戦姫絶唱しないシンフォギア~転生者と不思議な道具~ 作:高性能脂肪
フロンティア事変………確か藤尭さんがあの怪獣の事をラギュ・オ・ラギュラとか言ってたからそうなんだろう奴F.I.S.所属のマリアさん達と響ちゃん達の協力で倒す事ができた。ついでにソロモンの杖を使ってノイズ達のいる空間でラギュ・オ・ラギュラを爆破させたから、これからノイズによる被害はないはず………ノイズを作れる存在がいない限りだけど
まぁフロンティア事変が終わって、とりあえずマリアさん達を二課で身柄を預かってる間に俺が………ちょっと本気を出し今回の事変で起こったアメリカの悪行及び大統領が隠している事を大統領に直接話して…マリアさん達を二課所属にして干渉しないようにしてもらった。たかがホワイトハウスにいた大統領以外の人間に眠ってもらって、全ての軍事施設を掌握しただけなのにあんなに化物を見るような目で見るなんて………まったく偉大な初期の9人の大統領を見習ってほしいな。あの人達は目の前でひみつ道具を使った時、何も聞かずにお礼を言ってくれたり、ほぉ未来ではそんな道具が…とかやったOTONAだったのに
いやそんな事じゃなくて………今身柄を預かっていて外には出られないマリアさん達の為に響ちゃん達3人と奏、未来ちゃんとセレナでドーナッツを持っていったんだけど……翼ちゃんが無自覚でやってくれた。翼ちゃん的には雰囲気が丸くなったというつもりで言っただろうけど、マリアさん達には体が丸くなったという感じに受け取った………翼ちゃんは理解してなかったけど
そして食べることになったけど、飲み物無しじゃあれかなと思って瓶の林檎ジュースを持ってきた………勿論意味もなく買ったわけじゃない! ちゃんと意味はある‼
「飲む前にこのホンワカキャップを付けたいんだけど……」
「えぇ弘さん、別に付けなくても飲めますよ~」
「そうですよ藤本さん……それにそれは何なのですか?」
「これは瓶とかに付けて、その中にある飲み物を飲んだらお酒を飲んだよ「ちょっとそんな危ない物を調達に飲ませないで!」いやだから飲んだよ「まだ未成年なのよ分かってるの!」………奏、ちょっとマリアさんの口塞いでて、うんありがとう。えっと……お酒を飲んだような感じになるんだけど、安心してほしいのはお酒じゃないから未成年が飲んでも大丈夫だよ!」
「はぁ! お酒を飲んだようにってことは酔っ払うんじゃねぇか」
「おっセレナ注いでくれてありがとう………では乾杯!」
「いや人の話聞けよ! ったく飲むけどよ」
………………ふふふ、みんな飲んだな。飲んでないのは俺の雰囲気に気づいた奏とセレナだけか………これでみんながどう思っているか、本音が聞けるってわけよ! さぁ本音を話してみろ、ふはははははー
失敗した、何が失敗したって酔い方は人それぞれだったの忘れてた。そのせいで本音話すんじゃなくてみんなそれぞれ面白い事になってる………これはこれで面白い!
「なによ…なんでわたしだけね~おもしろいひとあつかいなのよ~ヒックわたしはうたひめなのよ~なのになんでヒックどうがでおもしろいことにね…なんでなって、うわ~~ん!」
「なぁ~なぁひろし~ちょっとくらいほめてくれたって~いいじゃねぇか。なぁ~ほめてくれよ~」
「マリアさんは泣いてるし、クリスちゃんは甘えてくるし……はいはいゴロゴロ~」
「弘さんそれ猫の首撫でるみたいですよ……それにマリア姉さんったら……ちょっと行きますね」
あっ本当だ! 気付かなかったけどクリスちゃんを猫を撫でるようにしてたわ……廃墟みたいな所にあんパン持って言ったときから猫っぽいと思ってたけど、知らず知らずのうちにこんな風にしてしまうとはクリスちゃん恐ろしい子! それであっちは……
「えへへ~しらべ~なんだかぽわわ~んとしてきたデス」
「そうだね~ふわふわしてきたねきりちゃん」
「おいかなで~! なんでふじもとさんのちかくで~つばさのそばにきて、きてよ~ねぇきてよ~‼」
「あはは~仕方ないな翼は。んじゃ呼ばれたし行ってくるわ」
「おっ頑張れよ奏~翼ちゃんめんどくさそうだからな」
切ちゃんと調ちゃんは安心できる……きっとこれからも安心枠なんだろう、染まらないでほしい……染めさせる要員がうちにはウジャウジャいるけど! あと翼ちゃん……酔ったらそうなるのか、酔いからさめたときが楽しみだな~うへへ。そして最後にひび…?
「ねぇ~みく~いいでしょ~? ちょっとくらいさわってもなにもならないから~ちょっとだ~け、ちょっとだけだから~」
「ひ、ひびき~だめだよ~~みんないるから、だめだよ~そ、そんなところまでさわらないで~」
「いつも~みくやってきてるのに~~なんでわたしはだめなの~~ねぇ~いいでしょ~~ちょっとだけだから~」
「きゃっ…ひびきだめ、はずかしいよ~~」
響ちゃんと未来ちゃんの立場が逆転してる! えっ酔うとこうなるのか、酔ってない時の未来ちゃんが見たら羨ましさが高まって憎しみの表情を浮かべそうだな……さて、飲むのを止めてから少し経ったからそろそろかな?
「あっあれ? えっセレナ、さっきの見て……ち、違うのよセレナ! あれは酔ってたからよ、だからそ、そんな目で見ないで!」
「………‼ あ、アタシ何やってるんだ! ち、ちがうアタシじゃねぇ、アタシじゃねぇんだ! だからそんな優しい目でアタシをみ、見るなー‼」
「およよ~何だか普通に戻ったデスよ?」
「うん…酔いが覚めたみたいだねきりちゃん」
「はっ! か、奏……さっきのは酔っていたからであって、さ、防人である私があんな事言うわけが……奏そんな優しい目で見ないで! うぅ~やっぱり奏は意地悪だ」
おうおう戻ったな…酔ってないこれでちょっとは話安くなっただろう。あとは響ちゃんと未来ちゃんだけど………
「ね、ねぇ未来。さっきのは酔ってたんだよ? だからそんなに本気に受け止めないでほしいなぁ…なんて」
「……酔っても響なんだよ。その響から求められたんだからOKって事で良いんだよね! ねぇ響、ちょっとだけ触っていいよ……その代わり私はひ、響を堪能あっ鼻血出てきた」
日光東照宮にある三猿を知ってるだろうか? 見ざる、聞かざる、言わざるで有名なアレを。それに当てはめると今回はこうなる
(MIKUSANが襲っているのを)見ざる
(響ちゃんの助けを呼ぶ声を)聞かざる
(被害がこっちにくるような事を)言わざる
つまり俺達がすべき行動はただ一つ
「み、みんな助けってえぇー‼ なんでみんな走ってにげるんですか」
「ちょ、ちょっと待ちなさい! 私達逃げれないのよ」
「そ、そうデス! 私達にはこういうのは早いデスよ」
「そ、そう……せ、せめて誰か助けを呼んでほしい」
すまない……俺達がMIKUSANの前では無力なせいで! でも安心してほしい、ちゃんと対MIKUSANの人材をすぐ呼んでくるから……それまで持ちこたえてほしい‼
その後友里さんを呼んでMIKUSANを何とかしてもらった……あの状態のMIKUSANは友里さんには弱いから、すぐ何時もの未来ちゃんに戻ってくれる。同じ女性で通じるナニかがあるんだろうか? まぁ怖くて聞けないけどな! あっあと響ちゃんに頼むからホンワカキャップを私と未来に使わないでと言われた……あれはそう思っても仕方ないから使わない事にした
「…………次使うとしたら奏とセレナだな」