魔法少女リリカルなのは~幻英の書~(更新停止)   作:零乃龍夜

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零騎です!

・・・そろそろ深夜テンションで書いてると混乱しそうです(-_-;)

とりあえず今回はななみたちパートと一誠パートの続きです。

正直ななみたちはまだ自分の特典と能力を使いこなせていないのと。
実践経験がないから初戦はこんな感じかな?
っていう感じで書きました。

因み今回作者はかなり疲れているので誤字が大量にあるかもしれないです!

それでは
魔法少女リリカルなのは~幻英の書~
無印編
第三話「紅白と白黒×剣は投げる物」

始まります♪


3話「紅白と白黒×剣は投げる物」

ななみside

 

一誠が鎧と対決している間私たちは黒いアリのような物体を相手にしていた。

 

「オーシャンシューター!シュート!!」

 

私は3つのスフィアを展開にして放つ。

それぞれアリに当たり消滅する。

 

「はあぁぁ!天西風!!」

 

ソウジもアリに対して光の斬撃を浴びせる。

だが、一向にアリたちが減らない。

 

「こいつら、一体一体は弱いけど数が多すぎる・・・!」

「ていうかこれ、どんどん増えてるじゃない!ソウジ、どうしよう!?」

「二人とも大丈夫!?」

 

ユーノがこちらを心配そうな顔で見る。

 

「今は大丈夫だけどこのままじゃ魔力が尽きちゃう・・・」

「フェレット!申し訳ないんだがなのはと直葉さんを安全な所まで非難させてくれないか?」

「ま、まってそうじろうさん!いっせーくんが・・・」

 

私たちがユーノになのはと直葉ちゃんを非難させようと言うもなのはは一誠を気にしている。

今一誠は鎧と対決しているがみている限り防戦一方の状況みたいだ。

でもこの状況では誰も・・・

 

「わ、私いっせーを助けにいくの!」

「ちょっとなのは!待ちなsきゃっ!?」

 

なのはが一誠の方に向かって走りだし、それを追いかけようと私は走ろうとするとアリたちが一斉に私にしがみついて来た。

 

「ちょっ!離しなさ・・・うぐっ!?」

「ななみ!?クソッ!旋風切り!!」

 

押しつぶされそうになった私をソウジがアリたちを切り刻んでいく。

 

「あ・・・ありがとうソウジ・・・」

「大丈夫か!?今回復薬を!」

 

ソウジは手を横にスライドさせ指でなぞる。

今、ソウジがやっているのはアイテムを収納している【ウインドウ】を開いている。

操作し終えたソウジはどこからともなく現れた赤い液体の入った瓶の蓋を開け無理やり私の口に押し込む。

口の中に入った液体は少し痺れるが体の痛みがどんどん消えていく。

 

「ななみは少し休んでここは僕が「きゃあっ!!」!?」

 

ソウジの発した声を打ち消すかのような大きな悲鳴の方を向くとユーノの結界が破られ直葉ちゃんが襲われている。

 

「くッ!僕の残りの魔力が・・・!」

「いやあぁぁぁ・・・来ないで・・・」

 

!?まずい直葉ちゃんが!

 

 

 

 

「助けて・・・・・助けてぇぇぇぇ!お兄ちゃあああああん!!」

 

 

 

 

その言葉と同時にアリたちが一斉に直葉ちゃん達に向かって飛んでいき押しつぶすように襲い掛かる。

ソウジも私も距離が遠すぎて助けに行けない。

ユーノと直葉ちゃんはもう無理だと悟り目を瞑る・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

が、アリたちは宙に浮いた状態で動かない。

いや、正確には停止した状態になっている。

 

「・・・あ、あれ?」

「な、なにが起こっているんだ?」

「これは・・・?」

「急にどうなって・・・」

 

直葉ちゃん、ユーノ、ソウジ、私の順番で発した声は静かに響く。

しかし、一向に動かない、基い停止したアリたちは無反応のままである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・はあぁ。本当に面倒なことになっているわね・・・」

 

突如となく聞こえた声はとても透き通っている女性の声が響く。

三人と一匹は声のした方を振り返る。

そこには紅白色の肩、脇が露出した巫女服と後頭部に着けている大きな赤いリボンが特徴の少女がそこに立っていた。

 

「まったく、アイツにお願いで仕方なく来たはいいけど・・・これはめんどいわね・・・」

 

彼女はめんどくさそうに頭を掻きながら右手に持つお祓い棒を振るう。

すると停止したアリたちが一気に凝縮し始め四角いボックス状の塊になる。

 

「ほら、退治退治っと」

 

巫女服の少女はお札を取り出し塊に向かって投げる。

すると塊に当たった途端、爆発が起き跡形もなく消える。

 

「え?ええぇッ!?」

「あ、あなたはいったい・・・」

「あ~ハイハイ、そういうのいいからちょっと待ってね」

 

直葉ちゃんは驚きユーノは彼女に尋ねるも巫女服の少女はそれを制しして周りに四つの球を浮かせる。

それらは直葉ちゃんとユーノの周りを飛んでいきそこから結界のようなものを張る。

 

「そこにいれば問題ないから終わるまで待ってね」

「えっ?は、はい・・・」

「・・・わかりました」

 

二人とも頷き「さてと・・・」と私たちの見て今度はアリたちを見る彼女。

すると・・・

 

「お~い霊夢~もう終わったか~」

「魔理沙・・・あんた何処に行ってたのよ」

「ハハッいや~何かいろんな物が建っているから道に迷っちまったZE!☆」

「はあぁ~・・・」(-_-;)

 

そこに突如現れたリボンのついた黒い三角帽に黒と白の魔女のような服を着た少女が現れた。

聞いている限り彼女は巫女服の少女と一緒に来るはずが道に迷ったようだ。

 

「ごめんごめん!後で酒おごってやるからさ。アイツが☆」

「はあぁ~まあいいわアイツに全部責任押し付けてやる・・・」

 

さっきまで危機的状況だったのに何だが拍子抜けしてします。

それに彼女たちからでる『アイツ』とはいったい・・・

って酒って言ったあの人たち!?そんな年には見えないんだけど・・・

 

「っと、なあ霊夢。あの黒い物体の大群はなんだぜ?」(;゚Д゚)

「?・・・っあ忘れてた」( ̄д ̄)

「もしかしてあれがアイツが言ってた魔物か?」

「そうよ、あのアリのような雑魚を全滅させて欲しいらしいわよ」

「なるほど、それなら私の専売特許だぜ!☆」(`・ω・´)

 

!?またアリの群生が!

それもさっきよりかなり多い。

数は百体もいるかもしれない・・・

 

「ちょっとソウジ!アレ!!」

「ああ、流石に彼女たちが危ない」

 

私とソウジは彼女達の方に向かい叫ぶ。

 

「そこの二人!今すぐそこの女の子と一匹を連れて非難して!」

「ここは僕たちが相手をするから逃げてくれ!君たちを巻き込むわけにはいかない!!」

 

私たちは叫びながら彼女たちを非難させようとする。

さっきは直葉ちゃんとユーノを助けてくれたがさすがにこの数じゃ・・・

 

「はあぁ~?あんた達何言ってるの?むしろここは任せなさいよ。あんた達お世辞にも魔力がほとんどないじゃない?」

「そうだぜ☆ここは私たちに任せとけって。まあこんな数妖精の大群の比じゃないZE!☆」

「ちょっと!本気!?」

 

彼女たちは寧ろ大群の方を向き構える。

 

「本気よ。まあ見てなさい・・・魔理沙行くわよ?」

「オッケー☆さーてそれじゃあ・・・」

 

 

 

彼女たちは左手を前に出し人差し指と中指を合わせ

 

 

 

「「スペルカード宣言!!」」バアーン!!

 

 

 

突如そこから発光した長方形のカード状のようなものが出現する。

 

「まずは私から行くぜ!スペルカード!!」

 

白黒の魔法使いがどこから取り出した八角形の何かを取り出し前に突き出し・・・

 

 

「恋符『マスタースパーク』!」

 

 

するとそこから虹色の極太レーザーが飛び、アリたちに向かう。

アリたちは飛んでいくレーザーに飲まれ、レーザーが止むとそこには塵一つ残さずアリたちを消滅させる。

因みにこの時点でアリの大半が消えた。

 

「あら?もうあとちょっとじゃない。じゃああとは楽勝ね」

 

だがそこで終わりではなく、次に巫女服の少女がカードを持って構える。

 

「これで止めね。スペルカード!」

 

すると周りに色とりどり大きなの球体が出現する。

 

 

 

「霊符『夢想封印』!」

 

 

 

その球体は残りのアリにめがけて飛んでいく。

アリたちには次々と球体に飲み込まれていくが、全滅するまで球体は出現し続け飛んでくる。

 

 

・・・これは余りにも相手にとっては地獄だろう。

見てて恐ろしいと感じた。

 

「あんなに苦労した相手をこうもあっさり・・・」

「あれ?・・・なんか見覚えが・・・」

「ソウジ?どうしたの?」

 

ソウジが何かを思い出そうと頭を悩ます。

 

「よ~し退治完了!帰るわよ魔理沙」

「わかった!なあ霊夢、何か奢れよ~アイツからお金もらっているだろ~」

「な!?あんたなんでそれ知ってるの!?」(;゚Д゚)

「へへ~♪今日は朝まで宴会だな霊夢♪」(´ω`*)

「ちょっと!絶対にしないんだからね!?待ちなさい魔理沙!」Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)

 

何やら終始あちらの状況に飲まれたが、彼女たちは私たちの事は無視して勝手に帰ってしまった。

 

 

 

「・・・何だったんだあの人たちは・・・」

 

 

 

私の声に渋い顔をするソウジ、状況についていけない直葉ちゃんとユーノ。

 

とりあえず一誠となのはの方へ行かないと・・・あれ?・・・

 

 

「あ、ちょっと疲れちゃった・・・」

「ななみ!?しっかりしろ!ななみぃ!!」

 

 

 

 

 

そのまま私は意識を手放してしまった・・・

 

 

----------------------------------------

 

 

一誠side

 

 

これはどう説明すればいいのか・・・

鎧の不規則な攻撃に防戦一方の俺。

俺を助けに来て、鎧の腕に鷲掴みにされるなのは。

そんな俺たちを助けた猫耳尻尾の黒ずくめ。

いろんなことがいっぺんに起きて状況についていけないんだが。

 

「あの~もしも~し。大丈夫~これ何本に見える~」

 

目の前の黒ずくめは俺を心配しているのか、それとも煽っているのかわからない口調で話しかける。

 

「・・・助けてくれたのはありがたいんだけど、あなたは一体誰なんだ」

「あっそれ聞いちゃう?てか大丈夫なんだよね?かなり血まみれだよ君」

「大丈夫ですから俺の質問に答えてくれ!あんた一体何なんだ!?何故俺たちを助けた!?」

「いっせーくん・・・」

 

なのはは心配している。それはそうだ俺の発言は助けてくれた奴に言う言い方じゃない。

それを承知の上で聞いている。

もし彼がこの現状を作った本人なら少なからずなのは達に影響を与えるはずだ。

 

「う~ん、一応本名は言えないんだけどな~」

 

黒ずくめの男は悩んでいる感じだがすぐにこちらを向く

 

「そうだな、とりあえず言うと俺はフリーの魔導士、傭兵みたいな事をやっている者だよ。一応通り名は見た目通り『黒猫』って呼ばれているんだ。記憶したか?」

 

そういって彼は自己紹介をした。

 

 

・・・多分大半の内容が嘘だと思う。

自分が転生者であることを誤魔化すための。

だが何の為に?転生者を誤魔化す意味なんて・・・

 

・・・いや、あるか。

つまり本名をバレて転生者同士のいざこざに巻き込まれたくないないのか、もしくは何か企んで転生者に知られたくないのか。

 

 

・・・とりあえず今は味方だという事はわかった。

 

「すみません。失礼な事を聞いて」

「いいや気にすんなよ♪それよりも・・・」

 

黒ずくめは少し顔を動かし、鎧の方を振り向く。

鎧の方は体制を立て直しこちらに攻撃しようと行動をとる。

 

「君たち二人はそこで待っててね~特にそこの少女」

「ふぇっ!?あ、あの何でしょうか・・・?」

 

すると黒ずくめは逆手で持っていた持っている持ち直して剣をなのはの方に向ける。

俺は警戒するが黒ずくめは片方の手で制止する。

 

「鍵よ開け!かの者に安らぎの光を。癒しよ(ケアルラ)!」

 

彼が唱えると、なのはと俺の周りに緑色の光が纏い傷を直していく。

 

「これは・・・」

「す、すごいの・・・」

 

治療魔法を使った後再度鎧の方を向きなのはに言う。

 

「君の勇気はとても素晴らしいと思う。だけどそれは時として己だけじゃなくて『大切な者』にも危険が及ぶ。今回がそれだね。だからあまり無茶はしてはいけないよ彼の為にもね☆」(・∀・)

「ふぇっ!?あ、うう~///」

 

と言って俺に指をさした。

そしてなぜなのはは急に赤くなった。

今の所で彼は特に変な事言ってないだろ。

 

「それと少年。男なら命を懸けてでも彼女を守りなっ☆まあ、鈍感少年にはこれで十分か・・・」┐(´д`)┌ヤレヤレ

「え?あ・・・ああもちろんだ」

「////////////」

 

さらに彼から急に俺になのはを守れと言われたが、後半は小声であまり聞こえなかった。言われなくても守るし・・・

てかさっきからなのはが俯いてどうしたんだ?顔も赤くなってるし、やっぱり疲れが出てきているのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・はあぁ~まあいいか、つうかさっきから鎧がこっちに腕を飛ばそうとしてるし・・・」

 

!?そうだ!と思い鎧の方を向くと鎧が腕を回転させ黒ずくめに飛ばしてきた。

 

「しかたない。鍵よ開け!すべての攻撃を跳ね飛ばせ。守りよ(リフレク)!」

 

すると彼は自分の周りにバリアのような物を展開させ。

鎧を受け止める。

すると鎧はどこかへ飛んでいき光の塊がまるでさっきの攻撃を反射するかのように鎧に衝撃を与える。

ガシャンッガシャンッ!と音を鳴らせバラバラなる。

がっすぐに集まりこちらに向かってくる。

それに合わせて黒ずくめは剣を逆手に持ち鎧に突っ込む。

鎧は手足を黒ずくめに向け放ち黒ずくめはそれをいなしながら鎧を切る。

・・・いや少し違う。どちらかと言うと切るのではなく叩くと言った感じか?

何せさっきから剣が当たるとパコンッって音が鳴るんだよな。

あれ、剣なのか?デバイスって言うのはわかるが・・・

 

「ッハ!セイッ!ヤッ!これでどうだ!!」

 

鎧の攻撃を華麗によけながら攻撃を与える。

与えている音は効いてる感じがしないのだが、予想外にも食らっているようだ。

それが理由かさっきから動きが鈍くなっている。

 

「よし、痺れろ!スタンブレード!!」

 

唱えた後、剣が雷を発して鎧に攻撃する。

それに直撃すると鎧は途端痺れて動けなくなる。

 

「よし、止めといきますか♪」

 

 

 

・・・正直俺との差が圧倒的にわかる。

あんなに苦戦していたのに、彼は傷一つついていない。

 

 

 

「受けてみろ!ストラク・・・」

 

 

 

彼は逆手に持った剣を大きく振りかぶり

 

 

 

「レイド!」

 

鎧に向かって投げる。

すると俺となのはを助けた時のように高速回転が掛かり、鎧の胴体に突き刺される。

 

「光よ!」

 

そして彼の言葉により剣から強い光が発せられ光の柱になった。

光が止むとそこには鎧の姿はなく、大きな魔力の帯びた石がそこには。

 

「ふうぅ~終わった終わった。さ~て早く閉じるか」

 

そういって彼は先ほど投げた剣がいつの間にか彼の手にあり、逆手から普通に持ち替えて、石に向ける。

するとその石は少し光を発していたがすぐに止み鍵の閉まる音が鳴り響く。

 

「さて、色々と聞きたいことはあると思うしこっちもあるんだが、とりあえずお疲れ♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺たちは彼の気楽な声を聴いて安堵し、その場で座り込むのであった。

 

 

その時なのはは俺の肩に寄りかかり服のを掴んでとても安心した顔をしていた。




はいっ!とりあえずチュートリアルが終了です。

・・・これまだ初戦なんだよね?
最初から敵が強すぎたか?

でも正直転生者の数的に調整が必要だし(;´・ω・)

まあしょうがないよね☆(∀`*ゞ)テヘッ

次回はとりあえずどうするか考えないと。
できれば翌日回にしたい・・・

まあこんな作者ですが

とりあえず温かい目で見てくださいお願いし!<(_ _)>

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