戦姫絶唱しないシンフォギア~転生者と不思議な道具~ 作:高性能脂肪
次回からはリクエストの方を沢山頂きましたのでそちらの方を書いていこうと思います……もしくは頭に浮かんでしまったいくつかの短篇をまとめた物を書こうかと思います
「これで最後……多分きっと最後だ。最後はサンジェルマンさんだから大丈夫、仮雄太郎とは違うから大丈夫!」
「ちょっとアーシの事を仮雄太郎って呼ばなかった! アーシはピチピチの巨乳のオ・ン・ナよ」
「ピチピチって古くさ「あ゛?」デデース! マリア怖いデスよー」
「ちょっと切歌を怖がらせないでちょうだい!」
マリアさんがオカン化してる、完全に調ちゃんと切歌ちゃんのオカンになってる! ここまでオカンになってるのなら……三者面談とか授業参観にこっそり行ってそうだ。じゃなくて! 最後はサンジェルマンさんだ、これで最後のはず……カリオストロと違って変な子にはなっていないはず
「……こんにちは、平行世界のお母さん、お父さん。娘です」
「……見れば分かるわ、貴女は平行世界の私の娘ね」
「あぁ見るからにそうだな。このマトモな感じ……サンジェルマンさんとの娘だ、安心できる」
「あの~その言い方だと私たちの時は安心出来なかった事になるんですけど」
「そうです、私達の時も安心出来たはずですよ」
「黙れSAKIMORI、子供への心配を一番大きくさせた要因の奴が何を言う」
「……平行世界といってもお父さんはお父さんだね」
「その言い方だとあんまり変わりはないようだけど……どんな感じそっちの俺とかって?」
「お父さんとお母さんは周りの人達を説得して回ってようやく結婚出来たって話してて、それがあってか何時も一緒で仲が良くて」
「仲が良いのはいいじゃねぇか」
「買い物も一緒」
「私もきりちゃんと一緒に買い物してる」
「ベッドも一緒」
「あぁー私も未来と一緒に入ってるよ」
「お風呂も一緒」
「あらふつ……今なんて言ったかしら? お風呂って聞こえたけれど」
「……お風呂も一緒」
「何故私を見る! これは平行世界での話であって私ではない」
「そうだ! これはうらや……平行世界の話だ、この世界に関係ない‼」
「とか言っちゃってるけどサンジェルマン~ちょっと赤くなってる~」
「サンジェルマン…少し想像したワケだ」
おいバカ、そんなにおちょくるな! サンジェルマンさんの顔を見ろ……違う意味で赤くなってるぞ、これはあれだ…恥ずかしさと怒りでヤバイぞ‼
「カリオストロ、プレラーティ……付けなおしても良いのかしら?」
「「サーセンした‼」」
「デ、デデ、デデデデデデース‼」
「き、切歌落ち着きなさい! ちょっと多感な年頃の切歌に聞こえるように言わないでちょうだい‼」
「ご、ごめんなさい……」
「後お母さんは良く私に……初恋は実らないって言うけどそうでもないのよって言ってるけど、こっ「静かに元の世界に戻りなさい」……それじゃあまたねお母さん、お父さん」
あっサンジェルマンさんが平行世界の娘を脅した。よく聞こえたけど忘れよう、周りの皆も視線外して忘れようとしてるし……
「ちょっとサンジェルマン~やっぱりそうなんじゃな~い」
「さっきのはやっぱり照れ隠しだったワケだ」
「…………尾てい骨らへんに付けなおすわよ」
「「ほんっとサーセンした‼」」
男から女になって頭のネジ外れかけたんじゃねぇかコイツら? 同じ過ちを短時間で繰り返すって…ともあれ……もうもしもボックスは出てないからこれで終わりのようだし
「よしもう終わりのようだし……訓練する子は訓練、特にやることがない子は部屋から出て、サンジェルマンさん達は部屋に戻って…解散‼」
「あれ弘さん、何処に行くんですか?」
「何処ってトイレだよ、トイレ…じゃ訓練頑張ってね響ちゃん」
「……よし開けるぞ、平行世界の俺からの手紙」
平行世界の響ちゃんとの息子から手渡された平行世界の俺からの手紙。きっとここには俺の疑問を解消する何かが書かれているはず……
そう、そこそこ関係ある未来ちゃんとの子供が来なかった事について
「なになに……
平行世界の俺へ
色々省く……未来ちゃんにもしもボックス、ソノウソホント、魔法辞典…というか現実を書き換えたり、事象をねじ曲げるひみつ道具を貸すな。貸したら響ちゃんを男にして未来ちゃんが響ちゃんとの子供を産む……俺の世界でも、違う平行世界でも、そのまた違う平行世界でもそれが起きてる。これ以上何も起こさないようにしてくれ
大丈夫だ平行世界の俺、そういう事がないひみつ道具しか貸してない……というかそれでか未来ちゃんとの子供が来なかったのは」
平行世界の未来ちゃん、いやMIKUSANヤベェ! 結婚できないなら響を男にすればいいじゃないって何処のアントワネットだよ、発想がきっと神でも理解できねえわ…………どっかで聞いてたりしないよな?