戦姫絶唱しないシンフォギア~転生者と不思議な道具~   作:高性能脂肪

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戦姫絶唱シンフォギアAXZの5巻、特典のしないシンフォギアを見たので書いてみました!


パヴァリア三人組との短編

短編その1 ラピス·フィロソフィカスって何?

 

「今更聞くけど……なんでラピス·フィロ〜フィロ何とかって覚えにくくて、言いにくい名前にしたの? かっこつけたかったの?」

 

「えっ? アーシにそんな事聞いてもね〜ねぇプレラーティ」

 

「それはサンジェルマンが決めたことだから私達は知らないワケだ」

 

 

 事件が終わって一段落がついたからサンジェルマンさん達に前から聞いてみたかった事を聞いたら…この返事だった。えっこの言いづらい名前サンジェルマンさんが決めたのか? 普通に賢者の石、じゃ駄目だったの?

 

 

「……賢者の石だったらパッとしないでしょ?」

 

「「……は?」」

 

「えっちょっと待ってサンジェルマンさん。錬金術師だから何か〜こう〜〜深い意味とかないの!」

 

「私達はちょっと変わった正義を掲げた正義の味方なのよ。そんな賢者の石…なんてインパクトの無い名前にしたくなかったの!」

 

「ちょ、ちょっと待ってよサンジェルマン。アーシはあの時、一にして全なるモノつまり完全を意味するって聞いたんだけど〜」

 

「そ、そうだ! 私はそれを聞いたから疑問に思いながらあんなに…あんなに噛まないように練習したワケだ!!」

 

「それは噛んだら格好悪いからに決まってるでしょ! 装者達がシンフォギアを噛むの? 自分のギアの名前を噛むの? 噛まないでしょ! だからこそ練習したのよ」

 

 

 ……そういえばマリアさんもあのライブの時の口上を練習してたって言ってたな。前から思ってたけどこれで分かった、マリアさんとサンジェルマンさんはそっくりだわ! やっぱりポンコツだこの人、見た目以上にポンコツだ!!

 

 

「アーシがあんなに舌を噛んだ理由がそれって無いんじゃないの〜!」

 

「これなら普通に賢者の石って言っても良か「ダメよ! そんなの正義の味方が口にしないでしょ」 それはサンジェルマンが勝手に思ってる事なワケだ!」

 

「……こっちが結構色々考えてた時にそんなしょうもない事をしてたのか」

 

「しょうもなくない! 正義の味方が賢者の石って言うより…ラピス·フィロソフィカスって言ったほうがソレっぽいじゃない」

 

「「そんな事知らないわよ(ワケだ!)!」

 

 

 

 

短編その2 ラーメン大好きプレラーティ

 

「じゃあそろそろ昼飯だから尾道に行ってくるわ」

 

「尾道?……そう行ってらっしゃい」

 

「アーシ達のお土産楽しみにしてるから〜ヨロチクビ〜」

 

「おぉ〜買ってこない「ちょっと待つワケだ」どーしたプレラーティ? ちゃんと老眼用のメガネなら買ってく「いやそれはいらない…一つ聞きたい事があるワケだ」

 

 

 どうしたんだ? 何かプレラーティの目が怪しく輝いてるんだが……何かプレラーティが反応するような事言ったっけ?

 

 

「尾道と言ったワケだ」

 

「うん、尾道」

 

「昼飯を食べに行くワケだ」

 

「うん、食べに行くよ」

 

「……まさかラーメンか! 朱華園なのか!!」

 

「いや…めん処みやちだけど?」

 

「クソーー!!! ふざけた事を言うワケだ!! 私も連れて行け!」

 

「プレラーティど、どうしたのよ〜? そんなテンションになっちゃって〜」

 

「そうだ。そんなキャラ崩壊するほどの「サンジェルマンとカリオストロは分かっていないワケだ! めん処みやちは素朴でさっぱりとした塩味の中華そばが有名な店……私は食べたいワケだ!!」そ、そうなの」

 

 

 はぁラーメン好きなのかプレラーティ……だけどなぁ。プレラーティはなぁ〜

 

 

「プレラーティは色々やっちゃってるから外に出せないわ……じゃ!」

 

「くそー待つワケだ! 待つ、離せサンジェルマンとカリオストロ! 私は…私は尾道に……尾道に行くワケだ!!」

 

「プレラーティはここで美味しく食べといてくれ。俺は中華そばとカレー味のヤツ食べとくから」

 

「ふ、ふざけるなー! おい待て…私も、私も連れ」

 

 

 無視してどこでもドアで来たけど……まぁ連れて行けないから仕方ないよな! うん仕方ない、仕方ない…さぁ気持ちを切り替えて、ラーメン屋の前で出会った金髪の女子高生が勧めてくれためんがみやちに行くとしよう!




全く関係のない話ですが…シンフォギアの二次創作で調が主人公のヤツと未来に転生したヤツが面白かったです。あれくらいの文才が欲しい……欲しい!

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