一夏ちゃんを無双させたいが為のインフィニット・ストラトス 作:銭湯妖精 島風
私達の実力を示し、上機嫌な
取り敢えず、姉さんは警備についての会議がズレ込んでしまったらしく、私は山田さんと共に先に教室に向かう
正直な所、私は教員として役目を果たせるかは多少心配ではある
とはいえ、私の、私達の目的は彼等の直衛と奴等の情報を得る事、あまり副業に気を向けてもいられないかも知れない
そんな事を考えていると私と山田さんが担当する1年1組に到着し、山田さんが先に入り私も続いて入る
山田さんは慣れているのか教卓に立ち自己紹介をするが生徒達は騒めき彼女の話を聞いていない上に、私と
当の彼は向けられる視線が死線として突き刺さり、辛いのか少し顔を俯け耐えている様で私や山田さんを見ていない
そこまで観察して再び山田さんの方を見ると、やや涙目で私を見ていたので私も自己紹介をする事にした
待機していた黒板脇から教卓横まで移動し
「入学当日で浮かれてしまうのは分かりますが、静かに」
私が一喝すると、騒めきは収まり静かにり俯いていた彼が私の声に気づき顔を上げ目を丸くする
「な、なん、なんで千冬姉が此処に居んだ?!」
ガタッと椅子を鳴らし立ち上がった彼に目を合わせ
「織斑君、座って下さい。私は真壁一夏、貴方の姉 織斑千冬では有りませんよ」
「は、はい?」
とても面白い表情をしている彼を座らせる
生徒達も首を傾げているのが見えたが、これは予想通りだったりする
だって私と姉さんはソックリなんだもの仕方ない
「では、改めて。今年度このクラスの副担任をする真壁一夏です。織斑先生と似ていますが、それは私が彼女達と遠縁の親戚だからです。若輩者ですが私なりに頑張りますので、よろしくお願いします」
一通り喋り軽く頭を下げ、山田さんをチラ見する
すると彼女は持ち直したのか生徒達に自己紹介をする様に言う
それはそうと、彼は軽く頭を抱えてブツブツ呟いているのだけど、大丈夫なのだろうか?
主にクラスメイトの自己紹介を聞いていないと言う点で、彼は友達作りに出遅れている事になっている
あと自分の番になるまでに自己紹介の内容を考える時間が失われている
そんな訳で比較的早く自己紹介の番が回り彼の番がやってきたが依然として頭を抱えてブツブツ呟いているので、声を掛けるが反応が無いので仕方なく肩を軽く叩き
「織斑君、君の番ですよ?」
私の言葉に漸く正気に戻ったのか再び椅子を鳴らし立ち上がって口を開こうとして、クラスメイトの視線に圧倒され言葉を飲み込むが意を決したのか口を開く
「お、織斑一夏、です」
名前だけ言い再び口を閉じ考えている表情をした後に気合の入った表情になり
「以上です!!」
何かあるかと思ったが何も無く、ノリの良い生徒がズッコケ、山田さんのメガネがズレる
この様子なら、毎日いい意味で退屈しないで済みそうだと考え、彼は色々とサポートしなきゃダメだなと決意した
取り敢えずこんな感じで大丈夫でしょうか?
因みに一夏ちゃんもレディーススーツを着用しています
色は青系をイメージしてます