ハイスクールエクストラヴァDxD~転生せし者達 作:カオスサイン
転生せし時
「…~zzz」
「目覚めよ!」
「今の声は…ってなんだ此処は!?…」
声が五月蠅くて目を覚ました俺は驚く。
俺か?俺は館凪 瑠雨也。
普通…ではない自他共に認める重度のアニゲーオタクの24歳だ。
さっきまで自室で寝ていた筈なのだが…目の前には白い空間が広がっており黄金の衣装を着た御爺さんがいた。
「覚えておらんのかの?」
「へ?…ま、まさか…」
俺は御爺さんにそう言われてはじめて記憶を辿ってみる。
「そうか…そういえば俺は!…」
確か女子高校生の登校列に突っ込んでいきそうな居眠り運転している乗用車に遭遇して思わず飛び込んでいってそれで…。
「思い出したかの?」
「ああ…御爺さんはもしかしなくても神様なのか?」
「そうじゃ!」
「やはりか…一つだけ聞きたい事がある。
あの子達、女生徒達は一体どうなった?」
「…」
「爺さん?…」
俺が救ったはずの子達の安否を聞くと神様はどこか浮かない表情をしていた。
「君が突き飛ばしたと思っていた子達の何人かは車に巻き込まれて亡くなったんじゃよ…」
「んなっ!?…」
そんな!?…間に合わなかったとでもいうのか!?…
「だが安心せい…その子らも儂がお詫びを兼ねてしっかりと転生させたからの」
「そう…か…」
悲報に驚いたがアフターケアがしっかりしているようだ。
とりあえず俺は一安心する。
「それで…俺にも転生の権利があるという事か?」
「そうじゃ。
ただし特典は三つ迄じゃ!」
神様にそう言われ俺はしばらく思案し答えた。
「ううむ…そうだなならば一つ目は転生前の記憶を引き継ぐ事だ」
「ああ、それなら特典にはカウントせずサービスで付けてやるぞい?」
神様にそう言われ訂正して続ける。
「なら訂正だ。
一つ目は俺が好きなえ…ゲフンゲフン!…ギャルゲーブランド「BlackCyc」作品関連の力を使えるようにしてほしい」
「い、今のは聞かなかった事にしといてやるぞい…」
神様に哀れみの目で見られてしまった。
畜生目!変態で悪いか?!…
「…続けますよ。二つ目は一つ目にも関連する事なんですが俺の身体能力を「MinDedBlooD」の七瀬しずるにして欲しいです。
それと最後の三つ目についてなんですが…いざという時の為に保留にしておいてもらえませんか?」
「受け賜わったのじゃ!では今世を目一杯楽しむのじゃよ!」
神様が合図すると俺は黄金の輝きに包まれて空間から消えた。
「あ、転生先の事を告げるのをウッカリ忘れておった!…まあ良いかの。
その世界は「ハイスクールDxD」の世界じゃ…じゃが儂や他の神が転生させたは良いが世界を滅茶苦茶にしようと企む悪しき輩もおる…これはほんの儂からの特別餞別でキャラも入れてやった。
お主の知恵と勇気と力でどうか世界を救ってくだされ!…」
神の爺さんゼウスはそういうと転移した。
読者からも転生者を募集します。
詳細は報告版にて。