戦姫絶唱しないシンフォギア~転生者と不思議な道具~ 作:高性能脂肪
今日はクリスちゃんの誕生日! 料理が出来る俺と奏の二課ペアと調ちゃんとセレナのF.I.S.ペアが協力してバースデーケーキを作った……がどんなのにしようか悩みまくった結果、知り合いの「ハッピーバースデイ‼」が口癖の欲望大好きおじさんはケーキ作りが得意だったのを思いだし手伝ってもらった
バレないようにプレゼントをみんなに買ってもらったお陰でクリスちゃんも気づいていない。調ちゃんときりちゃんとセレナはプレゼントを買いにいけないからケーキをプレゼントの代わりにして、マリアさんはちゃんとした大人だから要望を聞いて買ってきた。そして……
「誕生日おめでとうデース!」
「私達はプレゼント買えない代わりにケーキを作りました」
「私達からの気持ちです」
「お、お前ら……!」
おっ喜んでる喜んでる! こういうのクリスちゃん好きだからな~……ここまでは成功、問題はプレゼントだな。みんな変な物を買っていないかが心配だけど
「これ私達からのプレゼントだよ!」
「買いに行ってもらったのだけれど、大事にするのよ」
「なかなか選ぶのが大変だったぞ」
「まぁ翼のはアタシと一緒に選んだから安心してくれ、ほいプレゼント」
「さびしい時はこれを私達だと思ってね!」
「こ、こんな可愛いぬいぐるみ。アタシ似合わねーよ!」
未来ちゃんは熊、マリアさんは要望通りの兎、翼ちゃんは柴犬、奏は鶏、響ちゃんは二羽のひよこ……みんなバラバラに買ってるはずなのにぬいぐるみを買ってきている。やっぱりそうなるよな! クリスちゃんのプレゼントならぬいぐるみになるよな~クリスちゃんはあぁ言ってるけど喜んでるのが顔に出てるのが可愛いなぁ
「じゃあ俺からもプレゼント!……だけどこの正方形の箱か縦長の箱、どっちがいい?」
「こういうのは小さい方が良いっていうのが相場なんだよ。だからアタシは小さい方だな……それにしても縦長の方はアタシ位の大きさあるじゃねぇか」
「正方形ね…………じゃあどうぞ!」
俺が開けた正方形の箱の中にはクリスちゃんの好きな……
「あんパンじゃねぇ……ってこれあんパンの形をしたぬいぐるみじゃねぇか!」
「いやクリスちゃんあんパン好きでしょ? だからぬいぐるみオーブンとあんパンをビックライトで大きくして、ぬいぐるみコートとつめものでなんやかんやして~の…ぬいぐるみオーブンでどーだこーだして作った、あんパンのぬいぐるみ」
「いや嫌いじゃねぇけどな……なぁ嫌な予感がするけど、一応…一応! 縦長の方を開けてくれねぇか?」
「クリスちゃん……先に言っておくけど、怒らないでね?」
「怒るかどうかはアタシが決めるから早く開けろよな?」
これはちょっとしたお遊び、そうお遊びなんだ! だからクリスちゃんも分かってくれるはず……一応あれの準備もしておこう
「はいこれが中身だよ!」
「な、なんじゃこりゃー‼‼ こ、これアタシじゃねぇか‼」
「等身大雪音クリスちゃんぬいぐるみもとい抱き枕だよ~許してね(は~と)」
緒川さん特製の睡眠薬で眠ってもらったクリスちゃんにさっきのひみつ道具を使って作ったぬいぐるみ……かなりそっくりだから喜ぶか、それとも怒るかだったけど怒ったね! はっはっは~じゃあ
「よ、よくもこんなの持って……いねぇじゃねえか‼」
ほとぼりがさめるまで石ころぼうしで隠れていたのは自業自得とはいえ仕方ないと思う……その後、そのクリスちゃん抱き枕がどうなったか聞いたところ
「貰ったのを捨てるのはあれだからな、一応ベッドに置いて飾ってんだよ」
といっていたが……響ちゃんがベッドにプレゼントされたぬいぐるみを全部置いて、抱き枕を抱き締めながら寝ているクリスちゃんの写真を見せてくれた。なんだかんだ喜んでくれているようで良かった~巨乳に抱きついて眠る巨乳のじゃあい見れて良かった良かった!