魔法少女リリカルなのは~幻英の書~(更新停止)   作:零乃龍夜

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零騎です。

今回はかなり無理やり進めてます!

ごめんなさい!どんどん話を進みたいのです!!
正直、大樹の回に早く行きたいんですよ~(;´・ω・)

それとフェイトたちも出したいでござる!

それでは
魔法少女リリカルなのは~幻英の書~
無印編
第四話「泣いていいのはベッドか兄の中で」

始まります♪


4話「泣いていいのはベッドか兄の中で」

直葉side

 

 

 

結局あの後紅白巫女服と白黒魔女服の少女たちは私たちを助けた後、どこかへ行ってしまった。

 

私とフェレット、宗二朗、そして現在宗二朗さんに背負われながら寝ているななみさんは一誠となのはちゃんのいる所へ向かった。

そんなに時間はかからず、一誠となのはちゃんはすぐに見つかったのだが、その隣に全身黒ずくめの人が立っていた。

彼は一誠となのはちゃんのピンチにたまたま居合わせたフリーの魔術師だそうだ。

しかし宗二朗さんは完全に警戒しており黒ずくめの人は慌てた感じで一誠たちの状況を説明していた。

喋り方や彼の言動からして敵ではないと判断した宗二朗さんはとりあえず抜こうとした武器を下げ話を聞く。

 

それでまずフェレットからなぜこのような事態になったかの説明を聞いた。

フェレットの名前はユーノ・スクライア。

彼はこの世界とは違う世界から来た異世界人。

彼の世界では魔法が技術、文化として発達した世界から来たそうだ。

そんな彼がこの世界に来た理由は、彼が発掘したロストロギアと呼ばれる強大な力を持った別世界の遺産。

そして彼が発掘したジュエルシードも先ほど言ったロストロギアでそれが散らばってしまったためであった。

 

ユーノはこれからは自分が回復したら一人で封印すると言い出したがそれはなのはによって静止した。

なのはは「私も協力するの!」と言ってそれに合わせて一誠と宗二朗、復活したななみは賛同した。

私は最初、今回の鎧とアリの大群もあってすぐには答えず保留にしてもらい、黒ずくめの人は

 

 

「ん~毎日だと厳しいな~・・・そうだ!名刺上げるからそこに電話して君たちで対処できないのが現れたら依頼として引き受けるってことで」

「という事は報酬とかがないと来ないとか?」

「ノンノンノン(´ω`)、別にそんなのいらないよ。ただなるべく夕方から夜辺りに連絡をしてくれるとありがたいな。その時間が活動時間だから」

「わかりました。それじゃあこちらで対処できない時にお願いします」

「了解~☆(`・ω・´)ゞはいこれ名刺ね~とりあえず皆に渡すね」

 

 

そう言って全員に名刺を渡した。

名刺には『万屋 黒猫(よろずや くろねこ)』と書かれており、その下に名前である黒猫、そして電話番号が書かれている。

 

「さて、次は俺の事かな~まあ、さっきと言ったことは何も変わらないからな~」(´▽`*)

 

と言い今度黒ずくめは自分の事を語りだした。

彼は名刺通りになんでもやる魔導士らしい。しかし、殺しなどは一切せずに主に困っている人のボランティア活動がメインらしい。

倒産した社長に新しいビジネスの提案や孤児院などの子供を保護施設で援助するなど。

この人見た目は変だがやることはいい人らしい。

だが、正直彼の事を全部信用するわけではない。寧ろ警戒してしまう。

 

「まあ、こんな感じで報酬も気分次第、依頼もやるのも気分次第の自由人だから何かあったら連絡してね~・・・それじゃあ俺はこれで失礼しt「大丈夫か!?」およ?」

 

と彼が帰ろうとすると突如現れた人物に皆の目線がいく。

 

そこに突如現れたのは全身白と金と黒服と所々ついた鎧で包まれた天野光輝が現れた。

 

「あ、あまのくん!?その恰好って?」

「ああ、見ての通りバリアジャケットだよ。まあ本当の名前は騎士甲冑なんだけど・・・それより貴様は誰だ!」

 

なのはとユーノ以外の私たちはやはりこいつが来るとは思っていたがまさかこんなにも遅かったとは。

今まで何してたんだ?

 

「急に結界が張られ向かおうと思ったらさらに強力の結界を張られてなのは達の所に行けなかったんだが、貴様がやったのか?」

「ん?それ俺に言ってる?」

「当たり前だ!お前以外にやりそうな怪しい奴なんていないからな!」

 

と天野はデバイスと思われる剣を黒ずくめに向ける。

 

「ちょっと待ってくれ光輝、こいつは俺となのはを助けてくれたんだ」

「それはこいつの自作自演の可能性かもしれないだろ!さっさとそのふざけたフードを脱いで姿を現せ!!」

「いやいや、勝手に話を進展しないでくれない?つかお前誰だよ」

「僕の名前は天野光輝!お前みたいな悪い奴を倒しに来た!」

「うん。何言ってんのお前?」

 

この場にいる全員が天野の発言に理解できてない。

確かに変な恰好ではあるが、悪者扱いするのはおかしい。

そもそも悪者なら私たちがいる時点で攻撃してるし。

 

「うるさい!どうせお前がこのイレギュラーの黒幕だろ!」

「はあ~初対面で犯人扱いはひどいと思うんですけど~つうか証拠あんのかよ」

「証拠はないが、ないなら見つければいい。お前を倒して犯人だって事を自らの口で公言すればいい!」

「は?」

「ちょっと待て光輝、お前何言ってんだよ」

「そ、そうだよあまのくん。さっきから言ってることめちゃくちゃなの」

「うるさい一誠!なのはも今は静かにしてくれ今、こいつから真実を喋ってもらう!」

「おい光輝、君は何を言っている?なんでそんなに確証を持って言える?」

「そうよ、なに焦ってるのよ、はっきり言って途中から来たアンタと助けた彼だと少なくとも彼の方が真実味があるわよ」

 

「・・・なんでこんな奴が現れたんだよ本来なら・・・」ボソボソッ

 

「あまのくん?」

 

最後辺りの天野の発言は聞こえなかったがどうやら何故か彼は黒ずくめの事を勝手に犯人扱いしている。

しかもすごい息を切らして大量の汗をかきながら、何か焦ったような顔をしている。

 

「ああ~なんだかよくわからんがとりあえず帰っていい?てか帰るね~」

「なっ!逃げるのか!?」

「逃げるんじゃなくて帰るんだよ。それじゃあ依頼があるならいつでも連絡してくれ!」

 

じゃあな!って言いながらどこから取り出したかわからない剣のような物を上空に投げる。

それは大きなボード状になりそれに飛び乗る。

 

「まっ待て!」

「待ちませ~ん。俺も忙しいんだよ、サラダバー!」

 

すると飛んでった彼は突如現れた裂け目に飛び込み姿を消す。

私たちは何とも言えない空気の中それぞれの家に帰っていった。

 

 

因みに天野の事は全員軽くあしらいながら私以外の皆は一緒に帰っていった。

一誠もななみとなのはの事で宗二朗さんと一緒に高町家に行くとの事。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家に帰って疲れた体をベッドに預ける。

 

・・・今回の戦いでかなり精神的に来てしまった。

何よりも今回前世と違う死を悟ったからか体が震え、目から涙が零れる

正直今後のジュエルシード集めに参加したくなくなった。

するとドアの叩く音が鳴る。

 

 

「スグ~リンゴ剥いたからおいで~母さんと父さんは先食べちゃったよ~」

「・・・・・」

「どうした?何かあったのか?」

「・・・何でもないよ・・・」

 

「・・・失礼するよ~」

 

とドアを開けて勝手に入って来た。

 

 

「って部屋の明かりを消してるし、もしかして寝てたのか?」

「・・・なんで勝手に入ってきてるの?」

「いや、そんな泣きそうな声聞いたら心配でね、ごめんね?」

「・・・なんでお兄ちゃんが謝るのさ・・・」

「・・・なんでだろう?」

 

「・・・・・」

「・・・・・」

 

互いに静かな空気が続く。

今お兄ちゃんはどんな顔をしているのだろう。

 

「・・・夢見たの・・・」

「・・・うん」

「・・・短かったけど・・・すごく・・・怖い夢・・・私が黒いナニカに襲われて・・・それで・・・ぅっ」

 

「うん・・・それで?・・・」

 

「飲み込まれそうに・・・なって・・・わたし・・・ひっぐっ・・・怖くて・・・」

 

 

 

「うん・・・怖かったんだね?」

 

 

お兄ちゃんは私を優しく頭を撫でた。

その温かさに張ってた糸が切れたかのようにお兄ちゃんで抱き着き嗚咽交じりで泣いた。

 

お兄ちゃんはただ優しく撫でながら、ただただ優しく私を温かく包み込んでくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、抱きしめたまま寝てしまいお兄ちゃんと一緒に寝て、朝恥ずかしすぎてお兄ちゃんを引っ叩いてしまった私は悪くない・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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???side

 

何故だ!あいつらは今のあいつらには強いはずなのにぃ!

 

何なんだあの野郎は!!

これでこっちの計画が潰れちまったじゃないか!!!

 

クソッ!本来ならあの時、転生者の直葉とユーノのピンチに俺が行くはずだったのに、なんなんだあの紅白と白黒娘は!

 

それにあの黒ずくめ・・・あんな奴が突如現れるなんて・・・!

なんであの結界内に入れた?なんで鎧をああもあっさりと倒せた?

 

なんで・・・なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで!

 

 

そうだ・・・あれはバグだ!俺の計画を邪魔するバグでしかない!!

 

そうさ!あんなバグすぐに消してやる!

問答無用で殺してしまおう!!一切の躊躇もなく!跡形もなくなあぁ!!

 

 

待っていろ。バグ!そして踏み台ドモォ!!

 

 

女転生者たちとなのは達原作キャラの女達は全部俺のものだあぁ!!

 

 

 

アッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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朱奈side

 

ああ~頬が痛い・・・

 

昨日直葉の部屋に行ったら何か暗い雰囲気だったのは驚いた。

・・・まさか泣き出して抱き着くとは思わなかった。

 

まあ、スグは転生していたとは言え今は小学三年生、怖い事で泣いてしまうのは仕方ないだろう。

でも叩かなくても良くないですかね?

でもその後「ありがとう、頑張れそう・・・」って言ってたからまあ良しとしますか。

 

 

 

「ハア…ハア…」キュイィィィィィィン

 

 

 

後今日の学校は何かとても殺伐としていたな・・・

主にスグのクラスが・・・

 

 

 

「ハア…ふうぅ…」キュイィィィィィィン

 

 

 

昼休み屋上で皆で食べてた時はそれぞれいい雰囲気で食べてて、なのはは一誠と食べ物交換して、宗二朗とななみは案の定イチャラブして、スグはアリサとすずかと仲良くお話をしてたのに。

 

天野少年が現れた途端空気が悪くなった。

 

 

 

「クソ・・・何処だ!?」キュイィィ、ガガッ!

 

 

 

何か天野少年が強引になのはを連れて行こうとしてたので僕と宗二朗で制止したら殴りかかって来た。

 

まあ、簡単に避けて無視してやったが。

最近彼はやたらと暴力的になってきてると思うんだが・・・

 

 

 

まあ今は・・・

 

 

 

「シャイニングハート!探知できているか?」

「すみません!まだ検索に時間がかかります。それにようやく私のDEBANが来たのですね!」

「何言ってんの!?いいから早く見つけて!文とアサ子さんに頼んでも時間かかるんだから!」

「と言われましても、実際に襲われた瞬間を見てないので探しようがないですよ!」

「クソッ!」ッガ!キュイィィィィィィン

 

そんな事よりもこっちが重要!

 

現在、僕はデバイス製作の一環で作った改造スケボーに乗っている。

黒がメインでボードの両側に翼のような形に白のラインが所々入ったスケボーを作り。

魔力か霊力を流すことによって自動で動く仕組みになっている。

 

本来試運転を兼ねて街中を乗り回っていたのだが、先ほどスグから来た連絡にスケボーで移動しながら捜索している。

連絡によると・・・

 

 

 

 

 

 

 

「どこだよ・・・アリサ、すずか!!」

 

 

 

 

アリサとすずかが男たちに襲われて攫われたとの事だった。




はい、天野勇者(笑)ご乱心でござるw

次回はどうなるやら・・・
それと直葉なのですが。
なんか本来転生者でも予想外な事態に恐怖を覚えるかな~と思って書きました。

そして本来踏み台のはずの劉崎が何もしてこない・・・だと・・・?
今後の展開にごうご期待!

・・・あ、投稿ペース遅くなるかもしれないです(;´・ω・)

とりあえず温かい目で見てくださいお願いします<(_ _)>

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