彼は、ややぎこちないがセシリア・オルコットは流石は国家代表候補と言った所で全くブレずに飛んで行く
「織斑、篠ノ之、少しブレているぞ、オルコットを見習って確り飛べ、手本にならんだろう」
やはり直ぐに姉さんの厳しい一喝が入り、少しはマシになる
それから順調にルートを進み終え上空で滞空している3人に
「では次は急降下と完全停止をして貰う、目標は地表10㎝以内だ順番は好きにしろ」
と姉さんは言う
セシリア・オルコットは兎も角、彼と箒には やや難易度が高いかも知れない
私が教え込んだのは、あくまでも戦闘技術で地面に足を着けて戦うやり方が中心だった
そんな感じで少し心配しながら様子を見ていると、セシリア・オルコットは見事目標10㎝以内をクリアし
次は箒が挑戦し、僅かに目標に届かず15㎝ぐらい
最後に彼が挑戦し、彼は派手に地面に着地し足が地面にメリ込んでしまった
「誰が地面に着地しろと言った馬鹿者」
スパーンと出席簿で彼の頭を叩き姉さんが言う
「とりあえず、オルコットが良い例、篠ノ之が及第点、織斑が悪い例だ、手本はオルコットと篠ノ之を参考にする様に、間違っても織斑を手本にはするなよ?」
姉さんは、上手い具合に結果を纏めて生徒へ告げる
なかなか慣れている様だ
私も見習っておこう
なんか少しグダグタしている様な?
そして書きながら紅椿の武装を考えてなかったのを思い出しましたw