魔法少女リリカルなのは~幻英の書~(更新停止)   作:零乃龍夜

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どうも零騎です。

今回でようやく誘拐事件が終わりです。

最後辺りかなり巻でやってしまった。

許せ読者。

それでは
魔法少女リリカルなのは~幻英の書~
無印編
十一話「全てを開き、全てを閉じる」

始まります♪


11話「全てを開き、全てを閉じる」

戦闘視点

 

 

 

「『開け!招き蕩う黄金劇場(アエストゥス・ドムス・アウレア)よ!!』」

 

剣を中心に周りが黄金と赤バラに包まれた劇場へと変わる。

 

これがネロ・クラウディウス宝具。

生前、彼女が聴衆に自らの公演を強制的に最後まで聞かせるべく、劇場の出入り口をすべて封鎖し閉じ込めたと言われている劇場。

それを魔力によって再現し、具現化させた。

その性質は魔術師の中で一番魔法に近いと言われている【固有結界】に似て非になる大魔術で展開されている間、敵とみなした者は弱体化する。

シャドウランスロットは現在の全ステータスが1から2ランク下がっている状態。

 

「Aaa......」

「あら、随分と派手な場所ね。目に悪いわね、此処」

 

『何を言うのだ!此処は余が作りし黄金劇場は余の素晴らしさと美しさを最大限引き出す素晴らしい場所なのだぞ!』

「いやネロは僕の中にいるからあまり意味はないのでは」

 

『そ、それは・・・ふっ、フッハッハ!例え余が奏者の中にいても余の美しさは奏者を通じて引き出されておるのだ!だから問題ない!うん、問題ないのだ!!』

 

「「・・・・・」」

 

『な、何故黙るのだ?奏者よ?そ、そこの娘は何故余を憐れむ目で見ているのだ?』

「・・・レミリア、奴の動きを止める。僕たち二人でやるぞ」

「・・・ええ任せたわ・・・」

『無視か!?無視なのか奏者よ?!しかも二人と言ったな!余を忘れてないか?わざと忘れてないか!?』

 

朱奈の中で叫んでいるネロを無視してシャドウランスロットと対峙する。

レミリアの紅を纏った槍とシャドウランスロットの剣が交わる。

朱奈はタイミングよくレミリアが離れたタイミングで襲う。

ニ対一の戦い、だんだんとこちらが優勢になる。

宝具による弱体化、相手が二人、相手の高い戦闘力。

当然のごとくシャドウランスロットは押されている。

 

「シャイニングハート!」

 

「Yes.ホーリーロック.....set」

 

「Aッ!?」

 

「レミリア!!」

 

「フフッ合わせなさい。朱奈」

 

シャドウランスロットは突如、両腕両足を拘束される。

それを気にレミリアはカードを取り槍を構え、その反対側で朱奈は剣を構える。

 

 

 

「スペルカード。神槍・・・」

 

 

 

「行くぞ。『童女謳う(ラウス・セント)・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『スピア・ザ・グングニル』」

 

「華の帝政(クラウディウス)!』」

 

 

 

一閃、レミリアより放たれた槍の投擲と朱奈の横一線の剣戟によりシャドウランスロットは真っ二つになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『余は!?余の出番はこれで終わりなのか!?終わりなのか!!??」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

朱奈side

 

 

 

「これが・・・」

 

「へえぇ~中々綺麗なカードね。スペルカードに少し似ているわね」

 

いや、これスペルカードその物じゃないか?

ようやく一区切りになり、シャドウランスロットから出てきたカードを手に持つ。

そういえば終わってネロに帰ってもらった時にすごい怒っていたな・・・

なんか『ひどすぎるにもほどがあるぞ奏者よ!おこだぞ!もうおこだぞ奏者!!』とかなんとか・・・今度なにか喜びそうなものでもあげよう・・・

 

まあそんなのは些細な問題でしかない・・・

 

「というかさあ・・・すずかさん?」

 

「はい♪」

 

 

「・・・そろそろ離れてくれない?」

 

そう問題はすずかが先ほどから腕に抱きついていること。

 

正直恥ずかしい・・・なぜこうなった。

現在ユイは優姫さんを診察中、レミリアは誘拐犯と一緒に近くにいながらこちらをニヤニヤとみている。

つうか誘拐犯。何平然レミリアと会話しながらくつろいでいるんだよ。お前一応犯罪者だろ。

それとレミリア、お前人間は余りすきじゃないんじゃなかったのか?

 

「おい誘拐犯。この後お前はどうするんだ?」

 

「どうするの何も・・・仕事は途中で破棄しても誘拐したことは事実だ。素直に檻の中で過ごすさ」

 

「・・・そうか・・・」

 

「嬢ちゃんにも悪いことしたな・・・許さなくても構わないから言わせてくれ・・・すまなかった」

 

この誘拐犯はいい奴なのか悪い奴なのかわからないな・・・

 

「すずかそろそろ「いやです♪」で、でも・・・」

「朱奈さん・・・だめ・・・ですか・・・?」

 

 

・・・上目遣いで泣きそうな顔。

 

それ、ずるいと思います・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず、すずかを説得して離れてもらい解析が済んだユイに説明を聞いた所どうにかなるらしい。

 

と言っても確実ではない、失敗すれば生き返られない。

 

「でもこれしかないよね・・・」

 

「そうです。彼女の心がこのカードに入っているのならマスターのキーブレードしかありません」

 

「それだよね・・・」

 

 

 

そう、キーブレード。

 

このデバイスは【開いたり、閉じたりすることができる】力を持っている。

 

 

 

「それしかありません。マスターお願いします」

「わかった。キーブレード、セットアップ」

 

ぼくはバリアジャケットとキーブレードを持つ。

キーブレードはウォード錠型の剣【キングダムチェーン】を手に取る。

 

「それじゃあ・・・始めるよ」

 

剣を優姫さんに向ける。

キーブレードの先端から光が発せられ一直線に優姫さんの胸に当たる。

 

ガチャリ

 

音が鳴り、優姫さんの胸の前に光が広がる。

 

「マスター。これを」

 

ユイからカードを貰い優姫さんに近づく。

カードを光に向ける。するとカードは自分の手から離れ光に向かっていく。

 

「あとは閉じるだけ・・・」

 

もう一度キーブレードを向ける。

 

ガチャリ

 

優姫さんから光が消え地面に横になる。

僕は優姫さんを支える。

 

「朱奈さんどうですか?」

 

「・・・わからない」

 

カードは無事に優姫さんの中に入った。

アナライズで確認してもそれはわかる。

心臓も動いていない

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 

「ユイ・・・」

 

「・・・」

 

だめだったか・・・

仕方ない、確信もなかったんだ。

 

こうなってもしょうが「っん・・・」ッ!?

 

「い、今」

 

「マスター!」

 

 

 

アナライズで再度確認。

 

心臓機能再開。

 

体温上昇。

 

全臓器機能再開。

 

蘇生完了

 

 

 

「・・・よかった」

 

とりあえず一安心だな

 

あとは・・・

 

 

 

「鍵よ開け。かの者に再生の加護を・・・癒しよ(ケアルラ)」

 

 

 

優姫さんの体が緑色の光に包まれる。

これでもう大丈夫だろう。

 

「・・・来てくれ、ハサン」

 

「ッハ、アルジヨ」

 

突如、現れた黒い姿の男、ハサンが現れる。

彼は先ほどまで捜索を手伝ってくれた一人である。

 

「この子を家に・・・ばれない・・・ようにね・・・」

 

「ッハ、ショウチイタシマシタ」

 

ハサンに優姫さんを任せまたも消える。

 

「朱奈さん今の人は?」

 

「あとで教える・・・それよりそろそ・・・・・」

 

 

 

立とうとした途端、視界が揺らぐ。

 

急に暗くなり、意識が薄れていく。

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

すずかside

 

 

 

優姫さんが黒い男の人に抱えて消えたあと。

朱奈さんはまるで糸が切れたかのように倒れる。

 

「朱奈さん!?」

 

「マスター!?」

 

倒れた朱奈さんの方に向かう。

ユイさんが朱奈さんの上半身を起こして手から緑色の光をだす

 

「どうやら魔力切れみたいね」

 

「魔力・・・切れ?」

 

私は隣に来た女の人、蝙蝠の羽みたいな者を持つ人の言葉に首を傾げた。

 

「ええ、魔力を使いすぎて気絶したのよ。まったく無茶するわね・・・」

 

心配しているかのような顔をしながら女の人は言う。

見た目は私と変わらないように見えるけど、やはり大人びている。いや、大人びているというより、すごく年上のように感じる。

 

「私は帰るわ、あとはあなたたちでどうにかしなさい」

 

「あ、あの・・・」

 

「貴方は・・・また今度話しましょう♪」

 

と微笑みながら女の人は消える。

これからどうすれば「すずか!」・・・この声は!

 

「お姉ちゃん!」

 

「すずか!」

 

 

 

そこに来たのは私のお姉ちゃんと恭也さんが居た。




ハイ今回も新技コーナー

ホーリーロック:捕獲魔法、バインド系、強度高め、ロックに行こうぜ!(違う)

神槍スピア・ザ・グングニル:スペルカード、投擲、当たるゲイボルグ、一撃必中

童女謳う華の帝政(ラウス・セント・クラウディウス):黄金劇場のみ使用可能、剣一閃、皇帝の一撃、強い(確信

ケアルラ:回復魔法、ケアルの上位、疲労やお肌の回復も可、最近アリスに使っている

というかんじです。
そろそろ、話が進んでいかないと・・・
次回は事情聴取回かな?

まあこんなダメ作者ですが

温かい目で見てくださいお願いします<(_ _)>

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