戦姫絶唱しないシンフォギア~転生者と不思議な道具~ 作:高性能脂肪
後遅れたので……短編もつけてみました!
「調ロボが一人でかわいそう?」
「そうデス…私たちがいない時はひとりぼっちなのでかわいそうなのデス!」
「…………切ちゃん達なら悪用はしないか? でも何かあったらあれだし、いや試してもいいか……」
「どうしたデスか? 何か呟いてるのデスが」
休憩室で切ちゃんに話しかけられたから何かと思ったら、前に直った調ロボがひとりぼっちでかわいそうだから何とかできないか? という頼みだった……簡単な解決方法はあるがやっていいのか? 万が一アレがバレたらMIKUSANが何をするか分からないけど…でも後輩から奪うような事は流石にしないはずだからやってみるか
「どこでもドア出したから調ロボ連れてきてくれる?」
「分かったデス! 調ロボこっちにくるデ~ス、いい子いい子なのデスよ……連れてきたデス!」
「よしそれじゃあ……このミニドラを貸してあげよう!」
「ドラ~」
「シラ~」
「おおー! 調ロボと早速遊んでるデスよ」
「思ったよりいい感じで良かった~けど……」
良かったのは間違いないけど……ミニドラと調ロボの質感が違うからぶつかったときミニドラが痛そうだったのが気になる。気のせいかも知れないけど調ロボも気にしているような感じもした……ミニドラを渡して終わり、というのはOTONA見習いがやっていいのか? やってはいけない!
「切ちゃん、調ロボ借りても良いかな?」
「別に構わないデスが……一日デスか?」
「ちょっとね……そのかわりにミニドラを貸すから、ね!」
というわけで調ロボを借りて了子さんの研究室に入った。自分で改造してもいいけどたまには働いてもらってもいいはず! どうせ研究室で横になってせんべい食べて緑茶飲んでるだけなんイテテテテ!
「弘君? 女性の部屋に穴開けて入ってきたあげく、失礼な事思ったのはどういう事かしら?」
「穴開けてませんー通り抜けフープを使っただけです~失礼な事じゃないです事実でイテテテテ!」
「このアイアンクローで頭蓋骨砕いてもいいのよ……はぁそれで? いったいなんのようなのかしら」
「いや~ちょっとお願いが……」
「なんデスか? 見てほしいものがあるって聞いたのデスが」
「それはね~おいで調ロボ!」
「シララ~」
「デ、デース! 綺麗になってるデスよー」
昨日了子さんに頼んで皮膚に触感に近いゴムで皮膚を、服はぶつかっても痛くないようにゴムでコーティング……その他もろもろのお陰で調ロボはパッと見たらロボには見えなくなった! 異端技術ってスゲーって思った、了子さんも月を砕いただけはあるって思った
「シララ~」
「ドララ~」
「およよ? 何かミニドラがポケットから……タケコプターを出したデス!」
「そ、そんな事したらみ「ひみつ道具!」に、逃げろミニドラ‼」
ヤバイこのままでは響ちゃんが終わる! ミニドラも終わる! というか何処から出てきたんだMIKUSAN、目が怖いぞMIKUSAN、誰か止めてくれMIKUSAN!
「……未来ちゃん何してるのかしら? こんなに可愛い子を怖がらせたらダメじゃない……ほら私の目を見て、私は可愛い物が好きなの、好きな物に害が及ぶような事になると嫌な気持ちになるのよ分かる? 友里さんごめんなさい……そういう事を言ってほしいんじゃないの、この子可愛いでしょ? 可愛いは正義なの、可愛いは絶対、可愛いは響ちゃんよりパワーがあ……そうよねあるわよね、一緒に可愛い万歳って言って……よく言えました! はぁ可愛いわね~私もこんなに可愛いかったら結婚してたのかしら? マリアさんは結婚できないって嘆いてたけどそれは環境でそうなったのよ、私はそんなのないのに結婚できな……未来ちゃん怖がらないでいいの、未来ちゃんに怒ってるわけじゃないんだから…………」
「…………わ、わたしはなにもみてないデスよ~」
「そうだね~なにもみてないね~ほらミニドラしらべロボがたのしそうにとんでるよ~」
「シララ~!」
「ドララ~!」
ここから短編です!
~アンパンと牛乳~
「へっアタシになんのようだよ?」
「腹減っただろ? ほらアンパンと牛乳だ」
↑
ちょい食べ、ちょい飲み
「こんなんでアタシが心を許すと……ちょっと待て、お前何食べてるんだよ‼」
「何って……アンパンと牛乳だよ」
↑
高級なアンパン、高級な牛乳
「ふざけんな! 普通そっちがアタシだろ、そっちよこせよ‼」
「おい飛びかかってく、イテェ‼」
「弘君大丈……」
「「……あ」」
↑
仰向けに倒れる弘、その上に覆い被さるクリス
「…………取り込み中だったとは、その、すまないな」
↑
帰っていく弦十郎
「ちょっ! ちげぇよ、アタシはそういうつもりじゃ……おいお前も何とか言えよ‼」
「…………優しくしてくれよ」
「ば、バカ! それはアタシが言いたい言葉なんだよ、それを言うんじゃねぇ‼」