一夏ちゃんを無双させたいが為のインフィニット・ストラトス 作:銭湯妖精 島風
地中深く仄暗い奴等の巣の最下層で、私は刃こぼれでガタガタの長刀を杖代わりに身体を支え肩で息をしている
辺りを見渡せば、多くの奴等の死体と 共に戦った戦友達の亡骸が横たわっている
私の名は
日本帝国近衛軍に所属する衛士だ
今回、私達は長年生存戦争をしてきた怨敵BETAの
「・・・此方、ワルキューレ02、目的の撃破を確認。ですが我が隊は私を残し全滅、自機も中破しています。また推進剤の残りも帰りの分は無く、弾薬は尽き残りは長刀が一本のみです」
今にも倒れそうな私が纏う戦術機、武御雷を必死に支え通信を続ける
「私に構わず、予定通り爆撃を開始してください。頭脳級を撃破したとはいえ、残党が新たなハイヴを建設を始める可能性もあります。お願いします」
それだけを伝え、私は無線のスイッチを切り、通路の奥から湧いてきたBETAを睨む様に見つめ長刀を構える
「私は逃げも隠れもしない、死にたい奴から掛かって来い」
そう言い、武御雷を操り1番先頭にいた要撃級型を斬り殺す
啖呵を切って1匹斬り殺すことが出来たとはいえ、ボロボロの長刀では長くは持たないだろう
だが、タダで死ぬのは此処までの道のりで死んだ戦友に顔向けが出来ない
どうせ死ぬなら1匹でも多く道連れにして死んでやろう
そう決意し、次々とBETAを斬り殺すが11匹目を斬り殺した所で長刀が半分くらいから折れてしまい、隙を突かれて戦車級に組み付かれ押し倒されてしまい、衝撃でギリギリで動いていた武御雷は完全に大破状態になってしまった
「くっっ・・・一騎さん、先に行きます」
自決用に搭載されている高性能爆薬を起動させ、私は閃光に包まれ、痛みを感じる間も無く生涯を終えた
筈だった、のだが
気が付いたら、見知らぬ一室に寝かされていた
薬の匂いがしないので基地の医務室や病院の処置室では無い様だ
身体を起こし辺りを見渡すが、私が寝かされていたベッド以外に家具は無い
不思議に思いながらも自分の身体もチェックする
と、言っても傷1つない健康体の様だ
つまり
「此処が死後の世界?」
死んだら三途の川を渡るのだと思っていたのだけど、どうやら勘違いだった様だ
取り敢えず、部屋を出て探索をしてみる事にした
「出来たら閻魔に会って見たいですしね」
私は起きた時に着ていた入院着のまま、行動を開始する
まぁ普通に今着ている服しかないから着れないだけだけども
もし誰かに会ったら服を貸して貰う事にしよう
そうしよう
ブランクが長過ぎて上手く書けない_(:3 」∠)_