魔法少女リリカルなのは~幻英の書~(更新停止) 作:零乃龍夜
今回は新たな転生者が現れます。
因みに今後は特典以外に他作品の技を出します。
あくまで特典ではなく能力や技という事で、名前だけ借ります。
また謎文章ですが温かく見てください。
それでは~魔法少女リリカルなのは幻英の書~はじまります。
凛side
朝5時、とある家の門の前に男性が現れた。
白銀 凛(シロガネ リン)
彼は普段、とある会社で社長をしており今日は大手企業とのパーティーに秘書と共に参加していた。
因みに最近、彼は自分の秘書との関係が良好で会社の部下たちから温かい目で見られることが多い。
二人の関係が発展しているのには理由がある。それはお互いに妻、夫を亡くしておりそして互いに子供が1人いる事で意気投合した。
二人とも自分の子供にものすごく溺愛し、朱奈は元々妻の方に似て凛も昔は女と間違われるほどの美形でその二人の血を継いでいるためか最初生まれたとき本当に男かと疑われるほどだった。
彼女の娘も相当溺愛しており、時々自分の子供のいい所や可愛い所を言い合って盛り上がる時がある。
そして今回のパーティーの終わりに二人で静かな夜を過ごしまた距離を縮めて再婚するかまでの話まで発展した。今日は互いの子供に話す用に決め凛は朱奈がどんな表情をするのか楽しみにしながら帰宅した。
この後家族が増えていることを知らずに・・・・・
朱奈side
・・・・・1週間後
覚醒し幻英の書が起動して1週間がたった。
現在午前5時半、今僕は外に出て日課のランニングをしている。前世の時からこの時間に起きて走っていたためそんなにきついとは感じない。
今自分は海鳴市の街の丘の上にある神社に向かって走っている。
二人で。
「マスターあと少しです。頑張ってください」
「うん、アルトリアは大丈夫?」
「はい、問題ありません。私は騎士なのでそれなりに鍛えてありますから」
知ってる。そしてあなたがブリテンの騎士王であることも・・・
現在アルトリアと共にトレーニングを行っている。シャイニングハートに頼んで体に負荷をかけさせながら走っている。
今体に20㎏の重りを付けている状態である。
あの後アテナの助力を得て父さんに所々ごまかして騎士たちはアルトリアは社長の息子である僕の護衛の為、アリスはアルトリアの姉でドールショップを営んでいるが住む家を探していた為ここに家政婦として頼んだ為、咲夜は朱奈の専属メイドの為、そしてタマモはペットとして一緒に暮らす許可を得た。
タマモは「そこはタマモは良妻でいいじゃないですかー!」と言っていたが無視だ。
そういえばその後に父さんから「妹ができるかもしれないぞ」と言われたがていう事は再婚するのか?てか相手も1人で子供を育てているってことはシングルマザーって事か、しかも父さんの秘書って相当会社でイチャイチャしてたな父さん・・・
《マスター到着しましたがいつも通り結界を張りますか?》
「ああ、頼むね」
「では、いつも通りの稽古を」
「うん、じゃあやろうかアルトリア」
そう言ってシャイニングハートに結界を張ってもらって首に付けた王冠のペンダントを掴みながら告げる。
「それじゃあ始めよう。<キーブレード>!セットアップ!!」
そう言ってアームドデバイス。<キーブレード>のバリアジャケットを展開する。
バリアジャケットは黒のファスナー付きのインナーに裏地はが赤く袖の下辺り市松模様のある長袖の上着を着て、ズボンは上部が黒で下部が白色といったデザインの長ズボン靴は黒色で赤いベルトがついている。右手には市松模様のリストバンドと中指と人差し指に白と黒の指輪を付けており、左肩に肩当が付いている。
手にはウォード錠型をモチーフにした鍵の形をしており、金色の持ち手に銀色の刀身となっていて、そして先端の凹凸は王冠を用いた物となっている。
「それでは始めましょうか、マスター」
そういってアルトリアは右手に剣の形をしたネックレスを持ち展開する。
守護騎士であるアルトリア、アリス、咲夜にもそれぞれデバイスを持ちそれぞれ自分に用いたデバイスをアテナより受け取っている。
アルトリアはバリアジャケットである騎士甲冑を身に纏い左手に光り輝く剣を構える。
「今日は風王結界(インビジブル・エア)はしないの?」
「そうですね、今日は私もこの<カリバーン>でどこまでいけるか試そうと思うので。その代わりに今日は全力で打ち込ませて頂きます」
「り、了解」
そうして二人の稽古が開始された。
「・・・今日は一撃しか与えられなかった」
「ですが以前に比べてとても重かったですよ」
「そうは言ってもまだ一撃しか・・・」
「寧ろ守護騎士になったとはいえ英霊である私にその歳でここまでできる方がおかしいのですが」
「やっぱり3歳の体ではできることは限られているか・・・」
「そうですね、今できることは体を鍛える事と魔法を及びレアスキルの練習、それと私たちとの模擬戦ぐらいですね。幸いマスターは元々【流派】もあるみたいですし」
「あれは流派といっても自分で勝手に前世の時に作った者だし、そもそもあれ僕しか使えない物ばかりだし」
「そもそも流派は一般的に習うものをマスターは基本的なところ以外は全部我流ですし、【あれ】を真似ろというのは無理があります・・・」
「まあとりあえず今日はもうそろそろ帰ろう。そろそろ朝食ができてると思うし」
「そうですね!それでは帰りも走って帰りましょう。全速力で!」
「う、うん」
本当にアルトリアは飯になるとテンションがおかしくなるよな~
そう考えつつ二人は足早に神社を出て行った。
「朱奈様、紅茶のお替り入りますか?」
「うん、頂くよ」
「それにしても咲夜さんの紅茶は本当においしいね」
「ありがたきお言葉です。凛様」
現在朝食を終え、食後の紅茶を飲んでいる。
白銀の家は他の家に比べて大きく、庭があって他の人から見れば豪邸のようだ。部屋もそれなりにあり、父さんの部屋、自分の部屋、アリスとアルトリアの部屋、咲夜の部屋と別れそれ以外にも空きの部屋がある。
さらに母さんが本が好きだった為家の中には書庫のような場所もあり、また朱奈が生まれる前まで色んな所にいった時の物が置かれている物置などもあり、地下も存在する。そういった意味でも朱奈はまだこの家の一部しかまだ知らないほどこの家はとても広い。
「そういえば今日はリンとシュナは出かけるのですね」
「ああ、今日は近くの喫茶店で卯月と待ち合わせしているんだ。今日は互いに子供を紹介し会おうと思ってね」
「確か名前は直葉でしたよね。朱奈もよかったわね、妹ができて」
アリスはニコニコしながらこちらを見て言った。直葉という子もとても元気な子だと聞いた。
「そうだね、どんな子かは知らないけどとても良い子だってのは聞いたよ」
「それはとても楽しみですね。それでしたら今日は昼食はどうなさいますか?」
「ああ、今日は外で卯月たちと取るから、今日は咲夜とアリスは休日にして羽を伸ばすと良い」
「そうだね、咲夜とアリスにはいつも家の家事を任せているし今日はゆっくりしなよ」
「わかりました。そしたら今日は休ませていただきます。アリスとアルトリアも今日は私たちも外で食べに行きますか?」
「良いわね、行きましょう」
「私も構いません」
「それじゃあタマモも連れてって食べられる所にしましょう。その方がタマモも喜ぶでしょう」
そう言って咲夜はタマモを呼びに行った。タマモは昨日まで地下で<陣地作成>を行っている。理由は他の転生者のための対策としてこの家の防衛を完璧にするために行っている。だが、タマモ自身は陣地作成のランクが低いので今メディアと共に作成を行い今では神殿クラスの家になっている。
今は疲れて休んでいる所だろう。これでこれから家族になる卯月さんと直葉ちゃんに迷惑はかからないだろう。
さらに比較的家にはよくアリスがいるし、アルトリアという護衛もいる。もしもの時は咲夜もいるし問題ない。とりあえず後でタマモにはお礼を言わないと。
「それじゃあそろそろ行こうか」
「うん!」
ある程度支度を済ませて出発した。
直葉side
私の名前は武内 直葉・・・いや今後は白銀 直葉(シロガネ スグハ)になります。
なぜかって?それはお母さんが再婚をするからです。
あ、因みに私は[転生者]です。
前世の記憶?のようなものがあるからたぶん間違いないです。私は前世では病院生活を送り16歳になってまもなく死にました。
そしたら急に真っ白な部屋の中で自分は天使と名乗る人にあって転生する事になりました。神様に転生先が『魔法少女リリカルなのは』の世界に転生すると聞いたときはすごく驚いた。私は病院でできることが限られていたから、よくアニメを見ていてその時の中で私は魔法少女系のアニメをよく見ていた。
リリカルなのはは無印までしか見れなかったのだけどもその世界に行けると思うととても嬉しい。そして神様は私に3つの特典を付けてくれた。
1つ目は「健康で丈夫な体」二つ目に「魔法の才能とインテリジェントデバイス」そして3つ目に「優しい家族」を私はお願いした。その中でも3つ目には私に兄が欲しいと神様に頼んだ所すごくニヤニヤされてしまった。い、今思うとすごく恥ずかしい///
そういうことで私は転生したのだが、いざ転生したのはいいのだけど母と二人だけと聞いてあまりにも驚いた。私は生まれた時から前世の記憶を持っていたのだが生まれてすぐにお父さんが死んじゃってお母さんが一人で私を育ててくれた。
私はデバイスを通じてどうなっているかを神様に聞いた所、3つ目は時期に起きるから少し待ってと言われた。
そして2歳の時にお母さんが私に再婚の話をした。お相手は同じ会社の社長でお母さんはその人の秘書でお相手の方は一つ上の男の子がいるそうだと私に言った。
すぐに特典の効果だと理解し、私も了承した。どうやらとても裕福な家で、メイドと家政婦にボディーガード、ペットが一匹ととても賑やかな家庭であった。なぜメイドと家政婦がいるのかと聞くとメイドの方は男の子の方の専属メイドらしい。だから家政婦さんと一緒に家の事を大まかにしているのだと。さらに家政婦さんはこの家に住んでいて自分自身もドールショップを開いているらしい。
何か絵に描いたような家庭だよね、普通こんな家存在するのかな?
という事もあり今日はこの喫茶店で再婚相手であるお相手と会うのだが、いざ会うとなるととても緊張する・・・本当に優しい人なのか?、大丈夫なのか?と何度も考えてしまう。
そして今お相手の人と母さんが話している。名前は白銀凛。男のわりにはとても女顔でそれでも大人な男のような凛々しさもある人だった。話を聞いているとお母さんはとてもうれしそうな顔をしながら会話をしていた。そして会話の矛先がこちらに向き。
「それでね凛ちゃん。この子が直葉ちゃんなの!ほら、直葉ちゃんご挨拶をして」
「う、うん!た、武内直葉と言います。と、よろしきゅ お、おねがいしましゅ!」
か、噛んでしまった・・・//すごく恥ずかしい//
「ふふッこちらこそよろしくね直葉ちゃん。こっちは内の息子の朱奈だよ。ほら、朱奈も挨拶」
と凛が挨拶するようにと私の1つ上の少年に言う。すると少年は直葉に向かって笑顔で挨拶をした。
「うん、白銀朱奈です!よろしくね直葉ちゃん!」ニコッ
「ぅッッぁッよ、よろしくぅ、おねがぃしぃまぁすぅぅ・・・///」
うあぁぁぁ~恥ずかしい~///こうも純粋な笑顔を向けられたのは初めてなのでとても恥ずかしく思う。
朱奈と言う少年は見た目が中性的な顔で、髪もうなじが隠れるくらい長い黒髪に透き通るような黒目でとても綺麗であった。
これが俗にいう男の娘という奴だと直葉は思いながら、先ほど見せた彼の笑顔に顔を赤らめている。単純にこれから兄になる彼の笑顔を見てとても可愛くそしてかっこいいと思った。
彼が兄でよかったと心底思い、心の中で神様に感謝している中ふと声が聞こえた。
《{マスター少し彼の魔力を確認したところランクEでした}》
{あ、うッうんありがとうフェザー。てことは転生者じゃないってことかな}
と言って翼の形をしたネックレス<シルフィードフェザー>に念話で話す。
《{いえ、それはわかりません。それに近くに微弱ながらデバイスの反応があります}》
{えッ!?てことは近くに転生者がいるの!?}
《{それがわかりません、ですがこの微弱ですと遠くで見ている可能性があります}》
{一応警戒をして、相手が動かない限りこちらから動かないでおこう}
《{All right.my master.}》
そう言ってこのまま直葉とフェザーは会話に戻り四人で楽しく食事を始める。
・・・その時朱奈の胸についていたペンダントが輝いていたことに誰も気づかなかった。
朱奈sido
今朱奈は直葉ちゃんと会話しながら考えていた。肩のところまでに切られたダークブラウンの髪に翡翠色の目をした少女。
おそらく彼女は転生者だろう。彼女のネックレスがデバイスであることはキーブレードとユイが解析した。さすがに『ANALYZE』を使ったらばれてしまうから。
{おそらく彼女は女神がアテナさんが言っていた別の神によって転生されたものでしょう}
{みたいだねキーブレードからも彼女から魔力の反応があったから間違いないだろう}
《{魔力ランクB、おそらくリミッターをかけているため推定でAA以上の魔力を持っています}》
{彼女を解析したところ特典に「魔力の才能とインテリジェントデバイス」がありました}
{わかった、おそらく彼女は危害はないと思うから解析が終わり次第ユイは帰っていいよ}
{はい、わかりました。それと・・・他の特典は後で説明しますね}
ふふッとユイの笑い声が念話から聞こえた。そんなに面白い特典なのか?
(まあ、いいか。彼女はアテナさんが言ってた原作介入するだろうけどまあ、何もなければ僕は介入しないし、僕は僕の暮らしをすればいいか)
と考えながら、楽しく食事をしていた。
その後、家でユイから直葉の特典を聞いた時思わず「可愛い特典だな」と言って頬を緩めながら夜の星を見ていた事は本人以外誰も知らない。
はい、という事で次回は朱奈の入学編です。
それと朱奈は原作キャラ達の1つ上です。
それと凛と卯月は一般人です。名前は・・・わかる人は気にするな!
直葉も気にするな!
朱奈「そういえば、僕の前世の事については?」
作者「・・・・・(汗」
正直朱奈の前世の事と死んだ原因を書くのを忘れてた。
どうしよ・・・(´・ω・`)
後流派と技ははっきり言って他作品の技をだいたい使おうと思います。
やったね作者タグが増えるよ!
・・・・・混乱しそう(+_+)