一夏ちゃんを無双させたいが為のインフィニット・ストラトス   作:銭湯妖精 島風

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辰宮島

 

 

私が辰宮島にやって来て早くも1年が経とうとしている

 

 

辰宮島は人工島で、大凡4000人程度の人が生活している

 

その約4割が束さんの率いる組織の構成員で、残りは彼等彼女等の家族やIS技術の応用による先端医療の患者となっている

 

 

戦闘部隊部門の私達は、平時は訓練か島の商業施設等で働いたりしている

 

特にMS(モビルスーツ)のパイロットをしている私達には、良い息抜きになっていると思う

 

 

アレからシュミレーター上での検証と、実地検証を繰り返し無事ムラサメは完成を果たし

 

直ぐにパイロットの育成、転換訓練が始まった

 

構成員の中には元々戦闘機パイロットの経験者も多数居て、戦闘機モードのファイターで その腕前を発揮したが、人型モードのバトロイドでは転換に苦労していた

 

私は比較的スムーズに転換訓練を済ませる事が出来た、多分戦術機への搭乗経験と、ムラサメの操作システムが間接思考制御方式だからだろう

 

そんなこんな私は今日も平和に辰宮島で生活している

 

 

「ラーズグリーズ01よりアルヴィス、防衛圏に敵影及び変調は見られません」

 

「了解しましたラーズグリーズ01、哨戒行動を継続して下さい」

 

「ラーズグリーズ01了解しました」

 

私は作戦司令部(アルヴィン)との通信を終え、規定の手順にに則りムラサメを西に回頭し

 

「ラーズグリーズ03、エイダ 少し隊列が乱れていますよ?何かありましたか?」

 

「い、いえスミマセン、海面に何か有ったので見ていたのですが、クジラでした」

 

「そうですか、その心掛けは素晴らしいですね。その調子でお願いします」

 

私の言葉に焦った様子のエイダのムラサメが少しグラついたので、宥める様に言う

 

実際、注意する為では無く体調不良じゃ無いかの確認だったので仕事に忠実なら問題無いと、私は思っている

 

「今日も何も無いっすね隊長、いや何も無いのがいいんすけど」

 

一昔前の体育会系みたいな敬語で言うブレアに

 

「そうですねブレア、でも仕事は真面目にして下さいね?」

 

「うーす」

 

なんとも気の抜けた返事を聞きつつ、私もレーダーと目視で異変が無いか探す

 

それから順調に哨戒任務を続け小1時間が経ち

 

「ラーズグリーズ01よりラーズグリーズ各機、哨戒任務の全行程を終了しました。帰投します」

 

「ラーズグリーズ02了解っす」

 

「ラーズグリーズ03了解です」

 

2人の返事を聞き私達は辰宮島へと機首を向け帰路に着く

 

「あ、隊長〜この後暇っすか?」

 

「予定なら空いてますよ?」

 

ブレアの質問に答えると

 

「実はエイダの奴、気になる奴が出来たらしくって」

 

つまり、恋愛相談をしてやれ と言う訳だろうか?

 

まぁ確かに私は既婚者では有るけども

 

と、言うかオープンチャンネルでする話では無いと思うのだけど

 

まぁ、これも平和の楽しみ方の一つなのだろう






グダグダ感が否めない(^^;;



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